「銀行の選考って、Webテストの難易度が高そうで不安…」と感じている大学3年生は多いのではないでしょうか。銀行業界は志望者が多く、選考の初期段階でWebテストによる絞り込みが行われるため、ボーダーライン(通過基準)が比較的高い傾向にあると言われています。
ひとくちに銀行といっても、メガバンク・地方銀行・信託銀行では、使われるテストの種類も難易度の体感も少しずつ異なります。同じ「銀行」という括りで対策をまとめてしまうと、志望先ごとの傾向を取りこぼしてしまうことがあります。
この記事では、28卒(現・大学3年生)のあなたに向けて、メガバンクから地銀・信託までのWebテストの難易度・出題傾向・ボーダー目安(編集部推定)を業種内で比較し、早見表の形で整理していきます。2026年の夏はサマーインターンの選考が本番を迎え、秋にかけて早期選考も動き出す時期です。今のうちに銀行のWebテスト対策の全体像をつかんでおきましょう。
- メガバンク・地銀・信託銀行それぞれで使われるWebテストの種類とその特徴
- 業種内で比較した難易度とボーダー目安(編集部推定)の早見表
- 銀行のWebテストで特に狙われやすい出題分野と対策の優先順位
- 2026年夏〜秋のスケジュールを踏まえた、28卒向けの準備の進め方
- 大学3年生(28卒)で、銀行を志望していてWebテストの難易度が気になっている人
- メガバンクと地銀・信託で対策をどう分ければいいか迷っている人
- 限られた時間で、通過率を上げるために効率よく対策したい人
目次[目次を全て表示する]
銀行のWebテストの難易度は業界内でも高め?全体像を押さえよう
まずは「銀行のWebテストは本当に難しいのか」という素朴な疑問から整理します。難易度を左右する要素と、業界全体の傾向を先につかんでおきましょう。
難易度が高いと感じられる理由
銀行のWebテストが「難しい」と語られやすいのは、テスト自体の問題が特別に難解だからというより、応募者数が多くボーダーが高めに設定されがちだからという理由が大きいと考えられます。人気業界ほど同じ点数でも通過しにくくなる、という構造です。
特にメガバンクは毎年多くのエントリーが集まるため、Webテストの段階でかなりの人数が絞られると言われています。問題の難易度そのものは標準的でも、求められる正答率のハードルは相対的に上がりやすいのです。
一方で、これは裏を返せば「基礎をしっかり固めて高い正答率を出せれば通過できる」ということでもあります。奇問・難問を解く力よりも、標準問題を素早く正確に処理する力が問われます。
銀行で使われる主なテスト形式
銀行の選考で使われるテストは、SPI・玉手箱・TG-WEBなどが中心です。特に金融業界では玉手箱が使われるケースが多いとされ、図表の読み取りや計算処理のスピードが重視される傾向があります。
テスト形式によって出題の癖が異なるため、志望する銀行がどの形式を採用しているかを早めに把握することが、対策の効率を大きく左右します。同じ「Webテスト対策」でもSPIと玉手箱では準備の中身が変わります。
難易度を測る3つのものさし
難易度を比較するときは、「問題そのものの難しさ」「制限時間の厳しさ」「ボーダーの高さ」という3つの軸で見ると整理しやすくなります。銀行の場合、問題は標準的でも時間とボーダーが厳しめ、という評価になりやすいです。
この記事でも、この3つのものさしを意識しながら、メガバンク・地銀・信託を比較していきます。自分がどの軸を苦手にしているかを知ることが、対策の第一歩です。
たとえば「問題は解けるのに点が伸びない」なら時間配分、「見たことのない形式で戸惑う」なら形式慣れが課題です。同じ「難しい」でも原因が違えば打ち手も変わるため、まずは自分がどこでつまずくのかを見極めましょう。
銀行のWebテストで手応えが悪かったという声の多くは、問題が解けなかったというより「時間内に解ききれなかった」というものです。1問あたりに使える時間はおおむね数十秒〜1分程度が目安(編集部推定)とされ、スピードが合否を分けます。
メガバンクのWebテスト傾向とボーダー目安
ここからは業種別に見ていきます。まずは志望者が最も多く、ボーダーも高めとされるメガバンク(都市銀行)の傾向を確認しましょう。
メガバンクで使われやすいテスト形式
メガバンクでは玉手箱やSPIが使われるケースが多いとされています。玉手箱では、四則逆算・図表の読み取り・表の空欄推測といった計数分野が短い制限時間で連続して出題されるのが特徴です。
言語分野では、長文を読んで趣旨に合致するかを判定する形式が出やすく、限られた時間で大意をつかむ力が問われます。英語が課される場合もあり、志望度が高いなら早めに触れておくと安心です。
ボーダー目安と通過のイメージ(編集部推定)
メガバンクのWebテストのボーダーは、正答率でおおむね7割前後が一つの目安(編集部推定)とされることが多いです。ただしこれは年度や職種によって変動し、公式に公表されている数値ではないため、あくまで参考として捉えてください。
重要なのは、具体的な点数を追いかけることよりも「取りこぼしを減らす」姿勢です。標準的な問題を確実に得点し、難問に時間を溶かさない判断ができれば、ボーダー突破の可能性は十分に高まります。
また、Webテストの結果は面接の参考資料として使われることもあると言われており、通過して終わりではなく、その後の選考にも影響しうる点は意識しておきたいところです。
メガバンクは受検者が非常に多いため、同じ正答率でも年度によって通過ラインが上下しやすいと考えられます。だからこそ「今年は何割で通る」と点数を追うより、常に高い正答率を安定して出せる状態を作っておくことが結果的に近道になります。
メガバンク志望者が優先すべき対策
メガバンクを本命にするなら、計数の処理スピードを最優先で鍛えるのがおすすめです。特に玉手箱形式の図表読み取りは、慣れるほど解答時間が短くなるため、反復練習の効果が出やすい分野です。
2026年の夏はサマーインターンの選考が本格化する時期です。インターンの選考でもWebテストが課されることがあるため、この夏の対策がそのまま秋以降の早期選考・本選考にもつながっていきます。
メガバンク専用の特殊な問題が出るわけではありません。使われるのは一般的なWebテスト形式です。特別な裏技を探すより、標準的な問題集を繰り返し、時間内に正確に解く練習を積むほうが確実です。
地方銀行のWebテスト傾向と特徴
次に、地域に根ざした採用を行う地方銀行の傾向を見ていきます。メガバンクとは志望動機や求められる人物像が異なる分、テストの位置づけも少し変わってきます。
地銀で使われやすいテスト形式
地方銀行でもSPIや玉手箱が使われることが多いですが、地銀によって採用するテストはさまざまです。テストセンター方式で受験する場合もあれば、自宅受験型のWebテストの場合もあります。
地銀は志望者数がメガバンクほど極端に多くないケースもあるため、ボーダーの体感はメガバンクより穏やかになることがあると考えられます。ただし人気の地銀では倍率が高く、油断はできません。
ボーダー目安と地域性(編集部推定)
地方銀行のボーダーは、正答率でおおむね6割前後が一つの目安(編集部推定)とされることがあります。ただし地域トップクラスの人気地銀ではメガバンク並みに高くなることもあり、志望先ごとの見極めが必要です。
地銀では、Webテストの点数だけでなく「その地域で長く働きたいか」という志望の一貫性も重視される傾向があります。テスト対策と並行して、なぜその地域・その銀行なのかを言語化しておくと選考全体で有利になります。
数値はいずれも公表されたものではなく、年度や職種で変動します。目安として活用し、実際の対策は「基礎を確実に」を軸に据えるのが安全です。
地銀志望者が意識したいポイント
地銀を志望する場合、複数の地銀を併願することも多いため、テスト形式が異なる可能性を想定して、SPIと玉手箱の両方に触れておくと対応しやすくなります。汎用的な問題集を1冊やり込む形で十分カバーできます。
また、地銀はメガバンクに比べて自宅受験型のWebテストが用いられる場面もあると言われています。自宅受験は集中できる環境を自分で整える必要があるため、静かな場所と電卓・メモ用紙を事前に準備しておくと、本来の実力を出しやすくなります。
また、地銀はエントリーの締切やインターンの時期が銀行ごとにばらつくことがあります。2026年の秋(9〜11月頃が目安)に向けて、志望先ごとのスケジュールを早めに整理しておきましょう。
信託銀行のWebテスト傾向と難易度
三つ目のグループとして、資産運用や不動産・相続など専門性の高い業務を担う信託銀行の傾向を確認します。総合職では高い基礎学力が求められやすい点が特徴です。
信託銀行で使われやすいテスト形式
信託銀行でも玉手箱やSPIが使われるケースが多いとされます。信託は専門性が高く、総合職の採用人数がメガバンクほど多くないため、選考の各段階での基準は高めになりやすいと考えられます。
計数・言語の基礎に加えて、英語や性格検査の比重が相対的に大きく感じられる場面もあります。性格検査では、金融の仕事に対する誠実さ・慎重さといった資質との相性が見られると言われています。
ボーダー目安と求められる資質(編集部推定)
信託銀行のボーダーは、正答率でおおむね7割前後が一つの目安(編集部推定)とされることがあります。採用枠が絞られる分、Webテストの段階でしっかり点を取っておきたい業種です。
信託の仕事は顧客の大切な資産を扱うため、ミスの少なさや正確さが重視されます。Webテストでも、スピードだけでなく「取れる問題を確実に取る」正確性が、結果として通過率を押し上げます。
これらの数値も公式のものではなく編集部の推定です。志望度が高いほど、早い段階から計数の正確性を高める練習を積んでおくと安心につながります。
信託銀行に限らず、銀行の性格検査では回答の一貫性が見られると言われています。良く見せようと矛盾した回答をすると信頼性を疑われることがあります。自分らしさを保ちつつ、慎重さや誠実さが伝わる回答を心がけましょう。
メガバンク・地銀・信託のWebテスト難易度を早見表で比較
ここまでの内容を、業種内で横並びに比較できるよう早見表にまとめます。難易度・出題テスト・ボーダー目安を一目で確認して、自分の志望先の位置づけをつかみましょう。
難易度・出題傾向・ボーダーの比較表
下の表は、各業種の傾向を編集部が整理した早見表です。テストの種類や数値はいずれも目安であり、企業・年度によって変わる点にご注意ください。
| 業種 | 使われやすいテスト | 難易度体感(編集部推定) | ボーダー目安(編集部推定) | 特に見られる分野 |
|---|---|---|---|---|
| メガバンク | 玉手箱・SPI(英語ありも) | 高め | 正答率7割前後 | 計数の処理スピード |
| 地方銀行 | SPI・玉手箱(形式は行により差) | 中〜やや高め | 正答率6割前後 | 基礎学力+志望の一貫性 |
| 信託銀行 | 玉手箱・SPI(英語・性格検査重め) | 高め | 正答率7割前後 | 正確性・性格検査の適性 |
この表から見えるのは、「銀行はどこも計数の基礎が土台になる」という共通点です。業種ごとの違いは、ボーダーの高さと英語・性格検査の比重に表れると捉えると整理しやすくなります。
早見表の使い方
まず自分の第一志望がどの列に当たるかを確認し、その列で「特に見られる分野」に挙げた項目から対策を始めるのが効率的です。併願先が複数業種にまたがる場合は、共通する計数の基礎を最優先にしましょう。
数値はあくまで目安であり、実際の合否は面接やエントリーシートも含めた総合評価で決まります。Webテストは「土俵に上がるための関門」と位置づけ、確実に越えることを目標にしてください。
銀行のWebテストで狙われやすい出題分野と対策
業種比較を踏まえて、次は具体的にどの分野を鍛えるべきかを掘り下げます。銀行に共通して重要度が高い分野を優先順位とともに整理します。
計数:図表読み取りと四則逆算
金融業界で頻出とされる玉手箱形式では、図表の読み取りと四則逆算が中心です。数字を素早く正確に処理する力が問われ、電卓の使用が前提となる場合もあります。日頃から桁の大きい計算に慣れておくと有利です。
この分野は、同じ形式の問題を繰り返すほど解答時間が短くなり、得点が安定します。銀行志望なら、まずここに最も時間を割くのが得策です。1日数十問でも継続すると効果が出やすい分野です。
計数は「解き方を覚える」より「手が勝手に動く」状態まで反復するのがコツです。図表のどこを見れば答えにたどり着けるかが瞬時に判断できるようになれば、制限時間の厳しい銀行のWebテストでも余裕を持って臨めます。
言語:長文の趣旨判定
言語分野では、長文を読んで内容と合致するかを判断する設問が出やすいです。全文を精読する時間はないため、設問を先に読み、必要な情報を探しに行く読み方に慣れておくと時間を節約できます。
金融の文章は硬めの内容が題材になることもありますが、問われるのはあくまで読解の正確さです。特別な金融知識がなくても、論理的に読み取れれば得点できます。
英語・性格検査への備え
メガバンクや信託では英語が課されることもあります。頻出は長文読解や語彙で、短時間でも毎日英語に触れておくと感覚が鈍りません。性格検査は、正直さと一貫性を保つことが基本方針です。
英語は一夜漬けが効きにくい分野のため、志望度が高いなら2026年夏の早い段階から少しずつ慣らしておくのがおすすめです。1日数問でも継続すれば、秋の選考が本格化する頃には読むスピードが上がっています。
性格検査は対策そのものより、事前に自己分析を済ませておくことが結局は最良の準備になります。自分の価値観がはっきりしていれば、設問への回答も自然と一貫し、金融の仕事への適性も伝わりやすくなります。
自宅受験型のWebテストでも、替え玉受験や解答集への依存はリスクが非常に大きい行為です。発覚すれば内定取り消しにつながることもあります。実力で通過することが、その後の面接での自信にも直結します。
2026年夏〜秋、28卒が今からやるべき準備スケジュール
最後に時期感を踏まえた行動計画です。2026年7〜8月の今、大学3年生のあなたが何から手をつけるべきかを具体的に示します。
今(2026年夏)やること
この夏はサマーインターンの選考が本番です。インターン選考でWebテストが課される銀行もあるため、まずは1冊の問題集を使って計数・言語の基礎を一巡させましょう。夏の練習が、そのまま秋以降の本番の土台になります。
この時期に自分の苦手分野を洗い出しておくことが重要です。図表読み取りが遅いのか、言語の趣旨判定でミスするのか、傾向を把握しておくと秋以降の対策が的確になります。
秋(2026年9〜11月頃が目安)にやること
秋になると秋・冬インターンの応募が本格化し、早期選考も動き出す銀行が出てきます。この段階では、志望する銀行のテスト形式を調べ、SPIか玉手箱かに応じて実戦形式の練習に移りましょう。
本命の銀行が英語を課す場合は、この時期から英語の演習も並行します。時間を計って本番同様に解く練習を重ねると、当日の時間配分の感覚が身につきます。
秋は多くの銀行が同時期に動くため、Webテストの受検が重なりやすい時期でもあります。志望度の高い順に受検の優先順位をつけ、コンディションの良い状態で本命に臨めるよう、スケジュールを逆算して組んでおきましょう。
本選考に向けた仕上げ
冬から春の本選考に向けては、これまでの練習で見つけた苦手分野の総ざらいを行います。ボーダーが高いメガバンク・信託志望なら、正答率をあと一段引き上げる意識で仕上げましょう。
Webテストは早く始めた人ほど有利になりやすい関門です。今の時期から少しずつ積み上げておけば、本番で慌てることなく実力を発揮できます。
まとめ:銀行のWebテストは基礎の徹底で越えられる
ここまで、メガバンク・地方銀行・信託銀行のWebテストの難易度と傾向を業種内で比較してきました。最後に要点を振り返ります。
銀行のWebテストは「問題が特別に難しい」というより、志望者が多くボーダーが高め・制限時間が厳しめだからこそ難しく感じられます。メガバンクと信託はボーダーが高め、地銀は中〜やや高めという目安(編集部推定)が一つの見取り図になります。
いずれの業種でも土台になるのは計数の処理スピードと正確性です。玉手箱形式の図表読み取りと四則逆算を軸に、言語の趣旨判定、必要に応じて英語・性格検査へと対策を広げていけば、業種ごとの違いにも対応できます。
2026年夏の今はサマーインターン選考の真っただ中で、秋にかけて早期選考も動き出します。大学3年生(28卒)のあなたが今から基礎を固めておけば、銀行のWebテストは十分に越えられる関門です。早めの一歩を踏み出して、志望する銀行の選考を有利に進めていきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート










