玉手箱採用企業一覧!業界別の有名企業と対策法を完全網羅

玉手箱採用企業一覧!業界別の有名企業と対策法を完全網羅

就職活動で出題される適性検査の中でも、玉手箱はSPIに次いで多くの大手企業が導入しているWebテストとして知られています。

玉手箱は日本SHL社が開発・提供する適性検査で、とくに大手金融・大手商社・コンサル・メーカーでの採用が目立つテストです。

志望企業が玉手箱を採用しているかどうかは、計数・言語・英語の独特な形式に慣れる時間を確保するうえで非常に重要な情報となります。

この記事では、玉手箱を採用している業界別の有名企業を一覧で紹介し、選考データから効率的な対策法までを完全網羅で解説します。

この記事を読んでわかること
  • 玉手箱の基本情報と4分野の出題形式
  • 玉手箱を採用している業界別の有名企業一覧
  • 大手企業の玉手箱ボーダーと通過率の目安
  • 志望企業に合わせた玉手箱対策の進め方
この記事をおすすめしたい人
  • 志望企業が玉手箱を採用しているか確認したい人
  • 業界別に玉手箱採用企業を一気に把握したい人
  • 大手金融・商社・コンサルの玉手箱選考データを知りたい人
  • 志望企業に合わせて効率よく玉手箱対策を進めたい人

玉手箱とは?基本情報と特徴

玉手箱は、日本SHL社が開発・提供する自宅受検型Webテストとして国内でもっとも普及している適性検査の一つです。能力検査と性格検査で構成され、独特の出題形式が特徴となります。

玉手箱の概要と開発元

玉手箱は、日本SHL社が開発・提供している自宅受検型の適性検査です。

SHLグループは英国発祥の人材アセスメント企業で、世界150カ国以上で適性検査を提供しているグローバル企業として知られています。

日本国内では大手金融・大手商社・大手コンサル・大手メーカーを中心に幅広く導入されており、SPIに次ぐ採用シェアを持つテストとなっています。

就活生にとっては、大手志望であればSPIと並んで必ず対策しておきたいWebテストの代表格です。

能力検査と性格検査の2構成になっており、能力検査では計数・言語・英語の3科目が出題されます。

性格検査ではOPQと呼ばれる質問項目に答えることで、応募者のパーソナリティを多角的に分析する仕組みです。

玉手箱の出題科目と試験時間

玉手箱の能力検査は、計数・言語・英語の3分野で構成されています。

計数では「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄推測」の3形式があり、企業によって出題形式が指定されます。

言語では「論理的読解(GAB形式)」「趣旨判定(IMAGES形式)」「趣旨把握」の3形式があり、長文に対する論理的読解力が問われます。

英語では「論理的読解」「長文読解」の2形式があり、長文の内容理解と論理的判断力が問われる構成です。

試験時間は科目ごとに異なり、計数は9〜35分、言語は10〜32分、英語は10分が標準的な構成となっています。

もっとも大きな特徴は、同一形式の問題が連続して出題される点で、1問あたりの解答時間が極端に短いため、解法パターンの瞬発力が得点を左右します。

玉手箱が広く採用されている理由

玉手箱が多くの大手企業に採用される理由は、自宅受検型での実施効率と難易度の高さにあります。

自宅のPCから受検可能なため、応募者を会場に集める必要がなく、企業側の運用負荷を最小化できます。

また、計数の図表読み取りや言語の論理的読解は短時間で大量の情報を処理する能力を測れるため、コンサル・金融・商社といった情報処理力が重視される業界で重宝されます。

応募者側にとっては自宅受検のため移動コストはかかりませんが、電卓使用可・1問あたりの時間が短いという特性から、十分な事前対策が不可欠です。

こうした「企業にとって運用が楽で応募者の処理能力を可視化できる」という性質が、玉手箱が大手企業の標準テストとして広く採用されている理由といえます。

玉手箱を採用している企業の特徴

玉手箱採用企業には共通する傾向があります。ここでは業界傾向、企業側のメリット、規模・知名度の観点から玉手箱採用企業の特徴を整理します。

玉手箱採用企業の業界傾向

玉手箱を採用している企業は、大手金融・大手商社・大手コンサル・大手メーカーに集中しているのが特徴です。

とくにメガバンク・大手証券・大手損保・大手生保といった金融業界では、玉手箱が事実上の標準テストとして定着しています。

金融業界では三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のメガバンク3行すべてが玉手箱を採用しています。

コンサル業界ではアクセンチュア・ベイカレントコンサルティング・EYストラテジー・アンド・コンサルティング・KPMGコンサルティングといった大手ファームが玉手箱を導入しています。

メーカー業界では日立製作所・三菱電機・富士通・NECといった大手電機メーカーが中心です。

このように、玉手箱は「大手・高難度企業の標準テスト」として広く採用されています。

玉手箱を選ぶ企業側のメリット

企業が玉手箱を採用する最大のメリットは、自宅受検型で大量の応募者を短時間でスクリーニングできる点にあります。

計数・言語・英語の3科目を通じて、応募者の情報処理スピードと論理的思考力の最低ラインを効率よく確認できます。

1問あたりの解答時間が短いため、付け焼き刃の対策では高得点を取れず、地頭の良さと事前準備の質が結果に反映されやすい構造です。

また、長年の運用実績で蓄積されたデータと比較することで、コンサルや金融といった情報処理力が問われる職種への適性を高精度で判定できます。

応募者数が極めて多い大手金融・大手商社では、選考初期の足切りツールとして玉手箱を重視する傾向が強くなります。

結果として、書類選考と並ぶ第一関門として位置づけている企業が多いのが現状です。

採用企業の規模・知名度の傾向

玉手箱は、就職人気ランキング上位の大手企業での導入率が高いのが特徴です。

とくに応募倍率が極めて高く、効率よく応募者を絞り込む必要がある人気企業ほど玉手箱を導入する傾向があります。

たとえば、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・野村證券・大和証券といった金融大手はそろって玉手箱採用企業です。

商社では丸紅・双日・阪和興業といった大手総合商社・専門商社が玉手箱を活用しています。

コンサル業界ではアクセンチュア・ベイカレント・EYストラテジー・KPMGコンサルといった大手戦略・総合系コンサルがそろって玉手箱を採用しています。

そのため、「大手金融・コンサル・商社志望なら必須の対策テスト」と認識して準備するのが基本戦略となります。

【業界別】玉手箱採用企業一覧

ここでは、本サイトで把握している玉手箱採用企業を業界別に整理して紹介します。志望企業がリストにあるか確認しながら、対策の優先順位を考えてみましょう。

金融・保険業界の採用企業

金融・保険業界は、玉手箱採用企業がもっとも集中する業界です。

メガバンク・大手証券・大手損保・大手生保・信託銀行・政府系金融まで、業界全体で玉手箱が事実上の標準テストとなっています。

本サイトで把握している金融・保険業界の玉手箱採用企業は以下のとおりです。

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・みずほフィナンシャルグループ・三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・りそなホールディングス・農林中央金庫・かんぽ生命保険

証券・資産運用ではこちらの企業が玉手箱を採用しています。

野村證券・大和証券・SMBC日興証券・みずほ証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・野村アセットマネジメント

損害保険・生命保険ではこちらの大手企業が玉手箱採用企業として並びます。

東京海上日動火災保険・三井住友海上火災保険・損害保険ジャパン・あいおいニッセイ同和損保・SOMPOホールディングス・ソニー生命保険・アフラック生命保険

とくにメガバンク3行(三菱UFJ・三井住友・みずほ)と日系大手証券5社、3メガ損保はそろって玉手箱を採用しており、金融業界志望者は確実に対策しておく必要があります。

信託銀行・系統金融ではりそなHD・三井住友信託・三菱UFJ信託・農林中央金庫が玉手箱採用企業として並び、金融業界全体の主要プレイヤーがほぼ網羅されています。

商社・コンサル業界の採用企業

商社・コンサル業界では、大手戦略コンサル・大手総合コンサル・大手総合商社が玉手箱を採用しています。

五大商社のうち丸紅は玉手箱、その他三井物産・三菱商事・住友商事・伊藤忠商事は玉手箱またはC-GABなど派生テストの採用が多く、商社志望者にとっては必須対策となります。

本サイトで把握している商社・コンサル業界の玉手箱採用企業は以下のとおりです。

丸紅・双日・阪和興業・伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)・アクセンチュア・ベイカレントコンサルティング・EYストラテジー・アンド・コンサルティング・KPMGコンサルティング・Strategy&

外資戦略コンサル系ではStrategy&(PwCコンサルティング戦略部門)が玉手箱採用企業のひとつで、戦略コンサル志望者にも重要な対策テストです。

総合コンサル・IT系コンサルではアクセンチュア・ベイカレントコンサルティング・KPMGコンサルティングといった大手ファームが並びます。

総合商社の丸紅、専門商社の阪和興業、IT系商社の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)といった商社の主要プレイヤーが玉手箱を選考で活用しています。

準大手総合商社の双日も玉手箱採用企業で、五大商社・準大手商社志望者にとっては避けて通れない対策となります。

大手会計系コンサルではEYストラテジー・アンド・コンサルティング・KPMGコンサルティングが玉手箱を導入しており、Big4系コンサル志望のターゲットにも含まれます。

メーカー・製造業界の採用企業

メーカー・製造業界は、大手電機・大手化学・大手製薬・大手消費財メーカーで玉手箱の採用が目立つ業界です。

電機・化学・素材・製薬・食品・消費財まで、業界横断で玉手箱の存在感が大きくなっています。

本サイトで把握しているメーカー・製造業界の玉手箱採用企業は以下のとおりです。

日立製作所・三菱電機・富士通・NEC・シャープ・オリンパス・テルモ・任天堂・コナミグループ

化学・素材分野ではこちらの企業が玉手箱を採用しています。

三菱ケミカル・旭化成・東レ・AGC・日本製鉄・住友林業

製薬・ヘルスケア分野ではこちらの大手企業が玉手箱採用企業として並びます。

武田薬品工業・第一三共・テルモ・オリンパス

消費財・食品・化粧品分野ではこちらの有名企業が玉手箱を導入しています。

資生堂・コーセー・ユニ・チャーム・サッポロビール・スズキ

電機・IT機器業界では日立製作所・三菱電機・富士通・NEC・シャープといった日本の総合電機メーカーがそろって玉手箱採用企業となっており、電機・IT機器志望者は必須対策です。

化粧品業界では資生堂とコーセーの国内2強がそろって玉手箱を採用しており、化粧品メーカー志望者にとってもっとも重要な対策テストとなります。

製薬業界では武田薬品工業・第一三共といった国内製薬大手が玉手箱を採用し、医療機器ではテルモ・オリンパスが該当します。

素材・化学業界では三菱ケミカル・旭化成・東レ・AGC・日本製鉄・住友林業など、業界トップクラスの企業群が玉手箱で応募者を絞り込んでいます。

玩具・エンタメ業界では任天堂・コナミグループがそろって玉手箱採用企業で、ゲーム業界志望者にとっても重要な選考テストです。

IT・通信業界の採用企業

IT・通信業界では、大手通信キャリア・大手Web系・大手SIerを中心に玉手箱が採用されています。

外資系IT・国内大手Web企業・通信キャリアまで、業界横断で玉手箱の採用が見られます。

本サイトで把握しているIT・通信業界の玉手箱採用企業は以下のとおりです。

NTTドコモ・ソフトバンク・楽天グループ・日本IBM・サイバーエージェント・DeNA・KADOKAWA

大手通信キャリアではNTTドコモ・ソフトバンクといった国内最大級のキャリアが玉手箱を採用しています。

Web系・メガベンチャーでは楽天グループ・サイバーエージェント・DeNAといった有名企業が玉手箱採用企業として並びます。

外資系IT・SIerでは日本IBMが代表的な玉手箱採用企業で、外資IT志望者にとっても重要な対策テストです。

メディア・出版系ではKADOKAWAが玉手箱を採用しており、出版・エンタメ業界志望者の選考対策にも含まれます。

Web系志望者の場合、サイバーエージェント・DeNA・楽天グループといった国内メガベンチャー大手がそろって玉手箱を採用しているため、IT・Web志望でも玉手箱対策は欠かせません。

NTTドコモは2026年以降も玉手箱を継続して採用する方針とされ、通信業界志望者の最重要対策テストのひとつとなっています。

その他業界(小売・物流・インフラ等)の採用企業

その他業界では、大手不動産・大手小売・大手航空・大手海運・大手メディアといった生活関連・社会インフラ系企業が玉手箱を採用しています。

とくに大手不動産・百貨店・運輸・テレビ局・新聞通信社といった就職人気ランキング上位の業界では玉手箱の採用が目立ちます。

本サイトで把握しているその他業界の玉手箱採用企業は以下のとおりです。

三菱地所・東急・野村不動産・ニトリホールディングス・セブン&アイ・ホールディングス・Jフロントリテイリング・三越伊勢丹

運輸・航空・海運業界ではこちらの大手企業が玉手箱採用企業として並びます。

JAL・ANA・川崎汽船

メディア・広告・出版分野ではこちらの有名企業が玉手箱を導入しています。

博報堂・日本テレビ・TBS・テレビ朝日・テレビ東京・NHK(日本放送協会)・松竹

インフラ・エネルギー分野では関西電力が代表的な玉手箱採用企業として並びます。

建設・印刷分野では凸版印刷(TOPPANグループ)・住友林業も玉手箱採用企業で、印刷・住宅志望者の選考対策にも含まれます。

不動産業界では三菱地所・野村不動産・東急といった業界大手が玉手箱を採用しており、デベロッパー志望者は必須対策です。

小売・百貨店業界ではセブン&アイ・Jフロントリテイリング・三越伊勢丹・ニトリホールディングスがそろって玉手箱採用企業となっています。

航空業界ではJAL・ANAの2大エアラインがともに玉手箱を採用しており、エアライン志望者は確実に対策しておく必要があります。

メディア業界では民放キー局(日本テレビ・TBS・テレビ朝日・テレビ東京)と公共放送のNHKがそろって玉手箱を採用しており、マスコミ志望者の中核対策テストとなっています。

広告業界では博報堂が玉手箱採用企業として並び、就職人気ランキング上位の広告業界志望者にとっても重要な選考テストです。

業界別玉手箱採用企業数の傾向

本サイトで把握している玉手箱採用企業は80社以上。最多は金融・保険業界、次いでメーカー・製造、その他業界(メディア・不動産・小売・運輸・インフラ)、商社・コンサル、IT・通信の順です。大手金融・大手コンサル・大手商社志望の就活生はSPIと並行して必ず対策しておくべきテストといえます。

大手・有名企業の玉手箱選考データ

ここでは、大手企業を受ける際に押さえておきたい玉手箱のボーダー目安、通過率の傾向、スコア有効期限のルールについて解説します。

大手企業の玉手箱ボーダー目安

大手企業の玉手箱ボーダーは、正答率7〜8割が目安といわれています。

外資系投資銀行や戦略コンサル、メガバンク・大手証券では、8割以上の正答率が求められるケースもあります。

たとえば三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行といったメガバンク、野村證券・大和証券といった大手証券では、ボーダーは高水準で設定されている傾向です。

大手総合商社(丸紅・双日など)では、おおむね7〜8割前後が目安と考えられています。

大手コンサル(アクセンチュア・ベイカレント・EYストラテジーなど)では、8割の正答率を狙うのが安全圏といえます。

志望企業が決まったら、同業界の難易度水準を参考に対策の目標スコアを設定しましょう。

大手メーカー(日立製作所・三菱電機・富士通など)のボーダーは7割前後が一般的で、業界の中ではコンサル・金融よりやや穏やかな水準となります。

消費財・食品業界(資生堂・コーセー・ユニ・チャーム・サッポロビールなど)も、応募倍率の高さから7割以上を確保するのが安心です。

不動産業界では、三菱地所・野村不動産・東急といった業界トップ企業で7〜8割が目安とされています。

採用倍率と通過率の傾向

大手企業の玉手箱通過率は、2〜4割程度といわれています。

応募者数が極めて多い大手金融・大手商社では、書類選考と玉手箱で応募者の6〜7割が絞り込まれるケースが一般的です。

とくにメガバンク3行、5大証券、3メガ損保、就職人気ランキング上位の大手企業では、玉手箱通過率が3割を下回ることもあります。

外資系コンサル・外資金融では応募倍率自体が極めて高いため、玉手箱段階で大幅に絞り込まれる傾向にあります。

一方、大手メーカーや大手インフラ系の総合職採用では、玉手箱で極端に厳しい足切りを行う企業は少なく、4〜5割が通過することも珍しくありません。

志望企業の人気度・応募者数を踏まえて、必要なスコア水準を見極めることが対策の出発点となります。

就職人気ランキング上位のJAL・ANA・三菱地所・任天堂といった企業は、書類と玉手箱の両方で大幅に応募者を絞り込みます。

採用人数の少ない外資系コンサル・外資金融では、玉手箱の足切りライン自体が極めて高い水準で設定されているケースもあります。

志望企業の採用実績や応募倍率の傾向を就活サイトでチェックし、必要なスコア水準から逆算した対策プランを立てましょう。

テスト結果の使い回しと有効期限

玉手箱の大きな特徴は、基本的に企業ごとに毎回受検する形式である点です。

SPIのテストセンターのように1度受けたスコアを複数社で使い回す仕組みはなく、応募企業ごとに自宅受検で都度回答する必要があります。

このため、第一志望の企業を受ける前に練習として志望度の低い企業で受検し、本番形式に慣れておく戦略がよく使われます。

ただし、受検結果そのものは企業側に通知されるまで一定期間保管されるケースが多く、同じ企業の他部門への応募では結果が引き継がれることもあります。

また、企業によっては玉手箱と並行してC-GAB(テストセンター版玉手箱)を実施するケースもあり、受検形式の確認が重要です。

志望企業の受検形式を事前に確認し、自宅受検かテストセンター受検かを把握したうえで戦略を立てましょう。

玉手箱を採用企業向けに対策する方法

志望企業が玉手箱を採用している場合、どのように対策を進めれば効率的か、スケジュール・教材・反復学習の3観点で解説します。

対策スケジュールの立て方

玉手箱対策は、本番の2〜3ヶ月前から始めるのが理想的です。

多くの就活生は、エントリー直前に玉手箱対策を始めて時間切れになるケースが多いため、早めに着手することが第一の差別化要因となります。

対策の前半1ヶ月は、対策本を1冊通しで解いて計数・言語・英語の出題形式と自分の弱点分野を把握します。

後半1〜2ヶ月では、弱点分野を中心に反復演習を行い、本番形式の模試で時間内に解き切る感覚を養います。

志望企業の受検時期から逆算して、いつまでにどの分野を仕上げるかを明確にしておきましょう。

とくに計数の四則逆算・図表の読み取りは解法パターンの暗記と電卓操作の慣れが得点を伸ばす最短ルートです。

大手金融・外資系コンサル志望でボーダーが8割の場合は、3ヶ月以上前から本格的な対策を開始するのが安全策となります。

大手メーカー・消費財メーカー志望でボーダーが7割の場合は、2ヶ月程度の対策期間でも十分に通過水準に達することができます。

おすすめの問題集・対策アプリ

玉手箱対策の王道教材は、玉手箱専用の対策本1冊と対策アプリの併用です。

対策本は計数・言語・英語の3科目を網羅的に解説しているものを1冊選び、最低3周は反復しましょう。

代表的な対策本としては、玉手箱・C-GAB対策に特化したシリーズや、SHL社テスト全般を扱う参考書があります。

対策アプリは隙間時間の反復演習に最適で、通学・通勤中の積み重ねが本番のスコアに直結します。

無料の練習サイトや模擬試験を併用することで、本番形式の操作感とPC画面での解答に慣れておくことも大切です。

志望企業の受検形式(自宅受検かC-GABか)に合わせた教材を選ぶと、効率的に対策を進められます。

効率的な反復学習のポイント

玉手箱で高得点を取るには、解法パターンを瞬時に引き出す状態まで仕上げることが重要です。

計数の四則逆算は、シンプルな計算式の空欄に入る数字を電卓で素早く逆算する形式で、典型パターンが決まっています。

図表の読み取りは、複数の表・グラフから必要な数値を取り出して計算する形式で、図表のどこを見るかを「考えなくても手が動く」レベルまで反復するのが効果的です。

言語の論理的読解では、長文の主張に対する設問の正誤を「論理的に正しい/誤り/本文から判断できない」の3択で判定する形式に慣れる必要があります。

性格検査(OPQ)については、対策本というよりも自己分析を深めて回答の一貫性を保つことが重要となります。

本番1週間前には模擬試験で時間配分を最終確認し、コンディションを整えて本番に臨みましょう。

自宅受検形式の場合は、電卓・筆記用具・通信環境を本番前に必ず整備し、受検環境の不備による失点を防ぎましょう。

計数科目は電卓使用が可能なため、本番で使う電卓を対策段階から決めて操作に慣れておくことも、得点アップに直結します。

玉手箱対策の3ステップ
  • STEP1:対策本で計数・言語・英語の出題形式と弱点を把握
  • STEP2:弱点形式を反復演習し、解法パターンを瞬発力で定着
  • STEP3:本番形式の模試で時間配分と電卓操作を最終確認

玉手箱採用企業に関するよくある質問

玉手箱採用企業に関して、就活生からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。志望企業の選考準備にあたって押さえておきましょう。

志望企業が玉手箱か事前に分かる方法は?

志望企業が玉手箱を採用しているかを事前に知るには、複数の情報源を組み合わせて確認するのが基本です。

本記事のような採用企業一覧の確認に加えて、就活口コミサイトやOB・OG訪問で過去の受検情報を集めるとより正確な情報が得られます。

企業の採用ページや募集要項に「適性検査」「Webテスト」と明記されているケースもあるため、まずは公式情報を確認しましょう。

説明会やインターン参加時に、人事担当者から選考フローについて直接情報を得られる場合もあります。

また、受検案内メールに記載されるテストURLが「e-exams.jp」や「web1.e-exams.jp」を含む場合は玉手箱である可能性が高いといわれています。

これらの情報を総合的に判断して、志望企業の受検テストを早期に特定することが対策の第一歩です。

玉手箱と他テストの併用企業はある?

大手企業の中には、選考段階ごとに玉手箱と他テストを使い分けている企業もあります。

たとえば、本選考は玉手箱、インターン選考はSPIというように、選考フェーズで採用テストを分けている企業も存在します。

また、自宅受検版の玉手箱とテストセンター版のC-GABを選考段階で使い分けるケースも増えています。

選考時期によって採用テストが変わる可能性があるため、応募予定の選考フローを事前に確認することが重要です。

本選考で玉手箱を採用している企業であっても、最終面接でCUBICやTALといった性格検査の補完テストを実施するケースもあります。

応募企業が複数テストを併用しているかどうかを早めに把握し、必要に応じて他テストの対策も並行しましょう。

性格検査と能力検査どちらを重視している?

企業の重視度は職種や採用方針によって異なりますが、玉手箱では能力検査の比重がやや高い傾向にあります。

多くの企業では能力検査(計数・言語・英語)でまず最低ラインを設定し、ボーダーを超えた応募者の性格検査(OPQ)を詳細に確認します。

とくに大手金融・大手コンサル・大手商社の総合職採用では、能力検査の足切りラインが厳しく設定されているケースが目立ちます。

営業職や接客職では、対人関係スキルやストレス耐性を示すOPQの項目が重視されやすくなります。

研究職や技術職では、計数の図表読み取りや言語の論理的読解の得点が選考通過に直結する傾向があります。

志望職種の特性を踏まえて、能力検査と性格検査のバランスを意識した対策を進めましょう。

外資系コンサル・外資金融では能力検査の比重が極めて高く、性格検査は最終面接前の確認程度の位置づけとなる企業も少なくありません。

日系大手の総合職採用では、能力検査で足切り後の性格検査が「企業カルチャーとの相性確認」として活用されます。

玉手箱採用企業を受検する際の注意点

志望企業が玉手箱採用と確認できても、出題される計数の形式(四則逆算/図表の読み取り/表の空欄推測)は企業ごとに異なります。受検案内メールには出題形式まで明記されていないことが多いため、就活口コミサイトやOB・OG情報で志望企業の出題形式を事前に把握し、その形式に絞った対策で本番に臨みましょう。

まとめ

玉手箱は、SPIに次いで多くの大手企業が採用している適性検査です。

大手金融・大手商社・大手コンサル・大手メーカー・大手メディアなど、就職人気ランキング上位の有名企業が幅広く玉手箱を導入しています。

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・野村證券・丸紅・アクセンチュア・日立製作所・JAL・ANAといった日本を代表する企業群が、玉手箱採用企業として並びます。

大手企業のボーダーは正答率7〜8割が目安で、人気企業ほど高水準のスコアが求められます。

玉手箱は1問あたりの解答時間が極めて短いため、解法パターンの瞬発力と電卓操作の慣れが選考突破のカギを握ります。

対策は本番の2〜3ヶ月前から始め、玉手箱専用対策本と対策アプリの併用で計数・言語・英語の各形式を徹底的に反復しましょう。

志望企業の玉手箱採用有無と受検形式(自宅受検/C-GAB)を早期に確認し、計画的に準備を進めることが選考突破の最短ルートです。

本記事で紹介した業界別の採用企業一覧を参考に、自分の志望企業が玉手箱採用かをまず確認し、効率的な対策スケジュールを組み立てて選考突破を目指してください。

玉手箱は早めに対策を始めて解法パターンを身につければ、当日落ち着いて高得点を狙えるテストであり、対策時間を確保した分だけ志望企業の選考通過率は確実に高まります。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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