CABの合格ラインは何点?目安スコアと企業別のボーダーを徹底解説

CABの合格ラインは何点?目安スコアと企業別のボーダーを徹底解説

IT・SIer業界の選考で頻繁に使われるCABですが、何点取れば通過できるのか不安に感じる就活生は多いはずです。

CABは日本SHL社が提供するコンピュータ職適性検査で、暗算・法則性・命令表・暗号・性格の5科目構成が特徴です。

合格ラインは公式に公表されていないため、業界別・企業別の体感値からボーダー水準を把握することが重要となります。

本記事ではCABの合格ラインの考え方、企業別の目安、対策法までを網羅的に解説します。

この記事を読んでわかること
  • CABの合格ラインの基本的な考え方
  • 業界別・企業規模別のCABボーダー目安
  • 大手SIer・IT企業におけるCABの通過水準
  • 合格ラインを超える具体的な対策法
この記事をおすすめしたい人
  • 志望企業のCABボーダーを把握したい就活生
  • SE・SIer・IT業界志望の人
  • CABの独特な出題形式に苦手意識がある人
  • 効率良く合格水準まで引き上げたい人

CABの合格ラインとは?基本の考え方

CABは日本SHL社が提供するコンピュータ職向けの適性検査で、IT・SIer業界の選考で広く活用されています。合格ラインの考え方を整理しておきましょう。

CABに公式の合格ラインは存在しない

CABを提供する日本SHL社は、合格ラインを公式に公表していません

そのため企業ごとに独自の通過基準を設定しており、企業や年度、応募者の質によってボーダーは変動します。

多くの企業ではCABを技術職・SE職の足切りツールとして使い、能力検査と性格検査を総合評価する運用が一般的です。

応募者数が多い大手SIerでは特に厳しい基準が設定され、書類とCABで早期にスクリーニングを行います。

そのため業界水準と志望企業の人気度から、ある程度のボーダー予測は可能と考えてよいでしょう。

CABはコンピュータ職適性を測る検査

CABはコンピュータ職に必要な論理的思考力・規則性発見力・処理スピードを測ることに特化しています。

能力検査は暗算・法則性・命令表・暗号の4科目で構成され、それぞれ独立して評価されるのが特徴です。

暗算は四則演算の処理速度、法則性は数列や図形の規則性発見、命令表はフローチャートに従った変換能力を測ります。

暗号は暗号ルールを推測する論理推理力が問われ、いずれもプログラミング適性と直結する内容です。

性格検査ではSE職としての適性、ストレス耐性、チームワーク志向などが評価されます。

CABには複数の受検方式がある

CABにはペーパーCAB・Web-CABの2方式があり、それぞれ特性が異なります。

ペーパーCABはマークシート方式で、出題数が多く処理スピードが特に重視される形式です。

Web-CABは自宅受検のオンライン形式で、電卓使用OKな代わりに難易度の高い問題が出題されます。

志望企業の受検方式を事前に調査し、方式別の対策を行うことが効率的です。

方式が不明な場合は、Web-CAB対策を中心に幅広く準備すると安心です。

CABの一般的な合格ライン目安(業界・企業規模別)

CABの合格ラインは業界や企業規模によって大きく異なります。代表的な目安を整理します。

業界別のボーダー目安

CABは主にIT・SIer業界で採用されており、業界によって求められる正答率に差があります。

大手SIer(NTTデータ・野村総研・伊藤忠テクノソリューションズなど)では6〜7割が一般的な目安です。

大手通信(NTT・KDDI・ソフトバンク)では6.5割前後が目安で、技術職コースで採用されるケースが多くなっています。

外資系IT(マイクロソフト・グーグル・Amazon Web Servicesなど)では7〜8割と高水準が要求される傾向です。

独立系SIerやWebサービス企業ではCABの採用比率はやや低く、独自テストやコーディングテストが併用されることもあります。

企業規模別のボーダー目安

企業規模が大きいほど応募者数が多く、合格ラインが高くなる傾向があります。

従業員数1万人以上の超大手SIerでは7割前後、5,000〜1万人規模では6.5割程度が目安です。

1,000〜5,000人規模では6割、300〜1,000人の中堅SIerでは5.5割程度が基準となります。

300人未満の中小IT企業ではCAB自体の採用率が低く、面接での技術力アピールが重視される傾向にあります。

志望企業の規模感に応じて、目安+5〜10%のスコアを目指すのが安全な対策計画です。

職種別の重点科目

CABの中でも職種により重視される科目が異なります。

SE・プログラマー職では命令表と暗号が特に重要で、論理的思考力が問われます。

システムコンサルタント職では法則性や暗算など全科目で安定した高得点が求められます。

インフラエンジニア職では暗算や法則性の正確性が重視される傾向です。

志望職種に合わせた分野別の重点対策を行うことで、効率的に合格ラインを超えられます。

大手企業・人気企業におけるCABのボーダー水準

具体的な大手企業のCABボーダー水準を就活生の体感値から整理します。

大手SIerのボーダー水準

NTTデータ・野村総合研究所・伊藤忠テクノソリューションズ・SCSKといった大手SIerでは7割前後のスコアが目安です。

特にNTTデータや野村総研は応募者の学力レベルが高く、最低でも6.5割は確保しておきたい水準です。

大手SIerのCABは命令表と暗号で安定した高得点を取ることが重要となります。

性格検査ではSE職としての適性、論理的思考力、チームワーク志向などが高評価のポイントです。

大手SIer志望者はCAB対策に集中的に取り組み、4科目それぞれで安定した6.5割超を狙いましょう。

大手通信・キャリアのボーダー水準

NTTグループ(NTT東日本・NTT西日本・NTTコミュニケーションズ)では6.5〜7割のスコアが目安です。

KDDIやソフトバンクの技術職コースでも同様の水準が要求されます。

これらの企業では暗算と法則性の処理スピードが重視され、特に新卒のSE職コースでCABが活用されています。

性格検査では責任感、誠実さ、コミュニケーション能力などが評価されます。

通信業界志望者はCABと面接の両立を意識し、技術力と人物像をバランス良くアピールしましょう。

外資系IT・グローバル企業のボーダー水準

マイクロソフト・グーグル・Amazon Web Servicesなどの外資系IT企業では7〜8割が目安となります。

これらの企業ではCABに加えて独自のコーディングテストやケース面接が併用されるケースが多いです。

命令表と暗号の論理問題で満点に近いスコアが求められ、プログラミング適性の高さが評価されます。

性格検査では自己主導性、チャレンジ志向、グローバル志向などが高く評価される傾向です。

外資系IT志望者はCAB対策に加えてコーディングや英語の対策も並行して行いましょう。

ボーダー水準は変動する目安

本記事のボーダー水準は就活生の体感値や口コミから集約した参考情報です。企業は公式に基準を公表していないため、年度や職種、応募者数によって変動します。志望企業の最新動向はOB・OG訪問や就活コミュニティで補足しましょう。

CABの合格ラインを超えるための具体的な対策

CABで志望企業のボーダーを安定して超えるには、専用対策が不可欠です。

暗算と法則性で確実に得点する

CABの暗算と法則性は慣れと反復でスコアを伸ばしやすい科目です。

暗算は四則演算を高速で処理する能力が問われ、1問あたり10〜15秒のペースで解く必要があります。

桁数の多い計算や分数・小数の計算もスムーズに行えるよう、毎日10分の暗算練習を継続しましょう。

法則性は数列や図形の規則性を見抜く力が問われ、典型パターンを覚えると瞬時に解けるようになります。

専用対策本で100問以上の演習を積み、規則性発見のセンスを磨きましょう。

命令表のフローチャート読解を徹底する

CABの命令表はフローチャートに従った変換を行う形式で、SE職適性を測る重要科目です。

図形が複数の命令を経て最終的にどう変化するかを追う問題で、慣れていないと時間がかかります。

命令の種類(回転・反転・色変更など)を全て暗記し、各命令の効果を瞬時に適用できるようにしましょう。

1問あたり1〜2分の制限時間内に、複数命令を頭の中で処理する能力が必要となります。

専用対策本で50問以上の演習を行い、命令表のパターンを体に染み込ませましょう。

暗号の規則性発見を訓練する

CABの暗号は暗号ルールを推測する論理推理力が問われる科目です。

図形と暗号の対応関係から規則性を発見し、新しい図形に適用する形式が中心です。

慣れていないと時間切れになりやすいため、典型パターンの暗号ルールを学習することが重要です。

「形状変換」「色変換」「位置変換」などのパターンを習得すれば、応用問題にも対応できるようになります。

専用対策本で50問以上の演習を積み、暗号解読のセンスを磨きましょう。

CABの合格ラインに関する注意点と落とし穴

合格ラインを意識する際の注意点と、見落としがちな落とし穴を整理します。

受検方式によって対策が異なる

CABにはペーパーCABとWeb-CABの2方式があり、それぞれ特性が異なります。

ペーパーCABはマークシート方式で、暗算は紙と筆算で解く前提の出題内容です。

Web-CABは自宅受検のオンライン形式で、電卓使用OKな代わりに難易度がやや高く設定されています。

志望企業の受検方式を事前に調査し、方式別の対策を行うことが効率的です。

方式が不明な場合は、Web-CAB対策を中心に準備すると応用が利きます。

性格検査の重要性も忘れない

CABでも性格検査の比重は決して低くなく、能力検査と総合評価される仕組みです。

能力検査でボーダーを超えていても、性格検査でSE職に適した人物像と大きくズレていると不通過となるケースがあります。

CABの性格検査では論理的思考力、ストレス耐性、チームワーク志向、責任感などが評価されます。

自己分析を済ませて自分の強みや志向を整理した上で、正直かつ整合的に回答しましょう。

能力検査の対策が一段落したら、性格検査の対策にも時間を割くことが合格への近道です。

SE適性のアピールが重要

CABはあくまでSE職としての適性を測る検査であり、能力検査の高得点だけでは内定に至りません。

面接では実際のプログラミング経験や論理的思考力、チームでの開発経験などをアピールする必要があります。

大学での研究やインターンでの開発経験、個人で作成したアプリなど、SE適性を示すエピソードを準備しましょう。

CABで高得点を取れた場合でも、面接で技術への熱意や適性を示せないと評価が下がる可能性があります。

CAB対策と並行して、SE職としてのアピール材料も整理しておきましょう。

合格ラインギリギリの場合の対処法

CABで自信を持てるスコアが取れなかった場合のリカバリー方法を紹介します。

面接で技術への熱意をアピールする

CABでボーダーギリギリだったとしても、面接での挽回は十分可能です。

多くの企業ではCABを足切り基準として活用し、通過後は面接の評価を重視するため、面接対策に注力しましょう。

SE職を志望する理由、ITへの興味、過去の開発経験などを具体的に語れるよう準備します。

大学の研究や個人プロジェクト、インターン経験などをエピソードとして準備しておくと効果的です。

CABスコアに不安がある企業ほど、面接での技術アピールを入念に行いましょう。

他社の選考で経験値を積む

CABは使い回しができない仕組みのため、企業ごとに毎回受検する必要があります。

そのため複数社の選考を並行して受けることで、自然と実戦経験が積み上がっていきます。

本命より前に第二・第三志望企業でCABを受け、操作感や時間配分に慣れてから本命に臨むのが効果的です。

毎回の受検後に「どこで時間を使いすぎたか」「どこで誤答したか」を振り返り、次回に活かしましょう。

3〜5回の実戦経験を積むことで、本命受検時には大幅にスコアアップが期待できます。

志望業界の幅を広げる

CABスコアが業界水準に届かない場合は、志望業界の幅を広げることも一つの選択肢です。

大手SIerや外資系ITのような高ボーダー企業に固執せず、自分のスコアレンジに合った企業も視野に入れましょう。

独立系SIerやWebサービス企業、SaaSベンチャーなどではCABの採用比率が低く、コーディングテストや面接重視の選考も多いです。

業界研究を改めて行い、自分の適性とスコアレンジが合う企業群をリストアップしましょう。

就活全体のリスク分散としても、複数業界の併願は有効な戦略です。

CAB対策の最短ルート

CAB専用対策本を2周→暗算と法則性を毎日反復→命令表のフローチャート読解を50問以上演習→暗号の規則性発見を50問以上練習→Web模試で時間感覚の確認、の流れが最短ルートです。25〜35時間の対策で大手SIerのボーダーを超える力が身につきます。

CABの合格ラインに関するよくある質問

CABの合格ラインに関して、就活生から特に多い質問を整理しました。

CABで6割取れれば大丈夫?

業界・企業によって異なるため、6割が万能の安全圏とは言えません。

中堅SIerなら6割で十分通過できますが、大手SIerや外資系ITでは6.5〜7割が必要なケースが多いです。

逆にIT業界以外でCABを使う企業では5.5割でも通過できる場合があります。

志望企業の業界水準を参考に、目安+αのスコアを目指して対策しましょう。

具体的な目標スコアを定めて逆算的に勉強計画を立てることで、効率的に対策が進められます。

CABとGABの違いは?

CABはコンピュータ職向け、GABは総合職向けと対象が異なります。

CABは暗算・法則性・命令表・暗号の4科目構成で、SE職に必要な論理的思考力を測る内容です。

GABは言語理解・計数理解の2科目構成で、新卒総合職に求められる知的能力を測る内容です。

志望職種に応じて、CABとGABのどちらの対策が必要かを早めに判断しましょう。

SE・SIer志望ならCAB対策が必須、商社・金融志望ならGAB対策が中心となります。

Web-CABはCABと同じ対策で良い?

Web-CABはCABのオンライン版で、出題内容はCABと基本的に同じです。

違いは受検環境で、Web-CABは自宅受検で電卓使用OKな代わりに、難易度がやや高く設定されています。

そのためCAB対策の問題集で対応可能ですが、Web-CABでは推論や図表読み取りの問題比重が高い傾向です。

本番前にWeb模試を活用し、オンライン環境での操作感を体験しておきましょう。

Web-CAB対策では電卓操作の練習も並行して行うと有利になります。

まとめ

CABの合格ラインは公式には公表されていませんが、業界・企業規模・職種ごとに体感的な目安が存在します。

大手SIerは6.5〜7割、大手通信は6.5割前後、外資系ITは7〜8割が一般的な目安水準です。

合格ラインを安定して超えるには、暗算と法則性の反復練習、命令表のフローチャート読解、暗号の規則性発見訓練が効果的です。

CABはSE職適性を測る検査のため、能力検査と性格検査の両軸でアピールすることが合格への近道となります。

市販対策本・対策アプリ・無料の練習サイトを組み合わせて、効率的に合格ラインを突破してください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます