日本大学(通称:日大)は、16学部87学科を擁する日本最大規模の私立総合大学で、学部生と通信教育部を合わせた学生数は7万人を超えるマンモス校です。
「日大って就職に強いの?それとも弱いの?」「日東駒専の中での就職力はどのくらい?」「キャリアセンターのサポートは本当に使えるの?」など、日本大学の就活事情について疑問を抱えている学生や保護者の方は多いはずです。
この記事では、日大の就職率や主な就職先ランキング、キャリアセンターの活用法から学部別の就職傾向、学校推薦の仕組みまで、就活に必要な情報をまとめてお届けします。
- 日本大学のキャリアセンターの支援内容と活用術:約80人の専任スタッフによるサポート体制の全貌
- 就職率・大手就職率のリアルな数字:日東駒専の中での日大のポジションと就職実績
- 学部・学科別の主な就職先企業:文系・理系・芸術系・医療系それぞれの就職傾向
- 学校推薦・履歴書・GPAが選考に与える影響:推薦のもらい方や成績管理のポイント
- 日本大学に在学中で就活準備を始めたい学生:キャリアセンターの使い方や就活の進め方を知りたい方
- 日大への進学を検討している受験生・保護者:卒業後の就職先や就職率を事前に確認したい方
- 日東駒専の就職力を比較検討したい方:日大の就職実績を他大学と比較して進路選択の参考にしたい方
目次[目次を全て表示する]
【日本大学の就活】キャリアセンター・就職支援の特徴
日大のキャリアセンターは約80人の専任スタッフを配置し、全学的な就職支援を展開しています。
約80人の専任スタッフによる手厚いサポート体制
日本大学のキャリアセンターには、約80人の専任就職支援スタッフが在籍しています。
これは日本の大学の中でもトップクラスの人員規模であり、マンモス大学ならではの充実した体制が整っています。
個別面談ではエントリーシートの添削や面接対策、企業研究のアドバイスなど、学生一人ひとりの状況に応じたきめ細かな対応が受けられます。
各学部のキャンパスにもキャリア支援窓口が設置されているため、わざわざ本部まで足を運ばなくても相談できる利便性の高さも特徴の一つです。
1年次からの段階的キャリア形成プログラム
日大では1年次から段階的にキャリア形成を進められるプログラムが用意されています。
低学年向けにはキャリアデザイン講座や自己分析ワークショップが実施され、早い段階から将来の進路について考える機会が提供されます。
2年次以降は業界研究セミナーやインターンシップガイダンスが本格化し、3年次には就職活動に直結する実践的な支援へとステップアップしていきます。
この段階的なプログラム設計により、就活本番を迎える前に十分な準備期間を確保できる仕組みになっています。
200社超が参加する合同企業研究会
日大では年間を通じて200社を超える企業・団体が参加する合同企業研究会や就職セミナーが開催されています。
マンモス大学としての卒業生ネットワークの広さが、これだけ多くの企業を惹きつける要因となっています。
合同企業研究会では、大手企業から中堅・中小企業まで幅広い業種の企業と直接接点を持つことができ、自分の知らなかった優良企業との出会いにつながるケースも少なくありません。
学内で開催されるため、移動の手間がかからず効率的に企業研究を進められる点も、忙しい学生にとっては大きなメリットです。
【日本大学の就活】就職率と就職実績データ
日大の就職率は日東駒専の中で独自のポジションを占めており、数字の読み方にはコツがあります。
就職率87.8%の背景と読み解き方
日本大学の就職率は約87.8%とされており、他の日東駒専の大学と比較するとやや低い数字に見えます。
ただし日大は16学部という圧倒的な学部数を持ち、芸術学部のように就職以外の進路(フリーランス・作家活動など)を選ぶ学生が一定数いることが、全体の就職率を押し下げる要因になっています。
また大学院への進学率も理工系学部を中心に高いため、就職率の数字だけで「就職に弱い」と判断するのは早計です。
学部単位で見ると、法学部や商学部、理工学部などは就職率が90%を大きく超えており、実態としては堅実な就職実績を持つ大学です。
有名企業への実就職率と日東駒専内の比較
日東駒専の有名企業400社への実就職率は平均約8%とされており、MARCHの平均約20%と比較すると差がある状況です。
しかし日東駒専の中では、日本大学は有名企業への就職者「数」では群を抜いています。
卒業生の母数が圧倒的に多いため、率で見ると目立たなくても、実数ベースでは大手企業に数多くの人材を送り込んでいるのが日大の特徴です。
企業の採用担当者にとっても「日大出身者」は馴染みのある存在であり、OB・OGが社内にいることで採用につながりやすい好循環が生まれています。
卒業生数の多さが生む独自の就職力
日本大学は累計卒業生数が120万人を超える日本最大規模の同窓会ネットワークを持っています。
このネットワークは就活において非常に大きな武器となり、あらゆる業界・企業に日大のOB・OGが在籍していることが、情報収集や選考対策に直結します。
特に建設・不動産業界や法曹界、マスコミ業界などには日大出身者が多く、「日大閥」と呼ばれるほどの影響力を持つ分野もあります。
OB・OG訪問のしやすさという点では、他のどの大学にも引けを取らない環境が整っています。
【日本大学の就活】主な就職先・人気企業
日大の就職先ランキングは、建設・流通・インフラ系の大手企業が上位を占めています。
大成建設・大和ハウスなど建設業界が上位独占
日本大学の就職先ランキングでは、大成建設が1位、大和ハウス工業が2位と、建設・住宅業界が上位を占めています。
日大の理工学部や工学部には建築系の学科が充実しており、ゼネコンやハウスメーカーとの太いパイプが形成されています。
鹿島建設、清水建設、竹中工務店といったスーパーゼネコンへの就職実績もあり、建設業界を志望する学生にとっては非常に恵まれた環境です。
建設業界は長年にわたって日大生の採用に積極的であり、OB・OGが社内に多く在籍していることが採用面での信頼感につながっています。
JR東日本・イオンなどインフラ・流通の大手企業
就職先ランキングの上位には、JR東日本(東日本旅客鉄道)やイオンリテールといったインフラ・流通系の大手企業も名を連ねています。
交通インフラや小売業界は安定志向の学生から根強い人気があり、日大からの採用実績も豊富です。
これらの業界は全国各地に拠点があるため、地方出身の学生にとってもUターン就職を視野に入れた選択肢となっています。
また、ファーストリテイリング(ユニクロ)のような成長企業への就職実績もあり、流通業界全般で日大生の活躍の場が広がっています。
IT・メーカー・金融への就職実績
IT業界ではNTTデータやサイバーエージェント、ソフトバンク、さらにはレバレジーズといったメガベンチャーへの就職実績があります。
メーカー系では大塚製薬やキーエンスなど、業界トップクラスの企業への就職も見られます。
金融業界では大和証券グループをはじめとする証券・銀行・保険会社への就職が安定的に続いており、商学部や経済学部の学生を中心に志望者が多くなっています。
幅広い業界に就職先が分散しているのは、16学部という多様な学部構成を持つ日大ならではの特徴です。
【日本大学の就活】学部・学科別の就職事情
日大は学部ごとにキャンパスが異なるため、就職事情も学部によって大きく異なります。
文系学部(法・商・経済・文理)の就職傾向
文系学部の就職先は、金融・保険、流通・小売、公務員が中心です。
法学部は公務員志望者が特に多く、国家公務員・地方公務員試験の合格者を毎年安定的に輩出しています。
商学部は金融・商社・流通業界への就職に強く、経済学部も銀行・証券・保険業界への就職が目立ちます。
文理学部は教員養成にも力を入れており、中学・高校の教員として採用されるケースも多く見られます。
理系学部(理工・工・生産工・生物資源科学)の就職傾向
理系学部は日大の中でも特に就職に強い学部群です。
理工学部からは大成建設や大和ハウス工業をはじめとするゼネコン・ハウスメーカーのほか、IT企業やメーカーへの就職実績が豊富にあります。
工学部(福島県郡山市のキャンパス)は地元企業や東北地方の企業への就職に強みを持ち、生産工学部は千葉県を中心とした製造業への就職が多くなっています。
生物資源科学部は食品メーカーや製薬会社、農業関連企業への就職が中心で、専門性を活かした就職が可能です。
芸術学部・医療系学部の特殊な就職事情
日大の芸術学部(日芸)は、映画・放送・演劇・美術・音楽・写真・文芸・デザインの8学科を持つ日本有数の芸術系学部です。
日芸の卒業生はテレビ局、映画会社、広告代理店、出版社などマスコミ・クリエイティブ業界への就職が中心ですが、フリーランスや作家として独立する卒業生も一定数いるため、就職率の数字だけでは測れない独自のキャリアパスがあります。
医学部・歯学部・薬学部・松戸歯学部といった医療系学部は、国家資格の取得を前提とした専門職への就職が基本であり、病院や薬局、研究機関への就職が中心です。
これらの専門学部は他学部とは就活のスケジュールや進め方が根本的に異なるため、各学部のキャリア支援窓口を活用することが推奨されます。
【日本大学の就活】学校推薦の仕組みともらい方
日大では企業からの学校推薦枠が毎年多数届いており、特に理系学部での活用が盛んです。
学校推薦の基本的な流れ
学校推薦とは、企業が大学に対して推薦枠を設け、大学が推薦する学生を優先的に選考する制度です。
日本大学では、キャリアセンターや各学部の就職課を通じて推薦枠の情報が公開されます。
推薦を利用した場合、書類選考の免除や面接回数の短縮など、選考プロセスで有利に進められるケースが一般的です。
ただし推薦を受けて内定が出た場合は基本的に辞退できないため、本当に入社したい企業に対してのみ利用するのが鉄則です。
学校推薦のもらい方・応募条件
学校推薦をもらうためには、GPAや出席率が一定基準を満たしていることが求められます。
具体的な基準は企業や学部によって異なりますが、GPA3.0以上を目安とする企業が多く、欠席が多い場合は推薦対象から外れることもあります。
推薦枠の情報はキャリアセンターの掲示板やWebシステムで公開されるため、3年次の後半から定期的にチェックしておく必要があります。
人気企業の推薦枠には応募が集中するため、学内選考が行われるケースもあり、その場合はGPAの高い学生が優先的に選ばれる傾向にあります。
理系学部での推薦活用と教授推薦
理工学部や工学部、生産工学部では、教授推薦(研究室推薦)も活発に利用されています。
教授が直接企業とつながりを持っているケースでは、研究室を通じて推薦が行われ、高い内定率で就職が決まることもあります。
教授推薦を得るためには、研究活動への真摯な取り組みや、ゼミでの発表実績が評価のポイントとなります。
文系学部でも学校推薦枠はありますが、理系と比べると枠数が限られるため、自由応募と推薦を並行して進める戦略が有効です。
【日本大学の就活】業界・職種別の就職傾向
日大生の就職先は16学部の多様性を反映し、あらゆる業界・職種に広がっています。
建設・不動産業界は日大の「お家芸」
建設・不動産業界は日大の就職先として圧倒的な存在感を持っています。
大成建設、大和ハウス工業、鹿島建設、清水建設、竹中工務店など、スーパーゼネコンや大手ハウスメーカーへの就職実績は他大学と比べても突出しています。
この分野では「日大閥」とも呼ばれるOB・OGネットワークが形成されており、採用面での有利さにつながっています。
建設業界は慢性的な人手不足もあり、日大の建築・土木系の学生に対する求人は今後も増加が見込まれます。
IT・通信業界への就職が拡大中
近年、IT・通信業界への就職者数が増加傾向にあります。
NTTデータ、サイバーエージェント、ソフトバンクといった大手のほか、レバレジーズのようなメガベンチャーへの就職実績も出てきています。
理工学部の情報系学科や文理学部からのSE・プログラマー志望者が増えているほか、文系学部からも営業職やコンサルタント職としてIT企業に就職する学生が目立ちます。
IT業界は学歴よりもスキルや適性を重視する傾向が強いため、日東駒専クラスからでも実力次第で大手企業への入社が十分に可能な分野です。
公務員・教員・医療専門職への就職
日本大学は公務員の合格者数でも全国トップクラスの実績を誇ります。
法学部を中心に国家公務員・地方公務員試験への合格者を毎年多数輩出しており、警察官・消防士などの公安系公務員への就職も多くなっています。
教員養成については文理学部が中心的な役割を担っており、教員採用試験の合格実績も安定しています。
医療系学部からは医師、歯科医師、薬剤師、獣医師(生物資源科学部)といった専門職への就職が中心で、国家試験の合格率も高い水準を維持しています。
【日本大学の就活】履歴書・GPA・選考への影響
日大での学業成績や履歴書の書き方が、就活の選考にどのように影響するかを整理します。
GPAが選考で問われる場面
一般的な日系企業の選考では、GPAの数値そのものが合否を左右するケースは限定的です。
ただし外資系企業や総合コンサルティングファームなどでは、エントリーシートにGPAの記入欄が設けられていたり、一定以上のGPAを応募条件としていたりする場合があります。
日大の場合、学校推薦を利用する際にGPAが選考基準の一つとなるため、推薦を視野に入れている学生は日頃から成績管理を意識しておきましょう。
面接でGPAについて質問された場合は、数字そのものよりも「なぜその科目に力を入れたのか」「学業を通じて何を得たのか」をアピールすることが効果的です。
日大の履歴書と書き方のコツ
日本大学ではキャリアセンターで大学指定の履歴書を入手できます。
大学名が印刷された公式の履歴書を使うことで、フォーマットの統一性が保たれ、企業側にも丁寧な印象を与えることができます。
自己PR欄やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の書き方に迷った場合は、キャリアセンターの個別面談で添削を受けることが推奨されます。
特にエントリーシートの添削は、キャリアセンターの職員や就活エージェントなど、採用経験のある第三者からフィードバックを受けることで完成度が大幅に向上します。
欠席日数と出席率の影響
企業の選考で大学の欠席日数が直接的にチェックされることはほとんどありません。
ただし成績証明書には取得単位数やGPAが記載されるため、欠席が多く単位取得が遅れている場合は、間接的に「学業への取り組み姿勢」を疑われる可能性があります。
学校推薦を利用する際には出席率が条件に含まれることもあるため、推薦を検討している学生は特に注意が必要です。
万が一、成績や出席に課題がある場合は、その理由と改善の取り組みを説明できるよう準備しておくことで、面接での不安材料を減らすことができます。
【日本大学の就活】よくある質問
日大の就活に関して、学生からよく寄せられる疑問にお答えします。
日本大学は就職に強い?弱い?
日本大学の就職力は、学部によって大きく異なるというのが正確な回答です。
理工学部や工学部は建設・メーカー業界への就職に非常に強く、法学部は公務員試験で高い実績を持っています。
一方で全体の就職率は約87.8%と他大学に比べるとやや低めの数字ですが、これは芸術学部の特殊な進路選択や大学院進学者の存在が影響しているためです。
「日大だから就職に弱い」という評価は短絡的であり、学部選びとキャリアセンターの活用次第で大手企業への就職も十分に実現できます。
日東駒専の知名度で就活は不利にならないか
「日東駒専だから学歴フィルターに引っかかるのでは」という不安を持つ学生は少なくありません。
実際に、一部の外資系企業や総合商社、メガバンクの総合職などでは学歴が考慮される場面があるとされていますが、すべての企業が学歴フィルターを設けているわけではありません。
日大は日本最大の学生数・卒業生数を誇るため、採用担当者にとって馴染みのある大学名であることは間違いなく、「知らない大学だから落とす」という事態はまず起こりません。
学歴フィルターへの対策としては、インターンシップへの積極参加、TOEIC・簿記などの資格取得、早期選考へのエントリーが効果的です。
日大で「勝ち組」と呼ばれる就職先はどこか
日大生の間で「勝ち組」と見なされる就職先としては、大成建設、キーエンス、NTTデータ、JR東日本、大和証券グループなどの大手企業が挙げられます。
公務員の中でも国家公務員総合職や東京都庁・特別区といった人気の高い自治体への就職は、難易度が高いぶん周囲からの評価も高くなります。
ただし「勝ち組」の基準は人によって異なり、年収や企業規模だけが正解ではありません。
ホワイト企業で働きやすさを重視する選択や、中小企業でも専門性を活かせるポジションを選ぶことが、長期的なキャリアの満足度につながることも多いため、自分なりの基準を持って就活に取り組みましょう。
まとめ
日本大学は16学部87学科を擁する日本最大規模の総合大学であり、約80人の専任スタッフを配置したキャリアセンターによる手厚い就職サポート体制が整っています。
就職先ランキングでは大成建設、大和ハウス工業、JR東日本、イオンリテールなどの大手企業が上位に並び、建設・インフラ・流通業界を中心に幅広い業界への就職実績を持っています。
理系学部は建設・メーカー・IT業界への就職に特に強く、法学部は公務員試験の合格実績が高いなど、学部ごとの強みを活かした就職が可能です。
120万人を超える卒業生ネットワークは日大最大の武器であり、OB・OG訪問のしやすさや企業との太いパイプが就活を後押ししてくれます。
学歴フィルターの存在を心配する声もありますが、早期からの準備と行動で十分にカバーできるため、キャリアセンターを積極的に活用しながら自分らしいキャリアを切り拓いていきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











