企業研究、始めてみたけれど「結局何を調べればいいのか分からない」まま時間だけが溶けていく。
そんな27卒のみなさん、意外と多いのではないでしょうか。
企業サイトの沿革を眺めて、IR資料を開いてはスクロールだけして閉じて、気づけば手元に残ったのはスクショ数枚とブラウザのブックマークだけ。
しかも、2週間後にもう一度同じ企業を見直すと、前回どこまで調べたのか全く思い出せない。
原因は努力不足ではありません。
企業研究には「調べ方の型」が要るのに、多くの就活生はその型を持たないまま手探りで進めているだけなのです。
ここで効いてくるのが Notion です。
この記事では、企業研究を「情報の格納場所」ではなく「調べる手順そのものをワークフロー化する道具」として Notion を使う方法を、27卒のみなさん向けに手順レベルで解説していきます。
- 27卒の企業研究が行き詰まる根本原因
- 企業研究で必ず押さえるべき7つの観点
- IR・有報・口コミなど情報源の優先順位
- Notionで企業研究をワークフロー化する全体像と具体手順
- 企業研究を始めたけれど何から手を付ければいいか迷っている27卒
- ググったメモがバラけて面接前に見返せない学生
- 志望動機が毎回「きれいごとで終わる」と悩んでいる人
- IR・有報という言葉を聞いたが使い方が分からない人
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企業研究で27卒がつまずく3つの典型パターン
企業研究で止まるのは、やる気の問題ではなく進め方の問題です。ここでは27卒のみなさんが特にハマりやすい3つのつまずきパターンを、最初に洗い出していきます。
パターン1. 「何を調べるか」が決まっていない
企業研究という言葉は広すぎます。
売上高を覚えることだと思う人もいれば、社長のインタビュー記事を読むことだと思う人もいる。
ここが曖昧なまま手を動かすと、結局「会社概要をなんとなく眺めただけ」で終わります。
面接官はそれを見抜きます。
たとえば「なぜ弊社なんですか」と聞かれたとき、事業セグメント比率や競合との差分が頭に入っていないと、言葉が一般論に落ちる。
「社会に貢献したい企業だから」という答えは、どこにでも当てはまるからどこにも刺さらないのです。
まずは「何を調べれば志望動機が具体になるのか」を逆算で決める必要があります。
観点の数は最初に固定してしまうのがコツで、これをやらないと企業ごとに調べるレベルがガタガタになり、後で比較もできません。
パターン2. メモが散らばって再利用できない
次に多いのが、調べたはずの情報が翌週には行方不明になるパターンです。
ブラウザのタブに10社分開きっぱなし、Google ドキュメントに書きかけのメモ、スマホのメモアプリに殴り書き、紙のノートに箇条書き。
情報の置き場が5か所に散ると、再利用のコストが実質ゼロになります。
実質ゼロというのは、2回目に探す気力が湧かないので無かったことになる、という意味です。
せっかく1時間かけて読んだ有報の要点も、書いた場所を忘れれば面接直前にもう1時間かけてやり直すことになる。
この「二重作業」が積み重なると、企業研究そのものが嫌いになっていきます。
置き場所を1つに決めること、そして置き方を標準化することが必要です。
パターン3. 情報が「並んでいる」だけで「使える」状態にない
頑張ってメモを1か所にまとめたとしても、それだけでは不十分です。
売上高、従業員数、主力事業という見出しの下にコピペした文章がずらっと並んでいる状態、よくありますよね。
でも面接で使える情報というのは「比較できる形」で整理された情報です。
A社とB社の主力事業が同じ「SaaS」でも、ARPUや粗利率で見ると全然違う事業モデルだったりする。
この差分が見えて初めて「なぜA社なのか」という言葉が生まれます。
つまり、企業研究はただの情報収集ではなく「他社との差分を炙り出す作業」でなければ意味がない。
並べるだけのメモから、比べられるデータベースへ。
これを実現するのが Notion というツールなのです。
- 企業研究の失敗は「やる気」ではなく「型がない」ことが原因
- メモの置き場所を1か所に固定するだけで二重作業が消える
- 情報は並べるだけでなく「比較できる形」にして初めて面接で使える
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そもそも企業研究で調べるべき7つの観点
調べるべき項目を固定しておかないと、企業ごとに深さがバラけます。ここでは27卒が最低限おさえるべき7つの観点を、具体的に何を見るかまで落として紹介します。
観点1〜3. 事業モデル・収益構造・成長性
まず基礎になるのが「その会社は何で稼いでいるのか」という話です。
事業モデルというのは、要するに「誰に」「何を」「どうやって」売っているかということ。
たとえば同じ「IT企業」でも、広告でマネタイズする会社と、月額課金でマネタイズする会社では、社員に求められる動きが全然違います。
次に収益構造で、これは事業セグメント別の売上・利益比率を見ていきます。
「主力事業」と呼ばれているものが全体の何割を占めるのか、利益率はどうかで、会社の実像が見えてきます。
最後に成長性で、過去3年の売上成長率や、中期経営計画で掲げている数値目標をチェックしましょう。
この3つが揃うと、「伸びている会社」なのか「守りに入っている会社」なのかが判断できるようになります。
この判断軸は志望動機の深さに直結します。
観点4〜5. 競合比較と独自性
企業研究が「単体の暗記」で止まってしまう人が本当に多いのですが、面接で光るのは「他社との差分」を語れる学生です。
競合比較は、同業2〜3社と並べてみて初めて成立します。
比較軸は単純でよくて、売上規模・利益率・主力事業・強みの4つを並べるだけでも十分に差が見えます。
そのうえで独自性を見ていきます。
独自性は「他社が持っていないもの」のことで、技術・ブランド・顧客基盤・人材のどれかに宿ることが多いです。
たとえば「国内シェア1位」と書いてあっても、それが2位の何倍なのかで意味が全然変わる。
2位の1.1倍なのか、5倍なのかで、会社の立ち位置は全く違います。
数字で差分を言える状態まで持っていくと、面接官から見て一気に「ちゃんと調べている学生」扱いになります。
観点6〜7. カルチャーと働き方のリアル
最後の2つはデータよりも「人」の話です。
カルチャーというのは、その会社が何を大事にしていて、どういう人を評価するかという価値観のこと。
採用ページの「求める人物像」やトップメッセージから拾えますが、それだけだと建前の可能性が高い。
OpenWorkやenライトハウスといった社員口コミサイトをセットで見ると、建前と本音の差分が見えてきます。
働き方のリアルも同様で、平均残業時間・有給取得率・離職率あたりは有価証券報告書にも載っていることがあります。
そして意外と見落とされがちなのが「直近3年の組織変化」で、M&Aや事業譲渡、社長交代があった会社は、今後の動きが大きく変わる可能性が高いです。
この7観点を全企業で揃えると、比較可能なデータセットが自然に手元に溜まっていきます。
- 調べる観点は7つに固定する(事業・収益・成長・競合・独自性・カルチャー・働き方)
- 数字で差分を言えて初めて「ちゃんと調べた」状態になる
- 建前と本音のギャップは口コミサイトで補正する
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この7観点をゼロから自分でプロパティ化するのはかなり面倒です。
就活市場のNotion企業マスタテンプレなら、事業モデル・収益構造・競合・独自性・カルチャーといった枠が最初から組まれています。
観点ごとに「何を書けばいいか」のサンプル文も入っているので、空欄を埋める感覚で企業研究を進められます。
27卒のみなさんが最短ルートで中身のある企業研究をするための土台として設計されています。
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情報源の優先順位、IR・有報・採用ページ・口コミ・ニュース
同じ企業について書いてあっても、情報源によって信頼度が全然違います。ここでは5つの主要情報源を、信頼度と使いどころでランク付けしていきます。
一次情報を最優先、IR資料と有価証券報告書
企業研究でまず開いてほしいのがIR資料と有価証券報告書、通称「有報」です。
「難しそう」と敬遠する人が多いのですが、就活で見るべき箇所は実はかなり限定的です。
IR資料なら決算説明会資料のサマリースライド、有報なら「事業の内容」と「経営上の重要な契約等」と「従業員の状況」のセクション。
ここだけ読めば、その会社が何で稼いでいて何人が働いているかが数字で掴めます。
これらは企業自身が法的責任を負って公開している情報なので、採用ページのキラキラ言葉と違って嘘は書けません。
上場していない会社の場合は、帝国データバンクや業界新聞の企業情報で代替することになります。
一次情報から入ると、その後に読む他の情報が「どの数字と結びついているか」を検証する視点で読めるようになります。
採用ページとプレスリリースの使い方
採用ページは「その会社が就活生にどう見られたいか」が書いてある場所です。
ここから拾えるのは、カルチャー的な建前・求める人物像・募集職種の実態・福利厚生の概要あたり。
ただし採用ページだけを信じて志望動機を書くと、誰が書いても似た文章になってしまいます。
理由は単純で、全員が同じソースを見て同じ言葉を拾っているからです。
採用ページは「そのまま使う」のではなく「この会社は就活生にこう見られたがっている」というメタ情報として読むと、他の学生と差が付きます。
プレスリリースは会社の直近の動きを知るのに便利で、特に「直近3か月で出ているプレスを3本読む」だけで会話の鮮度が一気に上がります。
面接で「御社の先月のプレスを拝見しまして」と切り出せる学生は、それだけで記憶に残ります。
社員口コミとニュース、二次情報の扱い方
OpenWork、enライトハウス、転職会議といった口コミサイトは、企業が見せたくない面が書かれている貴重なソースです。
ただし口コミは1件だけ読むと偏ります。
最低10件読んで「共通して出てくる単語」を拾うのがコツで、これをやると個人の愚痴ではなく組織の傾向が浮かび上がってきます。
ニュース記事は、日経電子版や業界紙、Xのビジネス系アカウントから拾えます。
「会社名 M&A」「会社名 不祥事」「会社名 新事業」あたりで検索するだけで、採用ページには書かれない歴史が出てくる。
二次情報の役割は「一次情報の死角を埋める」ことであって、主役ではありません。
この優先順位を守らずに口コミから入ると、印象論だけの企業研究になってしまいます。
- 必ず一次情報(IR・有報)から入る
- 採用ページは「建前を読む」ではなく「建前のメタ情報を読む」
- 口コミは10件以上読んで共通単語を抽出する
Notionで企業研究をワークフロー化する全体像
ここからが本題です。Notionを「情報の倉庫」ではなく「調べ方のワークフロー」として使う全体像を、まずは俯瞰で説明します。
入れ物ではなく「流れ」を作るという発想
多くの人はNotionを「メモをきれいに保存する場所」だと思っていますが、それだけだと Google ドキュメントと大差ありません。
Notionの真価は「ステータス」というプロパティを使って、企業ごとの調査の進捗を可視化できるところにあります。
たとえば1社ごとに「未着手 → 一次情報調査中 → 競合比較済み → 面接準備完了」というステータスを付けると、どの会社がどこまで調べ終わっているかが一目で分かる。
これがいわゆる「ワークフロー化」です。
企業研究は1回で終わらないので、ステータスが無いと「同じ会社を何度も調べ直す」か、逆に「一度も調べていない会社を見落とす」かのどちらかが必ず起きます。
入れ物としてではなく、プロセスを載せる箱として Notion を設計しましょう。
企業研究DBに持たせるべき5種のプロパティ
具体的に作るのは「企業研究データベース」1つで、1社 = 1レコード(ページ)という構造にします。
持たせるプロパティは大きく5種で、ステータス・志望度・業界・最終更新日・面接日です。
ステータスは先ほど説明した進捗管理用。
志望度は「S・A・B・C」の4段階にしておくと、後でフィルタで絞りやすくなります。
業界はタグで付けておくと、業界別に見たいときにワンクリックで切り替えられる。
最終更新日はNotionが自動で入れてくれる「最終編集日時」を使えば楽で、「2週間以上更新していない企業」をフィルタで炙り出せます。
面接日は日付プロパティで、カレンダービューに切り替えたときに予定として可視化されます。
1日のルーティンにNotionを組み込む手順
ワークフローは運用されて初めて機能します。
おすすめは1日15分のルーティンで、朝5分で今日見る企業を決め、昼10分で1社だけ深掘りするという組み方です。
朝はNotionのカレンダービューを開いて、今週面接がある企業の中から「ステータスが一次情報調査中」で止まっているものを1社ピックアップする。
昼はその1社のページを開いて、IR資料か有報のどちらかを読み、気付きを3行だけ本文に書き足す。
たったこれだけでも、1週間で5社分の深掘りが積み上がる計算になります。
「1日で1社を完璧にする」という発想だと絶対に続かないので、小さな1歩を毎日積むルールに切り替えるのがコツです。
- Notionは「倉庫」ではなく「プロセスの箱」として設計する
- ステータス・志望度・業界・最終更新日・面接日の5プロパティを最低限持たせる
- 1日15分のミニルーティンで続けるのが最大のコツ
1社あたりの企業研究テンプレート構造
データベースの外枠ができたら、次は1社1ページの中身をテンプレ化していきます。ここでは面接直前に5分で見返せる形を目指した構造を紹介します。
ページ上部に置く「サマリーブロック」
1社のページを開いたときに最初に目に入るのが「サマリーブロック」です。
ここには「この会社を一言で言うと」を書く枠を必ず作ります。
たとえば「国内シェア2位、SaaSで粗利率75%、新卒に裁量を与える社風」といった具合に、1行で会社の輪郭が掴める文章を自分の言葉で書く。
これを書けないうちは企業研究が完了していないと判断できます。
サマリーブロックにはさらに「志望動機の核」と「逆質問候補3つ」を並べておくと、面接直前の見返しが超高速になります。
面接前に読む時間は5分しかないという前提で設計すると、情報を「全部書く」のではなく「面接で使える形に圧縮する」方向に自然と向かいます。
この圧縮こそが企業研究の本質的な作業です。
中段に置く「7観点セクション」
サマリーの下に、先ほど紹介した7観点を見出しレベル2(H2)で並べていきます。
事業モデル、収益構造、成長性、競合、独自性、カルチャー、働き方の順で、それぞれに3〜5行の要点メモを書いていくだけです。
ここでのコツは「コピペしない」こと。
IRや採用ページの文章をそのままコピペすると、後で自分の言葉にならないので、必ず自分の要約文に変換してから書きます。
面倒でも、要約するときに頭が動くので、この一手間が面接での「言葉の強さ」に直結する。
また、各観点の最後に「ここから何を感じたか」という一言を付け足しておくと、事実の羅列ではなく自分の視点が入ったメモになります。
面接官が聞きたいのは事実ではなく、その事実に対するあなたの解釈です。
下部に置く「面接逆算メモ」
ページの一番下には、面接で聞かれそうな質問とそれに対する自分の答えを書く「面接逆算メモ」を置きます。
ここに書く質問は、代表的な3つ。
「なぜ弊社ですか」「他社ではなく弊社を選ぶ理由は」「弊社で何を実現したいですか」の3問で十分です。
この3問の答えを「7観点セクションで書いた事実を根拠に」書くのがルール。
根拠のない志望動機は空中戦になり、どれだけ情熱的に書いても面接官に刺さりません。
逆に、「御社の主力事業であるXXが粗利率75%と高く、その背景には独自のYY技術があり、私は学生時代に〇〇の経験を通じてそれに近い課題に取り組んだので」という順で話すと、論理と感情が両方乗った強い答えになります。
この面接逆算メモがあるかどうかで、企業研究が「読むための情報」か「話すための武器」かが分かれます。
- ページ上部のサマリーブロックが面接直前の最強ツールになる
- 7観点は自分の言葉に要約して書く、コピペは禁止
- ページ下部には必ず面接逆算メモを置く
面接直前に使える逆算メモ付き、就活ノートテンプレを無料配布!
就活ノートテンプレは企業研究メモと面接振り返りをセットで残せる構造になっています。
1ページで「調べたこと」「聞かれたこと」「次回への申し送り」が繋がるので、面接→振り返り→次の企業研究という学習サイクルが回ります。
紙のノートと違い、検索で過去の気付きが一瞬で引けます。
27卒のみなさんが最短で「話せる企業研究」に辿り着くための作業台として使えます。
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競合比較表をNotionで作るテクニック
企業研究を「比較できる形」に持っていく最後のピースが競合比較表です。Notionのデータベース機能を使うと、比較表は自動で作れてしまいます。
テーブルビューで「横並び」に切り替える
企業研究データベースを開いて、ビューを「テーブルビュー」に切り替えるだけで、各社のプロパティが横一列に並んだ表になります。
ここで大事なのが、表示するプロパティを比較したい項目だけに絞ること。
たとえば「事業モデル」「売上高」「利益率」「独自性」だけに絞ると、比較に必要な情報だけが可視化されます。
人間の目は情報が多すぎると比較を諦めるので、4〜5項目に絞るのが鉄則です。
プロパティを追加しすぎたら、表示・非表示のトグルで隠すだけで見た目がすっきりします。
Excelと違うのは、元データが1か所にまとまっているので、見せ方だけをビューごとに切り替えられる点で、これがNotionの最大の強みです。
同じデータに対して「詳細ビュー」「比較ビュー」「面接準備ビュー」を作り分けられます。
フィルタで本命3社に絞り込む
全体の比較表ができたら、次は「志望度がA以上の企業だけを表示する」フィルタをかけます。
これをやると、本命の3〜5社だけが画面に残り、比較の密度が一気に濃くなる。
10社、20社の比較表を眺めても脳は処理しきれないので、この絞り込みが無いと比較表は機能しません。
さらに業界フィルタを追加すると、「SaaS業界の志望度A以上」といった二段構えの絞り込みもできるようになります。
絞り込むことで「同じ業界内での本命同士の違い」がくっきり見えて、「御社が第一志望な理由」が初めて言語化できるようになる。
この体験を1回するだけで、企業研究に対する見方が根本から変わります。
フィルタは何度作り直してもいいので、面接前日に「この日面接を受ける会社」だけで絞るのもおすすめです。
比較して見つけた差分を「差分メモ」に残す
比較表を眺めて終わり、にしないためにもうひと工夫。
各企業ページの本文中に「対◯◯社での差分」というブロックを作ります。
たとえばA社のページの中に「対B社での差分:粗利率が10ポイント高い、海外売上比率が倍」といった形で、競合との違いを自分の言葉で書き残すのです。
この差分メモがあると、面接で「他社ではなくなぜ弊社なんですか」と聞かれたときに、即座に3つの具体的な違いを答えられるようになる。
Notionで競合比較が強いのは、表を作れることではなく、表から得た気付きを「元の企業ページに戻して書ける」往復構造にある、という点を押さえておいてください。
この往復が、他のツールにはないNotionの独自性です。
- テーブルビュー + 4〜5項目に絞ることで比較表は完成する
- フィルタで志望度A以上の本命だけ表示する
- 比較で得た気付きは「差分メモ」として元ページに戻す
面接で使える深掘り質問を企業研究から逆算する方法
企業研究の最終ゴールは「面接で勝つこと」です。ここでは調べた情報を、面接で武器になる深掘り質問と回答に変換する手順を紹介します。
調べた事実を「問い」に変換する
面接で光る学生は、調べた事実をそのまま話すのではなく「事実から生まれた問い」を持ち込みます。
たとえば「御社の主力事業Aの売上比率が3年前より10%低下していますが、これは戦略的な縮小ですか、それとも競合に押されているのですか」という質問は、事実を調べた上で「なぜ」を積み重ねないと出てきません。
こういう問いを1社につき2〜3個用意しておくと、逆質問の時間が「本気度のアピール時間」に化けます。
Notionの企業ページの下部に「問いリスト」というセクションを作って、企業研究の途中で浮かんだ「なぜ」をその場で書き溜めていくのがおすすめです。
ここに溜まった問いは、志望動機の磨き込みにも使えます。
問いが3つ浮かばない企業は、正直それほど興味が持てていない可能性が高いので、志望度を下げる判断材料にもなります。
志望動機を「事実 × 自分の経験」で構造化する
志望動機がふわっとしてしまう人は、構造を決めずに書いているケースが9割です。
おすすめの構造は「企業の事実 → 自分の経験 → 接続の一言」という3ブロック。
たとえば「御社は粗利率75%のSaaSモデルで、これは競合平均を20ポイント上回る」という事実を置いて、次に「私は学園祭実行委員で予算配分の最適化に取り組んだ経験がある」という自分の経験を置き、最後に「数字で意思決定する文化に自分の経験が活きると考える」という接続を書く。
この3ブロック構造なら、誰でも一定の水準の志望動機が書けます。
Notionの企業ページ内に「志望動機ブロック」を作っておき、企業研究を進めながらそのまま下書きを書いていくと、ES提出直前に慌てて書く地獄から解放されます。
志望動機は企業研究の副産物として自然に生まれるべきもので、後付けで絞り出すものではありません。
面接後の振り返りをNotionに戻す
面接が終わったら必ず、その企業のNotionページに戻って「聞かれた質問」と「答えた内容」を記録します。
そして「次はこう答える」という改善メモを1〜2行で書く。
これを10社分やると、自分の弱点パターンが見えてきます。
「ガクチカの深掘りで詰まる」「将来のキャリアで詰まる」といった個人の傾向が炙り出されたら、そこが次の対策ポイントになります。
振り返りを紙ノートに書くとどこに書いたか忘れますが、Notionなら企業ページに紐付くので、次にその会社と関連する企業を受けるときにすぐ引っ張り出せる。
企業研究・面接準備・面接振り返りの3工程が1つのページで閉じるのが、Notionワークフローの完成形です。
- 事実を「問い」に変換して逆質問の武器にする
- 志望動機は「事実 × 自分の経験 × 接続」の3ブロックで構造化
- 面接後の振り返りも同じページに戻して蓄積する
志望動機づくりに効く、Notion自己分析テンプレも合わせてどうぞ!
志望動機は「企業の事実 × 自分の経験」で組み立てるもの、というのが本文で紹介した構造です。
就活市場のNotion自己分析テンプレは、自分の過去経験を「得意・価値観・エピソード」の3軸で整理する設計になっています。
企業研究と自己分析を同じワークスペース内でリンクさせられるので、志望動機を作るときの「つなぎ込み」が圧倒的に楽になります。
27卒のみなさんが自己分析を後回しにして詰むパターンを避ける、実戦向けの設計です。
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Notion企業研究に関するよくある質問
ここでは27卒のみなさんから実際によく聞かれる質問を、3つピックアップしてお答えします。記事を読んで「実際どうなの」と引っかかった部分の解消に使ってください。
何社分の企業研究をすればいいですか
結論から言うと、本命3〜5社を深く、それ以外の15〜20社を浅く、が現実的なラインです。
深くというのは、本記事で紹介した7観点 + 面接逆算メモまで全部埋めるレベル。
浅くは、事業モデルと主力事業と志望度だけを記録するレベルで、1社15分あれば終わります。
本命の基準は「面接に呼ばれたら2次まで行きたいか」で判断するといいです。
合計で20社超えると管理しきれなくなるので、30社を上限に設定することをおすすめします。
30社以上を管理しようとすると、ほとんどの時間が「メモを整理する時間」に化けてしまい、本末転倒です。
量より質で、でも本命以外も存在することで比較軸が生まれる、というバランスが大事です。
IR資料って本当に読めますか、難しそうで不安です
率直に言うと、全部は読まなくていいです。
IR資料の決算説明会スライドは100ページを超えることもありますが、就活生が見るべきは最初の5〜10ページ程度のサマリースライドだけ。
ここには売上・営業利益・事業別の数字・今期の方針が1枚にまとまっていて、会社の現状が大体掴めます。
用語でつまずいたら、その場でググれば3分で理解できるものがほとんどです。
「売上原価」「販管費」「営業利益率」あたりの基礎用語を10個覚えるだけで、IR資料の9割は読めるようになる。
この基礎用語セットはNotionの別ページに作っておくと、初めての業界に遭遇したときに参照できて便利です。
有報は慣れるまで時間がかかりますが、「事業の内容」セクションだけに絞れば15分で読めます。
Notionと Google ドキュメントの使い分けは
結論、「比較」「ステータス管理」「フィルタ」が必要ならNotion、単発の長文メモなら Google ドキュメントで十分です。
企業研究は複数社を横断して比較することが前提なので、Notionのデータベース機能が圧倒的に向いています。
Google ドキュメントで10社分のメモを作ると、結局「どのファイルにどの会社を書いたか分からなくなる」問題が起きる。
Notionは1つのデータベースに全社がレコードとして入るので、この問題が構造的に発生しません。
ただし、ES本文のような「1000字超えの長文を書く作業」には Google ドキュメントの方が向いている部分もあります。
使い分けの目安は、「構造化したい情報 = Notion」「書くこと自体が目的の情報 = Google ドキュメント」。
両者を併用しても全く問題ありません。
- 企業研究は本命3〜5社を深く、その他を浅く、合計30社上限
- IR資料はサマリースライドの5〜10ページだけでOK
- Notionは構造化、Google ドキュメントは長文、で使い分ける
企業研究から面接準備まで1本化、Notion企業マスタテンプレで今すぐスタート!
ここまで読んで「自分で一から作るのは時間がない」と感じた方にこそ届けたいテンプレです。
就活市場の企業マスタテンプレは、本記事で紹介した7観点・ステータス管理・競合比較・面接逆算メモまで、すべての枠が最初から用意されています。
Notion初心者でもテンプレを複製するだけで即スタート可能です。
27卒のみなさんが残り1年を無駄なく使うための作業台として、ぜひ活用してください。
完全無料・会員登録1分で受け取れるので、企業研究を今日から型化したい方はぜひ受け取ってみてください!
まとめ
企業研究がうまくいかない原因は、才能でも努力量でもなく「型を持っていないこと」です。
調べる観点を7つに固定し、情報源の優先順位を守り、Notionを「プロセスを載せる箱」として設計する。
この3ステップを押さえるだけで、企業研究は「やっているつもり」から「面接で話せる武器」に化けます。
本命3〜5社を深く掘り、本文で紹介したサマリーブロック・7観点セクション・面接逆算メモの構造でNotionページを組み立ててみてください。
最初は時間がかかりますが、1社目を作ってしまえば2社目以降はコピペ複製で一瞬です。
27卒のみなさんにとって、残された時間は思っているよりずっと短いので、「調べ方の型」を今日のうちに決めてしまうことを強くおすすめします。
就活市場のNotion企業マスタテンプレを使えば、この型がそのまま手元に届きます。
企業研究で迷子になっていた時間を、志望動機を磨く時間に振り替えていきましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート














