就職活動の適性検査では、「GAB」を受検することがあります。
GABは総合職向けの長文読解と図表問題が特徴で、事前に練習問題を解いて出題形式に慣れることが合否を分けます。
この記事では、GABの練習問題15選を分野別に解答解説つきで掲載し、対策法・スケジュール・無料サイトまで2026年版の最新情報でまとめます。
- GABの出題分野と難易度
- 分野別の練習問題15選と解答解説
- GABで高得点を取るコツ
- 無料で使える対策サイト・アプリ
- GABの練習問題を実際に解きたい人
- GABの出題パターンを把握したい人
- 総合職の選考でGABを受ける予定の人
目次[目次を全て表示する]
GABとは?基本情報と試験概要
GABは日本SHL社が提供する総合職向けの適性検査で、長文読解と図表読み取りが特徴のテストです。
練習問題に取り組む前に、まず試験の全体像を把握しておきましょう。
GABの概要と特徴
GABは日本SHL社が開発した適性検査で、新卒総合職の採用で広く使われています。
出題科目は言語(長文読解)・計数(図表読み取り)・性格検査の3つです。
長文読解では文章を読んで論理的に判断する問題、計数では複雑な図表から数値を読み取り計算する問題が出題されます。
難易度はSPIより高めとされており、論理的思考力と情報処理力が問われます。
制限時間は科目ごとに15〜25分で、1問あたり1〜2分のスピード感が求められます。
商社・金融・コンサル・大手メーカーなどで多く採用されています。
GABを導入している企業
GABは大手商社・金融・コンサル・メーカーを中心に導入が進んでいます。
総合職採用で論理的思考力と情報処理能力を測る目的で選ばれます。
三菱商事・三井物産・伊藤忠商事などの大手商社で多く採用されています。
志望企業がGABを採用しているかは、就活掲示板や口コミサイトで事前に確認できます。
受検案内が届いてから慌てないよう、志望企業の選考傾向を早めに調べておきましょう。
GABの試験形式と所要時間
GABの能力検査は合計約45分で、言語15分・計数25分・性格検査30分の構成です。
受検形式はテストセンター・自宅Web受検(Web-GAB)が主流です。
言語は8つの長文に対して各問題、計数は29問の図表問題が出題されます。
長丁場のテストのため、集中力の持続が重要なポイントとなります。
事前に時間を計った演習で、本番のリズム感を養いましょう。
GABの出題分野と難易度
GABの能力検査は言語(長文読解)と計数(図表読み取り)の2分野で構成されています。
各分野の出題傾向と難易度を把握してから練習問題に取り組みましょう。
言語(長文読解)の出題範囲
言語では600〜800字の長文を読み、各問題に「正しい・誤り・本文からは判断できない」の3択で答える形式が出題されます。
1つの長文に対して4問程度の質問が連続するため、長文を素早く正確に読む力が問われます。
選択肢の判断は本文の根拠に基づいて行うため、論理的な読解力が必要です。
1問あたり1〜2分の解答時間で、8つの長文を15分で処理する必要があります。
速読力と論理的判断力の両方が求められます。
計数(図表読み取り)の出題範囲
計数では複雑な図表やグラフから数値を読み取り、計算する問題が出題されます。
図表は表・棒グラフ・円グラフなど多様な形式で、複数の図表を組み合わせた問題も出題されます。
計算自体は四則演算や割合計算など中学レベルですが、必要な数値を素早く見つける力が問われます。
1問あたり約50秒の解答時間で、29問を25分で処理する必要があります。
情報処理スピードが命のテストです。
性格検査の評価項目
性格検査では行動特性・思考パターンなどが測定されます。
総合職に求められる「リーダーシップ」「論理的思考力」「対人関係力」などが評価されます。
「望ましそうな回答」を選ぶよりも、自分の本来の傾向を素直に答えることが信頼性スコアを保つ鍵です。
事前に自己分析で自分の総合職適性を整理しておきましょう。
能力検査と性格検査の両面で良いスコアを出すことが、GAB突破の王道です。
GABの練習問題15選【分野別】
GABの練習問題15選を分野別に掲載します。
言語(長文読解)と計数(図表読み取り)の2分野を網羅しています。
言語(長文読解)の練習問題7問
言語の代表的な問題7問を体験しましょう。
問題1:長文「日本のGDPは…」に対し「日本のGDPは世界2位である」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答:本文の記述による
問題2:長文に対し「2010年代に日本のGDPは下がった」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答:本文の記述による
問題3:長文「グローバル化が進む現代…」に対し「グローバル化は良いことだ」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答 C(筆者の価値判断は明示されていない)
問題4:長文に対し「グローバル化は競争を激化させる」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答:本文の記述による
問題5:長文「環境問題への取り組み…」に対し「環境問題は政府の責任である」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答 C
問題6:長文に対し「環境問題は企業も取り組むべきだ」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答:本文の記述による
問題7:長文「AI技術の進展…」に対し「AI技術は人間の仕事を奪う」 A. 正しい B. 誤り C. 判断できない → 解答:本文の記述による
解説
言語問題は「本文に書いてあるか書いていないか」を素早く判断することが基本です。
選択肢の主張が本文の根拠と一致するかを必ず確認しましょう。
「判断できない」は本文に記述がない場合の選択肢で、迷ったらこれを選ぶケースが多いです。
計数(図表読み取り)の練習問題8問
計数の代表的な問題8問を体験しましょう。
問題8:表「2025年の売上は1,200万円、2026年は1,500万円」、増加率は? A. 20% B. 25% C. 30% D. 35% → 解答 B(300/1,200=25%)
問題9:A社の売上1,000万円、B社の売上は60%、合計は? A. 1,500 B. 1,600 C. 1,700 D. 1,800 → 解答 B(1,000+600=1,600)
問題10:表「商品Aの原価500円、定価700円」、利益率は? A. 20% B. 30% C. 40% D. 50% → 解答 C(200/500=40%)
問題11:グラフ「3年間の平均成長率」、1年目100、2年目120、3年目144、年平均成長率は? A. 15% B. 20% C. 22% D. 24% → 解答 B
問題12:表「A製品月間生産1,000個、不良率2%」、不良品数は? A. 10 B. 20 C. 30 D. 40 → 解答 B
問題13:円グラフ「全体360度のうち、A項目は90度」、A項目の割合は? A. 20% B. 25% C. 30% D. 35% → 解答 B
問題14:棒グラフ「年代別売上、20代100、30代150、40代200」、20-40代合計は? A. 350 B. 400 C. 450 D. 500 → 解答 C
問題15:表「3製品の売上比較、A:100、B:150、C:250」、Cの占める割合は? A. 30% B. 40% C. 50% D. 60% → 解答 C(250/500=50%)
解説
計数問題は「必要な数値を素早く見つける」力が最も重要です。
図表全体を読まず、設問で問われている数値だけをピンポイントで読み取る練習をしましょう。
計算自体は四則演算や割合計算が中心のため、計算スピードを上げる練習も並行して行います。
GABの解き方ステップと時間配分
GABで高得点を取るには分野ごとの解き方ステップを確立することが重要です。
長文と図表の処理スピードが合否を分けます。
言語の解き方ステップ
言語は「設問→本文の該当箇所」の順に解くのが効率的です。
まず設問と選択肢を読み、何を問われているかを把握してから本文の該当箇所を探します。
長文を頭から読む必要はなく、設問のキーワードで本文を検索する読み方が時間短縮に繋がります。
「判断できない」を選ぶケースが意外と多いため、本文に明確な根拠がない選択肢は積極的に「判断できない」を選びましょう。
1問あたり1〜2分で解答するスピードを身につけることが目標です。
計数の解き方ステップ
計数は「設問→図表の該当数値」の順に解くのが効率的です。
図表全体を読まず、設問で問われている数値だけをピンポイントで読み取りましょう。
計算は割合・増加率・合計などの基本パターンが中心のため、解法を暗記しておけば瞬時に対応できます。
1問あたり約50秒で解答するスピードが必要です。
計算スピードを上げる練習を、毎日10分の暗算ドリルで継続しましょう。
時間配分の戦略
GABは制限時間がタイトなため時間配分の戦略が必須です。
言語15分で約32問、計数25分で29問を解くため、1問あたりの時間管理が重要です。
分からない問題は即座に飛ばす判断力が、全体スコアを左右します。
難問1つに時間を使いすぎると、解ける問題を逃すリスクがあります。
事前に時間を計った演習で、各分野の時間感覚を体に染み込ませましょう。
GABで高得点を取るためのポイント
GABで高得点を取るには業界別の合格ラインと優先学習分野を理解することが重要です。
戦略的な対策で効率よくスコアを伸ばしましょう。
業界別の合格ライン目安
GABの合格ラインは業界によって6〜8割と幅があります。
大手商社・金融・コンサルなどの最難関業界では7〜8割の正答率が求められます。
大手メーカー・人材業界では6〜7割が目安で、無料対策を徹底すれば十分到達可能です。
志望企業のレベルに合わせて、どこまで仕上げる必要があるかを明確にしましょう。
就活掲示板や口コミサイトで企業ごとのボーダーを推測できます。
優先して対策すべき分野
GABの2分野では計数(図表読み取り)が得点差がつきやすい分野です。
計数は問題数が多く(29問)、解法パターンの暗記で安定して得点できます。
言語は長文を素早く読む練習を繰り返すことで、解答スピードが上がります。
両分野とも本番形式の演習を通して、時間配分を体に染み込ませることが重要です。
苦手分野に時間を多めに配分する戦略が効果的です。
性格検査での注意点
性格検査では総合職に求められる特性が評価されます。
「リーダーシップ」「論理的思考力」「対人関係力」などを意識した回答が、マッチング度を高めます。
「望ましそうな回答」を選ぶよりも、自分の本来の傾向を素直に答えることが信頼性スコアを保つ鍵です。
事前に自己分析で自分の総合職適性を整理しておきましょう。
能力検査と性格検査の両面で良いスコアを出すことが、GAB突破の王道です。
GAB対策におすすめの無料サイト・アプリ
GAB対策には無料サイトとSPI対策本を組み合わせるのが最も効率的です。
無料で活用できる対策ツールを紹介します。
無料対策サイトおすすめ
GABの無料対策サイトとして最も活用すべきはNoah's Arkと就活の教科書です。
Noah's ArkではGABの言語・計数の練習問題が無料で公開されています。
就活の教科書ではGABの例題と出題企業情報が網羅されています。
キャリアパークやPORTキャリアでもGABの対策法と例題が解説されています。
これら無料サイトを活用すれば、GAB対策の主軸を作れます。
GAB専用アプリの活用
「GAB対策」「適性検査トレーニング」などの無料アプリでスキマ時間に練習できます。
言語の長文読解と計数の図表読み取りの両方が収録されています。
iOS・Android両方に対応しており、通学・通勤の電車内などで活用できます。
1日10〜20分の演習で、3週間で約300〜400問の演習が可能です。
Noah's Arkで分野別に学習した後の反復演習用として最適です。
SPI対策本の流用
GABの計数はSPIの非言語と部分的に重複します。
SPI対策本(「これが本当のSPI3だ」など)で、GABの計数対策を補強できます。
大学のキャリアセンターでSPI対策本を無料貸し出ししている場合もあるため、購入前に確認しましょう。
GAB特有の長文読解と図表問題はNoah's Arkの専用問題で対策しましょう。
無料・低コストで効率的に対策できる方法です。
GAB対策のスケジュール
GAB対策に必要な期間は2〜3週間です。
残り日数別の対策方針を整理しました。
2〜3週間の学習スケジュール
GAB対策は2〜3週間前から始めるのが理想的です。
1週目はNoah's Arkで言語と計数の出題形式を一通り把握し、自分の得意・苦手を判別します。
2週目は苦手分野を集中演習し、解法パターンを定着させます。
3週目は本番形式の通し演習で時間配分を体に染み込ませます。
残り1週間は間違えた問題のみを再演習し、本番で取りこぼさない状態に仕上げましょう。
苦手分野の克服法
苦手分野は解法パターンの暗記と反復で攻略するのが最短ルートです。
言語が苦手なら、長文読解の練習を毎日30分継続し、速読力を上げましょう。
計数が苦手なら、図表読み取りと計算問題の両方を集中演習します。
1分野を1週間で集中演習することで、得点が1〜2割アップする効果が期待できます。
苦手分野ほど演習量を増やせば必ず克服できるため、諦めずに繰り返し取り組みましょう。
直前期にやるべきこと
本番直前1週間は、時間配分の最終調整に時間を割きましょう。
本番と同じ時間配分で全分野を通しで演習し、各分野の所要時間と正答率を記録します。
時間が足りない分野があれば、解き方ステップを再確認して解答スピードを上げる対策を行いましょう。
本番前日は早めに就寝し、当日は受検開始30分前にPC・ネット環境のチェックを済ませましょう。
長丁場のテストのため、集中力を維持できるよう体調管理を徹底することが重要です。
GABの練習問題に関するよくある質問
GABの練習問題と対策に関してよくある疑問にお答えします。
事前に解消しておくことでスムーズに対策を進められます。
GABはSPIより難しい?
GABはSPIより難易度が高めとされています。
長文読解と図表読み取りはSPIにない独自分野で、情報処理スピードが厳しく問われます。
SPI対策で身につけた解法パターンは部分的に流用可能ですが、GAB特有の出題形式に慣れる演習が必須です。
事前に時間を計った演習を繰り返すことで、本番のスピード感に対応できるようになります。
GABは制限時間が厳しいため、SPI以上の事前準備が必要です。
Web-GABとペーパー版GABの違いは?
Web-GABは自宅PCでのWeb受検、ペーパー版GABはテストセンター・企業会場での紙ベース受検という違いがあります。
出題内容は基本的に同じですが、Web-GABの方が制限時間が短いケースがあります。
志望企業から届く受検案内メールに「Web-GAB」「テストセンター」のいずれかの記載があるため、案内を熟読しましょう。
対策内容は基本的に共通ですが、Web-GABを受ける場合はPC画面での演習を必ず取り入れてください。
Noah's Arkでは両形式の問題が用意されているため、案内に応じて演習スタイルを切り替えられます。
無料対策だけで本当に合格できる?
合格ラインが6〜7割の中堅企業や大手メーカーであれば、無料対策のみで十分に合格圏内に到達できます。
Noah's ArkとSPI対策本の組み合わせで、無料・低コストで完結する対策が可能です。
大手商社・金融・コンサルなど合格ラインが8割を超える企業を志望する場合は、無料対策+有料書籍1冊の併用が安心です。
有料教材を追加する場合も、SPIノートの会の「CAB・GAB完全突破法」1冊で十分です。
無料対策で全パターンを押さえてから有料教材で苦手補強、という流れが最もコストパフォーマンスに優れています。
まとめ
GABは、長文読解と図表読み取りのスピードが合否を分ける適性検査です。
言語と計数の2分野で、特に計数(図表読み取り)が得点差がつきやすい分野です。
制限時間がタイトなため、解答スピードを上げる演習が必須です。
Noah's ArkとSPI対策本の組み合わせで、無料・低コストで十分に対応可能です。
この記事の練習問題15選と対策法を活用し、GABを突破しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート










