就職活動の適性検査では、「GROW(GROW360)」を受検することがあります。
GROWの対策を始めたいけれど、専用の対策本が見つからずどう準備すればいいかわからないという就活生も多いのではないでしょうか。
この記事では、GROWの対策に活用できるおすすめの書籍・学習法を現実的なアプローチに絞って徹底的に紹介します。
- GROW(GROW360)の基本情報と他の適性検査との違い
- GROW対策に活用できるおすすめ書籍
- GROWの360度評価・IAT・BIG5それぞれの対策ポイント
- GROW対策で併用すべきツール・サービス
- GROWの対策方法を知りたい人
- GROWに使える書籍や参考資料を探している人
- GROWのAI嘘検出や360度評価に不安を感じている人
目次[目次を全て表示する]
GROWとは?基本情報と特徴
GROWは、従来の適性検査とは根本的に異なるAI搭載の360度コンピテンシー評価ツールです。
ここでは、GROWの基本的な情報と特徴について解説します。
GROWの概要
GROW(正式名称:GROW360)は、Institution for a Global Society(IGS)株式会社が提供するAI搭載の360度コンピテンシー評価ツールです。
SPIや玉手箱のような従来型の能力検査・性格検査とは根本的に異なり、自己評価と他者評価を組み合わせた360度評価という独自の手法を採用しています。
具体的には、BIG5性格特性検査とIAT(潜在連合テスト)によって受検者自身の性格特性を測定し、さらに周囲の評価者による360度評価を加えて総合的に判定を行います。
最大の特徴は、AIが回答の嘘を検出する機能を搭載しているという点です。
自分をよく見せようとして本心と異なる回答をすると、AIによって不正直な回答と判定される可能性があるため、正直に回答することが極めて重要です。
累計20万人以上が受検しており、スマホでも受検可能なため、企業の採用選考で急速に導入が広がっている注目の評価ツールです。
GROWを導入している企業の傾向
GROWは、ANA(全日本空輸)や野村ホールディングスなどの大手企業で導入実績があります。
従来の適性検査では測定しきれなかったコンピテンシー(行動特性)を科学的に評価したいという企業ニーズに応える形で、導入企業が増加しています。
特に、チームワークやリーダーシップ、主体性といったソフトスキルを重視する企業での導入が目立ちます。
航空業界や金融業界のほか、コンサルティングファームやメーカーなど幅広い業界で採用されるケースが増えてきています。
GROWの導入企業は公式には一覧が公開されていないため、就活サイトの口コミや体験談、OB・OG訪問を通じて事前に確認しておくことが重要です。
志望企業がGROWを導入しているかどうかを早期に把握し、必要な準備を進めておきましょう。
GROWの検査内容と受検方式
GROWは、「BIG5性格特性検査」「IAT(潜在連合テスト)」「360度評価」の3つの要素で構成されています。
BIG5性格特性検査は、心理学で広く認められている5つの性格因子(開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向)を測定するテストです。
IAT(潜在連合テスト)は、受検者が自覚していない潜在的な性格傾向を測定するテストであり、意図的に回答を操作することが極めて難しい設計になっています。
360度評価は、受検者自身だけでなく周囲の評価者(友人・先輩・同僚など)にも評価を依頼し、複数の視点から受検者のコンピテンシーを測定する仕組みです。
受検はスマートフォンから行うことができ、自宅など好きな場所で受検可能です。
従来の適性検査のようにテストセンターに行く必要がないため、受検のハードル自体は低いといえるでしょう。
GROWの対策本の選び方(専用対策本がない現状)
GROWは従来の適性検査とは根本的に異なるため、対策本の選び方にも独自の視点が必要です。
ここでは、GROW対策に活用できる書籍の選び方を紹介します。
GROW専用の対策本は存在しない
まず最も重要な事実として、GROWに特化した専用の対策本は現時点で存在しません。
SPIや玉手箱には多数の問題集・対策本が出版されていますが、GROWはAI搭載の360度評価ツールという特殊な検査であるため、従来型の問題集を作ること自体が不可能です。
GROWにはそもそも「正解」が存在しないため、繰り返し問題を解いて得点力を上げるという学習方法が適用できません。
BIG5やIATは性格検査であり、受検者の素の性格特性を測定するものです。
さらに360度評価は他者からの評価が含まれるため、受検者本人の努力だけでコントロールできる領域が限られているのが実情です。
専用の対策本がないからといって何も準備しなくてよいわけではなく、自己分析本や性格検査の基礎知識を身につけることが実質的な対策になります。
自己分析本がGROWの最良の対策本となる理由
GROWの中心はBIG5性格特性検査とIATであり、自分自身の性格特性を深く理解しておくことが最も有効な対策です。
自己分析を通じて自分の価値観・強み・弱みを明確にしておけば、BIG5の質問に対して迷いなく一貫性のある回答ができるようになります。
また、GROWのAIは回答の嘘を検出するため、自分をよく見せようと取り繕うことは逆効果です。
自己分析で「本当の自分」を正確に認識しておくことで、正直に回答しても自信を持てる状態を作ることができます。
自己分析本に取り組む過程で、自分の行動パターンや思考の癖を客観的に把握できれば、360度評価で他者から受ける評価との乖離も少なくなります。
GROWの対策において自己分析本は「代替品」ではなく「最適な対策本」であると考えてよいでしょう。
適性検査の基礎を理解するための書籍も有効
GROW自体の対策本はなくても、適性検査全般の仕組みを理解するための書籍は対策に役立ちます。
性格検査の回答方法や評価の仕組みを知っておくことで、GROWの検査に対する不安を軽減できます。
SPIの性格検査パートの解説が充実している対策本は、性格検査一般の回答のコツを学ぶ上で参考になります。
適性検査の基礎知識があれば、GROWの検査を受ける際にも冷静に対応できるようになります。
ただし、SPIの性格検査とGROWの性格検査は測定方法が大きく異なるため、SPIの対策がそのままGROWに通用するわけではありません。
あくまで「性格検査とはどういうものか」という基礎理解を深めるための参考として活用しましょう。
GROW対策におすすめの書籍【自己分析・性格検査】
GROW対策に直接的に役立つ書籍は限られていますが、厳選した書籍を紹介します。
自己分析の深化と性格検査の基礎理解の両面から活用できる書籍を選びました。
絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方(ダイヤモンド社)
ダイヤモンド社から出版されている『絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方』は、GROW対策として最もおすすめの一冊です。
本書は自己分析のワークシートが豊富に収録されており、自分の価値観・強み・弱み・行動パターンを体系的に整理することができます。
GROWのBIG5性格特性検査では、自分の性格特性について正確に把握していることが正直な回答につながります。
本書のワークを通じて自分の性格を客観的に言語化しておけば、GROWの質問に対して迷いなく回答できるようになります。
また、360度評価では他者から見た自分の姿が評価されるため、自己分析を通じて「自分が他者からどう見られているか」を事前に把握しておくことも重要です。
GROW対策に限らず、エントリーシートや面接対策にも直結するため、就活全体を通じて活用できる投資価値の高い一冊です。
- 自己分析ワークシートで自分の性格特性を体系的に整理できる
- GROWのBIG5検査に一貫性のある回答をするための土台になる
- ES・面接対策にも直結し就活全体で活用できる
これが本当のSPI3だ!(SPIノートの会・講談社)
講談社から出版されている『これが本当のSPI3だ!』は、適性検査の基礎理解を深めるために活用できる書籍です。
SPIノートの会が著者を務めており、SPI3の能力検査と性格検査の両方について詳しく解説されています。
GROWとSPIは検査の仕組みが大きく異なりますが、性格検査の基本的な考え方や回答の際の心構えを学ぶ上でこの書籍は参考になります。
性格検査では一貫性のある回答が重要であるという基本原則は、SPIでもGROWでも共通しています。
また、SPIの性格検査を実際に体験することで、性格検査特有の質問形式に慣れておくことができます。
GROWのBIG5性格特性検査に初めて臨む就活生にとって、性格検査の「練習」として事前に取り組んでおく価値がある一冊です。
- 性格検査の基本的な仕組みと回答の考え方を学べる
- 性格検査の回答に慣れるための練習教材になる
- SPIノートの会による信頼性の高い解説
性格検査対策として自己分析本を読む際のポイント
自己分析本をGROW対策として活用する際には、いくつかの意識すべきポイントがあります。
まず、自己分析の結果を「就活用の正解」として固定してしまわないことが大切です。
GROWのAIは嘘を検出するため、自己分析で作り上げた理想像に合わせて回答しようとすると逆効果になります。
自己分析本で取り組むべきなのは、「ありのままの自分」を正確に把握する作業です。
自分の弱みや課題を認識することも含めて、等身大の自分を理解しておくことがGROWの正直な回答につながります。
また、BIG5の5因子(開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向)を意識しながら自己分析を進めると、GROWの検査内容との接続がスムーズになります。
GROW対策のポイント【360度評価・IAT対策】
GROWの最大の特徴は360度評価とIATという従来の適性検査にはない独自の評価手法です。
ここでは、360度評価とIATのそれぞれについて具体的な対策ポイントを解説します。
360度評価の仕組みと対策
GROWの360度評価では、受検者本人だけでなく周囲の評価者にも評価を依頼する仕組みになっています。
具体的には、友人・先輩・同僚・ゼミのメンバーなどに評価者として参加してもらい、受検者のコンピテンシー(行動特性)を多角的に測定します。
360度評価は自己評価と他者評価の一致度も重要な指標とされており、自己認識が正確な人ほど高い評価を得やすい傾向があります。
対策としては、日頃から自分の行動を振り返り、他者からどう見られているかを意識することが重要です。
評価者の選定にも注意が必要で、自分をよく知っている信頼できる人に依頼することが推奨されます。
360度評価は短期間の付け焼き刃では対策できないため、普段の人間関係や行動姿勢が直接反映される検査であることを理解しておきましょう。
IAT(潜在連合テスト)の対策ポイント
IAT(潜在連合テスト)は、受検者の潜在的な性格傾向を反応速度から測定するテストです。
画面に表示される刺激に対してできるだけ速く分類する作業を行い、その反応速度のパターンから潜在的な態度や性格特性を推定します。
IATの最大の特徴は、意図的に回答を操作することが極めて難しいという点です。
反応速度をもとに測定するため、意識的にコントロールしようとしても潜在的な傾向が表れてしまう設計になっています。
そのため、IATに対する直接的な「対策」は存在せず、リラックスした状態で素直に取り組むことが最善の対応です。
事前にIATの仕組みを理解しておくことで、本番で戸惑うことなく自然体で受検できるようになります。
BIG5性格特性検査での回答のコツ
BIG5性格特性検査は、心理学で広く認められている5つの性格因子を測定するテストです。
開放性(新しい経験への関心)、誠実性(計画性や責任感)、外向性(社交性や活発さ)、協調性(他者への配慮)、神経症傾向(感情の安定性)の5因子について質問されます。
回答の際に最も重要なのは、自分の性格を正直に回答することです。
GROWにはAIによる嘘検出機能があるため、「企業が求めるであろう回答」を推測して選ぼうとすると、不正直と判定されるリスクがあります。
BIG5の5因子にはそれぞれ「高いほうが良い」「低いほうが良い」という一律の基準はなく、企業や職種によって求められる特性が異なります。
自己分析で把握した「ありのままの自分」をそのまま回答に反映させることが、結果的に最も良い評価につながる対策です。
GROWの効果的な対策法
GROWは従来の適性検査とは対策の考え方が根本的に異なりますが、事前にできる準備は確実にあります。
ここでは、GROWに向けた実践的な対策法を紹介します。
自己理解を深めることが最大の対策
GROWの対策において最も重要なのは、自分自身の性格特性を正確に理解しておくことです。
GROWはBIG5とIATで受検者の「素の性格」を測定し、AIで嘘を検出する仕組みのため、取り繕った回答は通用しません。
逆にいえば、自分の性格を正確に理解し、正直に回答できる状態を整えておけば、それが最善の対策になります。
自己分析本のワークに取り組む、友人や家族に自分の印象を聞く、過去の経験を振り返って自分の行動パターンを分析するといった方法が効果的です。
特にBIG5の5因子(開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向)を意識しながら自分を振り返ると、GROWの検査内容と直結した自己理解を深められます。
自己理解が深まっていれば、GROWの質問に迷いなく回答でき、AIに「一貫性のある正直な回答」と判定される可能性が高まります。
評価者との日頃の関係性を大切にする
GROWの360度評価では、周囲の評価者からの客観的な評価が結果に直結します。
評価者は受検者自身が選定することが一般的ですが、自分に甘い評価をしてくれる人だけを選ぶのは適切ではありません。
GROWは複数の評価者からの回答を統計的に処理するため、極端に偏った評価は除外される仕組みになっていると考えられます。
対策としては、日頃から周囲の人との信頼関係を築き、誠実な態度で接しておくことが最も確実です。
また、評価者に事前に「正直に回答してほしい」と伝えておくことも重要です。
360度評価は短期間で対策できるものではないため、普段の行動そのものがGROWの評価に反映されることを意識しておきましょう。
受検環境を整えてリラックスして臨む
GROWはスマートフォンで受検可能ですが、受検環境を整えることが意外に重要な対策です。
IATは反応速度を測定するため、通知が頻繁に入るスマートフォンの状態では集中を妨げられ、正確な測定ができなくなる可能性があります。
受検前にスマートフォンの通知をオフにし、静かで集中できる環境を確保しましょう。
Wi-Fi環境が安定していることも確認しておくと、通信エラーによるトラブルを防げます。
GROWに正解はないため、「間違えたらどうしよう」と緊張する必要はありません。
深呼吸をして気持ちを落ち着けてから受検を開始し、リラックスした状態で素直に回答することを心がけましょう。
GROWの対策で併用すべきツール・サービス
書籍だけでなく、各種ツールやサービスを併用することでGROWへの備えをより万全にできます。
ここでは、GROW対策に役立つツールやサービスを紹介します。
無料の自己分析ツールを活用する
GROWのBIG5性格特性検査への準備として、無料の自己分析ツールを事前に活用することが非常に効果的です。
「OfferBox」のAnalyzeU+や「キミスカ」の適性検査など、就活サイトが提供する無料の自己分析ツールは、自分の性格特性を客観的に把握するのに役立ちます。
これらのツールで自分の性格傾向を事前に理解しておけば、GROWのBIG5検査に対しても自信を持って回答できるようになります。
特にBIG5の5因子に基づいた性格診断ツールは、GROWで測定される内容と直結するため優先的に活用すべきです。
複数のツールを試して結果を比較することで、より正確な自己理解につなげることができます。
自己分析ツールの結果はGROW対策だけでなく、面接での自己PR作成やES対策にも活用できるため一石二鳥です。
就活サイトの体験談で情報収集する
GROW(GROW360)の対策で有効な情報源の一つが、就活サイトに掲載されている選考体験記です。
「ONE CAREER」「unistyle」「就活会議」などの就活サイトでは、実際にGROWを受検した就活生の体験談が投稿されていることがあります。
体験談には、GROWの受検の流れ、360度評価の評価者選定の方法、BIG5やIATの具体的な内容に関する情報が含まれていることがあります。
どの企業がGROWを導入しているかの情報も体験談から得られるため、志望企業の検索と合わせて確認するとよいでしょう。
ただし、体験談はあくまで個人の主観に基づく情報であるため、複数の情報源を比較して信頼性を判断することが大切です。
対策本で基礎知識を身につけた上で、体験談で具体的なイメージを補完するという使い方がおすすめです。
他者フィードバックを積極的に集める
GROWの360度評価に備えるために、日常的に他者からフィードバックをもらう習慣をつけることが重要です。
友人、ゼミの仲間、サークルのメンバー、アルバイト先の同僚など、さまざまな立場の人に自分の印象や強み・弱みを聞いてみましょう。
他者からのフィードバックと自己認識の間にギャップがある場合は、そのギャップを理解しておくこと自体がGROW対策になります。
GROWでは自己評価と他者評価の一致度が重要な指標とされているため、ギャップが小さいほど「自己認識が正確な人材」と評価される可能性が高まります。
他者フィードバックは一度きりではなく、継続的に集めることで自己理解の精度が向上します。
日頃から周囲とオープンなコミュニケーションを取り、自分を客観視する姿勢を持ち続けることが最も効果的な360度評価対策です。
GROWの対策に関する注意点
GROWの対策を進める上で、知っておくべき重要な注意点があります。
ここでは、GROW対策で陥りがちな落とし穴と対処法を解説します。
嘘をついて回答することの危険性
GROWの対策で最も避けるべきなのは、自分をよく見せようとして嘘の回答をすることです。
GROWにはAIによる嘘検出機能が搭載されており、BIG5の回答パターンやIATの反応速度データを統合的に分析して、不正直な回答を検出します。
たとえば、BIG5で「社交的である」と回答しても、IATの潜在的な測定結果で内向的な傾向が示された場合、回答の信頼性が低いと判定される可能性があります。
嘘が検出されると回答全体の信頼性が疑われ、選考において大きなマイナスとなります。
「企業が求める人物像に合わせた回答をしよう」という考えは捨て、ありのままの自分を正直に回答することが最善の対策です。
GROWは「理想的な性格の人」を選ぶための検査ではなく、「正直で自己認識が正確な人」を評価する検査であることを理解しておきましょう。
対策本の情報を鵜呑みにしない
Web上や一部の書籍には「GROWではこう回答すべき」といった攻略情報が掲載されていることがありますが、鵜呑みにするのは危険です。
GROWは従来の適性検査とは根本的に異なるAI搭載の評価ツールであり、SPIや玉手箱の攻略法がそのまま通用するわけではありません。
特に「この因子のスコアを高く見せるにはこう回答する」といった技術的な攻略情報は、GROWのAI嘘検出に引っかかるリスクがあります。
GROWの対策として参考にすべきなのは、検査の仕組みや形式に関する客観的な情報に限定しましょう。
回答内容を事前に決めておくような「対策」は、GROWにおいては逆効果になる可能性が高いです。
信頼性の低い攻略情報に振り回されるよりも、自己分析を深めて正直に回答する準備をすることに時間を使いましょう。
360度評価の評価者選びの注意点
GROWの360度評価では評価者の選定が重要ですが、評価者選びにもいくつかの注意点があります。
まず、自分に甘い評価をしてくれそうな人だけを評価者に選ぶのは避けるべきです。
GROWは複数の評価者の回答を統計的に処理するため、一人だけ極端に高い評価をしていると異常値として処理される可能性があります。
また、自分との接点が少ない人を評価者に選んでも、表面的な評価しか得られないため正確な結果につながりません。
理想的な評価者は、自分のことをよく知っていて、かつ正直に評価してくれる信頼できる人です。
評価者には事前に「正直に回答してほしい」と伝え、忖度せずに率直な評価をお願いしましょう。
GROWの対策に関するよくある質問
GROWの対策について、就活生からよく寄せられる質問にお答えします。
GROWは対策しなくても大丈夫ですか?
GROWは「対策ができない検査」と言われることもありますが、全く準備をしないのはおすすめできません。
確かにGROWにはSPIのような問題演習型の対策は不要ですが、検査の仕組みを事前に理解しておくことで心理的な余裕が大きく変わります。
GROWの360度評価やIATの仕組みを知らないまま受検すると、初見の形式に戸惑い、本来の力を発揮できない可能性があります。
また、自己分析を通じて自分の性格特性を正確に把握しておくことは、GROWで正直な回答をするための重要な準備です。
「過度な対策は不要だが、検査の理解と自己分析は必須」というのがGROW対策の正しい考え方です。
対策本で基礎知識を身につけ、自己分析で自分を深く理解した上で、本番では素直に回答するという流れが最も効果的です。
GROWのAIに嘘がバレることはありますか?
GROWのAIは回答の嘘を高い精度で検出する機能を搭載しています。
BIG5性格特性検査の回答パターンとIAT(潜在連合テスト)の反応速度データを統合的に分析し、自覚的な回答と潜在的な特性の間に矛盾がないかを判定します。
たとえば、BIG5で「非常に外向的である」と回答しても、IATの反応パターンで内向的な傾向が検出された場合、その矛盾がAIによってフラグ付けされます。
AIの嘘検出を意図的にすり抜けることは極めて難しいとされており、対策として嘘をつくことは無意味どころか逆効果です。
正直に回答して得られた結果がたとえ自分の理想と異なっていたとしても、それが企業にとって不利な評価になるとは限りません。
企業はそれぞれ異なる人材像を求めているため、正直な回答が結果的に自分に合った企業とのマッチングにつながります。
360度評価の評価者は何人必要ですか?
GROWの360度評価における評価者の人数は企業や検査の設定によって異なりますが、一般的には3人から5人程度の評価者を選定することが求められます。
評価者が少なすぎると統計的な信頼性が低くなり、逆に多すぎると評価者への負担が大きくなるため、適切な人数を選ぶことが重要です。
評価者の人数よりも重要なのは、評価者の「質」です。
自分のことをよく理解している人、正直に評価してくれる人を選ぶことが、正確な評価結果につながります。
友人、ゼミの仲間、サークルのメンバー、アルバイト先の同僚など、異なる関係性の人を評価者に含めると多角的な評価が得られます。
評価者には事前に趣旨を説明し、忖度せずに率直な評価をお願いすることが大切です。
まとめ
GROW(GROW360)はAI搭載の360度コンピテンシー評価ツールであり、専用の対策本は現時点で存在しないという特殊な検査です。
GROWはBIG5性格特性検査とIAT(潜在連合テスト)を組み合わせた性格検査が中心であるため、自己分析本を活用して自分の性格特性を正確に把握しておくことが最も効果的な対策です。
『絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方』(ダイヤモンド社)で自己理解を深め、『これが本当のSPI3だ!』(SPIノートの会・講談社)で性格検査の基礎を理解するという組み合わせが推奨されます。
GROWのAIは回答の嘘を検出するため、自分をよく見せようとする回答は逆効果であり、正直に回答することが最善の対策です。
GROWは「ありのままの自分」を正直に伝えることが最も良い結果につながる検査であるため、自己分析を深め、リラックスした状態で素直に受検しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











