大和総研で実施されるWebテスト(玉手箱)の種類と出題形式
大和総研のWebテストのボーダーライン・採用倍率・選考フロー
玉手箱を突破するための科目別の対策ポイント
大和総研の本選考・インターン選考を控えている就活生
金融系シンクタンク(日本総研・NRIなど)を併願している人
玉手箱の対策方法やボーダーの目安を知りたい人
大和総研は、大和証券グループのシンクタンク兼システム会社として、リサーチ・コンサルティング・システムの3つの機能を有する企業です。
金融業界を中心に高度な分析力とIT技術を駆使したサービスを提供しています。
大和証券グループの中核企業として安定した経営基盤を持ちながら、シンクタンクとしての知的な業務環境と、IT企業としての技術力を兼ね備えている点が就活生に人気の理由です。
就活生からの人気も高く、大和総研の玉手箱はボーダーがかなり高いとされており、しっかりとした対策が求められます。
この記事では、大和総研のWebテストの種類や形式、ボーダーライン、そして効果的な対策方法まで徹底的に解説します。
目次[目次を全て表示する]
大和総研のWebテストの種類・形式
大和総研の選考を受けるにあたって、まず把握すべきはWebテストの種類と形式です。
適性検査の種類によって対策方法が大きく異なるため、事前の情報収集が極めて重要になります。
大和総研はリサーチ・コンサルティング・システムの3コースで採用を行っているため、コースに応じた選考内容の違いも把握しておきましょう。
大和総研で出題されるWebテストの種類
大和総研の本選考では、玉手箱が実施されています。
玉手箱は自宅受検型のWebテストとしてトップシェアを誇る適性検査です。日本エス・エイチ・エル(SHL)が開発・提供しており、大手金融機関やコンサルティングファームで広く採用されているテスト形式です。
PwC、アクセンチュア、日本総合研究所などと並んで、大和総研も玉手箱を採用している企業の一つです。金融系のシンクタンクやIT企業では玉手箱が主流であるため、金融業界を併願する場合は玉手箱の対策を優先的に進めておくと効率的です。
なお、年度によってはテスト形式が変更される可能性もあるため、エントリー後に届く選考案内を必ず確認するようにしてください。
出題科目と試験時間
玉手箱の出題科目は計数(非言語)、言語、性格検査の3科目が基本です。
計数では「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄推測」の3つの形式のうち、いずれかが出題されます。四則逆算の場合は約9分で50問、図表の読み取りの場合は約15分で29問、表の空欄推測の場合は約20分で20問という構成が典型的です。
言語分野では「論理的読解(GAB形式)」または「趣旨判定」が出題されます。論理的読解では長文を読んで「正しい」「正しくない」「判断できない」の3択で判断する形式、趣旨判定では長文の要旨を選択肢から選ぶ形式です。
1問あたりにかけられる時間が短く、同じ問題形式が連続して出題されるのが玉手箱の特徴です。出題パターンが固定されているため、パターンに慣れさえすれば安定して高得点を取りやすいテストでもあります。
問題数が多く、科目ごとに制限時間が設けられているため、スピーディーに解答する力が求められます。性格検査は約20分で200問程度に回答する形式で、直感的にテンポよく答えていく必要があります。
受検方式(テストセンター/自宅受検など)
大和総研のWebテストは、自宅受検型が中心です。
自宅のパソコンから受検するため、安定したネット環境を確保しておきましょう。受検中に通信が切断されると試験が中断される可能性があるため、Wi-Fiではなく有線LANでの接続が推奨されます。
玉手箱にはテストセンター版(C-GAB)もありますが、大和総研では自宅受検型が主流です。自宅受検型のため、テストセンター形式のような結果の使い回しはできません。
受検期間は通常1〜2週間が設けられますが、期限ギリギリに受検するとトラブル時に対応が困難になるため、案内が届いたら早めに受検することをおすすめします。受検環境としては、静かな場所で集中できる環境を整え、ブラウザの推奨環境を事前に確認しておくことも大切です。
大和総研のWebテストのボーダー・合格ライン
Webテスト対策を行うにあたって、ボーダーラインの目安を知っておくことは非常に重要です。
大和総研はシンクタンクという業界特性上、受検者のレベルが高く、それに応じたボーダーが設定されていると考えられます。
大和総研のWebテストのボーダーはどのくらい?
大和総研の玉手箱のボーダーは、かなり高い水準に設定されていると言われています。
具体的な数値は公表されていませんが、しっかりとした対策なしでは突破が難しいとされています。過去の選考体験談では「玉手箱の対策をしっかりしていないと落ちる」という声が多く見られます。
一般的に玉手箱のボーダーは6割程度と言われていますが、大和総研はシンクタンクとして高いレベルの受検者が集まるため、6割では安全とは言い切れません。同じ金融系シンクタンクの日本総合研究所やNRI(野村総合研究所)と同程度のボーダーが設定されていると推測されます。
安全圏を狙うなら7割以上を目標に対策を進めることをおすすめします。余裕を持って8割を目標にしておくと、ボーダーの変動があった場合にも対応できます。
なお、コースによってボーダーが異なる可能性もあります。リサーチコースやコンサルティングコースは応募者のレベルが特に高いため、システムコースよりもボーダーが高い可能性があります。
大和総研の採用倍率
大和総研は大和証券グループのシンクタンクとして知名度が高く、採用倍率は高い水準です。
リサーチ・コンサルティング・システムの3コースで採用を行っており、特にリサーチコースは採用数が少ないため倍率が非常に高い傾向にあります。推定では全体の採用倍率は20〜30倍程度ですが、リサーチコースに限ると50倍以上に達する可能性もあります。
システムコースは採用数が比較的多い(例年100名前後)ため倍率はやや低いですが、それでも人気企業としての競争は存在します。
ES通過率は低めであり、WebテストとESの両方で高い評価を得ることが必要です。Webテストで足切りされるケースも多いため、対策は最優先で取り組むべき課題です。
学歴フィルターについては明確な情報はありませんが、選考通過者には旧帝大や早慶、GMARCH以上の大学出身者が多い傾向があります。ただし、Webテストの高スコアとES・面接の質があれば、出身大学に関わらず十分にチャンスがあります。
テスト結果の使い回しはできる?
大和総研のWebテストは自宅受検型の玉手箱であるため、テストセンター形式のような結果の使い回しはできません。
毎回新たに受検する必要があります。つまり、他社の玉手箱で高得点を取っていても、大和総研の選考では改めて受検し直す必要があるということです。
他社の玉手箱で練習してから本番に臨むと、出題パターンに慣れることができます。日本総合研究所やPwCコンサルティング、アクセンチュアなども玉手箱を採用しているため、これらの企業の選考を先に受検して練習しておくのが効果的です。
玉手箱は出題パターンが限られているため、複数の企業で受検して経験を積むことで、パターンへの対応力が格段に向上します。志望度の低い企業を「練習先」として活用する戦略を検討してみましょう。
大和総研の選考フロー
Webテスト対策を効果的に進めるためには、選考フロー全体を把握しておくことが重要です。
大和総研はコースによって選考内容が異なるため、志望コースの選考フローを事前に確認しておきましょう。
新卒の選考フロー
大和総研の新卒選考フローは、「ES提出 → Webテスト(玉手箱) → 1次面接 → 2次面接 → 最終面接 → 内定」という流れが基本です。
リサーチ・コンサルティング・システムの3コースで採用を行っており、コースによって選考内容が異なります。リサーチコースでは論文試験や専門知識を問う面接が実施されることがあり、コンサルティングコースではケース面接が含まれるケースも報告されています。
面接では志望動機やガクチカに加え、金融業界への関心や分析力が問われます。1次面接は若手社員との個人面接が中心で30〜40分程度、2次面接はマネージャークラスとの面接が行われます。
最終面接は役員面接で、入社への熱意や企業文化への適合度が確認されます。全体の選考期間は約1〜2ヶ月が目安です。
インターン参加者には早期選考ルートが用意されることもあり、本選考の一部ステップが免除される場合もあるため、インターンへの参加は積極的に検討する価値があります。
中途(転職)の選考フロー
中途採用の場合も適性検査は実施される傾向にあります。
職務経歴や専門スキルが重視されますが、適性検査も合否に影響するため対策は必要です。
リサーチ部門の中途採用では、経済分析や金融市場に関する専門知識と実務経験が求められます。システム部門では、金融系システムの開発経験やプロジェクトマネジメントの経験が重視されます。
面接は通常2〜3回実施され、即戦力としてのスキルと大和証券グループの企業文化への適合度が確認されます。
ESの通過率と頻出質問
ESの通過率は低めです。ただし、ESの内容自体はそこまで重くない印象という声もあります。設問数が少なく、文字数の制限も比較的緩やかであるため、限られたスペースで的確に自分をアピールする力が求められます。
頻出質問は「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」「大和総研で実現したいこと」が中心です。
大和証券グループの強みと大和総研の独自性を理解し、志望動機を構築しましょう。「なぜ大和総研なのか」という問いに対しては、日本総合研究所(三井住友グループ)やNRI(野村證券グループ)との違いを明確に述べられることが重要です。
大和総研の特徴としては、「大和証券グループの一員として証券業務のシステムを中核で支えていること」「リサーチ力が高く経済レポートが広く活用されていること」「ESG・サステナビリティ分野のコンサルティングに強みがあること」などが挙げられます。これらのポイントを志望動機に織り込むことで、他の応募者との差別化を図りましょう。
大和総研のWebテスト対策方法
ここからは、大和総研のWebテストを突破するための具体的な対策方法を解説します。
玉手箱はスピード勝負のテストであるため、解答速度を上げる練習が特に重要です。
言語分野の出題傾向と対策
玉手箱の言語分野では、長文を読んで趣旨を判断する問題が中心です。
「論理的読解」では文章の内容が設問と一致するか、矛盾するか、判断できないかを選ぶ形式です。この3択の判断が紛らわしいケースも多く、「本文に書いていないこと=判断できない」と機械的に処理するトレーニングが必要です。
「趣旨判定」形式の場合は、長文全体の要旨を把握した上で、最も適切な選択肢を選ぶ問題が出題されます。文章の細部ではなく全体の流れを掴む力が求められます。
1問あたりの制限時間が短いため、素早く文章のポイントを掴む練習が不可欠です。言語分野では約25分で30〜50問程度を解く必要があり、1問あたり30秒〜1分しかかけられません。
効果的な解法テクニックとしては、設問を先に読んでから本文に目を通す「スキャニング」法がおすすめです。何を問われているかを把握してから本文を読むことで、必要な情報を効率的に見つけることができます。
非言語分野の出題傾向と対策
玉手箱の計数分野では、四則逆算、図表の読み取り、表の空欄推測などが出題されます。
四則逆算では「□÷5=12」「□×0.3=9」のような穴埋め計算が約9分で50問出題されます。1問あたり約10秒しかかけられないため、瞬時に計算できるレベルまで暗算力を鍛えておく必要があります。
図表の読み取りでは、グラフや表から数値を読み取り、構成比や増減率を計算する問題が出題されます。例えば「2023年の売上高に占める海外売上の比率は何%か」のような問題で、割り算や百分率の計算を素早く行う力が必要です。
計算スピードが求められるため、暗算力を鍛えておくと有利です。四則逆算は対策の効果が最も出やすい分野であり、毎日15分の練習を2週間続けるだけでも解答スピードが大幅に向上します。
問題集を繰り返し解いてパターンに慣れ、制限時間内に確実に解ける練習を重ねましょう。同じ形式の問題が連続して出題されるため、パターンに慣れさえすれば得点が安定します。
性格検査のポイント
性格検査では一貫性のある回答が重要です。
シンクタンクが求める分析力や論理性を意識しつつ、正直に回答しましょう。大和総研では論理的思考力、知的好奇心、責任感、チームワークを重視する傾向があります。
性格検査は約20分で200問程度に回答する必要があるため、1問に5〜6秒以上かけないことを意識しましょう。深く考えすぎると時間が足りなくなるため、直感的にテンポよく回答することが大切です。
矛盾した回答は「虚偽性」が高いと判定されるリスクがあるため、自分の素直な感覚で一貫した回答を心がけることが安全な対策です。「理想の自分」ではなく「ありのままの自分」で回答することを意識してください。
おすすめの対策本・ツール
玉手箱対策には「これが本当のWebテストだ!(1)玉手箱・C-GAB編」が定番です。この参考書は玉手箱の全出題パターンを網羅しており、計数・言語の両方を効率的に対策できます。
「Webテスト完全対策 玉手箱・TG-WEB・Web-CAB」も併用すると、より多くの問題パターンに触れることができ、本番での対応力が高まります。
SPI対策も並行して行っておくと、さまざまな適性検査に対応できるようになります。万が一テスト形式が変更された場合のリスクヘッジとしても有効です。
参考書を2〜3周繰り返し解き、スピードと正確さの両立を目指しましょう。1周目で全体の出題パターンを把握し、2周目以降は時間を計りながら解答して本番を想定した練習を行うのが効果的です。
オンラインの模擬試験ツールやアプリも活用すると、隙間時間に効率よく対策を進められます。特に四則逆算のスピードアップには、スマートフォンアプリでの反復練習が効果的です。
大和総研の面接で聞かれる質問と対策
Webテストを通過した後の面接についても事前に準備しておきましょう。
大和総研の面接では、「なぜ大和総研なのか」「競合他社との違い」が繰り返し問われます。
日本総合研究所やNRIとの差別化ポイントを明確にしておくことが重要です。大和総研の特徴は「大和証券グループの一員として証券システムの中核を担っていること」「経済リサーチの質が高いこと」「ESG・サステナビリティ分野に強みがあること」であり、これらが日本総研(三井住友グループ)やNRI(野村グループ)との差別化ポイントになります。
面接でよく聞かれる質問としては、「学生時代に最も力を入れたこと」「あなたの強みと弱み」「困難を乗り越えた経験」「大和総研でどのようなキャリアを築きたいか」「最近関心のある経済・金融のニュース」が挙げられます。これらの質問に対して、具体的なエピソードを交えた回答を準備しておきましょう。
金融業界の知識やIT技術への関心を具体的に示せると、高い評価を得やすい傾向があります。経済ニュースや金融市場の動向について日頃からアンテナを張り、自分なりの考えを持っておくことが面接対策として有効です。
システムコースの面接では、プログラミング経験やIT技術への関心が問われることが多いです。具体的な開発経験や学習中の技術について語れるよう準備しておきましょう。リサーチコースでは経済分析力が問われるため、ゼミでの研究テーマや経済に関する知見を整理しておくことが大切です。
大和総研のWebテストに関するよくある質問
ここでは、大和総研のWebテストに関してよく寄せられる質問に回答します。
大和総研のWebテストはいつ実施される?
Webテストの実施時期は、ES提出と同時期に案内されるのが一般的です。
本選考の場合、例年3月〜4月頃にESの受付が始まり、Webテストもその時期に受検が求められます。受検期間は通常1〜2週間が設けられますが、期限に余裕がないケースもあるため、案内が届いたら速やかに受検しましょう。
インターン選考の場合は、夏季インターンであれば5〜7月頃、冬季インターンであれば10〜12月頃にWebテストが実施されることが多いです。
金融系シンクタンクを複数受験する場合は、選考時期が重なることが多いため、スケジュール管理をしっかり行い、Webテスト対策を早めに済ませておくことが重要です。
Webテストで落ちることはある?
はい、Webテストで落ちることは十分にあり得ます。
大和総研はボーダーがかなり高いため、対策を怠ると不合格になるリスクがあります。ESの内容が優れていても、Webテストのスコアが基準を下回れば機械的に落とされてしまいます。
玉手箱は問題数が多く制限時間が短いため、時間配分の失敗が不合格の主な原因となります。特に計数分野では1問あたり10秒程度で解く必要があり、練習不足だと時間内に解き切れないケースが非常に多いです。
「問題自体は難しくないのに、時間が足りなくて全部解けなかった」という失敗談は玉手箱で最も多く聞かれる声です。問題の難易度よりもスピードが合否を分ける試験であるため、解答速度を上げる練習に重点を置いて対策しましょう。
インターン選考でもWebテストは出題される?
大和総研のインターン選考でもWebテストが実施されるケースがあります。
インターン参加は本選考での優遇に繋がる可能性があるため、早い段階から対策を始めましょう。大和総研のインターンはコースごとに異なるプログラムが用意されており、実際の業務に近い体験ができることで評判です。
インターン参加者には本選考での早期選考ルートや一部ステップの免除などの優遇措置が設けられる場合があります。そのため、インターンへの参加は本選考を見据えた重要な戦略の一つです。
大学3年生の夏前から玉手箱の対策を始めておけば、インターン選考にも本選考にも余裕を持って臨めます。早い段階から対策を始めることで、他の就活生に差をつけることができます。
まとめ
大和総研のWebテストは、玉手箱形式(計数・言語・性格検査)が実施されます。
ボーダーラインはかなり高い水準とされており、7割以上を目標に対策しましょう。
玉手箱はスピード勝負のテストであり、参考書を繰り返し解いてパターンに慣れることが最も効果的です。
自宅受検型のため結果の使い回しはできません。毎回の受検で確実に高得点を取れる実力を身につけることが重要です。
Webテストは努力が結果に直結しやすい分野ですので、早めに対策を始めて確実に通過できる実力を身につけましょう。
しっかりと準備を整え、自信を持って選考に臨んでください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











