- 高得点を取るための解法テクニック
- GABの全種類における違い
- 商社や人気企業のボーダーライン
- 総合商社や証券会社を志望する就活生
- GAB対策の始め方に迷っている人
- テストセンターでのルールを知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【GABとは】新卒採用で使われる高難易度の適性検査
適性検査の中でも特に難易度が高いのがGABです。
SPIや玉手箱より一問あたりの制限時間が短く、迅速な判断力が求められます。
選考の初期段階で導入する企業が多く、事前の対策が合否を分けるポイントです。
日本SHL社が提供する知能検査
GABはSHL社の日本法人日本エス・エイチ・エル(SHL)社が提供する知能検査です。
全世界で使われる評価手法をベースに、能力を客観的かつ精緻に測定します。
言語理解・計数理解の知的能力に加えて性格特性を測るパーソナリティ検査を組み合わせ、学生のポテンシャルを多角的に評価します。
総合商社や金融業界での採用実績
主な採用業界は、高い事務処理能力と論理的判断が求められる総合商社・証券・銀行などの金融業界です。
志願者が多く倍率の高いこれらの業界は、短時間で正確に解くGABによって優秀な層を効率的に選抜します。
外資系コンサルなどの人気企業でも実績があり、上位校でも十分な対策なしでは苦戦する内容です。
総合商社
・三井物産株式会社
・三菱商事株式会社
・伊藤忠商事株式会社
・住友商事株式会社
・豊田通商株式会社
・双日株式会社
・丸紅株式会社
専門商社
・伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
・伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社
・株式会社ミスミ
メーカー(エンジニアリング・電機)
・日揮ホールディングス株式会社
・千代田化工建設株式会社
・日揮グローバル株式会社
・沖電気工業株式会社
コンサルティング
・アクセンチュア株式会社
・株式会社レイヤーズ・コンサルティング
広告/マスコミ
・株式会社博報堂
・株式会社中日新聞社
事務処理能力や論理的思考力の測定
最大の特徴は膨大な情報を瞬時に処理する能力と論理的思考力を測る点です。
計数理解では複雑な図表から数値を素早く見抜き、言語理解では長文の論理構成を正しく把握します。
限られた時間でミスなく解くプロセスは、入社後の実務適応を見極める指標として多くの企業に信頼されています。
【GABとは】4つの受験方式に見られる特徴
GABには受験環境や回答方法が異なる複数の方式があり、どのタイプが指定されるかは企業によって様々です。
出題傾向は共通ですが、会場の雰囲気や電卓使用の可否が合否に直結する場合もあります。
志望企業の選考フローを確認し、形式に合わせた準備を進めることが高得点への第一歩です。
1. 自宅のパソコンで受験するWeb-GAB
Web-GABは自宅などで自身のパソコンを使って受験する形式です。
大きなメリットは私物の電卓で計算問題を解くことが認められている点です。
油断は禁物で、安定した通信環境の確保と、時間内に正確に入力する集中力が求められます。
近年はAI監視や試験官によるオンライン監視付きのWeb-GABを導入する企業が増えています。
この場合、カンニング防止のため環境チェックが厳格に行われます。
2. 専用会場のパソコンで受験するC-GAB
C-GABは全国の専用テストセンターで、備え付けのパソコンを使って受験する形式です。
電卓の持ち込みが一切禁止のため、複雑な計算もすべて筆算や暗算で行う点が大きなハードルです。
不正が厳格に防止された環境のため多くの人気企業が採用しており、事前の数値処理トレーニングが不可欠です。
3. 企業会場でマークシート回答する筆記型GAB
筆記型GABは企業の会場で、紙の問題冊子とマークシートを使う伝統的な方式です。
電卓使用は許可されないのが一般的で、マークミスを防ぐ丁寧な作業が必要です。
Web方式への移行が進む一方、対面選考を重視する一部企業では今も実施され、集中力を維持するスタミナが重要視されます。
4. 難易度が特に高い短縮版のGAB Compact
GAB Compactは通常より難易度を引き上げつつ試験時間を短縮した特殊な形式です。
短時間で高度な情報処理能力を測ることに特化し、中途採用や昇進試験など高い水準を求める選考で導入されます。
一問に割ける時間が極めて短いため、最難関の適性検査といえるでしょう。
【GABとは】科目別に見る出題内容の傾向
GABの試験科目は、ビジネス実務での情報処理能力を測るために設計されています。
各科目に厳格な時間制限があり、正解を導くだけでなくいかに効率よく解き進めるかの戦略が重要です。
出題はパターン化されているため、各科目が何を評価するのかを理解し練習を繰り返すことで正答率を高められます。
言語は長文の論理構造を把握する
言語理解では約500文字の論理的な文章を読み、4つの設問が論理的に正しいかを判断します。
本文から、設問が確実に正しいか・間違っているか・判断できないかの三択で答える形式が一般的です。
主観や常識を排除し、本文の根拠のみに基づいて論理構造を正確に読み解く力が問われます。
例題【難易度★☆☆☆☆】
近年、リモートワークの普及に伴い、オフィスを縮小する企業が増加している。これにより固定費の削減には成功しているが、一方で社員間の偶発的なコミュニケーションが減少し、イノベーションが生まれにくくなっているという懸念も指摘されている。企業は今後、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッドワークの最適解を模索する必要がある。
A. 本文の内容と矛盾している
B. 本文の内容と合致している
C. 本文からは判断できない
答え:C
本文では「懸念が指摘されている」とあるだけで、実際に件数が減少したという確定的なデータについては言及されていません。よって判断できません。
解き方
文章中に「すべての企業で」「データがある」という記述があるか確認する。
例題【難易度★★☆☆☆】
再生可能エネルギーの導入は、環境負荷の低減において極めて重要である。太陽光発電や風力発電は二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー源として期待されている。しかし、天候に左右されるため発電量が安定しないという課題も残る。そのため、蓄電池技術の向上が普及のカギを握っていると言える。
A. 本文の内容と矛盾している
B. 本文の内容と合致している
C. 本文からは判断できない
答え:B
本文には「蓄電池技術の向上が普及のカギを握っている」とあり、これは逆説的に、技術向上がなければ普及(カギが開くこと)が難しいという論理と合致します。
解き方
「カギを握っている」という表現が、必要条件(それがないと成立しないこと)に近い意味を持っているか考える。
計数は複雑な図表から数値を読み取る
計数理解は多くの受験生が最も苦戦する科目で、複雑な統計図表から情報を抽出して計算します。
Web-GABは電卓を使えますが、C-GABは筆算のみで対応する点が大きな壁です。
単位や桁数に注意しつつ、概算で素早く正解の目星をつけるスピード感のある処理能力が求められます。
例題【難易度★★★☆☆】
表:製品カテゴリー別売上高とシェア(2024年度)
| 製品名 | 売上高(百万円) | 前年比 |
|---|---|---|
| 製品A | 4,200 | 105% |
| 製品B | 2,800 | 80% |
| 製品C | 1,500 | 125% |
A. 66.7%
B. 75.0%
C. 83.3%
D. 91.5%
E. 120.0%
答え:C
まず、製品Bの2023年度の売上高を求めます。2,800 ÷ 0.8 = 3,500 百万円となります。次に、これが2024年度の製品A(4,200百万円)に対して何%かを計算します。3,500 ÷ 4,200 × 100 = 83.33...% となり、約83.3%である「C」が正解です。
解き方
「前年比」から過去の数値を逆算する際、掛け算ではなく「今年の数値 ÷ 前年比」を行うのがポイントです。電卓で 2,800 ÷ 0.8 ÷ 4,200 と続けて入力すると素早く算出できます。
例題【難易度★★★☆☆】
表:事業部別コスト構成(2024年度)
| 事業部 | 人件費 (万円) |
広告費 (万円) |
その他 (万円) |
総コスト (万円) |
|---|---|---|---|---|
| 第一事業部 | 1,200 | 400 | 400 | 2,000 |
| 第二事業部 | 900 | ( ? ) | 300 | 1,500 |
| 第三事業部 | 1,800 | 600 | 600 | 3,000 |
A. 0.8倍
B. 1.0倍
C. 1.2倍
D. 1.3倍
E. 1.5倍
答え:B
まず、第二事業部の広告費を求めます。
1,500 - (900 + 300) = 300万円。
第二事業部の広告費割合は 300 ÷ 1,500 = 0.2 (20%) です。
次に、全事業部の合計を求めます。
総コスト合計は 2,000 + 1,500 + 3,000 = 6,500万円。
広告費合計は 400 + 300 + 600 = 1,300万円。
全体の広告費割合は 1,300 ÷ 6,500 = 0.2 (20%) です。
したがって、0.2 ÷ 0.2 = 1.0倍となります。
解き方
空欄の数値を「総計 - 既知の項目」で算出する。
「特定部門の割合」と「全体の割合」をそれぞれ出し、最後に割り算を行う。
この問題のように、計算の結果「1.0倍(同じ割合)」が正解になるケースもGABでは珍しくありません。
英語はC-GAB特有の長文読解が出題される
テストセンターで受けるC-GABでは英語科目が含まれる場合があります。
言語理解と同様に長文読解がメインで、ビジネス系の文章を読み設問の正誤を判断します。
全文を和訳せず、キーワードを素早く見つけるスキミングの技術が必要です。
他科目同様に時間が極めて短いため、一文に時間をかけすぎないよう注意しましょう。
例題【難易度★★★☆☆】
The global shift toward renewable energy has accelerated in recent years. Many countries are investing heavily in solar and wind power to reduce carbon emissions. However, the intermittent nature of these energy sources remains a significant challenge. To ensure a stable power supply, advancements in energy storage technologies, such as large-scale batteries, are becoming increasingly essential for the transition to a sustainable future.
A. The statement is true based on the text.
B. The statement is false based on the text.
C. It is impossible to determine from the text.
答え:A
本文に「the intermittent nature(断続的な性質)が大きな課題である」「安定供給には貯蔵技術の進歩が不可欠(essential)になりつつある」と述べられています。したがって、貯蔵技術がなければ現状では安定供給が難しいという設問の内容は、本文と合致(True)します。
解き方
GABの英語は「本文に書かれていることだけで判断する」のが鉄則です。intermittent(断続的な)、essential(不可欠な)といったキーワードを素早く拾い、設問の言い換え(cannot provide a constant power supply)と結びつけるのがコツです。
例題【難易度★★★☆☆】
ABC Corporation has announced its decision to acquire XYZ Tech, a startup specializing in artificial intelligence for medical diagnostics. This acquisition aims to strengthen ABC's digital healthcare division, which has seen stagnant growth over the past two years. While the financial details were not disclosed, industry analysts predict that the integration of XYZ Tech’s patented algorithms will give ABC a significant advantage over its competitors in the European market.
A. The statement is true based on the text.
B. The statement is false based on the text.
C. It is impossible to determine from the text.
答え:C
本文には、デジタルヘルスケア部門が「stagnant growth(成長が停滞している)」とは書かれていますが、業績が「declining significantly(著しく低下している)」とは書かれていません。また、期間も「past two years(過去2年)」と言及されており、「for several years(数年間)」と判断するには根拠が不足しています。よって判断できません。
解き方
GAB英語では「停滞(stagnant)」と「下落(decline)」を明確に区別して判断する必要があります。また、期間(2年か、数年か)といった細かい数値の言い換えにも注意を払うのが、正答率を上げるポイントです。
性格検査は行動特性から適性を判断する
性格検査はパーソナリティを測るセクションで、日常の行動や考え方に関する膨大な設問に回答します。
高得点を狙って自分を偽るのではなく、直感で素早く答え、全体を通して一貫性を持たせることが大切です。
企業はこの結果からチーム内の役割やストレス耐性を総合的に判断し、面接の質問材料にすることもあります。
例題
1. 困難な課題に直面しても、最後までやり遂げる自信がある。
2. チームで動く際は、個人の意見よりも全体の調和を優先する。
3. 物事を決定する前に、あらゆるデータを収集し分析することを好む。
4. 変化の激しい環境においても、柔軟に自分の役割を変えることができる。
ポイント:一貫性と職務適性
この検査には「正解」はありませんが、企業が求める人物像(例:商社なら「1」の達成意欲や「4」の柔軟性など)との合致度がスコア化されます。また、同様の質問が形を変えて何度も登場するため、自分を良く見せようとして嘘をつくと「一貫性がない(回答に信頼性がない)」と判断されるリスクがあります。
アドバイス
企業の社風や「求める人物像」を事前に理解しておく。
直感で素早く回答し、自分の性格の軸がぶれないようにする。
極端な回答(全てを「1」にする等)を避け、バランスを意識しつつも自分の強みを強調する。
例題
1. 初対面の人ともすぐに打ち解け、人脈を広げることが得意だ。
2. 常に高い目標を掲げ、それを達成することに強い喜びを感じる。
3. 感情に流されず、常に冷静かつ客観的に状況を判断できる。
4. 既存の方法にとらわれず、新しいアイデアを提案することが好きだ。
ポイント:職種ごとの「強み」の使い分け
例えば「営業職」であれば1や2が重視され、「専門職やアナリスト」であれば3が、「企画・クリエイティブ職」であれば4が重視される傾向にあります。ただし、嘘をついて全ての項目で満点を取ろうとすると、数値のバランスが崩れ、かえって「自己理解が不足している」とみなされることもあります。
アドバイス
自分の過去の経験(自己分析)を振り返り、自信を持って「自分の強みだ」と言える軸を2つ程度決めておく。
全くあてはまらないもの(Least)を選ぶ際も、極端にネガティブな印象を与えないよう、今の自分に最も遠い「役割」はどれかを基準にする。
1問につき約10〜20秒程度のペースで、迷わず回答し続けることが重要です。
【GABとは】選考通過に必要なボーダーライン
多くの就活生が最も気にするのが、何割正解すれば通過できるのかという基準です。
満点を目指す必要はありませんが、志望企業のランクによって求められるスコアは明確に異なります。
志望業界の要求レベルを把握しておくと、本番での時間配分の戦略も立てやすくなります。
総合商社などのトップ企業は8割が必要
総合商社・戦略コンサル・外資系金融といった超難関企業では、正答率8割以上を目指す必要があります。
優秀な学生が多く集まるため、適性検査の段階で高いハードルを設けて効率的に絞り込む傾向です。
周囲のレベルも高く一問のミスが命取りになる可能性があり、基礎を確実に得点しつつ難問にも食らいつく粘り強さが求められます。
一般的な人気企業は6割から7割が目安
大手メーカー・地方銀行・ITサービスなどの人気企業では、概ね6割から7割の正答率が合格の目安です。
全問正解が困難な設計のため、7割を安定して得点できれば多くの企業の選考を通過できる可能性が高まります。
完璧主義に陥らず、時間内に解ける問題を確実に拾う姿勢が大切です。
誤謬率を気にせず回答する戦略
GABは誤答しても減点されない、いわゆる誤謬率が測定されない特徴があります。
そのため時間が足りなくても空欄のまま提出せず、最後まで全設問を埋めることが戦略的に重要です。
確信が持てなくても直感で回答を選び、一問でも多く正解の可能性を広げることがスコアアップの鍵です。
【GABとは】高得点を獲得する攻略テクニック
高得点には学力だけでなく、試験特性を理解した戦略的な立ち回りが不可欠です。
タイトな時間制限の中で一問でも多く正解するには、すべてを愚直に解くのではなく効率重視のテクニックを駆使します。
日頃から本番を意識した解法を身体に染み込ませておけば、緊張感のある会場でも焦らず着実にスコアを積み上げられます。
玉手箱の問題集で形式に慣れておく
GABと玉手箱は形式やロジックが似ているため、玉手箱向けの対策本の活用は非常に有効です。
図表読み取りや論理的長文読解のパターンは共通点が多く、数多く触れることでGAB特有の癖を掴めます。
まず玉手箱の問題集で基礎パターンを網羅し、その後にGAB専用テキストで実戦的な時間配分を練習すると効率よく実力が伸びます。
言語は設問から読み始めて本文を検索する
言語理解では文章を最初から丁寧に読むとすぐ時間が足りなくなります。
コツは先に設問へ目を通し、答えとなるキーワードを本文から探すスキャニングという手法です。
設問の主張が本文のどこに基づくかを素早く特定し、論理的整合性だけをチェックすることが時間短縮の鍵です。
計数は計算を省略して選択肢を絞り込む
計数理解では正確な数値を最後まで出そうとせず、概数で選択肢を絞り込むテクニックが合否を分けます。
特に電卓不可のC-GABでは、複雑な計算をどれだけ簡略化できるかがスピードの鍵です。
単位の読み替えや桁数の間違いに注意しつつ、大まかな傾向を瞬時に把握する訓練を積みましょう。
1問あたりの制限時間を守って解き進める
最も避けるべきは、特定の問題に固執して後半の易しい問題に辿り着けないまま終わることです。
一問に割ける時間は1分に満たないことが多いため、解く時間のルールを厳格に決めておく必要があります。
数十秒で解法が浮かばなければ、直感で回答して即座に次へ切り替える潔さが求められます。
【GABとは】よくある失敗例とその改善方法
GABは総合商社や外資系など、高い事務処理能力と論理的思考力が求められる企業の選考でよく使われます。
多くの就活生が壁にぶつかるのは難易度そのものより、圧倒的な問題数に対する極端に短い制限時間です。
合格ラインに届かない原因の多くは実力不足ではなく、GAB特有の戦い方を知らないことに起因します。
陥りやすい失敗パターンと改善策を事前に把握することは、短期間でスコアを安定させるために不可欠です。
時間不足で最後まで解けないケース
言語・計数における最大の敵はやはり時間です。
すべて完璧に解こうとして序盤に時間をかけすぎ、後半の易しい問題を解く時間がなくなる失敗が多発します。
改善には1問にかける秒数を厳格に決めておくことが重要で、計数なら1問1分弱のため迷いが生じたら即次へ進む決断力が要ります。
解く問題と捨てる問題を瞬時に仕分けるだけで、正答できる問題を逃すリスクを大幅に減らせます。
練習からタイマーをセットし、時間内に最後まで辿り着く感覚と、何問にアプローチできたかという視点を養いましょう。
計算ミスによる失点が多いパターン
計数では複雑な表やグラフから数値を読み取り計算しますが、焦りで単純な足し引きのミスをする例が後を絶ちません。
完璧な計算を目指して時間を浪費した挙げ句にミスをするのは、最も避けたいパターンです。
厳密な数値より、選択肢から正解を推測する概算のスキルを磨くことが有効です。
一の位だけ確認したり桁数を大まかに把握するだけで、選択肢を2つ程度に絞れるケースが多くあります。
日頃から暗算や端数切り捨ての計算に慣れ、概算という武器で正確性とスピードを高いレベルで両立させましょう。
問題形式に慣れていないことによる混乱
GABは一般的なWebテストと形式が異なり、長文から4択で論理的整合性を判断する言語問題は初見で戸惑う人がほとんどです。
問題文の意図を理解する間に時間が過ぎ、本来の実力を発揮できず終わるのは非常にもったいない失敗です。
打破するには問題集を繰り返し解き、出題パターンを脳に記憶させることが不可欠です。
このパターンなら本文のこのあたりにヒントがある、という予測が立てば読解スピードは格段に上がります。
形式に慣れることは解き方を知るだけでなく、試験中の心理的余裕を生むことにも繋がります。
焦りによって判断力が低下するケース
本番の緊張と厳しい時間制限が重なると、普段解ける問題でも判断が鈍ることがあります。
一度パニックに陥ると冷静な論理的思考ができず、誤答を選び続ける負のループに陥りかねません。
改善策は、練習段階から本番以上のプレッシャーを自分にかけることです。
具体的には、市販の模擬試験を本来の制限時間より1〜2分短く設定して解くトレーニングがおすすめです。
過酷な状況で正解を導く経験を積み、焦った時の深呼吸など自分なりのリセット方法も確立しておくと、本番でも安定したパフォーマンスを発揮できます。
【GABとは】試験直前にやるべき最終対策
直前期は焦りから新しい教材や難問に手を出したくなりますが、最優先すべきは今ある力を100%発揮するための調整です。
GABは処理能力を測る試験のため、直前の数日で脳をどれだけ実戦モードに切り替えられるかが勝負を分けます。
これまで解いた問題の復習で解法精度を高め、時間配分のシミュレーションを繰り返し、迷いのない状態で本番を迎えましょう。
仕上げのプロセスを疎かにせず一つずつ課題をクリアすることが、大きなスコアの伸びに繋がります。
頻出問題の解法を総復習する
直前期に最も効率的なのは頻出パターンの徹底的なおさらいです。
GABには特定の傾向があり、よく出るタイプを確実に仕留めるだけで合格ラインに大きく近づけます。
新しい問題で正答率に一喜一憂するより、過去に間違えた問題や時間がかかった問題を解き直し、原因と改善策を分析しましょう。
一度解いた問題を最短時間で正解できる状態に仕上げることで、得点の土台が強固になります。
計数の図表読解や言語の論理構造は繰り返し確認することでパターンが体に染み込み、本番での精神的な支柱にもなります。
本番と同じ形式で模擬演習を行う
実戦感覚を養う模擬演習は欠かせないプロセスです。
直前は実際の試験時間を正確に測り、パソコン画面で問題を解く形式に慣れておきましょう。
紙の参考書と画面上の計算では目や頭の疲れ方が全く異なります。
本番と同じ環境を再現すると、集中力が切れやすいタイミングや時間が厳しくなる箇所をリアルに把握できます。
結果は点数より、全問目を通せたか・判断を誤った箇所はどこかというプロセスに注目し、瞬時に思考を切り替える瞬発力を鍛えましょう。
時間配分を最終調整する
模擬演習で見えた自分の特徴を元に、最終的な時間配分のルールを確立させてください。
言語1パッセージに何分かけるか、手間取る形式が出たら後回しにするなど、弱点や得意分野に合わせて微調整します。
GABは全問正解ではなく、限られた時間でいかに効率よく得点を積み上げるかの勝負です。
どのタイミングで見切りをつけるかという撤退の基準を明確にしておくことが、全体スコアの底上げに繋がります。
時間戦略を頭の中で何度もシミュレーションし、本番で迷う時間をゼロに近づける最終調整を行いましょう。
体調管理と当日の準備を整える
当日に最高のパフォーマンスを発揮するには、物理的な準備と体調管理を完璧に整えることが不可欠です。
集中力を極限まで使う試験では、睡眠不足や体調不良が判断ミスに直結します。
前日は詰め込みより、早めに就寝して脳をリフレッシュさせることを最優先しましょう。
自宅で受験する場合は、通信環境の安定性や周囲の騒音、PCの動作状況を事前に確認しておく必要があります。
会場受験でも持ち物やルートを確認し、時間に余裕を持って行動することで、本番で集中力を一点に注ぐ環境を作りましょう。
【GABとは】受験に関するよくある質問
GABの受験では、形式ごとのルールやマナーに疑問を抱く受験生が少なくありません。
特に電卓の使用可否や服装の指定は、当日のパフォーマンスに影響する重要な要素です。
細かな疑問を事前に解消し不安を取り除くことで、試験そのものに全神経を集中させることが可能になります。
自宅から受験するWeb-GABでは、手元の電卓を使って計算問題を解くことが認められています。計数理解は桁数が多く複雑なため、練習段階から本番で使う電卓を使い込み、ブラインドタッチできるレベルまで慣れておくと時間を有効活用できます。
専用会場のC-GABでは電卓の持ち込みは一切禁止で、画面操作と配布メモ用紙での筆算で対応します。受験が決まっている場合は、あえて電卓を使わず計算練習を積むなど形式に合わせた対策が不可欠です。
会場へ向かう際の服装は、基本的に私服で問題ありません。リクルートスーツは不要で、最もリラックスして集中できる服装を選びましょう。服装の良し悪しが直接合否に影響することはありません。
受検費用は原則として企業側が負担するため、学生が受検料を支払う必要はありません。第一志望の前に他社の選考でGABを受け、本番形式に慣れておく「練習受験」も非常に有効な手段です。
テストセンター形式のC-GABでは、一度受検した結果を他社に送信して使い回すことができます。高得点が取れれば負担を軽減できますが、送信後は最新スコアに更新できない場合もあるため、手応えを慎重に判断することが大切です。
【GABとは】まとめ
GABは難易度が高い適性検査ですが、出題パターンと対策法を正しく理解し計画的に準備すれば、決して突破できない壁ではありません。
まず自分が受ける方式がWeb-GABかC-GABかを確認し、それぞれのルールに合わせたトレーニングを開始しましょう。
地道な反復演習と一問あたりの制限時間を守る戦略こそが、第一志望から内定を勝ち取る大きな鍵となります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











小玉 彩華
英語はすべてのC-GABで出るわけではなく、企業側が「英語あり」のパッケージを選択している場合のみ出題されます。