- 就活生は平均何社の企業をを本選考で受けるのか
- 本選考でエントリー社数を増やすメリット・デメリット
- 本選考でエントリー社数を絞る人の注意点
- 本選考で受ける企業の選び方
- フェーズ・状況別で本選考で受けるべき社数を知りたい人
- 本選考までに対策をしたい人
就活生は平均何社の企業を本選考で受けるのか
新卒の皆さんが就職活動を始めるにあたり、周りの就活生は一体何社くらい受けているのだろうか、自分は平均と比べて多すぎるのか、少なすぎるのか、といった疑問を抱くのは自然なことです。
結論から言えば、本選考のエントリー数は人それぞれであり、平均値に囚われすぎる必要は全くありません。
しかし、一般的な傾向を知っておくことは、自身の戦略を立てる上で非常に重要です。
就職情報会社の調査によると、平均的なエントリー社数は30社前後というデータが出ていますが、これはあくまで目安です。
大切なのは、エントリー数をただ増やすことではなく、皆さんが心から納得できる企業と出会うための手段として、数をどう活用するかという点にあります。
エントリー社数を増やすことには、多くの企業を比較できるというメリットがある一方で、一社一社にかける時間が減ってしまうというデメリットも存在します。
このバランスをどのように取るかが、皆さんの就職活動を成功に導く鍵となります。
この導入文に続くセクションでは、就職活動における平均的なエントリー数、そしてエントリー数を増やすこと、または絞ることのメリットとデメリットを具体的に解説します。
また、ご自身の状況に合わせた適切なエントリー数を考えるためのヒントや、本選考に向けて今から取り組むべき対策についても詳しくご紹介します。
この記事を読んで、不安を自信に変えるための具体的な一歩を踏み出しましょう。
【本選考は何社受ける?】本選考のエントリーは平均28.5社
就職情報会社のデータによると、新卒就活生が本選考でエントリーする企業の平均社数は概ね28.5社程度とされています。
この数字は、皆さんにとって一つのベンチマークにはなりますが、あくまで平均であることを理解しておく必要があります。
この数字を見て、自分がエントリーした、あるいはしようとしている社数が少ないと感じて焦ったり、多すぎると不安に思ったりする必要はありません。
なぜなら、就職活動において最も重要視すべきは、平均値ではなく、皆さんが納得して入社できる企業を見つけられるかどうかだからです。
内訳を見てみると、エントリー数が10社未満の学生もいれば、100社を超える学生もいます。
これは、皆さんの就職活動の進め方、志望業界の特性、求める企業の規模など、様々な要因によって適切なエントリー数が異なることを示しています。
例えば、特定の専門職種や人気企業群に絞って選考を受ける学生はエントリー数が少なくなる傾向がありますし、多くの業界を見てから決めたいという学生はエントリー数が多くなる傾向があります。
(引用元:2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<就職活動・進路決定>)
就活では何社受けるかより自分に合った企業を見つけることが大切
エントリーの社数が平均と比べて多いか少ないか、と気に病む必要は全くありません。
最も大切にするべきは、自分が心から納得できる企業に出会うことです。
エントリー社数を増やすことは、それだけ選択肢を広げることになりますが、やみくもに数をこなしても、本当に自分に合う企業でなければ意味がありません。
企業選びの基準が不明確なまま数だけを増やしても、内定に結びつく可能性は低くなります。
それよりも、自己分析で確立した就活の軸と照らし合わせ、その軸に合致する企業にしっかりと時間と労力を割くことが重要です。
自分が本当に輝ける場所を見つけることに焦点を当て、戦略的な活動を心がけましょう。
【本選考は何社受ける?】本選考でエントリー社数を増やすメリット
エントリー社数を増やすことには、戦略的に見ていくつかの明確なメリットが存在します。
このメリットを最大限に活かすことで、就職活動全体を有利に進めることができるでしょう。
ただし、単に数を増やせば良いというわけではなく、メリットを理解しつつも、自身のキャパシティを超えない範囲で活動することが大切です。
いろいろな企業を比較できる
最大のメリットの一つは、多種多様な企業を比較検討できる点です。
特に就職活動の初期段階では、自分が本当に何をしたいのか、どのような環境で働きたいのかが明確になっていない学生も少なくありません。
多くの企業にエントリーし、説明会に参加したり、企業研究を進めたりすることで、それぞれの企業の文化、事業内容、職場の雰囲気を比較できます。
この多角的な比較検討のプロセスを通じて、自分はこういう企業で働きたいんだという就活の軸をより明確に確立できるのです。
一つの企業や業界に固執せず、幅広い選択肢を持つことで、結果的に自分の価値観や将来の目標に最も合致する企業を見つけやすくなります。
エントリーシート(ES)や面接など選考の経験を積むことができる
選考プロセスの経験値を上げられることも、エントリー社数を増やす大きなメリットです。
就職活動における選考は、まさに実践の場であり、場数を踏むことでしか得られないノウハウや慣れが存在します。
特に選考の初期段階であるES作成やWebテスト、そして面接といったプロセスは、数をこなすほどに改善点が見つかり、精度が上がっていくものです。
志望度の高くない企業をあえて選考練習の場として活用することで、本命企業の選考に臨む際には、精神的な余裕と実践的なスキルをもって挑むことができます。
選考で落ちてしまう経験も、失敗から学び、次の選考に活かすための貴重なデータとなります。
持ち駒が多く安心できる
就職活動において持ち駒とは、選考を受けている、または受ける予定の企業のこと指します。
エントリー社数が多いということは、それだけ持ち駒が多くなるということですから、精神的な安心感に繋がります。
就職活動は不採用通知を受け取ることも少なくない、精神的に負担のかかる活動です。
複数の企業が並行して選考を進んでいる状況であれば、たとえ一社から不採用の通知が来たとしても、まだ他の企業があるという心の余裕を持つことができます。
この安心感は、面接などの場で過度な緊張を避け、自分らしさを発揮するための重要な土台となります。
精神的な安定は、選考でのパフォーマンスを最大限に引き出すために不可欠な要素です。
【本選考は何社受ける?】本選考でエントリー社数を増やすデメリット
エントリー社数を増やすことはメリットが多い一方で、いくつかの無視できないデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解した上で、自分にとって適切なエントリー数を考えることが重要です。
エントリー数を増やしすぎると、かえって就職活動の質を下げてしまうリスクがあるため、バランス感覚が求められます。
1社に割ける時間が減る
エントリー社数を増やせば増やすほど、必然的に1社あたりに割ける時間と労力が減少します。
企業研究、エントリーシート(ES)の作成、Webテスト対策、面接対策といった選考に必要な準備は、どれも時間と集中力を要するものです。
極端に多くの企業に手を出すと、一つひとつの対策が浅くなり、この企業でなければならない理由や入社後に貢献できることといった深い志望動機や自己PRを練り上げることが難しくなります。
その結果、選考官に熱意が伝わらず、内定獲得の可能性が下がってしまう恐れがあります。
量よりも質を意識した準備が、最終的な成功に繋がることを忘れてはいけません。
スケジュール管理が難しくなる
エントリー社数が多いと、選考のスケジュール管理が非常に複雑になります。
説明会、ESの締め切り、Webテストの受験期間、一次・二次・最終面接の日程調整などが同時並行で進行し、頭の中で整理しきれなくなる恐れがあります。
特に選考が佳境を迎える時期には、連日のように面接が入り、企業ごとに提出書類や対策を切り替える必要が出てきます。
この過密なスケジュールは、精神的・肉体的な疲労を招き、結果として選考でのパフォーマンス低下に繋がってしまう可能性があります。
ご自身の体力と集中力に合わせた無理のないエントリー数に抑えることが、質の高い就職活動を持続させるためには不可欠です。
【本選考は何社受ける?】本選考でエントリー社数を絞る人の注意点
志望度の高い企業に集中できるというメリットがある反面、いくつかの注意すべき点があります。
この戦略を選択する場合は、リスクを理解し、それに対する十分な対策を講じることが成功の鍵となります。
避ける時間は増えるが選択肢が狭まる
エントリー社数を絞ることで、一社一社に対して深く時間をかけて研究や対策ができるようになります。
これは志望度の高い企業への内定確率を高める上では非常に有効な手段です。
しかし、その反面、内定を獲得できる可能性のある企業の選択肢が大幅に狭まることになります。
特に人気企業や難関企業の選考は競争率が高く、どれだけ対策しても不採用となる可能性はゼロではありません。
万が一、エントリーしたすべての企業で不採用となった場合、すぐに次の手を打てるよう、予備の企業群も視野に入れておくなど、柔軟な姿勢が必要です。
いきなり本番になる恐れがある
エントリー数を絞り込むと、選考の経験を積む機会が少なくなるため、志望度の高い企業の選考がいわゆるぶっつけ本番になるリスクがあります。
面接は独特の雰囲気があり、事前に場数を踏んで慣れておくことが、緊張を和らげ、自分の考えを整理して伝えるためには非常に重要です。
経験不足からくる緊張や戸惑いが、選考でのパフォーマンスに悪影響を及ぼし、本来の実力を発揮できないまま不採用となってしまう可能性があります。
志望度の高い企業を受ける前に、模擬面接の機会を積極的に活用するなどして、経験値の不足を補う工夫が必要です。
エントリーした企業がなくなり持ち駒がなくなる
エントリー社数を極端に絞り込みすぎると、選考の途中で不採用が続き、最終的に選考中の企業がゼロになる、つまり持ち駒がなくなるという最悪の事態に直面する可能性があります。
特に就職活動は早い時期に選考が終わってしまう企業も多いため、持ち駒がゼロになると、その後の活動で精神的に大きな焦りを感じることになります。
最悪の事態を避けるためにも、志望度の高い企業群だけでなく、ここなら働いてもいいと思える企業を複数確保しておくことが、精神的な安定と活動継続のためには非常に重要です。
【本選考は何社受ける?】本選考で受ける企業の選び方
本選考でエントリーする企業を選ぶ際には、ただ単に数が多いというだけでなく、質も重要です。
自分の将来を左右する選択ですから、後悔のない企業選びをするための軸を持つことが大切です。
学業で学んだ内容を活かせる業界・職種を選ぶ
大学での学びは、皆さんがこれまでに時間と情熱を注いできた証であり、就職活動における強力な武器となり得ます。
学んだ内容を直接的に活かせる業界や職種を選ぶことで、仕事へのモチベーションを高く維持できる可能性が高まります。
例えば、経済学を専攻した方は金融業界やコンサルティング業界、情報工学を専攻した方はIT業界やメーカーの技術職など、専門性を活かせる分野を優先的に検討しましょう。
また、専門知識を持っていることは、選考の場で他の就活生との差別化を図る上でも大きなアドバンテージとなります。
単に興味があるというレベルではなく、これまでの学習経験と結びつけて考えることが重要です。
就活の軸を定めて軸に沿う企業を選ぶ
企業選びの成功の鍵は、ブレない就活の軸を持つことです。
就活の軸とは、仕事を通して実現したいことや譲れない企業の条件など、企業選びの際に最も重要視する価値観や基準を言語化したものです。
例えば、若いうちから裁量権を持って働ける環境や社会貢献度の高い事業に携わりたいなどが軸となり得ます。
この軸が定まっていれば、エントリーすべき企業が明確になり、やみくもなエントリーを防ぐことができます。
軸に沿って選んだ企業であれば、志望動機にも一貫性が生まれ、選考で熱意を伝えやすくなります。
就活の軸は、自己分析を通じて深く掘り下げ、企業選びの羅針盤として常に意識してください。
【本選考は何社受ける?】フェーズ・状況別で本選考で受けるべき社数を考えよう
個々人の就職活動の状況や志望する企業群によって柔軟に考えるべきです。
一律の正解はありません。
以下の状況を参考に、ご自身にとって最適なエントリー数を検討しましょう。
大手企業中心にエントリーする人の場合
大手企業は一般的に採用人数が多いものの、それ以上にエントリーする就活生の数が圧倒的に多いため、選考の倍率が非常に高い傾向にあります。
そのため、大手企業に絞ってエントリーする場合は、不採用となるリスクを考慮し、比較的多めにエントリーすることをおすすめします。
目安としては、30社から50社程度にエントリーすることで、持ち駒を確保し、選考経験を積むことができるでしょう。
ただし、多くなりすぎると準備が疎かになるため、ご自身のキャパシティを見極めながら、質の高い準備ができる範囲で最大限の数を確保することが重要です。
中小・ベンチャー中心にエントリーするひとの場合
中小企業やベンチャー企業は、大手企業に比べて採用人数は少ないものの、選考の倍率が低い傾向にあることが多く、また、内定までのスピードが速いことも特徴です。
この層を中心にエントリーする場合、大手志望者ほど多くの数を確保する必要性は低いと言えます。
一つの内定が出ると安心感から他の選考への集中力が途切れることもあるため、15社から30社程度に絞り、一社一社の企業研究を徹底的に行う戦略が有効です。
ただし、ベンチャー企業の中には選考プロセスが早いところもあるため、スケジュール管理には十分注意してください。
就活に出遅れてしまった人の場合
既に多くの企業が選考を終えてしまっている状況で就職活動に出遅れてしまったと感じる人は、まずは焦らず残された期間と自分の状況を冷静に分析することが大切です。
このフェーズでは、選考時期が比較的遅い企業や、年間を通して採用活動を行っている企業をターゲットにする必要があります。
残された時間がないため、やみくもに数を増やすのではなく、自分の軸に合う企業を迅速に探し、集中して対策することが求められます。
10社から20社程度に絞り込みつつも、内定までのスピード感を重視して、効率よく活動を進めてください。
早期選考前の人の場合
早期選考とは、主にインターンシップ参加者や特定ルートの学生を対象に、通常の選考よりも早い時期に行われる選考のことです。
早期選考を控えている人は、まずは早期選考を受ける企業への対策に全力を注ぐべきです。
早期選考で内定を得られれば、その後の就職活動を精神的な余裕をもって進めることができますし、他の企業の選考辞退や対策時間の確保にも繋がります。
この段階では、志望度の高い数社に集中し、徹底した企業研究と面接対策を行うことが最優先です。
他の企業へのエントリーは、早期選考の結果が出てからでも遅くはありません。
【本選考は何社受ける?】本選考までに対策をしよう
エントリー数を考える以前に、入念な準備と対策が不可欠です。
本選考で結果を出すために、以下の対策項目にしっかりと取り組みましょう。
これらは、皆さんが自信をもって就職活動に臨むための土台となります。
自己分析をする
就職活動の土台となるのが自己分析です。
自己分析とは、これまでの人生を振り返り、自分の価値観、強み、弱み、興味関心などを深く理解することです。
このプロセスを通じて、自分が仕事に何を求めているのか、どのような環境で力を発揮できるのかといった就活の軸を明確にすることができます。
自己分析が不十分だと、企業選びの基準が曖昧になり、入社後にミスマッチを感じる原因にもなりかねません。
過去の経験や感情が動いた出来事を深掘りし、一貫した自分の価値観を見つけ出しましょう。
業界・企業研究をする
自己分析で定めた軸を基に、具体的な就職先を見つけるための活動が業界・企業研究です。
興味のある業界の動向や構造、主要企業の事業内容や競合優位性などを徹底的に調べましょう。
企業研究では、企業のホームページや採用情報だけでなく、IR情報、ニュース記事、インターンシップなどを活用し、多角的な視点から企業の実態を把握することが重要です。
企業への理解が深まれば深まるほど、エントリーシートや面接で説得力のある志望動機を語ることができるようになります。
ESの準備をする
エントリーシート、通称ESは、皆さんの第一印象を決める重要な書類です。
質問の意図を正確に理解し、自分の強みや経験を論理的かつ魅力的に伝える文章を作成する必要があります。
特に、結論から書き始め、具体的なエピソードを交えながら、その経験から何を学び、入社後にどう活かせるかという流れを意識することが大切です。
複数の企業で使い回せる汎用的な内容ではなく、企業ごとの特色や求める人物像に合わせてカスタマイズする作業も忘れないようにしましょう。
ガクチカを作成する
ガクチカ、つまり学生時代に力を入れたことは、ESや面接で最も頻繁に聞かれる質問の一つです。
この質問を通じて企業は、皆さんの主体性、課題解決能力、チームでの協調性など、仕事で求められる能力を測ろうとしています。
単に経験を羅列するのではなく、どのような目標を立て、どのような課題に直面し、それに対してどのように考え、行動したかというプロセスを具体的に記述することが重要です。
結果だけでなく、そこに至るまでの思考と行動の軌跡に焦点を当てましょう。
Webテスト対策をする
本選考の初期段階で多くの企業が導入しているのがWebテストです。
これは、皆さんの基礎的な能力や性格適性を測るために用いられます。
Webテストの種類はSPI、玉手箱、TG-WEBなど様々ですが、問題形式に慣れておくことが最も重要です。
早い段階から問題集を繰り返し解き、時間内に正確に回答できる能力を養いましょう。
また、性格適性検査については、自己分析の結果に基づき、一貫性をもって回答することが大切です。
テスト対策は、選考の通過率を上げるための必須の準備です。
インターンに参加してみる
インターンシップは、志望する業界や企業の実態を肌で感じられる貴重な機会です。
実際の業務内容や職場の雰囲気を体験することで、企業研究を深めることができるだけでなく、自分の適性を確認する良い機会にもなります。
長期インターンだけでなく、数日間の短期インターンでも十分な情報収集と経験を積むことができます。
インターンシップへの参加は、本選考での志望動機に説得力を持たせるための具体的なエピソードを得る場にもなります。
就活イベントに参加してみる
合同企業説明会や業界研究セミナー、就活相談会などのイベントは、短時間で多くの情報を収集し、様々な企業の人事担当者と直接話す機会を得られる貴重な場です。
特に、これまで知らなかった優良企業との出会いや、業界の最新動向を把握する上でも役立ちます。
積極的に質問を投げかけ、企業に対する理解を深めましょう。
イベントで得た情報は、その後の企業研究やエントリーの判断材料として活用できます。
【本選考は何社受ける?】本選考までに知りたい注意点
本選考に臨むにあたっては、エントリー数や対策の進捗以外にも、就職活動全体を通して意識しておくべき重要な注意点があります。
これらを意識することで、後悔のない活動ができるでしょう。
就活の軸がぶれないようにする
エントリーする企業が多くなっても、最終的な意思決定の基準として、就活の軸を大切に守り抜いてください。
選考が進むにつれて、内定が欲しいという気持ちが強くなり、本来の軸とは異なる企業の内定に飛びついてしまうことがあります。
しかし、軸がぶれた選択は、入社後のミスマッチに繋がりやすく、早期離職の原因にもなりかねません。
内定獲得はあくまで通過点であり、皆さんが将来幸せに働けるかどうかを最優先に考え、就活の軸を大切に守り抜いてください。
自分のスケジュールを把握する
就職活動は、学業、アルバイト、私生活と並行して進める必要があります。
特に選考が集中する時期は、複数の企業の選考が重なり、多忙を極めます。
自分のキャパシティを超えた無理な日程調整は避け、体調を崩したり、選考対策が疎かになったりしないよう、自己管理を徹底しましょう。
手帳やカレンダーアプリなどを活用して、ESの締め切り、Webテストの受験期限、面接の日程などを一元管理し、常に自分のスケジュールを把握しておくことが重要です。
自己管理能力は、社会人になってからも求められる大切なスキルです。
【本選考は何社受ける?】よくある質問
Q. エントリーする社数が多すぎると企業に悪い印象を与えることはありますか?
A. エントリー社数が多いこと自体が、直ちに企業に悪い印象を与えることはありません。
企業側は、皆さんが他にも多くの企業を受けていることは承知しています。
むしろ、問題となるのは、エントリー数が多いことによって、その企業への対策が不十分になることです。
例えば、面接でなぜ当社なのですかと問われた際に、他の企業にも通用するような一般論しか話せず、その企業への熱意や深い理解が伝わらなければ、この学生は当社への志望度が低いと判断される可能性があります。
大切なのは、エントリーしたすべての企業に対して、熱意が伝わるだけの質の高い準備をして選考に臨むことです。
まとめ
新卒就活生が本選考でエントリーする企業の平均は28.5社程度ですが、この数字はあくまで目安であり、皆さんの就職活動の成功はエントリー数のみで決まるものではありません。
エントリー社数を増やすことは、比較検討や選考経験を積めるという大きなメリットがある一方で、準備がおろそかになったり、スケジュール管理が難しくなったりするデメリットもあります。
逆に、エントリー数を絞る場合は、一社への対策が深まる反面、選択肢が狭まるリスクを伴います。
大切なのは、ご自身の就活の軸を明確にし、その軸に沿った企業を戦略的に選ぶことです。
そして、エントリー数を決める以前に、自己分析、業界・企業研究、各種選考対策といった土台作りを徹底することが不可欠です。
周りの平均に惑わされず、ご自身の状況と向き合い、納得のいく形で就職活動を進めてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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