「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリは、家具・インテリア業界のリーディングカンパニーとして、多くの就活生から絶大な人気を集めています。
その分、本選考の倍率は非常に高く、突破するには早期からの徹底した準備が欠かせません。
27卒の皆さんがニトリの本選考を乗り越え、内定を掴むために必要な情報を昨年度の実績を踏まえて詳細に解説していきます。
スケジュールから選考対策まで網羅していますので、ぜひ最後まで読んでライバルに差をつけてください。
【ニトリ 本選考】27卒本選考の採用スケジュール
ニトリの採用活動は、他の企業と比較しても非常にスケジュールが早いことで知られています。
27卒の皆さんも、「まだ3年生（修士1年生）だから」と油断していると、あっという間にチャンスを逃してしまう可能性があります。
昨年度（26卒）の実績を見ると、インターンシップからの早期選考ルートが活発で、年内に選考が始まるケースも珍しくありません。
ここでは、27卒本選考がどのような日程感で進むと予想されるか、具体的な時期と締切の目安について解説します。
本選考の日程
27卒の皆さんが最も気になる本選考の日程ですが、昨年度（26卒）の実績を参考にすると、大きく分けて「早期選考ルート」と「通常選考ルート」の2つが存在すると予想されます。
早期選考は、主に夏や冬のインターンシップ参加者を対象に、早い人では大学3年生の秋頃から冬（10月〜12月頃）にかけて案内が開始される可能性があります。
エントリーシートの提出やWebテストの受験を経て、年内に面接が組まれることも十分に考えられます。
一方、通常選考ルートであっても、一般的な就活スケジュール（3月広報解禁・6月選考開始）より早く、大学3年生の3月頃からエントリーが本格化し、順次選考が進んでいくと見られます。
ニトリは通年採用に近い形で門戸を開いている側面もありますが、主要な採用枠は早い時期に埋まる傾向があるため、常に最新情報をチェックし、乗り遅れないよう準備を進めることが肝心です。
本選考の締切
本選考のエントリー締切については、複数回設定されることが通例です。
昨年度（26卒）も、1次締切、2次締切...という形で、複数回のチャンスが設けられていました。
ただし、ここで注意すべきは、「締切が複数あるから後半でも大丈夫」と安易に考えないことです。
ニトリのような人気企業では、早い時期の締切に応募が集中し、選考も先行して進められます。
後半の締切になるほど、採用枠が少なくなっている可能性は否定できません。
特にインターン経由の早期選考ルートは、締切が個別に設定され、かつ非常にタイトな日程であることが多いです。
27卒の皆さんも、志望度が高いのであれば第1次締切での提出を強く推奨します。
そのためにも、自己分析や企業研究は年内、遅くとも大学3年生の2月頃までには高いレベルで完成させておく必要があるでしょう。
【ニトリ 本選考】27卒本選考の選考フロー
ニトリの本選考フローは、近年大きな変更はなく、比較的スタンダードな形式と言えます。
27卒の皆さんも、基本的には「エントリー → 書類選考（ES・Webテスト）→ 複数回の面接 → 内定」という流れを想定しておけば問題ないでしょう。
ただし、ニトリの特徴として、選考過程でリクルーターがサポートにつく場合があることや、録画面接が取り入れられるケースがある点です。
また、職種（総合職、ITコースなど）や応募ルート（インターン優遇、通常応募）によって、面接の回数や内容が若干異なる可能性があるため注意が必要です。
例年、人物重視の選考が特徴で、面接では学生時代の経験や価値観を深く掘り下げられます。
【ニトリ 本選考】27卒本選考はWebテスト実施あり？
結論から言うと、27卒本選考でもWebテストは実施されると考えて間違いありません。
昨年度（26卒）の実績では、エントリーシートの提出とほぼ同時期に、自宅で受験する形式のWebテストが課されました。
ニトリが長年採用しているテスト形式は「玉手箱」です。
これはSPIに次いで多くの企業で採用されている形式ですが、問題のクセが強く、専用の対策が必須となります。
特に計数分野（図表の読み取りなど）は時間との戦いになります。
例年、このWebテストのボーダーで苦戦する学生が多いため、早めの準備が合否を分ける重要な鍵となります。
【ニトリ 本選考】27卒本選考のESで聞かれる項目
ニトリのエントリーシート（ES）で問われる項目は、自己PRや学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）といった、比較的オーソドックスな内容が中心です。
昨年度（26卒）も、奇をてらった質問は少なかったようです。
ただし、ニトリが求める人物像である「4C」（Change, Challenge, Competition, Communication）を意識した内容を盛り込むことが重要です。
特に「Challenge（挑戦）」の経験は、面接でも深掘りされる可能性が高い項目です。
また、ESと合わせて録画面接（動画選考）が課される場合もあり、そこでは「人生で最も挑戦したこと」など、ESの内容をさらに具体的に説明するよう求められるケースもあります。
【ニトリ 本選考】27卒本選考のインターン優遇
ニトリの就職活動において、インターンシップへの参加は非常に重要です。
結論として、27卒でもインターン参加者に対する本選考の優遇は「ある」と断言できます。
昨年度（26卒）の実績では、インターンシップのコースに1つでも参加すると、早期選考への案内が届くケースが一般的でした。
さらに、複数のコースに参加（例：3コース以上など）すると、模擬面接の実施といった、さらに手厚いサポートを受けられるという情報もあります。
ニトリへの志望度が高い学生は、本選考の準備と並行して、大学3年生の夏・冬のインターンシップに積極的に参加することが内定への最短ルートとなるでしょう。
【ニトリ 本選考】27卒本選考はインターン落ち学生でも応募できる？
インターンシップの選考に落ちてしまうと、「もう本選考は無理なのでは…」と不安になりますよね。
しかし、安心してください。
ニトリの場合、インターンシップの選考に落ちた学生でも、本選考に再応募することは可能です。
インターン選考と本選考は、評価のタイミングや基準が異なる別物として扱われているため、インターンで縁がなかったからといって諦める必要は全くありません。
インターン選考で何が足りなかったのかを自己分析し、本選考までに課題を克服して再度チャレンジしましょう。
実際に、インターンは不合格だったものの、本選考でしっかり準備して内定を掴んだ先輩も多くいます。
【ニトリ 本選考】27卒本選考を突破するためのポイント
ここまでニトリの選考スケジュールやフローを解説してきましたが、これらはあくまで「情報」です。
重要なのは、その情報を元に「何をすべきか」です。
ニトリは人気企業であると同時に、学生のポテンシャルや自社へのマッチ度を深く見極めようとする企業です。
付け焼き刃の対策では、面接官に見抜かれてしまいます。
27卒の皆さんがライバルに打ち勝ち、内定を掴むために、特に意識してほしい3つの重要なポイントを解説します。
具体的な行動レベルに落とし込んで説明しますので、今日から実践してください。
ポイント①：「4C」への共感と具体的なエピソードの準備
ニトリの選考を突破する上で最も重要なのが、企業理念である「4C」への深い理解と共感を示すことです。
「Change（変化）」「Challenge（挑戦）」「Competition（競争）」「Communication（対話）」という4つの価値観は、ニトリの成長の原動力です。
ただ「共感します」と口先で言うだけでは不十分です。
ESや面接では、あなた自身が過去にこの4C（特に「Change」や「Challenge」）を体現した具体的なエピソードを求められます。
例えば、「現状に満足せず、自ら課題を見つけて変化を起こした経験」や「前例のない高い目標に挑戦し、困難を乗り越えた経験」などです。
自分の経験を4Cのどの部分と結びつけられるかを徹底的に分析し、説得力のあるエピソードを準備してください。
これがニトリの求める人物像とのマッチングをアピールする最大の武器となります。
ポイント②：Webテスト「玉手箱」の早期対策
ニトリの本選考では、ESと同時にWebテスト「玉手箱」が課されます。
この玉手箱が非常に厄介で、多くの就活生が最初の関門として苦しんでいます。
玉手箱はSPIとは問題形式が全く異なり、特に計数分野の「図表の読み取り」や「表の空欄推測」は、出題形式に慣れていないと時間内に解き終えることがほぼ不可能です。
言語分野も、独特の論理読解が求められます。
ニトリの選考はスケジュールが早いため、「面接対策が本格化してからWebテストの勉強を始めよう」では手遅れになります。
大学3年生の夏休みや秋口から、玉手箱専用の問題集を最低でも3周は繰り返し解き、パターンを体に叩き込んでください。
ここで高得点を取れれば、その後の選考で大きなアドバンテージを得ることができます。
ポイント③：「なぜニトリか」を「ロマンとソロバン」で語る
面接で必ず聞かれる「なぜ同業他社ではなくニトリなのか」という質問。
これに答える鍵は、ニトリが大切にする「ロマン（理想）」と「ソロバン（計数）」の両面からアプローチすることです。
「ロマン」とは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」というビジョンへの共感です。
しかし、それだけでは志望動機として弱い。
そこで「ソロバン」、つまりニトリ独自のビジネスモデル（製造物流IT小売）への理解が重要になります。
「他社と比べて、ニトリのこの戦略（例：SPAモデル、IT戦略）に魅力を感じ、自分のこの強みを活かして貢献できる」というように、ビジョンへの共感とビジネスモデルへの具体的な理解をセットで語れるように準備してください。
これができれば、単なる「ニトリが好き」という学生から一歩抜け出し、ビジネスパートナーとして評価されるはずです。
まとめ
27卒向けニトリ本選考のスケジュール予測と対策ポイントについて解説してきました。
ニトリは採用スケジュールが非常に早く、Webテスト（玉手箱）の対策や、企業理念（4C）を反映した自己分析など、早期からの入念な準備が合否を分けます。
特にインターンシップからの優遇ルートは内定への大きなチャンスとなるため、志望度の高い方は積極的に挑戦してください。
本選考は長丁場になりますが、「ロマンとソロバン」を胸に、自分自身の言葉で挑戦の経験を語れるよう準備を進めましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営｜自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
