【例文あり】自己PRで会話力をアピールするには?就活で上手な自己PRの方法を解説

【例文あり】自己PRで会話力をアピールするには?就活で上手な自己PRの方法を解説

「自己PRで会話力をアピールしたいけれど、どうアピールすればよいかわからない」と悩む就活生は少なくありません。

本記事では、そんな就活生に向けて自己PRで会話力をアピールする方法を解説します。

併せて企業に向けて効果的に自己PRをする方法も解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を読んでわかること
  • 企業が自己PRを聞く理由
  • 会話力とは何か
  • 会話力が響きやすい職種
  • 自己PRの構成
  • 自己PRの例文
この記事がおすすめな人
  • 自己PRの書き方のポイントを知りたい人
  • 会話力を効果的にアピールしたい人
  • はじめて自己PRを書く人

【自己PR:会話力】そもそも会話力とは何か

そもそも会話力とはどんな力を指すのでしょうか。

企業にあなたの強みを魅力的にアピールするためにも、会話力とは何かをしっかりと押さえておきましょう。

会話力とは「話す力」と「聞く力」の2つのスキルが備わっていることを指します。

「自分が言いたいことを相手に的確に伝える力」と「相手が伝えたいことを的確に捉える力」が備わっている人は自信を持って会話力をアピールしてくださいね。

社会においては、会話力を発揮することで、社内外で良好な人間関係を築いたり、スムーズに仕事を進められたりできるという効果があります。

どんな企業や職種でも、人と全く関わらないという仕事はないため、会話力は基本的にどんな職業でも役立つ強みです。

コミュニケーション力との違いは?

会話力に「話す力」と「聞く力」が含まれるのであれば、コミュニケーション力と変わらないのではないかと感じた方もいるのではないでしょうか。

そこで会話力とコミュニケーション力の違いをご説明します。

結論から言うと、会話力はコミュニケーション力に分類され、コミュニケーション力を構成する要素の1つです。

コミュニケーション力は「話す力」と「聞く力」の他に、話す際の表情や声のトーンなどの言葉そのものではない相手から受ける印象要素も含まれています。

「話す力」と「聞く力」という言語的な要素を「会話力」、それに表情などの非言語的な要素を加えたものを「コミュニケーション力」と表現するということを押さえましょう。

【自己PR:会話力】企業が自己PRを聞く理由

企業はなぜ就活において自己PRの設問を用意しているのでしょうか。

企業が質問する意図を知ることで、自己PRをする際のポイントが見えてきます。

以下で、企業が自己PRを聞く理由を確認しましょう。

人柄を知るため

企業は就活生の人柄を深く知りたいと考えています。

人柄を知ることで、企業はあなたが企業に馴染めるか、同じ目標やビジョンのために一緒に努力できるかを確認することができるのです。

ポテンシャルを見るため

企業は入社後に活躍してくれる人材を求めています。

あなたの強みや、強みを発揮する一連の流れを聞くことで、企業はあなたが入社後も同様に強みを発揮し、入社後に活躍してくれるかを確認しようとしているのです。

【自己PR:会話力】会話力をアピールしやすいおすすめの職業

会話力は基本的にどの職業においても活かせる強みです。

しかし、業務内容や求められる素質を踏まえると、会話力という表現がより響きやすい職種が存在します。

以下で詳しく確認しましょう。

営業職

営業職の業務において、会話力を活かせる機会は多く存在します。

具体的には、商談でお客様の話に耳を傾ける際に「聞く力」、お客様に商品・サービスの魅力をわかりやすく伝える際に「話す力」が求められます。

営業職では、お客様のニーズを掴む力が重要です。

そこで会話力を発揮することで、効果的なアプローチが可能になるでしょう。

接客業

接客業の業務においては、商品やサービスに興味を持っているお客様に、適切な案内をすることが求められます。

お客様の要望を丁寧に聞き出し、商品やサービスについての適切な提案を行う際に会話力が役立ちます。

さらに、お客様が相談しやすいよう笑顔や声色を工夫するなどの雰囲気作りも行えると、より活躍できることでしょう。

事務職

事務職は他の部署とやり取りを行う機会が多い職種の1つです。

やり取りを行う上で、相手にわかりやすく伝えたり、相手の要望を的確に捉えたりする力は大変重要となります。

そのため、会話力という強みが最大限に生きる職種です。

【自己PR:会話力】会話力を言い換えてアピールしてみよう

自己PRにおいて「会話力」という単語をそのまま使うと、人によって受け取り方が異なったり、伝えたい内容が適切に伝わらなかったりすることも考えられます。

そのため、「会話力」という表現を言い換えてアピールすることでより魅力的な自己PRに仕上げることも有効です。

また、オリジナリティのある言い換え表現を用いることで、あなたらしさが表れて他と差別化された自己PRに仕上げることも可能です。

以下で会話力の言い換え表現を確認しましょう。

会話力の言い換え表現
  • 説明力
  • 相手が伝えたいことを的確にとらえる力
  • 伝えたいことを明確に伝える力
  • 相手の感情を汲み取りながら会話をする力
  • 様々な意見をわかりやすくまとめる力
  • 話の要点を押さえて話す力

【自己PR:会話力】自己PRをする前の準備

企業に響く魅力的な自己PRを作成するには、準備が重要です。

自己PRを作成する前に整理しておくべき情報や、アピールすべき内容を以下で確認しましょう。

強みを発揮したエピソードを整理する

まず、あなたが会話力を発揮したエピソードを詳しく整理しましょう。

エピソードは、あなたの強みが会話力であることの証明となります。

あなたが強みを発揮した出来事を思い出し、細かく書き出してみましょう。

就活生の中には「大した成果を残せていないからアピールにならないのではいか」と悩む方は多いです。

しかし自己PRにおいて、企業は「あなたが強みを発揮してどんな結果を残したのか」よりも「どのように強みを発揮したか」という過程を重視しています。

あなたが主体的に行動し、結果を導いたという過程をエピソードを通じてアピールできれば、あなたの魅力が十分に伝わりますので、ご自身の経験を自信を持ってPRしましょう。

企業の求める人物像を把握する

企業に響く自己PRを作成するには、企業の求める人物像を押さえることが重要です。

企業の求める人物像を汲み取り、会話力という強みのアピールが効果的かどうかを確認しましょう。

場合によっては会話力を別の表現に言い換えたり、あなたが持つ他の強みをアピールした方が効果的な場合もあります。

企業研究を行い、企業の求める人物像の解析度を高め、どのようにアピールすべきかを考えてみましょう。

強みを入社後にどう生かすか考える

自己PRでは、あなたが持つ強みを入社後に活かし、企業に貢献できることをアピールすることが重要です。

そのため、会話力という強みを入社後に具体的にどう生かすかを伝えましょう。

強みを入社後にどう生かすかを伝える際のポイントは、「実現可能性があるもの」「具体性があるもの」の2点を押さえる必要があります。

例えば、「日本1の企業にしたいです」や「強みを活かして貢献します」という内容では、あなたが強みをどう生かすのかが伝わらず、評価してもらえないというリスクがあります。

企業研究を踏まえ、会話力を入社後にどう生かすかを具体的に考えましょう。

【自己PR:会話力】自己PRの構成

自己PRの内容がどれほど素晴らしくても、企業に十分にアピールできなければ意味がありません。

そこで重要になるのが自己PRの構成です。

相手が理解しやすい構成を意識することで、あなたの魅力を十分にアピールできるでしょう。

以下で確認しましょう。

結論

まずはあなたの強みが何かを端的に伝えましょう。

「私の強みは会話力です」などシンプルでわかりやすい表現で伝えると良いでしょう。

自己PRの結論である「強みは何か」を最初に伝えることで、企業はあなたのアピールポイントを意識しながら自己PRを読み進められます。

自己PRでは、まず自分の強みを最初に伝えるということを押さえておきましょう。

エピソード

次にあなたの強みの根拠となる、エピソードについて伝えましょう。

結論の次に根拠を話すことで、より理解しやすい文章に仕上げられます。

エピソードには「強みを発揮するに至るきっかけ」「どのように強みを発揮したか」「強みを発揮した結果どうなったのか」を含めるとあなたの強みや人柄をうまくアピールできます。

さらに、エピソード内での挫折や、挫折をどう乗り越えたかを含めると、あなたの努力や問題への向き合い方までを伝えられるため効果的です。

入社後にどう生かすか

最後に、あなたの強みである会話力を入社後にどう活かすかを伝えましょう。

企業研究や志望する職種の業務や特徴を踏まえ、会話力を具体的にどう活かすことで企業に貢献できるかを示すことができれば、大いに評価されることでしょう

【自己PR:会話力】会話力をアピールする例文

以下では会話力をアピールする例文を紹介します。

構成やアピールの内容に注目し、自己PRを作成する際の参考にしてくださいね。

例文1:アルバイト

例文

私の強みは、相手にわかりやすく伝える力です。

私は学生時代、家庭教師のアルバイトで、小学生に勉強を教えていました。

その生徒は算数の問題に苦戦していたため、その生徒が好きなゲームに例えて何パターンか説明を繰り返したところ、徐々に理解ができるようになりました。

学期末のテストでは100点を取ることができたようで、喜んで報告してくれました。

入社後は会話力を活かし、お客様に接客する際は、お客様1人1人に合ったアプローチに変えて、商品の魅力を伝え、売り上げに貢献したいです。

例文2:サークル

例文

私の強みは相手の様子を見ながらわかりやすく伝える力です。

私は学生時代に初心者歓迎のダンスサークルに所属していました。

私は小学生から中学生にかけてダンスを5年間習っていたので、メンバーにアドバイスをする機会が多くありました。

ある時、新入生に振り付けを教える際、新入生の1人がうまく踊れないと泣き出してしまったことがありました。

そこでその新入生が落ち着くために声掛けをしたものの、振り付けをどう教えるべきかわからず、なかなか効果的なアドバイスができませんでした。

そこで、ダンスの解説を動画サイトを活用し、初心者が理解しやすい体の動かし方の説明方法を研究しました。

その方法を教えた結果、その新入生のダンスは大幅に改善し、毎回部活が楽しみだと言ってくれるようになりました。

貴社に入社後は、わかりやすく伝える力を活かし、相手の理解度を意識しながらお客様に提案を行い、お客様満足度の向上に貢献したいです。

【自己PR:会話力】会話力をアピールする際の注意点

自己PRで会話力をアピールする際には、いくつか注意点があります。

企業にマイナスな印象を与えてしまわないためにもしっかりと押さえておきましょう。

要点を押さえてアピールする

ESにおいて、要点がわかりにくく、理解しにくい文章を書いてしてしまうと、企業に本当に会話力があるのかと疑われてしまう可能性があります。

質問の意図を意識した内容や、相手に伝わりやすい構成を意識し、要点を押さえたわかりやすい文章を作成しましょう。

また、伝わりやすい文章かどうかは、なかなか自分では確認しにくいことがほとんどです。

そのため、友人や家族や、キャリアセンター、就活エージェントなどを活用し、添削を依頼することも効果的です。

面接での振る舞いに注意

ESだけでなく、その後の面接でも気を付けるべき点が存在します。

面接で、相手の質問の意図を全く捉えていない回答をしてしまったり、相手に言いたいことをうまく伝えられなかった場合、本当に会話力があるのか疑われてしまうという可能性があります。

結論を最初に伝える「結論ファースト」や質問の意図を押さえた回答を意識しましょう。

面接は誰もが緊張する場ですので、多少のミスは挽回できます。

自分を追い詰めずに、焦らず落ち着いてゆっくり話しましょう。

まとめ

本記事では会話力を上手に自己PRする方法を解説しました。

企業に響く自己PRを作成するには、質問の意図を押さえ、あなたが入社後に活躍する姿を企業に示すことが重要です。

また、言い換え表現を用いることで、他の就活生と差別化することも効果的です。

本記事の内容を踏まえ、あなたらしい魅力的な自己PRを作成してくださいね。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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