自己PRで改善力をアピールする方法!上手く伝えるポイントを例文とあわせて解説!

自己PRで改善力をアピールする方法!上手く伝えるポイントを例文とあわせて解説!

「自己PRでどうやって改善力をアピールしたらいいの?」 とアピールに悩む人は多いのではないでしょうか。

本記事では、改善力を自己PRするポイントを例文とあわせて解説します。

これから面接を受ける人や職務経歴書・履歴書を作成される人は、ぜひ参考にしてください。

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【自己PR:改善力】企業が自己PRを聞く理由

はじめに企業がなぜ自己PRを聞くのかという理由を知る必要があります。

企業が自己PRを聞く理由
  • 応募者のポテンシャルを見るため
  • 応募者の価値観を知るため

企業側の目的が理解できれば、その目的に応じた自己PRを書くことで的確に伝えることができます。

応募者のポテンシャルを見るため

まずは応募者の「ポテンシャル(潜在能力)」を見るためです。

応募者のスキルや強みを聞き、あなたが入社後に活躍できるポテンシャルがあるかを見ています。

新卒は学生のスキルや強みが今どれくらい備わっているかよりも、入社後にどれくらい成長できるかという見込みを重視しています。

学生時代の成果も大事ですが、それ以上にどの様な過程を経て成果を出したのかが問われます。

あなたが入社後にどれだけ成長できるか、学生時代の努力を入社後も再現できるかということを示すのが重要です。

応募者の価値観を知るため

2つ目は応募者の「価値観」を知るためです。

企業側は自己PRのエピソードから、あなたがどんな価値観や考えで行動するのかを知りたいと考えています。

企業の方針や雰囲気、求める人物像とあなたの価値観や考え方が似ていたり合致している場合、評価されるでしょう。

企業の方針や求める人物像を知るためには業界・企業研究を十分にしておきましょう。

どの様な企業があなたと合うかもわかってきますので、あなた自身も企業との価値観が合うかを判断しましょう。

【自己PR:改善力】企業が求める改善力とは?

改善力とは、目の前の課題を解決したり、より良いものにするための工夫を繰り返したりする力のことです。

企業は改善・成長意欲が高く、問題解決能力のある人材を求めています。

昨今の労働人口減少による人手不足や働き方改革の影響で、企業は十分な労働力を確保しづらくなっています。

こうした環境において企業成長を続けていくためには、業務の効率化は欠かせません。

そのため、改善力はどのような業種・職種においても求められる普遍的なスキルと言えます。

自分で問題を発見できる

改善力がある人は、業務を行う上での問題点をしっかりと捉えることができます。

正しい改善を行うには正しい問題点の把握が必要です。

また問題が大きくなる前に対処できる能力は企業で働く上でとても重要なスキルです。

企業は自社の目的・理念のために利益を求める営業活動を行います。

一般的には売上を得ることですが、損失をいかに少なくするかも立派な利益貢献です。

どの企業にもアピールできる強みと言えるでしょう。

試行錯誤できる

「試行錯誤」ができる人も改善力の言い換えに使えます。

改善力がある人は仮説を立て、試行錯誤を繰り返し、課題の解決を達成することができます。

柔軟な発想であらゆる危機や可能性を想像し、実行に移すことができるのです。

先述した「問題点を発見できる」のも試行錯誤ができる人の特徴です。

仮説を立てるのがうまい人は何が問題点か見極める力が優れています。

試行錯誤を続けていれば自然と問題点を見つけるのがうまくなります。

分析力がある

企業が求める改善力とは、分析力と言い換えることも可能です。

問題を発見し、その解決策を見つけ出すためには、統計データや数値の情報を読み解く力が不可欠だからです。

具体的には、表やグラフから関係性を見出し、どのような要因が問題の根本にあるのか分析する能力が求められます。

この分析力により、現状の問題点を明確にし、効果的な解決策を立案できるのです。

例えば、売上が低迷している原因を探る際に過去の販売データを分析することで、どの製品が売れていないのか、どの地域で売り上げが落ち込んでいるのかなどを特定できます。

これにより、具体的な対策を講じることができ、売上の回復につなげられるのです。

また、単にデータを読み取るだけでなく、データ間の相関関係や因果関係を理解し、それに基づいた適切な対策を提案する能力も、多くの企業において求められています。

例えば、顧客の購買行動データを分析し、どのような商品がどのような顧客層に人気があるのかを発見すれば、その商品をターゲットにしたマーケティング戦略を展開することも可能です。

発想力がある

改善力とは、発想力であるとも言えます。

問題を見つけ、それをどのように改善するべきかを考える際には発想力が非常に重要です。

発想力とは、既存の枠にとらわれずに新しい視点で物事を考え、多様な解決策をひらめく能力を指す言葉です。

発想力がある人は様々な知見や経験をもとにして、新しいアイデア、改善策を提案できます。

例えば、顧客サービスの改善を考える際は従来の方法にとらわれず、最新のテクノロジーを活用した新しいサービス提供方法を考え出すことも可能です。

これにより、競合他社との差別化を図り、顧客満足度を向上させられます。

また、発想力があるということは、問題解決の過程において柔軟な思考を持っているという意味でもあります。

例えば、ある施策が期待通りの結果にならなかった場合、その問題を多角的に考え、新しいアプローチを模索する姿勢も重要です。

このような姿勢により、継続的に改善を図ることが可能になるのです。

問題解決への努力ができる

改善力とは、問題解決への努力ができるという意味でもあります。

見つけ出した問題に対してどのように解決するかを考え、実行するためには試行錯誤を厭わない姿勢が求められます。

問題解決には時間と労力がかかることも多く、その過程で困難に直面することも少なくありません。

しかし、改善したいという強い意志があれば困難に対して前向きに取り組むことができます。

例えば、業務効率を改善するための新しいシステム導入を検討する際、システムの選定から導入、運用までのプロセスで様々な問題が発生することが少なくありません。

これらの問題に対して一つひとつ丁寧に対応し、最適な解決策を見つけるためには根気と努力が必要です。

また、問題解決の過程では失敗から学ぶ姿勢も求められます。

失敗を恐れず、新しい挑戦を続けることで徐々に改善の精度を高めることも可能です。

このような積極的で問題解決の努力ができるという特徴は、多くの企業にとって非常に価値のあるものと言えるでしょう。

【自己PR:改善力】改善力を言い換えてアピールしよう

改善力は他の言葉に言い換えてアピールすることができます。

言い換えることによって新たな強みが発見でき、アピールする材料が増えるため他者との差別化をはかれます。

具体的に言い換えることができるリストをご紹介しましょう。

改善力の言い換え例

改善力は以下のような言い換え表現を使うことで、企業の印象に残ったりオリジナリティのある自己PRに仕上げることができます。

改善力の言い換え例
  • 業務改善力
  • PDCAを回し続ける力
  • 生産性を向上する力
  • 無駄を削る力
  • 適切な環境を作る力

ここで改善という言葉の意味を確認しておきましょう。

一般的に改善とは「悪い(劣った)ところを改めて、よくする」という意味で使われます。

また、具体的な数字で下記のように表せばわかりやすくなります。

数字で表した改善の成果
  • 営業活動を改善して売上が〇〇円伸びた
  • 作業を省いて時間を〇分短縮した
  • お客様対応を丁寧にして感謝の声を〇件いただけた

身近なものでイメージできる改善力の具体例を思い出して自己PRに活用しましょう。

改善力がある人が持つ他の強み

あなたの志望している企業において、あなたの長所や強みが企業の求める人物像と微妙に表現が違うことがあります。

企業の求める人物像に合っていることをアピールするには、他の表現で強みをアピールすることが有効な手段です。

改善力がある人が持っていることが多い他の強みをご紹介しましょう。

具体的に下記4点があげられます

改善力がある人が持っていることが多い強み
  • 責任感
  • 粘り強さ
  • 問題解決力
  • 成長意欲

ひとつずつ詳しく確認していきます。

責任感

まず「責任感」があげられます。

改善力がある人は責任感が強く主体性がある人物像であることが多いです。

責任感がなく、受け身な人はそもそも改善しようとしません。

責任感の強さや主体性などと言い換えてアピールすることも効果的でしょう。

また、一言で責任感といっても様々ですが「目的達成のため最後までやりぬくこと」というとわかりやすいでしょう。

どのような仕事をするかによって業務の目的も変わってきます。

ミスをしないこと、円滑に仕事ができる環境を整備すること、お客様とのコミュニケーションを行うこと等、業務の種類は多岐にわたります。

あなたが志望する企業の職種については理解を深めておきましょう。

「責任感」について詳しい記事はこちら

粘り強さ

「粘り強さ」も改善力がある人が持ち合わせる強みです。

改善がみられるまでは苦労や努力が必要でなかなか結果が表れないことも多々あります。

それでもあきらめずに取り組み続けて、改善をすることができた経験がある人は粘り強さのアピールも効果的です。

粘り強さや最後まであきらめない力などに言い換えてアピールすることがおすすめでしょう。

また、粘り強さと改善力はアピールするのに良い組み合わせです。

なぜなら粘り強さは「頑固」「しつこい」「人の意見を聞かない」というネガティブな印象を持たれるかもしれないからです。

そこで改善力を組み合わせることで、柔軟性も持ち合わせていることにより粘り強さのマイナス面が解消され、良い自己アピールになります。

「粘り強さ」について詳しい記事はこちら

問題解決力

問題点を発見できることがうまい人は改善力があると先述しましたが、それはイコール「問題解決力」があることを意味します。

目の前の問題を解決するには仮説を立て行動・検証を繰り返します。

ただ単に「あーでもない、こうでもない」と無闇に行動するのではなく、必ず検証結果をもとに改善を繰り返していきます。

例えば営業活動において、はじめは話も聞いてもらえなかったのに、営業を重ねるに連れてデータが収集でき、お客様へのアプローチが的確になり売上を増やすことができるといったイメージです。

改善力がある人は、しっかりと問題を捉え、的確にアプローチできる人が多いので問題解決力や分析力、様々な視点で考えられる力などをアピールすることがおすすめです。

「問題解決力」について詳しい記事はこちら

成長意欲

改善力がある人は成長意欲や向上心も兼ね備えています。

現状に満足せず、最適な状態は何かを考え行動できる人が多いです。

目的・目標があり、少しでもそれに近づきたいという思いがあるからこそ改善して向上していきたいと考えています。

例えばスポーツでは大会で優勝したり、良い成績を残すことが目標です。

技術を磨いてライバルに勝ったりより良い成績を残すためには、正確に現状を把握し、パフォーマンスを向上させるにはどうすれば良いかと考えます。

改善力のある人は向上心や成長意欲などを組み合わせてアピールすることも効果的です。

「向上心」について詳しい記事はこちら

【自己PR:改善力】自己PRを行う前の準備

この通り、改善力について自己PRで有効的にアピールする方法をお伝えしましたが、自己PRを行う前にすべき準備があります。

具体的には下記3点です。

自己PRを行う前にすべき準備
  • 企業の求める人物像を把握する
  • 改善力を発揮した根拠を具体化する
  • 改善力を入社後どう生かすかを考える

詳しく解説していきます。

企業の求める人物像を把握する

自己PRを考える前に、まず企業の求める人物像を把握しましょう。

企業の求める人物像によっては「改善力」を他の言い方に変えたほうが効果的なこともあります。

先ほど紹介した言い換え表現を参考に、より効果的な強みに言い換えてアピールしましょう。

企業の求める人物像を把握するには、業界・企業研究を入念に行いましょう。

あなたが志望する企業の業界について大まかな方向性を理解しておき、企業についてさらに詳しく調べることで求められる人物像が把握できます。

あなたが改善力を発揮した根拠を具体化する

次にあなたが強みを発揮した経験を具体化していきましょう。

自己PRではここでいかに具体的に話せるかがカギになります。

企業は自己PRから、あなたの強みや結果のすごさよりも、エピソードから見えるあなたの人柄や価値観に注目しています。

過程を丁寧に拾い上げ、あなたの魅力を十分にアピールしましょう。

以下の質問を参考に、あなたの経験を深掘りしてみてください。

質問例
  • あなたが強みを発揮するに至った経緯は?
  • 目標や課題を設定した背景は?
  • 取り組む中で大変だったことは?
  • 何を意識して行動した?
  • 具体的にどんな結果になった?
  • この経験から学んだことは?
  • 他にはどんな案があった?
  • 今その場に戻るとしたらどう対応したい?

これらは面接の深掘り質問対策にもなるので、この機会に丁寧に深掘りしておきましょう。

改善力を入社後どう生かすかを考える

最後に、あなたの強みを入社後どう生かすかを考えましょう。

あなたの志望する業界や職種に沿って、具体的で現実的なビジョンを示しましょう。

ポイントは、あなたの強みである改善力が入社後も同じパフォーマンスを再現できるかです。

企業側としては「それでうちの会社にどう貢献してくれるの?」というのが本音です。

入社後の働くイメージが企業側に伝われば採用される確率はグンと上がります。

例えば営業職を志望する場合、「私の強みである改善力を発揮し、1つ1つの商談を振り返り、営業力の改善に努めたい。また、そこで得たノウハウを社内で共有し、チームの一員として貢献したい」などが挙げられます。

【自己PR:改善力】改善力をアピールする自己PRの構成4段階

自己PRで改善力をアピールするには、伝え方にも気をつけましょう。

同じ内容を表していても、どの順番でどう伝えるかで相手への伝わり方が異なり、与える印象や評価にも差が出ます。

結論→具体的なエピソード→結果→仕事での活かし方、の流れで順序立てて伝えるようにしましょう。

構成4段階
  • 結論を最初に述べる
  • 具体的なエピソードを伝える
  • 結果学んだことを伝える
  • 仕事での活かし方を伝える

1:結論を最初に述べる

自己PRをする時は、相手に分かりやすくしっかりと伝えることが重要です。

最初に主張となる結論、自身がアピールしたい内容を述べ、何をアピールしたいのかを明確にしましょう。

また結論から伝えることで、自己PRにインパクトを与えられます。

結論の次はその根拠となる具体的なエピソードを提示し、自己PRの説得力を高めましょう。

2:具体的なエピソードを伝える

結論の次に具体的なエピソードを加えることで、より効果的な自己PRにすることができます。

ただ自分の能力を並べていくだけでは説得力に欠けますが、具体的なエピソードがあれば自己PRの信頼性は高まります。

経験談を述べることで印象に残りやすくなりますので、具体的なエピソードを伝えるようにしましょう。

3:結果学んだことを伝える

具体的なエピソードの結果、どんなことを学んだのかを分かりやすく伝えましょう。

企業が知りたいのは、大変なことをどのように乗り越え解決してきたか、ということです。

行動の結果、どのような成果を出したのか分かりやすく伝えましょう。

4:仕事での活かし方を伝える

自己PRの目的は、アピールしている内容がどのように仕事で役に立つか、利益に繋がるかということを伝えることです。

自身の強みを活かしてどのように貢献したいと思っているのか、できるだけ具体的に伝えることで、採用担当者に企業で活躍している姿をイメージしてもらうことができます。

【自己PR:改善力】自己PRの方法による違いについて

職務経歴書・履歴書・面接によって自己PRのポイントが異なります。

職務経歴書・履歴書の「書く」PRと、面接の「話す」PRとでは違いがあります。

ここではそれぞれの特徴や役割について、簡単に表にまとめました。

  職務経歴書 履歴書 面接
特徴 具体的な内容 内容の簡潔さ、定型化 対面(オンライン)
役割 経験、スキル、資格などをアピールする 本人確認をするための情報 実際に会話をし、理解を深める
文字数 200〜600字程度(指定があれば従う) 100〜150字程度(指定があれば従う) なし
注意点 応募する業務に活かせる知識・スキルを記載する 要点をまとめ、結論から端的に記載する 結論から簡潔に述べる

【自己PR:改善力】改善力をアピールする時の注意点

改善力をアピールする場合、結果よりもその過程が大切です。

結果的に取り組みが失敗に終わったとしても、前向きに改善に取り組む姿勢や失敗によって得られた学びを伝えることで、改善力や成長意欲の自己PRとして十分アピールできるでしょう。

また周囲と差別化されるよう、自分らしい経験やエピソードを盛り込むと良いでしょう。

これが自分だと言えるようなエピソードを盛り込むと、採用担当者の目に留まりやすくなります。

【自己PR:改善力】エピソード別!改善力をアピールする自己PRの例文

ここでは改善力をアピールする自己PRの例文を、アルバイトや部活・サークルなどエピソード別に紹介します。

また、各例文の文字数やポイントについても解説していきます。

例文1:アルバイト

アルバイトでの経験をエピソードにした例文です。

300字程の文章になります。

結論→具体的なエピソード→結果→仕事での活かし方の順に簡潔にまとめています。

例文

私の強みは問題解決能力です。

私が働いていたパン屋では、お客様が商品の前に立ち止まる時間が長いことに気が付きました。

その原因は、商品説明の文字が小さく読みにくいことでした。

そこで大きい文字に作り直し、立ち止まっているお客様に話しかけて商品の説明をしたところ、お客様の満足度を上げることに成功しました。

そこから口コミが広がり、テレビや雑誌に紹介されたことで集客力を上げることができたのです。

この経験から、周囲に目を向けたり、お客様の行動をよく見ることによって気付きを得ることの重要性を学びました。

貴社でも小さな気付きから改善していくことで、お客様の満足度向上に努めたいと考えています。

例文2:部活・サークル

サークルでの経験をエピソードにした例文です。

300字程の文章になります。

具体性のあるエピソードを元に、自己PRを書けています。

例文

私の強みは問題を根本的に解決する力です。

私はサークルの論文大会でリーダーを務めましたが、様々な学部の学生が集まっていたためやる気に差を感じました。

この原因を探ったところ、テーマが各々の専門分野とは異なる内容であったため興味がないことが分かったのです。

解決策として、各々の専門分野に関連するテーマを洗い出してもらいました。

そこで全員に共通しているテーマに変更した結果、チーム全員が主体性を持って研究するようになり、特別賞を受賞しました。

この経験から、根本的な問題を解決することの重要性を学びました。

貴社でもお客様のヒアリングから問題を明らかにし、改善していきたいと考えています。

例文3:インターン

インターンでの経験をエピソードにした例文です。

200字程の文章になります。

短いですが、基本的な構成に沿って簡潔にまとめています。

例文

私は問題解決能力が強みです。

携帯電話販売の長期インターンでこの能力を身に付けました。

KPIを月間・週間・日間でそれぞれ設定し、進捗に問題が起きた時には原因と解決策を明確にしました。

さらにKPIから逆算して修正し、PDCAサイクルを回すことを心がけました。

また、問題にはすぐに対応することで進捗が遅れることのないよう努めました。

この経験から、目標達成のためにはKPIを細かく設定することが重要であることを学びました。

貴社でもこの問題解決能力を活かし、利益に貢献していきたいと考えています。

例文4:実行委員会

実行委員での経験をエピソードにした例文です。

400字程の文章になります。

課題を見つけ、解決に向けて主体的に行動した自己PRを書けています。

例文

私の長所は改善力です。

学校祭実行委員のメンバーとして、私は学校祭をもっと盛り上げたいという目標に向かって取り組みました。

学校祭が行われる半年ほど前に上級生にアンケートを実施し、過去の学校祭の経験から課題点や要望を募りました。

その結果、学校祭に参加しているのは主にサークルに所属している生徒であることが判明しました。

サークルに所属していない生徒も楽しめるように、個人が演舞や出店に参加できるように改善を図りました。

その結果、参加者が例年より増え、にぎやかな学校祭になりました。

この経験から、現状に満足せず、より良いものを目指すことの重要性を学びました。

具体的な行動を通じて、実行委員としての役割を果たし、達成感を得ることができました。

この改善力を活かして貴社に貢献したいと考えています。

現状の業務プロセスを分析し、改善点を見つけ出すことで、業務の効率化や顧客満足度の向上に貢献する所存です。

【自己PR:改善力】職種・業種別!改善力をアピールする自己PRの例文

ここからは改善力を強みにアピールした例文を、職業別・業種別に紹介します。

自分に合った職種の例文を参考に、これまでの経験から自分の改善力をアピールし、採用担当者に伝わりやすい自己PRを作成しましょう。

例文1:事務

事務職に対する自己PR文の紹介です。

300字程の例文になります。

積極的に改善に取り組む姿勢を述べています。

例文

私の強みは改善力です。

現職では、3年前にオフィス環境の改善責任者を担当しました。

備品の発注やレイアウトについては社員から意見をもらうこともありましたが、オフィス環境の向上に関する意見はほとんど上がりませんでした。

そのため他社での勤務経験がある社員に、印象に残っている総務関連の運営方法や、今現在の不満な点などをヒアリングしました。

また営業に同行して他社の総務担当者を紹介してもらい、情報収集するよう努めました。

3カ月後に得られた情報をまとめて10種類の改善案を管理部門長に提案し、6つの案が承認され、年間で約1割のコスト改善につなげることができました。

このような総務経験を活かし、貴社のオフィス環境向上に貢献したいと考えております。

例文2:接客

接客業に対する自己PR文の紹介です。

400字程の例文になります。

具体的な数字を使って成果を分かりやすく示しています。

例文

売り上げアップや顧客満足のための改善が強みです。

現職は、主に売り場づくりとアルバイト・パートスタッフの管理をしています。

売り場づくりにおいては、ターゲットに合わせた陳列とポップにこだわりました。

食材や調味料などを一緒に置いてメニューを紹介したり、高額商品専用のディスプレイで特別感を演出したところ、売り上げは昨対比115%を達成しました。

スタッフに対しては、改善アイデアを出した人にインセンティブをつけることを提案しました。

すると、売り上げやサービス改善に繋がるアイデアが数多く上がりました。

自分の意見が反映され、インセンティブがつくことによってモチベーションが高まり、スタッフの離職率も改善することができました。

こうした経験を活かし、貴社の業績アップに貢献したいと考えております。

例文3:営業

営業職に対する自己PR文の紹介です。

300字程の例文になります。

具体的な数字を使って営業の成果を述べています。

例文

私の強みは、業務改善に向けた実行力の高さです。

私は4年間、ITシステムの法人営業に従事してきました。

その会社では縦割り文化が強かったため、私はクライアントごとの課題や最新の営業状況などの情報を、部署内のメンバー全員が共有できるように改善しました。

その結果、社員間の効率的なノウハウ共有や課題解決の体系化を図り、改善前と比較して営業部全体の年間契約数を20%増加させることに成功しました。

この経験を活かし、貴社における業務効率化に貢献したいと考えています。

例文4:製造

製造業に対する自己PR文の紹介です。

300字程の例文になります。

工場改造の基本となる考え方である5S活動についても述べています。

例文

私の強みは業務の効率化を図ることです。

前職では3年間、自動車のライン管理の業務を担当していました。

チームリーダーとして5名をマネジメントした経験があります。

常日頃から作業の無駄がないかどうかを考えております。

同じ工程を担当するメンバーと情報共有や意見交換するなど、作業の効率化を常に意識して業務に取り組んでまいりました。

また5S改善活動にも力を入れることにより、業務効率を向上させ、安全性の確保に務めました。

その結果、動線の見直しや工具などの設置場所を改めるなど、業務の最適化を進めることができたのです。

貴社においても、経験を活かして業務改善に取り組みたいと考えております。

【自己PR:改善力】エピソードが思いつかない時はどうする?

自己PRの具体的なエピソードがない、と頭を悩ませる人もいるのではないでしょうか。

些細なことで構いませんので、エピソードや失敗談、仕事や人との向き合い方や失敗への対応力などを書き出してみましょう。

その中に自分らしさが表れる事柄や、採用担当者の目を惹くためのヒントを見つけることができます。

改善力を上手くアピールして自己PRで好評価を得よう

自己PRで改善力をアピールする方法や注意点について、例文を交えて詳しく解説しました。

業務改善を推進するために、企業は改善力の高い人材を求めています。

本記事を参考に、改善力を上手にアピールして好評価を得られるようにしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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