インターン選考でESの通過率をよくするポイント

インターン選考でESの通過率をよくするポイント

インターンのES通過率は、書き方次第で大きく変わる。

結論から言うと、インターン選考でESが通らない最大の原因は「企業が何を知りたいのかを無視した回答」になっていることだ。経験や実績を並べるだけでは落ちる。

インターンのES通過率を上げるには、①企業の採用意図を読む、②STAR構造で具体的に書く、③インターン特有の問いに正しく答える——この3軸が柱になる。

この記事では、インターン選考のES通過率が低い原因から、通過率を上げる書き方のポイントまでを順番に解説する。エントリーシートの倍率が高い大手・人気企業を狙う人も、ここで押さえておいてほしい。

読み終わるころには「どこを直せばいいか」が具体的に見えてくる。ぜひ最後まで読んでほしい。

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【インターン ES 通過率】そもそも平均どのくらいなのか

インターンのES通過率は、企業の規模や人気によって大きく差がある。一般的に複数日にわたる短期・長期インターンでは30〜50%程度とされるが、大手・有名企業に絞ると10〜20%台になることも珍しくない。エントリーシートの倍率が高い企業では、書類だけで全体の半数以上が落とされる。

重要なのは「平均値」より「自分が受ける企業の選考基準」だ。倍率が高い企業ほど、ESで問われる意図の深さも増す。だからこそ、書き方の基本を正しく押さえておくことが最初のステップになる。

【インターン ES 通過率】が低い人に共通する3つのパターン

通過率が上がらない人には、内容ではなく「構造」に問題があるケースが多い。以下の3パターンに当てはまっていないか確認してほしい。

パターン①:何をしたかを書くが、なぜを書かない

「サークル活動でチームをまとめた」という記述は、事実を伝えているが採用担当者の心には刺さらない。企業が知りたいのは「あなたがどう考え、どう動いたか」だ。行動の背景にある思考プロセスが見えないESは、誰でも書ける内容として処理される。インターンのES通過率を上げるには、「なぜその行動を選んだのか」を必ず書くこと。

パターン②:抽象的な言葉が多く、数字・固有名詞がない

「積極的に取り組みました」「リーダーシップを発揮しました」という表現は採点できない。採用担当者は1日に数十〜数百件のESを読む。「メンバー12名のチームで週3回のミーティングを企画し、3か月でイベント参加者を前年比150%に増やした」のように、数字と固有名詞で具体化することが最低条件だ。ES倍率が高い企業では、このラインを超えない記述は即アウトになる。

パターン③:インターン志望動機が本選考と同じトーン

インターンのESで問われる志望動機は、本選考とは別の問いだ。「将来その会社で働きたい」という熱意より「インターンを通じて何を学び、どう成長したいか」という具体性が求められる。学習目的と期間中にできること、企業の提供する環境との接点を示すことがポイントになる。

【インターン ES 通過率】を上げるSTAR構造の使い方

インターン選考のES通過率を上げる最も汎用的なフレームワークが「STAR構造」だ。Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の4ステップで書く方法で、採用担当者が読みやすく、評価しやすい形式になる。

Situation:背景を1〜2文で設定する

「大学2年の秋から、100名規模のイベントサークルで広報を担当した」のように、いつ・どんな環境での話かを短く示す。長々と状況説明するのはNG。採用担当者の読む時間は限られているので、背景は簡潔に1〜2文に収める。インターンのESでは文字数が限られていることが多いため、ここを削ってActionに文字を使う判断が通過率を上げる。

Task:自分が抱えた課題・役割を明示する

「前年比30%減のSNSフォロワー数を回復させるという課題を担当した」のように、自分が向き合った具体的な課題を書く。「チーム全体で頑張った」という書き方はここで避けること。エントリーシートの倍率が高い企業ほど、「あなた個人が何に責任を持ったか」を見る目が厳しい。自分の役割を一文で言い切ることを意識する。

Action:思考と選択の理由を書く

「週1回の投稿を週4回に増やし、ターゲット別にコンテンツを分けた」という行動だけでなく、「なぜその方法を選んだのか」を必ず付け加える。競合サークルのアカウントを分析した、メンバーにアンケートをとった、など選択の根拠が見えるとES通過率は上がる。ここが最も差がつくパートだ。

Result:数字で締める

「6か月でフォロワー数が340人から820人に増加し、イベント参加者も前年比120%になった」のように、定量的な成果で終わらせる。数字が出せない場合でも「3か月後に担当範囲を拡大してもらえた」「メンバーから改善提案を引き出す仕組みを作れた」のような変化を書く。結果のないESは評価基準がなくなるため、通過率が下がる。

【インターン ES 通過率】志望動機の書き方と差別化のポイント

インターン選考で志望動機を聞く企業は全体の75%以上。にもかかわらず、多くの学生がここで通過率を落としている。企業・業界への興味を書くだけでは他の学生と区別できない。

企業を選んだ理由は「学べること」の具体性で差が出る

「御社に興味があります」「成長したいです」では落ちる。「〇〇事業の△△プロセスに関わることで、データ分析の実務スキルを身につけたい」のように、何をどう学びたいかを一段深く書くことが通過率を上げるポイントだ。企業の事業内容をしっかり調べ、インターンで経験できる業務と自分の目標をつなげる。

業界知識より「学ぶ姿勢」を前面に出す

インターンのES選考で企業が最も重視するのは「参加意欲」だ。スキルや実績がなくても、「なぜこの企業のインターンでないとダメなのか」を論理的に説明できれば通過率は上がる。業界研究は最低限でいい。むしろ「自分がインターンで何を達成したいか」の解像度を高めることに時間を使う。

【インターン ES 通過率】自己PRで差をつける書き方

自己PRは「自分の強みを書く欄」ではなく「企業が求める人物像と自分をつなぐ欄」だ。インターン選考でES通過率が高い自己PRには共通の構造がある。

強みは1つに絞り、エピソードで証明する

「私の強みはコミュニケーション力と行動力と粘り強さです」という自己PRは弱い。強みが3つ並ぶと、どれも薄くなる。インターンのES通過率を上げるには、強みは1つに絞り、その強みが発揮された具体的なエピソードで裏付けること。採用担当者が「この人は〇〇が得意な人」と一言で言えるくらいシャープに絞る。

強みをインターン・社会での再現性とつなぐ

自己PRの最後は「インターンでこの強みをどう活かすか」で締めると通過率が上がる。過去の実績だけで終わるESは「振り返り文」になってしまう。「この強みを御社のインターンで〇〇の場面で発揮したい」と未来につなぐ一文を加えることで、企業側が採用後のイメージを持ちやすくなる。

【インターン ES 通過率】学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)の書き方

インターンのESでは、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を問う企業が70%を超える。ここは自己PRと違い「過去の経験から何を学んだか」を示す問いだ。

「すごい経験」より「思考の深さ」が評価される

留学経験や体育会経験がなくても、インターンのES通過率を上げることは十分できる。採用担当者が見ているのは経験の希少性ではなく、「その経験からどんな気づきを得て、どう行動を変えたか」という思考プロセスだ。アルバイトや授業のグループワークでも、問いに対して深く掘り下げれば評価される。

取り組みの「壁」と「対処」を中心に書く

ガクチカで通過率を上げる鉄則は「うまくいかなかったこと→どう考えたか→どう変えたか」の流れで書くことだ。壁と対処がないガクチカは、単なる活動報告になる。困難にぶつかったとき、どんな選択肢を考え、なぜその方法を選んだかを具体的に書くことが差別化につながる。

【インターン ES 通過率】エントリーシートを提出する前のチェック項目

どれだけ内容を磨いても、最終確認を怠ると提出ミスで通過率が下がる。インターンのES提出前に必ずチェックしてほしい項目をまとめた。

①設問に正面から答えているか確認する

「学生時代に力を入れたこと」という問いに対して、「私の強みは〜」という答えを書いてしまう学生は多い。設問と回答がズレていると、どれだけ内容が良くても評価されない。提出前に設問と回答を声に出して読み上げ、ちゃんと問いに答えているかを確認すること。インターンのES通過率を上げるうえで、このズレが最もコスパの悪いミスだ。

②誤字脱字・コピーミスのチェック

複数企業に同時にESを出すと、企業名を書き間違えるミスが起きやすい。「貴社の◯◯事業に魅力を感じ〜」という文中の企業名が別会社になっていると、選考前に印象が最悪になる。提出前に「企業名・インターン名・担当者名」の固有名詞を1つずつ目視で確認する習慣をつける。

③第三者に読んでもらう

自分で書いたESは読み返しても気づかないことが多い。友人・先輩・キャリアセンターなど、就活経験者に読んでもらい「意味が通じるか」「具体性があるか」のフィードバックをもらう。エントリーシートの倍率が高い企業を受けるなら、OB・OG訪問で内定者に見てもらうのが最も効果的だ。

【インターン ES 通過率】業界・企業別の傾向と対策

インターンのES通過率は業界によっても変わる。大手コンサル・総合商社・メガバンクのインターンはESの倍率が高く、書類通過率が20%以下になることもある。一方でIT・スタートアップ系は比較的通りやすい傾向がある。ただし「通りやすい」と「基準が低い」は別物だ。

コンサル・商社系のESで求められる論理構造

コンサル・総合商社のインターンESは、論理的思考力が直接問われる。「あなたが学生時代に解決した課題と、その解決プロセスを教えてください」という問いに対して、課題設定→原因分析→解決策→結果を一直線につなぐ論理展開が求められる。感情的な表現より、数字と因果関係で組み立てる文章がES通過率を上げる。

IT・スタートアップ系ESで重視される「主体性」

IT・スタートアップ系のインターンでは、スキルや実績より「自分で考えて動ける人かどうか」が評価される。「〇〇をやってみたくて、独学で〇〇を学んだ」「課題を見つけて、誰かに頼まれる前に提案した」のように、自発的な行動の記録がある学生は通過率が高い傾向がある。ポートフォリオやGitHubなど、行動の証拠を示せるリンクがあれば積極的に添付する。

【インターン ES 通過率】よくある質問

インターンのES通過率って平均どのくらいですか?

企業によって大きく異なる。一般的な短期インターンでは30〜50%程度とされるが、大手・人気企業に絞ると10〜20%台になることもある。エントリーシートの倍率が10倍を超える企業もあるため、「平均」より受ける企業ごとの難易度を調べておくことが重要だ。倍率情報は就活情報サイトや先輩のES体験談で確認できる。

ESが何社受けても通らないのはなぜですか?

最も多い原因は「設問への回答がズレている」か「具体性がない」かのどちらかだ。自分が書きたいことを書いてしまい、企業が知りたいことを書けていないケースが多い。まずES1通を丁寧に見直し、設問と回答のズレ・数字や固有名詞の有無・STAR構造で組み立てられているかをチェックする。それでも改善しない場合はキャリアセンターへの相談が有効だ。

インターンのESは本選考のESと何が違いますか?

問われる内容は似ているが、求められる解像度が違う。本選考では「なぜ入社したいか」という強いコミットメントが問われるが、インターンESでは「なぜこのインターンで学びたいか」という学習目的の明確さが重視される。インターン段階ではまだ業界や企業について詳しくなくていい。「何を学びたいか・なぜここで学ぶか」に答えられれば十分だ。

【インターン ES 通過率】まとめ

インターンのES通過率は、書き方の構造を変えることで確実に改善できる。企業が見ているのは「スゴい経験があるか」ではなく「この学生の思考プロセスと成長意欲が見えるか」だ。

通過率を上げるうえで最も効いた施策は、①STAR構造で書く、②設問と回答のズレをなくす、③志望動機に「何を学ぶか」の具体性を持たせる——この3点に尽きる。

エントリーシートの倍率が高い大手・人気企業を受けるなら、提出前に第三者チェックを必ず入れること。自分では気づけないズレや抽象表現を、読み手の目で発見することがES通過率を上げる最短ルートだ。

インターン選考のESは、選考が始まる前から練習できる数少ない武器だ。早いうちに1通を徹底的に磨き、その型を他のESに応用していくことをおすすめする。

この記事が、インターン選考でESの通過率を上げるヒントになれば嬉しい。まずは手元にある1通のESをSTAR構造で組み直すところから始めてみよう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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