早期選考のWebテストは、多くの企業で2026年10月頃から年明けにかけて実施されるのが一般的です。特に10月〜12月は案内が集中しやすく、サマーインターン経由の優遇ルートでは9月に受検が始まるケースもあります。
つまり28卒のみなさんにとって、Webテスト対策の実質的な締め切りは「秋の入り口」です。本選考の感覚で年明けから準備を始めると、受検案内が届いてから慌てることになりかねません。
この記事では、早期選考のWebテストがいつ実施されるのかを、ルート別の時期差と月別カレンダーで整理し、いつまでに何を終えるべきかの逆算スケジュールまで具体的に解説します。
・早期選考のWebテストが実施される一般的な時期
・サマー優遇・秋冬インターン・リクルーターなどルート別の受検タイミングの違い
・28卒向けの月別スケジュールカレンダー
・受検日から逆算した対策の始めどきと終えどき
・大学3年生(28卒)で早期選考ルートでの内定を狙う人
・早期選考のWebテストがいつ来るのか分からず不安な人
・秋以降の就活スケジュールを逆算して立てたい人
目次[目次を全て表示する]
早期選考でWebテストが課される背景と全体像
時期の話に入る前に、そもそも早期選考がどんな選考で、なぜ序盤にWebテストが置かれるのかを押さえておきましょう。ここが分かると「いつ受けることになるか」の見通しが立てやすくなります。早期選考の基本から確認し、28卒の全体カレンダーの中での位置づけを整理します。
早期選考とは本選考より前に内定が出る選考ルート
早期選考とは、広報解禁(2027年3月)を待たずに始まる、本選考より前に内々定まで到達できる選考ルートの総称です。インターン参加者への優遇案内、リクルーター接触、逆求人サイト経由のオファーなど入り口はさまざまです。
時期としては2026年秋から2027年春にかけて動き、外資系やベンチャー、一部の大手人気企業で広く行われています。仕組みの全体像は早期選考のWebテストとはで詳しく解説しているので、あわせて確認してください。
採用の早期化は年々進んでいるとされ、28卒では「本選考が始まる頃にはすでに内定を持っている学生がいる」のが当たり前の光景になりつつあります。早期ルートを視野に入れるかどうかで、秋以降の動き方は大きく変わります。
序盤にWebテストを置くのは母集団を絞るため
早期選考は採用枠が本選考より少ない一方、意欲の高い学生が集まります。企業側は限られた面接リソースを有望な候補者に集中させるため、選考の入り口でWebテストを課して母集団を絞るのが定石です。
そのため早期選考では「エントリー直後にいきなり受検案内が届く」ことが珍しくありません。エントリーしてから対策を始めるのでは間に合わない構造だと理解しておきましょう。
また早期段階では面接官の人数も限られるため、テストの結果が面接に進める人数を直接左右しやすいともいわれます。本選考以上に「入り口の一発勝負」の色が濃いのが早期選考のWebテストです。
28卒カレンダーの中での早期選考の位置
28卒の就活は、2026年6〜8月のサマーインターンを起点に、8〜10月に秋インターン応募、10〜12月に冬インターン応募と続きます。早期選考はこの流れと並走しながら、2026年秋〜2027年春に本格化します。
つまり秋以降は「インターン応募のWebテスト」と「早期選考のWebテスト」が同時に走る期間です。受検機会が最も密集する時期だと覚えておいてください。
早期選考のWebテストはいつ?実施時期の目安
ここからが本題です。早期選考のWebテストが実際にいつ実施されるのか、時期の目安を「最も多い時期」「第二波」「最速のケース」の3段階に分けて解説します。自分の志望企業がどのパターンに当てはまりそうかをイメージしながら読み進めてください。
最も多いのは10月〜12月の秋スタート
早期選考のWebテスト受検が最も集中しやすいのは、一般に2026年10月〜12月とされます。夏のインターン評価が出そろい、秋インターンの選考と並行して早期ルートの案内が動き出す時期だからです。
10月に案内が届き、10月末〜11月に受検、12月から面接というのが典型的な流れの一例です。年内に1次面接まで進むケースも珍しくありません。
この時期は複数企業の受検が同じ週に重なることもあります。1社ごとに対策する余裕はないため、10月までに主要形式を横断的に仕上げておくことが、結果的に全社対応の近道になります。
年明け1月〜2月に第二波が来る
年明けの1〜2月にも受検案内の第二波があります。冬インターンの参加者に対して、終了後すぐに早期選考へ接続するパターンがこの時期の中心です。
「秋に受け損ねたらもうチャンスがない」わけではありません。ただし年明けの早期選考は締め切りから面接までの進行が速い傾向があるため、受検準備を済ませた状態で案内を待つのが理想です。
また1〜2月は大学の期末試験と重なる学生が多く、就活と学業の両立が最も苦しくなる時期でもあります。年内にテスト対策の山を越えておくと、この時期の負荷を大きく減らせます。
最速は9月・サマー直後に始まる企業もある
外資系コンサルや一部のベンチャーでは、サマーインターン終了直後の9月からWebテストを含む早期選考が始まる例もあるとされます。サマー参加者への優遇案内は8月末〜9月に届くことがあり、これが28卒の実質的な最速ラインです。
この層を狙うなら、対策の完了目標は「秋」ではなく夏の終わりに前倒しする必要があります。
逆にいえば、9月スタート組は全体から見れば少数派です。「自分はもう出遅れた」と感じる必要はなく、10月以降の第一波・年明けの第二波に照準を合わせれば十分に戦えます。
ルート別・早期選考Webテストの時期の違い
早期選考と一口に言っても、どの入り口から入るかで受検時期は大きく変わります。ここではサマー優遇・秋冬インターン優遇・リクルーターや逆求人という代表的なルート別に、案内が届く時期と受検時期の目安を整理します。月別カレンダー表も参考にしてください。
サマーインターン優遇ルートは9月〜11月
サマーインターンで評価された学生には、8月末〜10月にかけて優遇案内が届き、9〜11月に受検となるのが目安です。インターン選考時のテスト結果をそのまま使い、Webテストを省略する企業もあるとされます。
ただし「サマーで受けたから早期では免除」とは限りません。改めて受検を求められる前提で、秋も対策の手を止めないことが大切です。
サマーの受検から数ヶ月空くと、解答スピードは想像以上に落ちます。優遇案内を待つ間も、週1回の演習で感覚を維持しておくと再受検にも慌てず対応できます。
秋冬インターン優遇ルートは11月〜2月
秋インターン(開催9〜11月)経由なら11〜1月、冬インターン(開催12〜2月)経由なら1〜2月に早期選考のWebテストが動くのが一般的な目安です。インターン終了から案内までの間隔が短く、開催中に次の受検が始まる感覚に近いのが特徴です。
インターンに参加しながら並行して対策を維持する体力勝負になりやすいルートだといえます。
特に冬インターン経由は、受検から面接、内々定までが1〜2ヶ月で駆け抜ける短期決戦になりがちです。テスト対策を年明けに残さず、参加前に済ませておくほど有利に動けます。
リクルーター・逆求人ルートは時期が読みにくい
リクルーター接触や逆求人サイトのオファー経由は、企業側の都合で動くため時期が読みにくいルートです。早ければ10月、遅ければ2〜3月と幅があり、案内から受検期限までが数日〜1週間程度と短いケースもあるとされます。
オファー型のルートは受け身で待つ分、いつ声がかかっても対応できる常時準備が唯一の対策になります。プロフィールを充実させつつ、演習のペースを落とさないことが肝心です。
下の月別カレンダーで、自分の狙うルートの山場を確認しておきましょう。
| 月 | 早期選考Webテストの動き(28卒目安) |
|---|---|
| 2026年9月 | サマー優遇組の受検が始まる(最速ライン) |
| 10月 | 早期選考の案内が本格化。受検の第一波が立ち上がる |
| 11月〜12月 | 受検の最集中期。秋インターン優遇組も合流 |
| 2027年1月〜2月 | 第二波。冬インターン優遇組・リクルーター組が中心 |
| 3月以降 | 本選考へ移行。早期の結果を持って挑む段階 |
受検日から逆算する対策ロードマップ
時期の目安が分かったら、次は「いつまでに何を終えるか」の逆算です。受検の第一波が10月に来る以上、対策のゴールは10月頭に置くのが安全です。ここでは2026年8月から12月以降までを3段階に分けた、28卒向けの対策ロードマップを紹介します。
8月〜9月:主要科目の基礎を固める
8〜9月は、SPIと玉手箱を軸に問題集1冊を2周する基礎固めの期間です。非言語の頻出単元(推論・割合・確率など)と言語の語彙を優先し、解法パターンを頭に入れます。
サマーインターンで一度受検した人は、そのとき苦手だった分野から着手すると効率的です。9月末までに「初見の問題でも解法が浮かぶ」状態を目指しましょう。
問題集は複数冊に手を広げるより、1冊を繰り返して正答率を上げるほうが効果的とされます。2周目は間違えた問題だけを回すと、限られた夏の時間でも仕上がりが早くなります。
受検2ヶ月前=基礎固め開始、1ヶ月前=時間を計った実戦演習、1週間前=苦手単元の総復習。10月受検なら8月開始が標準ペースです。
10月〜11月:時間を計った実戦演習に切り替える
受検の第一波が来る10月以降は、新しい参考書を増やすのではなく、本番と同じ制限時間での演習に切り替えます。Webテストは1問あたり数十秒〜1分台で処理する速度勝負だからです。
模擬形式の演習で「時間内にどこまで解けるか」を測り、捨て問の判断基準を体に入れておくと、本番での失点が減ります。
このとき「正答数」だけでなく「1問あたりの所要時間」も記録しておくと、自分がどの単元で時間を溶かしているかが見えてきます。時間の使い方の改善は、知識の追加より即効性があります。
12月以降:直前調整と結果の使い回し戦略
12月以降は、受検のたびに間違えた単元だけを短時間で復習する直前調整モードに入ります。またSPIのテストセンター形式は結果を複数企業に使い回せる仕組みがあるため、手応えのある回の結果を軸に提出戦略を組むのも有効です。
年明けの第二波・本選考に向けて、演習の感覚を切らさないことが最後のポイントです。冬休みは差がつきやすい期間なので、1日30分でも机に向かう習慣を守りましょう。
早期選考のWebテストでやりがちなスケジュール失敗
早期選考のWebテストは、実力不足よりも「時期の読み違い」で落とすケースが目立ちます。ここでは28卒が陥りやすいスケジュール面の失敗を3つ取り上げます。どれも事前に知っていれば避けられるものばかりなので、自分の計画と照らし合わせてみてください。
案内から受検期限までの短さを想定していない
早期選考の受検案内は、届いてから期限まで数日〜1週間程度しかないことが多いとされます。「案内が来てから対策する」つもりでいると、ほぼ無対策で本番を迎えることになります。
エントリーや優遇案内のエントリーシート提出と同時に受検が始まる前提で、常に「今週受検でも戦える」状態を保つのが正解です。
期限の短さは企業側の悪意ではなく、選考スピードを上げるための設計です。仕組みとして受け入れ、こちらも「即応できる準備」で対抗するしかありません。
秋学期の授業・インターンと重なり対策時間が消える
10〜12月は秋学期の授業や試験、秋冬インターンの参加が重なり、まとまった対策時間が取りにくい時期です。「秋になったら本気を出す」計画は、実際には破綻しやすいと考えてください。
比較的余裕のある8〜9月に基礎を前倒しで済ませ、秋は1日30分の維持演習だけで回る状態にしておくのが現実的です。通学時間にアプリで1問ずつ解くなど、生活の隙間に演習を埋め込む工夫も効きます。
本選考基準の「年明けから準備」で構えてしまう
先輩の体験談やネット情報には、本選考(3月広報解禁)基準のスケジュール感で書かれたものも混ざっています。それを鵜呑みにして年明けから準備を始めると、早期選考の第一波(10〜12月)を丸ごと逃します。
情報を見るときは「それが何卒向けか」「早期と本選考のどちらを前提にしているか」を必ず確認する癖をつけましょう。
早期選考を狙うなら、すべての準備を本選考の3〜5ヶ月前倒しで考えるのが基本です。
受検期限の直前は回線トラブルや体調不良のリスクを吸収できません。期限ギリギリではなく、案内が届いたら2〜3日以内の受検を習慣にしましょう。
早期選考のWebテストを本選考につなげる
早期選考のWebテストは、受けて終わりではありません。結果や経験を本選考にどうつなげるかまで設計してこそ、秋からの努力が最大限に活きます。ここでは結果の扱いと、仮に早期選考で不通過だった場合のリカバリーについて解説します。
テストセンター結果は本選考でも武器になる
SPIのテストセンター形式には結果の使い回し制度があり、早期選考期に取った高得点の結果を本選考の提出に回す戦略が取れます。受検回数が増える秋〜冬のうちに、納得のいく手応えの回を作っておく価値は大きいです。
自宅受検型のWebテストでも、出題形式への慣れはそのまま本選考での余裕につながります。
使い回しを狙う場合は「どの企業の受検で結果を取りに行くか」を意識して受検順を組むのがコツです。志望度の低い企業で先に場数を踏み、仕上がった状態で本命の受検に臨む順番が理想です。
早期で落ちても本選考で再挑戦できる企業は多い
早期選考で不通過でも、本選考に再応募できる企業は少なくないとされます。早期の受検は「腕試しと場慣れの機会」と捉え、結果に一喜一憂しすぎないことが大切です。
不通過だった場合は、時間切れだったのか、特定単元で失点したのかを振り返り、本選考までの残り期間で弱点を1つずつ潰す計画に落とし込みましょう。
早期選考の失敗が本選考の合格につながった、という声は毎年聞かれます。秋冬の受検経験そのものが、3月以降のライバルに対する大きなアドバンテージになるのです。
早期選考のWebテスト時期に関するよくある質問
最後に、早期選考のWebテストの時期について28卒からよく寄せられる質問に答えます。ここまでの内容の補足として、迷いやすいポイントをQ&A形式で整理しました。自分の状況に近いものからチェックしてください。
今からだと遅い?何月までに対策を始めるべき?
受検の第一波が10月に来るため、理想の開始時期は8月、遅くとも9月中の開始が目安です。ただし10月以降に始める場合でも、頻出単元に絞った短期集中で年明けの第二波には十分間に合います。
「遅いかも」と感じた時点で始めるのが、常に最善の選択です。早期選考は2027年春まで続く長いレースなので、途中参加でも取り返せます。
早期選考のWebテストはどの形式が多い?
企業によりますが、SPI(テストセンター・WEBテスティング)と玉手箱が中心で、外資系ではTG-WEBや独自テストも見られるとされます。志望企業の過去の出題形式を口コミ等で調べつつ、まずはSPIと玉手箱の2本柱を固めるのが定石です。
この2形式を仕上げておけば、他の形式に切り替わっても基礎力の大部分は流用できます。
インターンに参加していないと早期選考は受けられない?
インターン優遇が代表的な入り口ではありますが、逆求人サイトのオファーやリクルーター接触、早期エントリー枠など、インターン非参加でも入れるルートはあります。その場合も受検時期は10月〜2月に集中するため、対策スケジュールは本記事の逆算と同じ考え方で問題ありません。
むしろ非参加組は選考情報が入りにくいぶん、テストで確実に得点することの重要度が上がると考えておきましょう。面接に呼ばれる材料がテスト結果とエントリーシートしかない以上、点数は最大の武器になります。
秋インターンの選考テストと早期選考のテストは別物?
実施の枠組みとしては別ですが、出題形式はほぼ共通で、企業によってはインターン選考時の結果を早期選考に引き継ぐ場合もあるとされます。つまり秋インターンの受検が早期選考の前哨戦になるため、1回1回を本番のつもりで受けることをおすすめします。
「インターン選考だから多少落としても大丈夫」という気の緩みは、あとから振り返ると早期選考のチャンスを1つ失っていた、ということになりかねません。
まとめ
早期選考のWebテストがいつ来るのかを、ルート別の時期差と月別カレンダーで整理してきました。時期の全体像さえつかめば、漠然とした不安は具体的な行動計画に変わります。最後に、28卒が今日から動くための要点を振り返ります。
早期選考のWebテストは10月〜12月に最も集中し、サマー優遇ルートなら9月、冬インターン経由なら年明け1〜2月が山場です。案内から受検期限までは短いため、「案内が来てから対策」では間に合いません。
逆算すると、8〜9月に基礎固め、10月以降は時間を計った実戦演習という前倒しスケジュールが正解です。秋学期の忙しさに飲まれないよう、夏の終わりから助走を始めてください。
早期選考の1回1回の受検は、本選考への場慣れと結果の使い回しという形で必ず資産になります。時期を制する者が早期選考を制する――今日がその準備を始める最速の日です。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











