就職活動の適性検査では、「GPS」を受検することがあります。
対策をする時間がなく、「ノー勉でも受かるのか」と不安な人も多いでしょう。
この記事では、GPSをノー勉で受ける場合の現実的な合格可能性と、勉強なしでも最善を尽くす方法を解説します。
- GPSをノー勉で受けた場合の合格可能性
- 思考力テストの出題パターンと対処法
- 基礎能力テストを効率的に解くコツ
- 短時間でも効果がある直前の準備法
- GPSの対策が間に合わない人
- GPSの思考力テストが不安な人
- 勉強なしでも最善を尽くしたい人
目次[目次を全て表示する]
GPSはノー勉で受かるのか?現実的な合格可能性
GPSはベネッセが提供する適性検査で、思考力テスト・基礎能力テスト・パーソナリティの3つのパートで構成されています。
思考力テストが独特の形式で、ノー勉で臨む際に最も注意が必要なパートです。
難易度とボーダーライン
GPSの中で最も特徴的なのが思考力テストで、「批判的思考力」「協働的思考力」「創造的思考力」の3つの思考力が測定されます。
思考力テストは動画やテキストで状況が提示され、それに対する最適な行動や考えを選択する形式であり、知識ではなく考える力そのものが問われます。
基礎能力テストは言語と数理の基本的な問題で構成されており、SPIの基本レベルに近い難易度です。
ボーダーラインは企業によって異なりますが、GPSを導入している企業は「考える力」を重視する傾向にあるため、思考力テストの結果が重視されることが多いです。
パーソナリティは性格検査であり、この部分だけで不合格になることは稀です。
総合すると、ノー勉でも基礎学力と思考力がある人は十分に通過可能ですが、思考力テストの形式を知らないと戸惑うリスクがあります。
ノー勉で受かる人・落ちる人の違い
ノー勉でGPSに通過する人は、普段から物事を論理的に考える習慣がある人です。
思考力テストでは、与えられた情報を整理し、根拠に基づいて最適な選択肢を選ぶ力が問われるため、論理的思考力が高い人はノー勉でも高いスコアを取れます。
ディベートやゼミでの議論に慣れている学生は、批判的思考力のパートで特に有利です。
一方で落ちてしまう人は、思考力テストの形式に戸惑い、何を基準に回答すればよいかわからなくなるケースが多いです。
動画で状況が提示される問題もあるため、「適性検査=選択肢から正解を選ぶ」というイメージで受検すると面食らう可能性があります。
基礎能力テストで時間配分を誤り、簡単な問題を取りこぼすのもノー勉で落ちるパターンの1つです。
企業ごとのボーダーの違い
GPSを導入している企業は、大手企業から中堅企業まで幅広いです。
ベネッセのGPSは教育機関での利用実績が豊富で、企業の新卒採用でも導入が増えています。
「考える力」を重視する企業ほどGPSの結果を重視する傾向にあり、コンサルティングファームや企画職では高いスコアが求められることがあります。
一方、足切りとして利用する企業では極端に低いスコアでなければ通過できます。
思考力テストのスコアを特に重視するか、総合スコアで判断するかは企業によって異なります。
志望企業のGPSの活用方法は就活口コミサイトで確認できることがあるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。
ノー勉で受ける前に知っておくべきこと
GPSは他の適性検査とは異なる独自の形式を持つため、テスト構成を事前に理解しておくことが特に重要です。
知っているだけで本番のパフォーマンスが大きく変わります。
出題形式と制限時間
GPSの思考力テストは、動画やテキストで状況が提示され、その状況に対する最適な行動を選択する形式です。
例えば、チームで議論している動画を見て「次にどのような発言をするのが最適か」を選ぶといった問題が出題されます。
批判的思考力では「主張の根拠は十分か」を判断する力、協働的思考力では「チームとして最善の行動は何か」を考える力、創造的思考力では「新しい解決策を生み出す力」が測定されます。
基礎能力テストは言語(文章読解・語彙)と数理(計算・数的推理)の選択式問題で、制限時間は比較的タイトです。
パーソナリティは一般的な性格検査の形式で、質問に対して段階で回答します。
全体の所要時間は約55分程度で、各パートに制限時間が設けられています。
検査構成:思考力・基礎能力・パーソナリティ
GPSの3つのパートは、それぞれ異なるスキルを測定しています。
思考力テストは最もGPSらしいパートで、従来の適性検査では測定が難しかった「考える力」を評価します。
動画問題はGPSの大きな特徴であり、テキストだけでは伝わらない状況をリアルに再現することで、より実践的な思考力を測定しています。
基礎能力テストはSPIの基本レベルに近い内容で、高校までの基礎学力が問われます。
特殊な知識は不要で、基本的な計算力と読解力があれば対応可能です。
パーソナリティは「行動特性」「感情特性」「意欲特性」などが測定され、企業との適性判断に使われます。
受検環境の確認ポイント
GPSはWeb上で受検する形式ですが、動画問題があるため受検環境には特に注意が必要です。
動画をスムーズに再生できるインターネット環境が必須であり、回線速度が遅い環境では動画が途中で止まるリスクがあります。
音声が含まれる動画問題がある場合は、イヤホンやスピーカーの準備も必要です。
パソコンでの受検を強く推奨します。
スマートフォンでは画面が小さく動画が見にくい上、通信量も多いため安定したWi-Fi環境が必要です。
事前にテスト画面にアクセスして動作確認を行い、技術的なトラブルを予防しておきましょう。
本番中のテクニック:時間配分・消去法
GPSは3つのパートがあるため、パートごとに異なるテクニックを使い分けることが重要です。
ノー勉でも実践できる具体的なテクニックを解説します。
時間配分の考え方
GPSでは各パートに制限時間が設けられているため、パート内での時間配分が重要です。
思考力テストでは、動画を見る時間を考慮して、回答に使える時間を逆算しましょう。
動画は1回しか再生されない場合もあるため、集中して視聴し、メモが取れる環境であれば重要なポイントをメモしておくと回答時に役立ちます。
基礎能力テストは問題数に対して時間が短めのため、1問に時間をかけすぎないことが鉄則です。
パーソナリティは時間に余裕があるため、焦らず丁寧に回答しましょう。
全体を通して「時間配分を意識する」だけで、ノー勉でもスコアは確実に向上します。
消去法の活用
基礎能力テストの選択肢問題では、消去法が非常に有効です。
言語問題では、文脈に明らかに合わない選択肢を先に消去してから、残りの選択肢を比較検討しましょう。
数理問題では、概算で大まかな答えの範囲を推測し、明らかに範囲外の選択肢を消去する方法が効果的です。
思考力テストでも消去法は使えますが、「最も不適切な行動」を消去してから「最も適切な行動」を選ぶというアプローチが有効です。
明らかに極端な選択肢(全く関係のない対応、非常識な行動)はまず消去し、残った選択肢の中から最善のものを選びましょう。
消去法を意識するだけで、全くわからない問題でも正答率を上げることができます。
わからない問題への対処法
思考力テストで状況が理解できない場合は、選択肢の中で最も「常識的」と思える回答を選びましょう。
思考力テストは「正解」があるタイプの問題も含まれますが、その「正解」は一般的な合理性に基づいていることが多いです。
基礎能力テストでわからない問題に出会った場合は、30秒以上悩まずに何かしらの回答を選んで次に進みましょう。
無回答よりも推測で回答した方が、正解する可能性がある分有利です。
難しい問題に時間を使いすぎて、簡単な問題を落とすのが最も避けるべきパターンです。
確実に得点できる問題を取りこぼさないことが、ノー勉で臨む場合の最優先事項です。
GPSの分野別のコツ
GPSの3つのパートは求められるスキルが異なるため、それぞれに合ったアプローチで臨みましょう。
各分野のコツを具体的に解説します。
思考力テストのコツ
思考力テストでは、「根拠に基づいた判断」を意識することが最大のコツです。
批判的思考力の問題では、「その主張は十分な根拠があるか」「論理に飛躍はないか」を冷静に判断しましょう。
感情的な判断ではなく、情報に基づいた合理的な判断が求められます。
協働的思考力の問題では、「チーム全体にとって最善の行動は何か」を考えます。
自分の意見を押し通す選択肢よりも、チームの議論を前に進める選択肢の方が高く評価される傾向にあります。
創造的思考力の問題では、固定観念にとらわれない柔軟な発想が求められますが、荒唐無稽なアイデアではなく、実現可能性のある新しいアプローチが評価されます。
基礎能力テストのコツ
基礎能力テストはSPIの基本レベルに近い問題が出題されます。
言語分野では、文章の要旨を素早く把握する力が求められます。
長文を全て読むのではなく、設問に関連する部分を重点的に読む「スキミング」が効果的です。
数理分野では、基本的な四則演算、割合、確率、図表の読み取りなどが出題されます。
暗算のスピードが結果に直結するため、正確さよりもスピードを意識しましょう。
計算過程で概算を使い、選択肢の中から最も近い値を選ぶ方法もノー勉では有効です。
パーソナリティのコツ
パーソナリティは一般的な性格検査の形式であり、正直に回答することが最善です。
質問に対して「あてはまる〜あてはまらない」で回答する形式で、特別なテクニックは不要です。
回答の一貫性が重要であるため、「こう答えた方が有利」と考えるよりも直感で回答する方が良い結果につながります。
GPSのパーソナリティでは「行動特性」「感情特性」「意欲特性」などが測定されますが、特定の特性を強調しようとすると一貫性が崩れるリスクがあります。
自分の素の状態を正直に回答することで、最も信頼性の高い結果が得られます。
パーソナリティで不合格になることは稀であるため、このパートで時間や精神的なエネルギーを使いすぎないようにしましょう。
性格検査はノー勉で大丈夫か
GPSのパーソナリティパートは、ノー勉で全く問題ないパートです。
ただし、思考力テストや基礎能力テストとの関連で注意すべき点があります。
パーソナリティと思考力テストの関連
GPSでは、パーソナリティの結果と思考力テストの結果が総合的に企業に提供されることがあります。
例えば、パーソナリティで「チームワーク重視」と回答したのに、協働的思考力のスコアが低い場合、矛盾が生じます。
意図的に矛盾を避けることは難しいですが、「自分の本当の特性」を反映した回答をすることで、自然と整合性のある結果になります。
パーソナリティの回答は、面接での質問の材料として使われることもあるため、面接で説明できる範囲の回答をすることを意識しましょう。
正直に回答していれば、面接で「パーソナリティの結果について教えてください」と聞かれても自然に答えられます。
嘘の回答をすると面接時に矛盾が生じるリスクがあるため、ノー勉で正直に回答するのが最善策です。
性格検査で注意すべきポイント
GPSのパーソナリティで注意すべき主なポイントは、回答の一貫性と中間回答の多用を避けることです。
類似の質問に対して矛盾した回答をすると、信頼性スコアが低下する可能性があります。
また、「どちらとも言えない」の中間回答を多用すると、性格特性の輪郭がぼやけてしまいます。
できるだけ「あてはまる」「あてはまらない」のどちらかに寄せた回答をすることで、明確な性格プロフィールが作成されます。
直感的に回答し、考えすぎないことが一貫性を保つための最善の方法です。
パーソナリティパートは比較的短時間で完了するため、残り時間を気にせずリラックスして回答しましょう。
今からでもできること:30分・1時間の準備法
GPSは思考力テストがあるため、短時間の準備でも効果が大きいテストです。
特にテスト形式の理解が重要です。
30分でできる準備
30分しかない場合は、GPSのテスト構成と思考力テストの形式を理解することに時間を使いましょう。
GPSが「思考力テスト」「基礎能力テスト」「パーソナリティ」の3パートであること、思考力テストに動画問題があることを把握してください。
思考力テストの3つの軸(批判的・協働的・創造的)を理解し、それぞれどのような問題が出るかのイメージを持っておきましょう。
就活情報サイトでGPSの体験談を読むだけでも、出題イメージがつかめます。
テスト形式を知っているだけで、本番の戸惑いが大幅に減ります。
残り時間があれば、基本的な四則演算を数問解いて計算感覚を取り戻しておくと、基礎能力テストでのパフォーマンスが向上します。
1時間でできる準備
1時間あれば、テスト形式の理解に加えて基礎能力テストの練習も行えます。
最初の20分でGPSの形式と思考力テストの3軸を確認し、残りの40分で基礎能力テストの練習問題を解きましょう。
SPIの基本レベルの練習問題サイトで言語・数理の問題を各10問程度解いておくと、本番のスピード感が掴めます。
思考力テストの練習は短時間では難しいですが、「根拠に基づいた判断」「チーム最善の行動」「柔軟な発想」の3つのキーワードを意識しておくだけでも違います。
パーソナリティの対策は不要なので、残り時間は全て思考力テストと基礎能力テストの準備に充てましょう。
効率的な時間配分を意識し、限られた準備時間を最大限に活用してください。
前日にやっておくべきこと
前日に最も重要なのは、受検環境の準備です。
GPSには動画問題があるため、動画がスムーズに再生できるインターネット環境の確認が必須です。
音声が出せる環境かどうか、イヤホンやスピーカーの準備ができているかも確認しましょう。
パソコンの動作確認とブラウザの更新も前日に済ませておくことをおすすめします。
十分な睡眠を取ることも重要で、特に思考力テストは頭が冴えた状態で受検する方が圧倒的にパフォーマンスが向上します。
集中力が高い時間帯に受検できるようスケジュールを調整しておきましょう。
ノー勉でGPSを受けた人の体験談
実際にノー勉でGPSを受けた就活生の体験談を紹介します。
思考力テストへの対応が結果を分けたケースが多く見られます。
通過できたケース
ノー勉で通過した人の多くは、「思考力テストが面白かった」と感じています。
「動画を見て考える問題は初めてだったが、普段の思考の延長で回答できた」という体験談が代表的です。
ディベート部やゼミで議論に慣れている学生は、批判的思考力や協働的思考力のパートで特に高いスコアを取れる傾向にあります。
基礎能力テストについては、「SPIの対策をしていたので、基礎レベルの問題はノー勉でも解けた」という声もあります。
思考力テストの形式を事前に知っていた人は通過率が高いという傾向が見られます。
形式さえ知っていれば、あとは普段の思考力で勝負できるテストであることがわかります。
落ちてしまったケース
ノー勉で不合格になった人の体験談では、「思考力テストの動画問題に戸惑った」というケースが目立ちます。
「動画が流れてきてびっくりした。何に注目すればいいかわからなかった」という声は、テスト形式を知らなかった場合に典型的です。
また、「基礎能力テストの時間が足りず、最後の5問くらいは適当にマークしてしまった」という時間配分の失敗も報告されています。
基礎能力テストは問題自体は難しくないものの、時間制限がタイトなため、テンポよく解く必要があることを知らなかったケースです。
パーソナリティで落ちたという体験談はほとんど見られず、やはり思考力テストと基礎能力テストが合否を分けるポイントと言えます。
テスト形式の事前把握がいかに重要かを示す体験談です。
GPSのノー勉に関するよくある質問
GPSをノー勉で受検することに関して、就活生からよく寄せられる質問にお答えします。
GPSの思考力テストに正解はありますか?
GPSの思考力テストには正解があります。
性格検査と異なり、思考力テストは「合理的に考えた場合の最適な選択」が存在する問題です。
ただし、SPIのように知識で解ける問題ではなく、状況に対する判断力が問われるため、対策の効果が出にくいとも言えます。
「根拠に基づいた論理的な判断」を意識すれば、ノー勉でも正解にたどり着ける問題が多いです。
感情的な判断ではなく、冷静で合理的な判断を心がけることが、思考力テストの正答率を上げるコツです。
動画問題では登場人物の発言内容を注意深く聞き、論理的な矛盾や根拠の有無を確認しながら回答しましょう。
GPSの基礎能力テストはSPIと同じですか?
GPSの基礎能力テストはSPIとは別物ですが、出題範囲に共通点があります。
言語(文章読解・語彙)と数理(計算・数的推理)が出題される点はSPIと同じですが、問題の形式や難易度は異なります。
GPSの基礎能力テストはSPIの基本レベルに近い難易度で、高度な問題は少ない傾向にあります。
SPIの対策経験がある人は、その知識がGPSの基礎能力テストでも活きるでしょう。
ただし、GPSの基礎能力テストは時間制限がSPIとは異なるため、時間配分を意識して取り組む必要があります。
形式の違いに戸惑わないよう、事前にGPSの出題形式を確認しておくことをおすすめします。
GPSは思考力テスト・基礎能力テスト・パーソナリティの3パート構成です。ノー勉で最も注意すべきは思考力テストの形式で、動画問題があることを事前に知っておくだけでパフォーマンスが大きく変わります。基礎能力テストは時間配分を意識し、パーソナリティは正直に回答しましょう。
まとめ
GPSはベネッセが提供する適性検査で、思考力テストという独特のパートが特徴です。
ノー勉で臨む場合、基礎学力と普段の思考力がそのまま結果に反映されるテストと言えます。
思考力テストの形式を知らないと本番で戸惑うリスクが高いため、最低限テスト構成と出題形式は事前に確認しておきましょう。
基礎能力テストはSPIの基本レベルに近く、時間配分を意識してテンポよく解けばノー勉でも対応可能です。
パーソナリティは正直に回答するだけで問題ありません。
「根拠に基づいた合理的な判断」を意識することが、GPSをノー勉で受ける際の最大のポイントです。
GPSには動画問題が含まれるため、動画が再生できる環境で受検する必要があります。スマートフォンよりもパソコンでの受検を推奨し、イヤホンやスピーカーの準備も忘れずに行いましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











