GABの監視型テストとは?ペーパーGABとC-GABの全体像

GABの監視型テストとは?ペーパーGABとC-GABの全体像

GABはコンサルティングファームや総合商社の選考で採用されることが多い適性検査ですが、テストセンター版「C-GAB」の導入により監視型受検が標準化しつつあります。

GABは玉手箱と同じ日本SHL社のテストですが、出題内容や難易度が異なるためGAB固有の対策が必要です。

この記事では、GABの監視型テスト(C-GAB)の仕組み玉手箱との違いコンサル・商社志望者向けの対策法まで詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • ペーパーGABC-GABの違いと見分け方
  • GABと玉手箱の混同を避けるポイント
  • C-GABの英語科目の対策法
  • コンサル・商社のGAB選考で求められるスコア水準
この記事をおすすめしたい人
  • コンサルティングファーム総合商社を志望している人
  • GABと玉手箱の違いがよくわからない人
  • C-GABの英語対策に不安がある人

GABの監視型テストとは?ペーパーGABとC-GABの全体像

GABは日本SHL社が提供する総合適性検査で、高い論理的思考力とデータ分析力を測定するテストです。

ここでは、GABの受検方式と監視体制の全体像を解説します。

ペーパーGABとC-GABの2つの受検方式

GABにはペーパー方式とC-GAB(テストセンター方式)の2つの受検形式があり、いずれも監視付きで実施されます。

ペーパー方式のGABは、企業が指定した会場で冊子とマークシートを使って受検する方式です。

試験監督が常駐しているため、ペーパー方式は事実上すべて監視型となります。

C-GABは日本SHL社のテストセンターの専用会場で受検する方式で、会場スタッフによる本人確認と持ち物チェックが行われ、受検中も監視スタッフが巡回しています。

近年はC-GABによるテストセンター化が急速に進んでおり、GABを採用する企業の多くがC-GAB方式に移行しつつあります。

ペーパーGABは一部の企業で継続して実施されていますが、全体の割合としてはC-GABが主流になっています。

GABがコンサル・商社で重用される理由

GABがコンサルティングファームや総合商社で多く採用される理由は、高度な論理的思考力とデータ分析力を精密に測定できるテスト設計にあります。

GABの言語理解は複雑な長文の論理構造を把握する力を測定しており、コンサルタントや商社マンに求められる情報分析能力と直結しています。

計数理解では大量のデータから必要な情報を素早く抽出して計算する力が試され、実務でのデータドリブンな意思決定能力を予測する指標として活用されています。

英語科目がある点もグローバルビジネスに携わる企業がGABを選ぶ理由の一つです。

これらの企業ではGABのボーダーラインが高めに設定される傾向があるため、徹底した対策が必要です。

C-GABでの監視付き受検が主流となったことで、対策をしっかり行った受検者が正当に評価される環境が整っています。

GABと玉手箱の関係性(監視の観点から)

GABと玉手箱は同じ日本SHL社の適性検査ですが、監視体制と出題内容に重要な違いがあります。

玉手箱は自宅のPCから受検するWebテスト方式が主流で、監視なしで受検できるケースが依然として多いです。

一方、GABはペーパー方式でもC-GAB方式でも基本的に監視付きであるため、GABを受検する場合は監視があるものと考えてよいでしょう。

出題内容もC-GABでは玉手箱と異なり英語科目が含まれることが多く、対策の範囲が広くなります。

「玉手箱の対策だけでC-GABも大丈夫」と考えるのは危険であり、GAB固有の対策を追加で行う必要があります。

特に英語と暗算力の2点は玉手箱対策だけではカバーできないため、C-GAB受検が決まったら早めに追加対策を始めましょう。

ペーパーGABとC-GABの見分け方

ペーパーGABとC-GABでは受検環境やルールが異なるため、事前に方式を把握することが重要です。

ここでは、GABの方式を正確に判別する方法を解説します。

受検案内から方式を判別するポイント

GABの方式を判別する最も確実な手段は、企業からの受検案内メールの文言を確認することです。

「テストセンターで受検してください」「C-GABを受検してください」と明記されている場合はC-GAB方式です。

「テストセンターの予約をしてください」という文言がある場合もC-GAB方式で確定であり、予約サイトのURLが案内に含まれています。

一方、「指定会場にお越しください」「筆記試験を実施します」という案内であればペーパー方式のGABの可能性が高いです。

ペーパー方式の場合は企業のオフィスや貸会議室で実施されることが多く、テストセンターとは異なる会場が指定されます。

案内に不明な点がある場合は企業の採用担当に問い合わせ、ペーパーかC-GABかを明確にしておきましょう。

玉手箱との混同を避ける判別方法

玉手箱とGAB(C-GAB)は同じ日本SHL社のテストであるため、受検案内だけでは混同しやすいケースがあります。

最もわかりやすい判別ポイントは「予約の有無」です。

C-GABはテストセンターで受検するため予約が必要ですが、通常の玉手箱は予約不要で受検期間内にいつでも受検できます。

もう一つの判別ポイントは「英語科目の有無」で、C-GABでは英語が出題されるのが一般的です。

受検案内に「英語の出題があります」と記載されている場合はC-GABの可能性が高く、英語対策も必要になります。

就活口コミサイトで志望企業の選考体験記を確認し、「テストセンターで受けた」「英語の問題があった」などの情報からも判別できます。

口コミサイトでのGAB情報の集め方

ワンキャリアやunistyleなどの就活口コミサイトは、志望企業のテスト方式を事前に確認する上で非常に有効なツールです。

選考体験記で「C-GABをテストセンターで受けた」「会場で受検した」という記載がある場合は、その企業ではC-GABが実施されている可能性が高いです。

「ペーパーで受検した」「会場でマークシートだった」という記載があればペーパーGABです。

コンサルティングファームや総合商社の選考体験記にはGABに関する情報が比較的多く掲載されているため、志望企業名で検索してみましょう。

ただし、企業が選考年度によって方式を変更している場合もあるため、最新年度の口コミを優先して確認してください。

口コミ情報はあくまで参考とし、最終的には企業からの公式な受検案内で方式を確定させましょう。

GABの監視型テストで監視される内容

ペーパーGABとC-GABでは監視の方法が異なります。

ここでは、それぞれの方式で具体的に何が監視されるのかを解説します。

ペーパーGABの試験会場での監視体制

ペーパーGABは企業指定の会場で実施され、試験監督が常駐して受検者を直接監視します。

受検前には本人確認書類の提示が必要な場合があり、受検者の身元確認が行われます。

ペーパー方式ではマークシートに回答を記入する形式のため、筆記用具(HBまたはBの鉛筆・シャープペンシルと消しゴム)は自分で持参する必要があります。

試験中は試験監督が会場内を巡回しており、カンニングや私語は厳しく禁止されています。

問題冊子とマークシートは試験終了後にすべて回収されるため、問題の持ち帰りは不可能です。

ペーパーGABはC-GABと異なり電卓もPCも使わないため、すべての計算を筆算で行う力が求められます。

C-GABテストセンターでの監視内容

C-GABのテストセンターでは、入室から退出まで一貫した監視体制が敷かれています。

受付で写真付き本人確認書類(学生証・運転免許証等)を提示し、顔写真との照合で本人確認を行います。

荷物はすべてロッカーに預け、スマートフォン・電子機器・参考書・自分のメモ帳など、テストに関係のない物の持ち込みは一切禁止です。

C-GABでも電卓の持ち込みは不可であり、計算はすべて会場で貸与されるメモ用紙と筆記用具で行います。

受検中は試験監督が受検エリア内を定期的に巡回しており、各ブース間にはパーティションが設置されて他の受検者の画面は見えないようになっています。

テスト終了後はメモ用紙を返却して退場となり、テスト内容の持ち出しは厳禁です。

不正行為が発覚した場合の処分

GABの監視型テストで不正行為が発覚した場合、テストの即時中止と結果の無効化が行われます。

ペーパーGABでは試験監督がその場で不正を確認し、退場を求められることがあります。

C-GABのテストセンターでは持ち込み禁止物の使用や他の受検者のカンニングは重大な不正としてスタッフに報告されます。

不正が確認されると企業に報告が行われ、選考の即時打ち切りにつながる可能性があります。

テストセンターでは監視カメラの映像記録も行われているため、事後的に不正が判明するケースもあります。

コンサルや商社の選考ではGABのスコアが重視されるため、不正のリスクを冒すのではなく正攻法で高スコアを目指すことが最善の戦略です。

GABの監視型テストの受検準備

ペーパーGABとC-GABでは持ち物や準備内容が異なります。

ここでは、それぞれの方式に合わせた受検準備を解説します。

ペーパーGABの持ち物と会場準備

ペーパーGABの受検には、筆記用具と本人確認書類の準備が必要です。

マークシート方式であるため、HBまたはBの鉛筆(シャープペンシル)と消しゴムを必ず持参してください。

C-GABのテストセンターとは異なり、ペーパーGABでは筆記用具が貸与されないケースが多いため自分で用意する必要があります。

ペーパーGABの制限時間は言語理解25分・計数理解35分と、C-GABより長めに設定されています。

会場は企業のオフィスや貸会議室で実施されることが多いため、事前に場所を確認し試験開始の15〜30分前には到着しましょう。

ペーパー方式では計算に筆記用具を使うため、鉛筆の芯が折れた場合に備えて予備を複数本持参しておくと安心です。

C-GABのテストセンター予約と事前確認

C-GABの受検が決まったら、テストセンターの予約を速やかに行うことが最優先です。

企業から送られる受検案内に予約サイトのURLが記載されているため、そこから受検日時と会場を選択します。

テストセンターは全国の主要都市に設置されており、自宅や大学から通いやすい会場を選択できます。

就活ピーク時(3月〜5月頃)はテストセンターが混雑するため、受検案内が届いたらすぐに予約することをおすすめします。

当日の持ち物は本人確認書類のみで、筆記用具やメモ用紙は会場で貸与されます。

会場の所在地と最寄り駅からの経路を事前にGoogleマップで確認し、余裕を持って到着できるよう計画してください。

C-GABの英語科目への事前準備

C-GABでは言語理解・計数理解に加えて英語の科目が出題されることが多く、英語対策を怠ると大きく失点する可能性があります。

英語科目は長文読解形式で出題され、ビジネス英文を正確に理解する力が問われます。

制限時間は約10分と短いため、英文を素早く読んで要点を把握するスキミング能力を鍛えることが重要です。

TOEIC用のリーディング教材を活用し、ビジネス英語の文章に慣れておくことが効果的な事前準備になります。

英語に自信がない場合は受検の1か月以上前から毎日15〜20分の英文読解練習を開始しましょう。

コンサルや外資系企業の選考ではGABの英語スコアも重視される傾向があるため、手を抜かずに対策することをおすすめします。

GABの監視型テストの対策方法

GABの出題傾向は明確であり、適切な対策を行えば高得点を狙えるテストです。

ここでは、C-GABのテストセンター受検を踏まえた対策方法を解説します。

言語理解・計数理解の電卓なし対策

C-GABの能力検査は言語理解・計数理解・英語の3科目で構成されています。

言語理解では長文読解が出題され、文章の論理構造を正確に把握して設問に回答する力が求められます。

計数理解では図表の読み取りが中心で、複数の図表やグラフからデータを素早く抽出し、正確に計算する力が試されます。

テストセンターでは電卓を使用できないため、計数理解の暗算力の強化がC-GAB対策の最重要ポイントです。

図表から読み取った数値の割り算や百分率の計算を暗算で素早く行えるレベルまで、繰り返し練習しましょう。

メモ用紙は会場で貸与されるため、筆算のスピードと正確性を高める練習も有効です。

C-GABの厳しい制限時間への対策

C-GABは制限時間に対して問題数が多いため、時間配分が合否を大きく左右します。

言語理解は約15分で複数セットの長文読解を解く必要があり、1問あたりの時間は非常にタイトです。

計数理解も約15分で図表読み取り問題を複数セット処理する必要があり、計算スピードが直接スコアに影響します。

英語は約10分で長文問題を解くため、英文を一読で要点を把握する力が不可欠です。

解けない問題に時間をかけすぎると全体の回答数が激減するため、1問あたりの上限時間を事前に決めておき、超えたら即座に次へ進むルールを徹底しましょう。

日頃から本番と同じ制限時間で練習し、体内時計を合わせておくことが高スコアへの近道です。

おすすめの対策教材と学習スケジュール

C-GAB対策の定番教材として、「CAB・GAB完全対策」シリーズが最も広く利用されています。

この問題集にはGABの出題形式に沿った練習問題が豊富に収録されており、出題傾向を把握するのに最適です。

玉手箱の対策本である「これが本当のWebテストだ!」シリーズもC-GABと出題形式が共通する部分があるため、併用すると効果的です。

英語対策にはTOEIC用のリーディング教材を活用することで、ビジネス英文の読解力を効率的に向上できます。

計数理解の暗算対策には、百ます計算や計算ドリルアプリを活用して日常的に計算スピードを鍛えることも有効です。

対策は受検の1〜2か月前から開始し、「言語1週間→計数2週間→英語1週間→総合練習1〜2週間」のスケジュールで計画的に進めることをおすすめします。

GABの監視型テストでの注意点

ペーパーGABとC-GABでは注意すべきポイントが異なります。

ここでは、GAB固有の注意事項を解説します。

ペーパーGABの受検で見落としやすい注意点

ペーパーGABはC-GABやWebテストとは異なり、紙とマークシートで回答する形式です。

マークシートの塗りつぶしに時間がかかるため、解答スピードにマークシート記入時間を含めた時間配分を計画しておく必要があります。

消しゴムで修正する際にマークシートが汚れると読み取りエラーの原因になるため、丁寧に消すことを心がけてください。

ペーパーGABの制限時間は言語25分・計数35分で、C-GABよりも問題数が多く時間が長いのが特徴です。

C-GABの対策だけでペーパーGABに臨むと問題数の多さに戸惑うため、ペーパー形式に合わせた時間配分の練習も行いましょう。

筆記用具の予備は必ず複数本持参し、鉛筆の芯が折れた場合もすぐに対応できるようにしておいてください。

C-GABで玉手箱と同じ感覚で臨まないこと

C-GABと玉手箱は同じ日本SHL社のテストですが、「玉手箱と同じ」と思い込むのは危険です。

最大の違いは英語科目の有無で、C-GABでは英語の長文読解が出題される場合があります。

玉手箱の対策だけで済ませて英語対策を行わないと、英語科目で大幅に失点するリスクがあります。

電卓が使えない点は玉手箱のC-GABと共通ですが、GABの計数理解は図表読み取りが中心であり、四則逆算とは異なるアプローチが求められます。

複数のグラフやデータ表から情報を読み取り、比率や増減率を暗算で算出する練習を重点的に行いましょう。

玉手箱の対策をベースにしつつ、GAB固有の英語対策と図表読み取りの暗算練習を追加することで万全の態勢になります。

テストセンターでトラブルが起きた場合の対処

C-GABのテストセンターでは技術的なトラブルが発生する頻度は低いですが、万が一に備えた対処法を知っておくと安心です。

PC画面のフリーズや動作不良が発生した場合は、すぐに手を挙げて会場スタッフに知らせてください。

トラブルの内容によっては別のPCブースに移動して受検を再開できる場合があります。

体調不良の場合もすぐにスタッフに申し出ることが大切で、事情が認められれば受検日の変更が可能なケースもあります。

テストセンターでのトラブルは受検者の責任ではないため、冷静にスタッフの指示に従いましょう。

トラブルが発生した場合は、企業の採用担当にもメールで状況を報告しておくと安心です。

GABの監視型テストに関するよくある質問

GABの監視型テスト(C-GAB)について、よく寄せられる質問に回答します。

受検前の疑問を解消して安心して臨みましょう。

C-GABの結果は使い回せる?

C-GABの結果は、受検ごとに企業へ送信される仕組みが基本です。

SPIのテストセンターのように結果を複数企業に使い回す仕組みは、C-GABには原則として用意されていません。

そのため、C-GABを採用している企業ごとに受検する必要があります。

ただし毎回受検することで問題形式に慣れていくメリットがあり、回数を重ねるほどスコアが向上しやすくなります。

コンサルや商社を複数社受ける場合は、志望度の低い企業から受検してC-GABの実戦経験を積むのも有効な戦略です。

玉手箱の対策をしていればC-GABも大丈夫?

玉手箱の対策はC-GABの基礎になりますが、それだけでは不十分です。

言語理解と計数理解の出題パターンには共通点が多いため、玉手箱の対策はC-GABにも大いに役立ちます。

ただしC-GABではテストセンターで電卓が使用できないため、暗算力を別途鍛える必要があります。

さらに英語科目が含まれるため、英語対策も追加で行わなければなりません。

玉手箱の対策をベースにしつつ、暗算力の強化と英語対策を上乗せすることでC-GABに万全の態勢で臨めます。

GABはどんな企業で出題される?

GAB(C-GAB)は、コンサルティングファーム・総合商社・大手金融機関で特に多く採用されています。

具体的には外資系コンサル、日系総合商社、メガバンク、大手証券会社、広告代理店などでの利用実績があります。

これらの企業では高い論理的思考力やデータ分析力が求められるため、GABの出題内容と求める人物像が一致しています。

志望企業がGABを採用しているかどうかは就活口コミサイトの選考体験記で確認できます。

コンサルや商社を第一志望とする場合は、早い段階からGAB対策を始めて十分な準備期間を確保しましょう。

まとめ

GABの監視型テストは、ペーパー方式とC-GAB(テストセンター方式)の2つがあり、いずれも監視付きで実施されます。

C-GABではテストセンターで電卓不可・英語科目ありという条件で受検するため、玉手箱の対策に加えて暗算力と英語力の強化が必須です。

ペーパーGABを受検する場合は筆記用具を忘れずに持参し、マークシート記入時間を含めた時間配分を事前に練習しておきましょう。

コンサルや商社の選考ではGABのボーダーが高めに設定される傾向があるため、対策本での反復学習と制限時間内での実践練習を十分に行ってください。

GABはしっかり対策すれば確実にスコアが伸びるテストであり、準備の質がそのまま選考突破率に反映されます。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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