最終面接で落ちた…落ち込む前に問題点をあぶりだそう!

最終面接で落ちた…落ち込む前に問題点をあぶりだそう!

最終面接で落ちた…、という皆様。

きっとすごく落ち込んでいる時期だと思います。

あと一歩のところで逃した魚ですから、とても大きく見えますし、本当にあと一歩だったのですから、悔しい気持ちになるものです。

けれど、落ち込んでいても状況は改善しません。

時間が無駄に過ぎてしまうのみです。

どこかのタイミングで心を切り替えて、次のステップに進みましょう。

 

次のステップに進む際、最も大切な事は「最終面接で落ちた…」という経験を無駄にしないことです。

「最終面接を受けた」というだけでも、就活の経験値としては大幅アップしています。

それをしっかりと振り返り、問題点をあぶりだせれば経験値はさらに大幅アップです。

それは次の最終面接で必ず活きてきます。

 

本文では最終面接に落ちた…という人に向け、問題点のあぶりだしかた、次への活かし方を徹底的に解説しています。

就活中の貴重な時間、無駄にする暇はありません。

心を切り替えて次に進みましょう!

残念ながら最終面接でも落ちることはある

「最終面接って入社の意図を確認するだけでしょ?」そんな事を聞いたことがある人はいませんか?確かにそういった側面もあるのですが、最終面接で落ちることは実は結構あるものです。

もし最終面接なのに落ちてしまった…こんなはずでは…とお考えの人がいた場合には、そういう事も結構あるとお考えください。

 

最終面接で落ちた時には、まずは理由を分析すべし

残念ながら最終面接で落ちてしまった…。

確かに残念ですし、落ち込んでしまいますが、過ぎた時間は元には戻せません。

すっきりと諦めて次の最終面接をモノにする準備をするべきです。

そこで必ず実施しておきたいのが最終面接を振り返り、落ちた理由を分析する事です。

最終面接の記憶は時間が経てば経つほど薄れてしまうものですから、記憶が鮮明なうちに実施しておきましょう。

 

最初のステップは面接を思い出す事です。

どんな人が面接に来ていたのか、どんな質問をされたのか、そしてどんな回答をしたのか。

思い出せる範囲で結構ですから、出来る限り思い出し、メモを作成しましょう。

 

次のステップは質問の意図について考えることです。

もちろん人の考えですから、それを読み解くことは不可能です。

けれど、最終面接で問われる事は限られています。

コミュニケーション力といった基礎的な能力に関してはこれまでの面接でチェック済です。

ですから「本気でウチの会社に入りたいと思っているのか」「内定を出せば本当に入社する意識があるのか」「ウチの会社にマッチするタイプか」といった事が質問の主な意図となっています。

それらに対して端的に答えられなければ、最終面接であろうとも容赦なく落とされるのです。

 

上記を踏まえた上で、皆様の受け答えは如何でしたか?最終面接を分析する最後のステップは「今なら何をどうこたえるのかを考える」です。

もっとこう言えばよかった、ああ言えばよかった、余計な事を言ってしまった…。

色々な考えが浮かぶはずです。

それら考えに対して「なぜ最終面接の場でそういえなかったのか」「あるいはなぜ最終面接で余計な事を言ってしまったのか」について考えてみてください。

 

ここまでくれば最終面接の振り返りは終了です。

傷に塩を塗るような嫌な作業ではありますが、最終面接を受けただけでも貴重な経験です。

それを次に活かさない手はありません。

 

そもそも最終面接ってどんなもの?

続いて、そもそも最終面接とはどんなものなのかについて解説してゆきたいと思います。

最終面接を制するためには、最終面接のポイントを理解しておくことが一番。

ことわざにある通り「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」です。

 

面接官は役員クラス

最終面接一番のポイントと言えるのが面接官です。

一次面接・二次面接と異なり、会社役員クラスが面接官を担当します。

彼ら・彼女らは、それなりの修羅場をくぐりぬけてきた人々です。

独特の迫力があり、それが最終面接の場に独特の緊張感をもたらします。

 

会社役員クラスが面接官という事で合否の判断が非常にシビアというのも最終面接ならではの特徴と言えます。

人を雇うという事は、今後の会社の存続を左右する重要な要素です。

経営判断の一つとしてにシビアにならざるを得ないのです。

一次面接・二次面接であれば「それなりに良い」でも通過する事ができますが、最終面接では「会社にとって必要」と思われない限り通過する事はできません。

 

また会社役員クラスは決断が早いというのも特徴です。

忙しいことが多いので、のんびり考える時間がありません。

ちょっとした事から会社への向き・不向きを判断し、採用か不採用かを即決します。

ですから最終面接では言葉選びの一つ一つも重要で、一瞬の気のゆるみも許されません。

 

本気で入社したい事が前提

一般的に最終面接は「内定出したら来るんだよね?」という前提のもとに行われます。

志望理由などを聞かれて「御社の〇〇に惹かれて、ここにいます!よろしくお願いします!」と強くアピールするのですから当然です。

また、最終面接のライバルたちの中には「ココが第一志望!」という人も多くいます。

 

ですから「本気で入社したいんです!」という態度を出せないと内定を取るのはなかなかに難しいもの。

「内定を出したら入社する予定はありますか?」といった質問が来ることもありますが、そこで露骨に口ごもるとかなり心証を悪くしてしまいます。

またこれまで熱心に語ってきた志望理由なども「あぁ、嘘だったのね」と判断されてしまうものです。

 

最終面接で入社の意思を示したとしても、内定を辞退する事は可能です。

最終面接の間は「受かったら絶対に行く」という気持ちで臨むことをおすすめします。

本当に入社するのか否かは内定を得た後で冷静に考えてください。

内定を得られない限り、そのフェーズに行くことはできません。

 

内定者は優秀な方から選んで行く

新卒採用をする場合、基本的に「今年はこれくらいの人数」という枠が決まっています。

優秀な人が来たらいくらでも採用するなんて事はありません。

ですから、最終面接は優秀な方から選んで行くという方針が取られます。

 

50人の応募者に対し、最大20人の枠があれば、優秀な方から20人選び、辞退者に備えて5人ほど追加して、選考終了です。

残り25人の中にも気になる人がいるかもしれませんが、枠が無い以上採用する事はできません。

「あの学生も良かったけどもったいないな…」なんて事を考えていますと次に進めないため、シビアに切り捨てです。

 

一次面接・二次面接では「絶対的にある一定のレベル」であれば通過できるものですが、最終面接では「候補者の中で相対的に優れている」というのが通過の基準です。

ライバルには負けないという強い意識が必要です。

またライバルに負けないという意識を面接中に表現し「私こそおすすめの人材です。ぜひ私を雇ってください!」とアピールし、面接官の心に響かなければ内定は勝ち取れません。

 

ではライバルに負けないためにはどうすれば良いのか?次章ではそのポイントについて解説してゆきたいと思います。

 

次も「最終面接で落ちた…」とならないためには?

次の最終面接をモノにするためにはどうすれば良いのでしょう?前章では最終面接ならではの特徴についてご紹介してきましたが、その特徴ならではの対応ができれば内定を取れる可能性は飛躍的にアップするものです。

 

最初のポイントは「回答の方法」についてです。

最終面接の面接官は会社役員クラスという事は先に述べた通りです。

彼ら・彼女らは一般的に非常に忙しいことが多く、部下からの報告は常に要点だけを求める傾向にあります。

よくわからない話をダラダラと聞かされるのを嫌うものです。

その傾向は面接にも出ます。

 

質問に対してはとにかく端的で分かりやすい回答を意識する事が求められます。

まずは「それにつきましては〇〇だと考えています!」と結論から話し、必要あればそれを補う情報を伝えるパターンです。

「えーっと、それは□□の観点から考えるとアレですが…、△△の観点から考えると…〇〇と言えるのかもしれないですね。

」と言った答え方では、後半部分は聞いてなかった…なんて事になってしまいます。

「回答は端的に、簡素に、結論から」を意識しておきましょう。

 

続いてのポイントは「入社の意図をはっきりとさせる」という事。

繰り返しになりますが、最終面接は「合格すれば入社する前提」で行われます。

その確認のために入社の意図を問われる事もありますし、他社の選考状態について質問される事もあります。

 

入社の意図を問われた場合には「はい。内定が取れればその時点で就職活動は終了です!」と答えておいた方が無難です。

 

一方の他社の選考状態については悩ましい部分です。

業界最大手の最終面接が残っていたとして、それを正直に話しますと「〇〇に受かったらそりゃウチよりは〇〇に行くよね…」と考えられる可能性もあるからです。

正直に喋ると即NGというワケではないので、面接の盛り上がりなどを見て判断してください。

「〇〇が欲しがっている企業ならぜひウチも!」という判断になる可能性だってあります。

 

一方で業界がそれほどかぶっていない企業であれば「□□が最終面接を控えており、△△が結果待ちです。」と素直に答えてOKです。

一社しか受けないなんて学生は居ないからです。

ただし「××と〇〇は書類選考で落ちました」なんて事は言う必要はありません。

ネガティブな印象を与えてしまいます。

 

最後のポイントが「見た目や動きにも気をつける」です。

例えば髪型はきちんと整っている方が印象は良いものです。

挨拶をする時に動きがキビキビしている方がやはり印象は良いでしょう。

最終面接はライバルとの相対評価で決まります。

印象は少しでも良い方が有利になるものです。

 

まとめ:落ち込んでいる暇はない!次こそ内定を勝ち取ろう!!

最終面接に落ちた…という人に向け、その経験を次に活かすためのポイントについてご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?おそらく落ち込んでいる最中だとは思いますが、どこかのタイミングで心を切り替えるしかありません。

就職活動中はとにかく時間が貴重です。

貴重な時間を無駄にしないため、今回の結果を見直して、次に活かすようにしてください。

それはきっと素敵な結果につながるはずです。

 

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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