会社の説明会で質問しないと採用に響くって本当?

会社の説明会で質問しないと採用に響くって本当?

説明会で質問しないと就活に不利?

 

会社説明会の質疑応答の時間になると、たくさんの就活生が質問しています。

そうしないと今後の選考に影響が出るとよく聞きます。

説明会で質問しなかったら本当に就活に不利になるのかどうか、次の項目で確かめていきましょう。

就活が本格的に始まる前に行われるのが会社説明会です。

この会社説明会は企業側が就活生のために開催してくれているイベントで、その会社に対する事前の知識を身に付けるとともに、自己PRをする機会も得られる可能性があります。

説明会の最後には恒例の質疑応答タイムが設けられていますが、ここで質問をするのとしないのとでは採用結果に何らかの影響を与えるのでしょうか。

ここでは、説明会での質疑応答がどのような意味を持っているのかを見ていくことにしましょう。

質問をしなくても基本的には問題ない

大前提として、会社説明会では質問をしなかったとしても会社に悪い印象を与えるなどということは基本的にありません。

そもそも大人数で行うことが多い会社説明会においては、全員が質問することなど絶対にできませんし、質問があるからといって必ずしもいい就活生や興味のある就活生だとは限らないからです。

これは企業側もちゃんと理解しています。

それよりも注意しなければいけないのは、無理に質問をしようとして、分かり切っていることやどうでもいいと思われるような質問をしてしまうことです。

万が一、説明会で説明されたことを質問してしまった場合には、良い印象を与えるどころか逆効果になってしまうのはいうまでもないでしょう。

説明会での質疑応答が採用に直結することは基本的にないということを念頭に置き、あまり思いつめないようにしましょう。

説明会で質問をするメリット

1910_1_21 (2) 説明会で質問しないことは別に悪いことはありませんが、一方で、質問をすることにはメリットがあります。

最大のメリットは、何といっても疑問点や気になる内容が払拭できるということですが、会社によっては自己PRとして使えるところもあります。

会社説明会で登壇している人は、多くの場合、会社のなかでも役員などの高い地位にある人がほとんどです。

質疑応答で、もし役員相手に鋭い質問や別の就活生とは一味違った質問を投げかけることができれば、顔や名前くらいは覚えておいてもらえるかもしれません。

ただし、このようなメリットはあるといっても、必ずしも好印象を与えられるわけではないということも覚えておきましょう。

説明会での質疑応答の本来の目的は、疑問点を払拭することにあるので、あくまでもその意味で積極的な質問をすると良いでしょう。

説明会で質問しないと就活に不利?

会社説明会の質疑応答の時間になると、たくさんの就活生が質問しています。

そうしないと今後の選考に影響が出るとよく聞きます。

説明会で質問しなかったら本当に就活に不利になるのかどうか、次の項目で確かめていきましょう。

就活前に疑問を解消できる

就活サイト、企業の採用サイトなどを見ただけではわからない情報がたくさんあります。

疑問点があった場合でも、会社説明会で質問すれば、解決が可能です。

面接へ挑む前にその企業について、ある程度わかるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、実際にその企業で働いている社員と直接やり取りできるので、就活サイトにはない情報も得られるかもしれません。

志望企業を絞り込むこともできますし、会社説明会で聞いたことを面接時の回答に織り込むこともできます。

就活前に不安を解消しておく

インターネットで情報収集していると、その企業や業界について、不安に思うことが出てくることもあるかもしれません。

詳細に調べた結果、不安な点が出てくるのはおかしくありません。

業界研究や企業研究をきちんと行った結果ともいえます。

そして、会社説明会はその不安を払拭する良い機会です。

不安に思っていることがあるならば、積極的に質問してその不安を解消しておきましょう。

そうすることで、そのあとの面接も安心して受けられます。

説明会で質問する際のポイント

会社説明会には必ず質疑応答の時間があります。

しかし「その企業の社員や、ほかの就活生の前で質問するのは気が引ける」という方もいらっしゃるかもしれません。

ほかの就活生ができないような鋭い質問であれば、採用担当者の目にとまる可能性もあります。

その一方で、質問の内容や方法によっては、良くない印象を与えてしまうことも考えられます。

質問する際には大切なポイントがいくつかあるので、それを押さえたうえで質問すれば、過度に心配する必要はありません。

基本的な情報を改めて質問するのはNG

いくら会社説明会の際に質疑応答の時間があっても、会社案内に記載されているような、基本的な情報を改めて質問するのはやめましょう。

会社説明会の前に企業についてある程度把握しておくのが、参加する就活生としてのマナーです。

採用担当者も決して良い気持ちにはならないでしょうし、ほかの就活生の貴重な質問時間を削ってしまうことになります。

悪い意味で印象に残ってしまうおそれもあるでしょう。

基本的な情報は、あとから自分で確かめるようにしてください。

調べたらわかる質問は避ける

調べたらわかるような質問も会社説明会では避けるべきです。

わからないことはまず自分で調べ、それでもわからなければ質問し、調べずにすぐ質問するくせがある方は直しておきましょう。

調べる能力や考える力が薄いという印象を与えかねません。

わからなくても調べる能力は、社会人として仕事をしていくにも必須のスキルです。

もしわからないことがあったら、自分で調べればわかりそうなものと、そうでないものに分けて対応してください。

相手が答えにくい質問の仕方をしない

会社説明会の場では、相手が答えにくい質問の仕方もするべきではありません。

特に離職率や、その理由などネガティブな内容は注意が必要です。

会社としてはあまり触れられたくない話題です。

また、担当者の給与やボーナス額など個人的な内容も、たとえ聞きたくても聞いてはいけません。

相手の休日の過ごし方などプライベートな内容も同様です。

入社後の配属先などについても、未確定な部分が多すぎて採用担当者には答えられないこともあるかもしれません。

ネガティブに聞こえる聞き方に注意

有給の取りやすさや給与額など、就活生にとっては大変重要な問題であるため、質問したいと思っている方もいるかもしれません。

しかし、しきりに休みや給料について聞いていると、相手に悪印象を与えてしまうおそれがあります。

まだ就職も決まっていないうちから休むことを考えていると思われ、やる気がないと判断されてしまうかもしれないのです。

残業時間や休日出勤に関しても同様なので注意してください。

働く気がないという印象をもたれないようにしましょう。

強烈に印象を与えるなら1人目になること

説明会での質疑応答を自己PRとして有効活用したいという場合には、質問者のなかでも1人目を目指してみてください。

説明会はあくまでも説明会でしかないため、そこで合否が決まるというわけではありません。

そのため、説明会での自己PRとして、最大の成功は印象に残してもらうことなのです。

もちろん鋭い質問が考えられる場合には、そのような質問をした方が良いのですが、皆がみんな鋭い質問を思いつくわけもないでしょう。

そこで使えるのが、質問者の1人目になるということです。

周りが様子をうかがっているうちに、真っ先に自分から手を挙げれば、少なくとも印象には残るでしょう。恥ずかしがって周りに合わせるという傾向が強い日本だからこそ有効な方法です。

質問をする場合のマナーを身に付けておこう

1910_1_21 (3) 質問をする場合には、最低限のマナーを身に付けておきましょう。

まず、質問をする時には大学名と自分の名前をはっきりと大きな声で述べます。

そして、質問は冗長にならないように短く簡潔に、要点をしっかりと明確にしておきましょう。

人前で発言することが慣れていないと、余計な前置きや質問とは関係のないことをダラダラと話してしまいがちですので、この点は意識的に注意しておいた方が良いです。

また、自分のことだけに関係する質問も基本的にはやめておきましょう。

説明会は自分だけが参加しているのではなく、大勢の人が参加しています。個人的なことを聞くのではなく、一般的な内容の質問をするように心がけましょう。

このほかにも、当然、既に出ている質問や一度に複数の質問をしないということも基本的なマナーです。

先に大学名と名前を名乗る

質問に入る前に大学名と名前を名乗るのも、会社説明会で質問する際のマナーです。

名乗らずに、いきなり本題に入らないようにしましょう。

人としてのマナーとしてもそうですが、自分の発言に責任をもつという意味でも名乗ることは大変重要です。

さらに、あなたの質問が鋭くて優れたものであれば、名前と顔を覚えてもらうチャンスでもあります。

質疑応答の際に指名してもらえたら、まず立ち上がって堂々と大きな声で大学名と名前を名乗ってください。

質問内容は簡潔に

質問内容に簡潔に述べましょう。

その方が担当者も答えやすいですし、ほかの就活生の貴重な質問時間も削られずにすみます。

本題に入る前の前置きも必要ありません。

名乗ったらすぐに質問内容へ入るようにしましょう。

自分の疑問点を簡潔にまとめることも、今後社会人として働いてくのであれば必ず役に立ちます。

質問の個数も基本的には1人1個までです。

どうしても複数個質問したいときは、最初に担当者から許可を得てからにしてください。

解答してもらったらお礼をする

これも人として基本的なマナーといえますが、解答してもらったら必ずお礼を言いましょう。

お礼も言わずに着席してしまったら、悪い意味で印象に残ってしまうかもしれません。

たとえ欲しかった解答でなかったとしても、きちんとお礼を一言述べましょう。

業務とはいえ、あなたのために貴重な時間を割いてくれたと考えれば、自然にお礼の言葉が出てくるのでないでしょうか。

その会社に興味があることが重要

説明会で質問しないからといって、悪い印象を持たれることはありません。

学生の間では質問しないとダメというようなイメージを持っている人もいますが、実際には合否に影響することはほぼ無いと考えて大丈夫です。

あくまでもその会社に興味があるということを前提に、その延長として質問をするといいでしょう。

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ