自己PRの基本的な構成を知ろう
読みやすく分かりやすい自己PRにするためには、まず基本の構成を知っておくことがポイントです。人事担当者は1日に多くのESを手に取るため、印象に残るためには簡潔で説得力のあるESにする必要があります。そこで気をつけたいのが、まずは結論を先に書くことです。例文としては、たとえば自分の強みが「粘り強さ」であれば、最初の段落で「私の強みは粘り強さです」と一言で言い切ってしまいましょう。続いて、その強みを表す具体的なエピソードを盛り込みます。最後に、その強みをいかに会社で活かせるかをアピールしましょう。会社によっては、あらかじめ設問が記載されているESもあります。たとえば「あなたがこれまで力を入れて取り組んだことを3つ教えてください」「あなたが当社で実現したいサービスとはどのようなものですか」などです。この場合も、結論を最初に書き、続けて根拠を述べるようにしましょう。エアラインで求められる人材とは?

エアラインの自己PRを書いてみよう
たとえば、キャビンアテンダント志望の場合、次のような例文を参考にしてみましょう。 「私の強みは、困難な状況に立ち向かい乗り越える力です。語学力を身につけるためアメリカに1年間留学していました。昔から英語に苦手意識がありましたが、世界で活躍するためには避けて通れないと感じ、まずは国内で英会話スクールに通ったりTOEICに挑戦したりしました。最終的にTOEICでは900点を取れ、ステップアップを実感しました。さらに語学力を伸ばすべくアメリカに留学しましたが、最初は文化や言語のギャップで苦しみました。しかし、毎日3時間語学の勉強をし、積極的な友人作りを心がけたことで、楽しく過ごせるようになりました。現地でカフェのバリスタ、小学校でのアシスタントという仕事を通して、語学力の向上とともに多くの人に喜んでもらう幸せを実感しました。キャビンアテンダントでも、一人ひとりの旅を彩る最高のおもてなしができると考えています。」志望動機や基本情報にも気を配って
ESには自己PRのほかに、志望動機や基本情報の欄もあります。これらの欄にも気を配り、全体的に質を上げていきましょう。志望動機では「なぜこの業界・企業か」「なぜこの職種か」「この企業で達成したい目標」を簡潔にまとめます。特にエアラインは憧れが強い業界ですが、憧れだけで志望動機を書いても採用担当者の心に響きません。勉強や研究、アルバイト、旅先で出会ったエアラインスタッフへの印象などの経験と結びつけながら、志望動機を自分の言葉でまとめましょう。また、名前や学歴、連絡先などの基本情報は、読み間違いのないよう大きく丁寧な字で書きます。省略せず、すべて正式名称で記入します。連絡先は、日中連絡がとれるものを書いておきましょう。憧れだけでなく、自分の経験をアピールしよう
