【例文あり】自己PRで継続力をアピール!長く続けていることを魅力的にアピールする方法!

【例文あり】自己PRで継続力をアピール!長く続けていることを魅力的にアピールする方法!

自己PRで継続力をアピールする際は、具体的なアピールの仕方や、効果的な表現をチェックしておきましょう。

継続力は社会人として働くうえで、多くの企業で求められる大事な要素です

エピソードをもって説得力のあるアピールができれば、採用担当者からは高評価を勝ち取れるでしょう。

そこで今回は、自己PRで継続力をアピールするときのポイントを紹介していきます。

具体的なアピール方法やアピール時の注意点を事前に学んで、ほかの学生に対してしっかり差をつけていきましょう。

この記事を読んでわかること 
  • 継続力をアピールしたときの企業からのイメージ
  • 自己PRで継続力をアピールするときの文章作成のステップ
  • 継続力を魅力的にアピールするポイント
  • 自己PRで継続力をアピールするときの注意点
この記事がおすすめな人
  • 自己PRで継続力をアピールして良いのか迷っている人
  • 継続力を自己PRでアピールしたいが、具体的な表現や構成がわからない人
  • 継続力を自己PRでアピールするうえで例文を参考にしたい人

目次目次を全て表示する

【自己PR】企業はどんなことを求めている?

企業は自己PRを通して就活生のさまざまな部分をチェックしています。

そのため、自己PRをする際には、これらの企業が求めているポイントをしっかりと把握した上でアピールすることで内定を獲得することが可能になります。

また、意外と他の就活生はこれらの視点が抜けている場合が多く、この点をアピールすることによって企業はよりあなたを魅力的に評価することができます。

ここでは企業が自己PRで求めているポイントを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

企業の社風とマッチしているかを確認したい

企業はあなたの人柄と自社の社風がマッチしているのかを確認したいと考えています

もしも、あなたと企業の社風が合わない場合、ミスマッチにより早期離職につながってしまいます。

そのため、あなたの人柄と企業の社風がマッチしていることをアピールすることで、評価されしてもらえるでしょう。

ただし、偽りのあなたを演じて内定したとしても、入社後に苦しい思いをしてしまいますので、あくまで等身大のあなたをアピールしましょう。

あなたのポテンシャル

企業のはあなたが入社後に活躍できるかというポテンシャルを見ています。

あなたの人柄がどれだけ企業に合っているとしても、企業はあくまでも利益を追求する組織であるため、あなたにポテンシャルを見出せなければ内定は難しいでしょう。

あなたの強みを業務内容やキャリアアップに重ね、どう活かすことができるかを示すことが重要です。

【自己PR】継続力とは何か?

継続力とは、ある特定の活動や目標に対して、挫折せずに持続的に取り組む力のことです。

この力は、目標を達成するための重要な要素であり、企業はこの力を持つ人材を高く評価します。

なぜなら、継続力があるということは、困難な状況でもあきらめず、自己改善や学習を続け、達成感や成長を感じることができるからです。

また、継続力は自己管理能力や責任感、忍耐力などの他のスキルと密接に関連しています。

これらのスキルは、仕事の成果を上げるために必要不可欠なものであり、あらゆる職種で求められます。

しかし、この継続力を自己PRでどのようにアピールすれば良いのでしょうか?

この記事では、継続力を効果的にPRするためのポイントや注意点、そして具体的な例文をご提供します。

継続力の定義

継続力とは、一般的には一つの目標に向かって絶えず努力を続ける力のことを指します。

しかし、この単語はそれだけでは十分には説明できないほど深い意味を持っています。

継続力を持つ人は、困難や挫折に直面しても、自分の目標を追求し続けることができます。

それは、自己管理能力、自己規律、意志力、忍耐力を合わせ持った結果といえます。

また、継続力は単に長期間同じことを続けるだけでなく、自己改善やスキルアップの過程でも重要な役割を果たします。

自分の成長を促すためには、日々の仕事や学習を継続することが必要不可欠であり、それは継続力無くしては達成できません。

つまり、継続力とは目の前の困難を乗り越え、自己成長を遂げるためのエネルギー源とも言えるのです。

この力がある人は、企業にとって非常に価値のある存在となります。

これからの記事では、その継続力をどのように自己PRとして伝えるか、具体的なアプローチ方法を提供します。

継続力が必要な理由

継続力は、目標達成のための重要な要素であり、多くの企業が求めるスキルの一つです。

それはなぜなのでしょうか?まず、継続力は一貫性と責任感を示します。

つまり、課題やプロジェクトに対するコミットメントを維持し、結果を出すために必要な時間とエネルギーを投資する能力を持つことを意味します。

また、継続力は困難な状況における対応力を示すものでもあります。

逆境に直面したときや挫折を経験したときでも、目標に向かって進み続けることができる人は、企業にとって非常に価値ある存在となるでしょう。

さらに、継続力は学習と成長の証でもあります。

新しいスキルや知識を習得し、自己改善を続ける意欲があることを示すからです。

これらの理由から、継続力を持つ人は企業にとって魅力的な候補者となり、その価値はどの業界でも通用するものです。

これからの章では、具体的にどのように継続力を自己PRに活かすか、そのポイントについて詳しく解説していきます。

【自己PR】継続力は企業に響くのか

企業は、自己PRを通じて就活生の様々な能力を評価しています。

特に、継続力は企業にとって非常に魅力的な資質です。

なぜなら、企業は日々の努力を継続し、自己を磨き続けられる人材を求めているからです。

また、企業は困難に直面した際にもめげずに試行錯誤し、状況を打破できる力を求めています。

継続を通じての成長と、逆境に直面しても諦めずに前進できる精神力

このような継続力を自己PRでアピールすることは、他の就活生との差別化を図り、企業により良い印象を与えることができるでしょう。

以下で、継続力をアピールする就活生に企業が期待していることを確認しましょう。

長期的に働いてくれる

まず第一に、企業は学生に長期的に働いてくれることを期待しています。

サークル・バイト・ゼミでも何でも良いですが、自分なりに何か1つでも長く続けて来た人は、そう簡単に物事を投げ出さない人だと認識されるので有利ですね。

学生1人を採用するのに数十万円、もしくはそれ以上の経費がかかるため、すぐに辞めるよりも長く働いてくれることを企業は必ず期待しています。

どんな仕事でもひたむきに続けてくれる

何かを長く続けていくと、必ずどこかで嫌なことや辛いこと、トラブルが発生するものです。

どんなに嫌なことがあっても「どうやったら続けられるのか」を考えて、必死にひたむきに取り組む姿勢は仕事の上でも重宝されます。

企業は継続力のある人にある、その「ひたむきさ」という性格も期待しています。

途中で投げ出さない

「継続力がある」ということは、物事を途中で投げ出さない意思の強さや、責任感があるともとらえられます。

仕事でせっかくプロジェクトやお客様の担当を任されたにも関わらず、途中で仕事を放棄されたらたまったものではありませんよね。

どんなに面倒な仕事でも、やっかいなお客様を担当することになったとしても、任された物事に責任をもってやり遂げる強さが期待されます。

当たり前のことですが、途中でいいやと投げ出さない姿勢も必要とされています。

コツコツと努力する

業務の遂行中、失敗や挫折は避けられないものです。

しかし、そうした逆境の中でも心が折れず、モチベーションを維持し続ける能力は非常に価値があります。

日々コツコツと努力を重ねることができる人は、長期的に見て大きな成果を生み出す可能性があります。

このような持続的な努力は、個人の成長はもちろん、チームや組織全体の目標達成にも貢献するでしょう。

結果として、コツコツと努力を続ける人材は、どのような状況下でも力を発揮し、組織にとって重宝される存在となります。

向上心がある

向上心を持つ人は、高い目標やビジョンを設定し、達成するために絶え間なく努力します。

例えば、営業の能力を高めるためにトークスキルを磨いたり、商談後に反省や分析を行い、次への改善点を見つけ出すことなどです。

向上心がある人は、自己のスキルや知識を常にアップデートし続ける意欲があり、自己成長のための努力を惜しみません。

企業はこのような向上心があり、自己改善に継続的に取り組める人材を高く評価します。

困難な状況に直面しても前向きに挑戦し続けることで、組織内での革新や成長に大きく貢献することができるからです。

【自己PR】継続力が評価されやすい職業

企業により求める人物像が異なるように、企業により強みの響きやすさも異なります。

以下では、継続力という強みが響きやすい職業の特徴を紹介します。

自己PRで継続力をアピールするときは、そもそもどのような職業だと継続力という長所は評価されやすいのか、チェックしておきましょう。

継続力を自己PRでアピールすることで、高評価を受けやすいのは、たとえば以下のような特徴のある職業です。

  • 多くの業務をこなさなければならない職業
  • 仕事の難易度が高い職業
  • 積極的に成果を出すことが求められる職業

そのため具体例を挙げると、以下のような業界では高評価につながりやすいです。

  • 金融業界
  • IT業界
  • コンサル業界
  • 商社

たとえば営業職はノルマが設定されていることが多いため、きついと感じられやすく、はっきり言って離職率も高い傾向にあります。

また、決められた納期のなかで多くの業務をこなさなければならないエンジニア職なども、しんどい・きついと言われることが多いです。

このようなきつさの伴う職業・業界を選択するときは、自己PRで継続力をしっかりとアピールしたいところです。

【自己PR】継続力を魅力的にアピールするポイント

自己PRで継続力を魅力的にアピールするときは、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

ケースバイケースでアピール方法に工夫を加えれば、継続力をアピールする自己PRはより効果的なものになります。

具体的なポイントは次のとおりです。

  • 言い換える
  • キャッチフレーズをつける

では、それぞれの具体的なポイントを整理していきましょう。

言い換える

継続力を言い換えてアピールすることで、より魅力的な自己PRに仕上げることができます。

人により同じ継続力でも発揮の仕方は異なりますし、オリジナリティのある表現に言い換えることで他の就活生と差別化することができます。

継続力は以下のように言い換えることができます。

  • 粘り強い
  • 諦めずに継続できる
  • 困難を糧に成長できる
  • 前向きに努力を重ねられる
  • コツコツと日々努力を継続できる
  • 試行錯誤しながらやり遂げられる
  • 一度決めたことを最後までやり抜く
  • 完成度を高めるために努力を継続できる
  • 常に高い目標を掲げ、達成のために努力を継続できる

継続力と一口に言っても、さまざまなかたちの継続力があるため、自分に合った表現を選ぶと良いでしょう

そこに加えてエピソードを伝えると、説得力のある、自分ならではの自己PRになります。

キャッチフレーズをつける

自己PRで面接官にインパクトを与えたいときは、単純に「継続力に自信があります」とアピールするのではなく、キャッチフレーズを入れるのもおすすめです。

たとえば、以下のようなアピール方法があります。

キャッチフレーズの例
  • 地球の自転のように、一定の速度を保ったままコツコツ継続できます
  • やわらかい枕のごとく、状況に合わせて柔軟に働き、継続することができます
  • 揺るがない強い志を持ち、困難が起きても動じず、ゴールに向かってひたむきに継続することができます

上記のように比喩や軽い誇張表現を加えると、オリジナリティのある自己PRに仕上がります。

定番の言い回しを使っていないため、キャッチフレーズを取り入れた自己PRは印象に残りやすくなります。

もちろん事実を大きく逸脱するような誇張表現はNGですが、インパクトを与えられるような表現は、積極的に検討したいところです。

チャレンジ精神もアピールしよう

継続力をアピールする際は、伝え方によってはダラダラ続けているだけとう印象を与えてしまいます。

そうした印象を持たれないためにも、「チャレンジ精神」をアピールすることが効果的です。

たとえば、大学からコンビニのバイトをはじめ、4年間継続している場合は以下のようにチャレンジ精神をアピールできます。

「はじめはレジ打ちや商品の陳列場所などがわからなかったですが、自分でメモを取ることや他の人がレジをしている様子を見て自分でも実践するうちに、できるようになりました。」

初めての仕事において自分で考え、行動できることをアピールすると、企業への印象も良くなるでしょう。

また、新しいことにチャレンジすると失敗もします。

失敗した時に落ち込むのではなく、失敗した原因と次に失敗しないようにするためにどうするかを考えられると、企業へ評価されるアピールとなります。

【自己PR】作成のためのステップ

自己PRを書き始める前に、アピールする内容を整理しましょう。

自己PRの内容は以下のステップで整理することがおすすめです。

自分の強みを整理する

あなたの持つ継続力とはどのようなものでしょうか。

同じ強みでも人により発揮の仕方は異なります。

あなたの持つ継続力は具体的にどのようなものなのか、一度整理してみましょう。

自分の強みへの理解を深めることで、アピールポイントがわかってくるでしょう。

企業の求める人物像と照らし合わせよう

自分という商品を売り込むためには、企業がどんな人材をほしいのかを把握しなければなりません。

あなたが志望する企業の求める人物像と継続力はマッチしているか、確認してみましょう。

また応募する企業は複数ある場合には、企業ごとに求めている人物像にあった強みをアピールすることが効果的です。

継続力が響く企業の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 社訓が「継続は力なり」
  • 求める人物像が「これからの企業の未来担ってくれる人」

継続力をアピールできるエピソードを選ぶ

強みをアピールする上では、根拠が重要です。

根拠となるのが、あなたが強みを発揮したエピソードです。

あなたがエピソードでどのように考え、

単に継続力が強みだといっても、本当に継続できる人なのかが見えてきません。

学生時代やアルバイトでの経験など、これまでの体験から継続力をアピールするのにふさわしいエピソードを探し出しましょう。

エピソードを深掘りする

エピソードを書くうえでは、その活動を行う上で、あなたがどんな目的や目標を持って継続したのか、何のために継続をしようと思ったのか、なぜ継続できたのかを明らかにしましょう。

また、継続していくうえで大変だったことや辛かったことや、どう乗り越えたかなども深ぼることで、エピソードを言語化しやすくなります。

丁寧に深ぼり、内容を整理することで、あなたが途中で挫折したり、あきらめたりすることなく、継続できる人だという人柄を伝えることができます

そして、継続していたというプロセスだけでなく、その結果としてどんなことが得られたのかをまとめるのも重要です。

コツコツと継続した結果得られたものや、自分に身に付いたものは何かをアピールすることが重要ですから、丁寧に拾い上げましょう

エピソードの深掘りのポイント

自己PRで伝える具体的なエピソードは、説得力が肝心です

どのような状況で何をどれだけ継続したのか、その結果どうなったのかをわかりやすく具体的に説明することがポイントです。

また、エピソードでは数字を使うことで成果を客観的に示すことができるためおすすめです。

単純に「売上がアップしました」と伝えるよりも、「売上が2倍になりました」と伝えたほうが具体的で説得力があります。

説得力のあるエピソードを伝えられるように、具体的な内容に仕上げましょう。

入社後にどう生かすかを考える

自己PRでは、強みを入社後にどう活かすのか伝える必要があります。

企業は、単純に学生の強みを知りたいがために自己PRを聞いているのではありません。

強みを入社後に活かし、どう活躍できるのかを示すことが重要です。

企業研究や職種理解を深め、業務内容やキャリアプランをもとにあなたの強みをどう活かせるかを考えてみましょう。

【自己PR】継続力をアピールする際の注意点

継続力をアピールする際はいくつかの注意点を押さえる必要があります。

意図していないところでマイナス評価を受けないためにも、しっかりと押さえておきましょう。

結果ではなく過程をアピールする

就活生によくある間違いが、華々しい結果や成果をアピールすればよいということです。

企業は結果や成果よりも過程を重視しています。

継続力をアピールする際に結果ばかりを話すのではなく、過程に目を向けることでこうした自慢話にならないようにすることができます。

そもそもどうしてそれを継続したのか、やろうとしたのか、その過程で何が大変だったのか、どのように乗り越えたのかといったことをアピールすることをオススメします。

ただ続けているだけのエピソードはNG

継続力をアピールする際にそれが「ただ続けているだけ」のエピソードになっていないか確認しましょう。

多くの就活生がバイトを数年間続けているから私は継続力がありますといったようなアピールをしていますが、それが何に役に立つのかといった視点が抜けているためいまいちアピールにならないということがよくあります。

企業に評価されるようにアピールするためには、ただ続けているだけではなく、それからどんなことを学んだか、継続する中でどんな経験をしたのかといったことが伝えられると良いです。

仕事で応用ができないエピソードはNG

極端な例を出せば、毎日タバコを吸っていますというエピソードを継続力としてアピールされても困るように、仕事に役に立たない継続力のエピソードをアピールされても企業もどう評価したら良いかわからないということがあります。

仕事で応用するためにはどんな状況なら自分は頑張れるのか、継続できるのかといったことをアピールすることで、仕事でもそんな状況なら頑張れるんだなというイメージを沸かすことができます。

当たり前のエピソードは企業に響かない

一般的に、当たり前とされるエピソードはアピールにはなりません。

例えば、学校に毎日行く、アルバイトに遅刻しないというエピソードが挙げられます。

当たり前のことをアピールしてしまっては他の就活生に埋もれてしまうでしょう。

当たり前のことはできる前提で、そのうえでどんなことができるかをアピールしましょう。

一貫性が重要

自己PRで継続力をアピールする場合は、一貫性をしっかり持たせられているかチェックするようにしましょう

自己PRを伝えるなかで一貫性のない回答になってしまうと、その矛盾点から、嘘をついているのではないかと疑われてしまいます。

するとどのような魅力的な自己PRでも、面接官にはあまり良い印象では伝わらなくなります。

たとえば、継続力をアピールするなかで「飽きっぽい一面がある」「集中力が低い」と伝えてしまったとしましょう。

すると「しっかり継続できるの?できないの?」と疑問が残るため、一貫性がなくなってしまいます。

自己PRを作成するときは最初から最後まで内容をよくチェックし、一貫性のある内容に仕上げるようにしましょう。

【自己PR】作成の際の構成

自己PRは内容だけでなく、構成も重要です。

話の伝わりやすさは構成で決まります。

企業にあなたの強みを最大限にアピールするためにも、構成にこだわった自己PRを作成しましょう。

以下では自己PRのおすすめの構成を紹介します。

結論

まずは結論から書き始めましょう。

自己PRの結論は「自分の強みはなにか」という部分です。

「私の自己PRは継続力があるところです」と、簡潔に伝えましょう。

自分のアピールポイントを最初に明確に示すことで、相手に話の軸を伝えることができ、相手に伝わりやすいアピール文になります。

エピソード

次に、あなたの強みの根拠を話しましょう。

あなたが強みを発揮したエピソードが根拠になります。

エピソードを伝える際には、「強みを発揮するきっかけ」「強みを発揮する際に意識していたこと」「失敗や挫折」「最終的な成果・結果」などを含めることで、具体的で説得力のあるエピソードに仕上げることができます。

以下で具体的にエピソードを作成する流れを確認しましょう。

課題・目標

あなたが強みを発揮したきっかけは何でしたか。

エピソードを話す際は、あなたが強みを発揮するきっかけから始めましょう。

きっかけとして、活動における課題や目標があったのではないでしょうか。

そのことについて、簡潔にわかりやすくまとめてみましょう。

行動

次に、その課題や目標に対し「あなたがどう考え、どのような行動を取ったのか、強みを発揮したのか」を伝えましょう。

この「あなたが何を考え、どう行動したか」という部分にあなたの人柄が表れますので、しっかりとアピールしてくださいね。

例えばメンバーを気遣ったという描写からは協調性をアピールできるでしょうし、答えのない課題を解決するため試行錯誤したという描写からは、主体性や分析力をアピールできるでしょう。

あなたの人柄がうまく表れるような内容に仕上げてくださいね。

結果・成果

最終的に、どのような結果や成果になったのかを伝えましょう。

単に「私の行動によって問題が解決しました。」と述べるのではなく、どのような結果になったのかを具体的に伝えることが大切です。

この際、あなたが行動する前と行動した後の前後関係を示すことがポイントです。

「当初は~でしたが、...にすることができました」などと示すとよいでしょう。

また、数字を用いることで客観的かつ具体的に成果を示すことができますので、積極的に用いてみましょう。

入社後にどう生かせるか

最後に、あなたの強みを入社後にどう生かせるかを伝えましょう。

強みを伝えて終わりのではなく、どう生かせるかまで伝えることで、あなたのポテンシャルを示すことができます。

業界研究や企業研究、職種理解を踏まえ、具体的で現実的な、あなたが強みを発揮して活躍するビジョンを示しましょう。

【自己PR】学業や部活動のエピソードで継続力を示すには

継続力をアピールする際、自己PRでは具体的なエピソードが非常に効果的です。

特に学業や部活動での経験は、自分が直面した課題をどのように乗り越え、結果を出したのかという点で、継続力の証となります。

例えば、ある特定の科目での成績向上のために自己学習に励んだ経験や、部活動での困難な練習を続けて結果を出したエピソードなどが考えられます。

これらのエピソードを挙げることで、自己PRに深みを持たせることができます。

ただし、エピソードを語る際には結果だけでなく、その過程をどのように乗り越えたのか、どのような思考があったのかといった具体的な内容を含めることが重要です。

これにより、あなたの継続力が単なる持続力ではなく、目標に対する強い意志と行動力から生まれるものであることをアピールすることができます。

そして、それがあなたの強みであり、企業にとって価値ある能力であることを伝えることができます。

部活動での継続力をアピールするパターン

部活動は学生生活の一部を占めており、そこでの経験は自己PRの一部として大変有効です。

特に、長期間にわたる部活動は、あなたが目標に向かってコツコツと取り組む力、つまり継続力を持っていることを示す絶好の機会となります。

例えば、中学から高校まで6年間バスケットボール部に所属していたといった経験は、あなたが一つのことに対して長期間取り組むことができる証となります。

また、部活動での役職や、その中で達成した成果を具体的に挙げることで、継続力だけでなくリーダーシップや結果を出すための能力もアピールできます。

その際、挑戦と困難を乗り越えて成果を出したエピソードを交えることで、自己PRはより説得力を持つものとなります。

学業での持続力をアピールする書き方

学業や部活動での経験は自己PRの中でも特に有効なエビデンスとなります。

ここでは、それらの経験を通じて継続力をどのようにアピールするかについて解説します。

まず、具体的なエピソードを用いて継続力を表現することが重要です。

例えば、厳しいテスト勉強を乗り越えた経験や、部活動での長期的な取り組みなどが該当します。

その際に、どのような困難があり、それをどのように克服したのかを詳細に書くことで、あなたの持続力を具体的に伝えられます。

また、自己PRでは結果よりもプロセスが重視されます。

成功した結果を伝えるだけではなく、その達成に至るまでの過程を描写することで、あなたの継続力をより強くアピールできます。

その中で感じた苦労や工夫、そして達成した喜びなどを具体的に表現することで、企業はあなたの持続力を高く評価するでしょう。

また、学業での持続力をアピールする際には、その経験がどのように今後の職業生活に役立つかを明確にすることも大切です。

具体的にどのようなスキルを身につけ、それがどのように仕事に活かせるのかを示すことで、あなたの継続力が企業にとって有益であることを表現できます。

これらのポイントを踏まえ、自己PRに学業での持続力を効果的に取り入れましょう。

【自己PR】継続力をアピールする例文

以下では、継続力をアピールする例文をご紹介します。

内容や構成に注目し、自己PRを作成する際の参考にしてくださいね。

例文1:ゼミのエピソード

例文

私は自分が納得するまで答えを探求し続ける粘り強さがあります。

私は大学のゼミで○○の歴史について興味を持ち、研究を続けてきました。

その中で、大学の授業や資料で学ぶだけではなく、実際に現地へ行き、現状を把握したいと思うようになりました。

留学中に知り合った、当時の現状を知っている方々へのヒアリングなどを通じて理解を深め、現在は××の問題を解消すべく、SNSで発信を行っています。

毎日多くの方に私の発信を見てもらっており、平均○万回ほど閲覧されるアカウントに成長できました。

このように興味を持ったことを徹底的に追求し、得た学びを生かすことができる点が私の強みです。 私は、貴社の〇〇という分野に非常に関心があり、知識や最新技術を追求し、成長し続けていきたいです。

例文2:アルバイトのエピソード

例文2

私は人より粘り強い性格だとと考えています。

私は学生時代に、コールセンターでアポイント取りのアルバイトをしておりました。

私が所属していた部署では、アポイントの成功する確率が平均1%の商材を担当しており、学生バイトで同時期に入った子は3か月以内に全員辞めてしまいました。

しかし、私はスキルがあれば結果を残せるのではなかと考え、諦めず継続し続けました。

具体的には、1日100件以上コールして必ず1件は成功させようと、自分を奮い立たせ、諦めずに件数をこなしました。

その結果、1年後には成功率が○倍以上になり、安定して結果が出るようになりました。

この経験から、最初の結果が出ないタイミングで諦めずに、粘り強く続け、結果を出すことの大切さを学びました。

この経験を生かし、入社後は成約率No1の営業になりたいです。

例文3:趣味のエピソード

例文3

私の強みは継続力です。 私は小学校に入学してから、毎朝5時半に起きて父親とジョギングを続けています。

身体が小さく体力もなかった自分を丈夫にさせたいと、父親が考案してくれた日課です。

その習慣は親元を離れて一人暮らしとなった今でも継続しています。

雨や雪の日にはジョギングの代わりに、腕立て伏せと腹筋のトレーニングに代え、毎朝こなしてきました。

おかげで体力がつき、大学に入学してからは一度も風邪をひいていません。

自分の健康の維持のためにずっと頑張ってきたのだから途切れさせたくないという気持ちから、継続することができています。

私は、この経験を通じて、人を裏切らないことを学び、体力と朝早く起きるのが当たり前の習慣も身に付きました。

証券会社での仕事は朝が早く、継続的な市場動向のチェックが欠かせません。

営業をしていくうえでお客様の信頼を得て、信頼を裏切らないことが成果につながると考え、自分が培ってきた経験が活かせると志望しました。

例文4:習い事のエピソード

例文4

私は中学から高校まで6年間、バスケットボールを続けてきました。

小学校から続けていたメンバーも多かったため、私は遅れてのスタートでした。

また、中高は進学校で部活動の時間が少なく限られていたため、負けず嫌いである性格である私は、朝に1時間近所の公園で個人練習の時間を設け、特別な用事がない限り、欠かさず練習を継続させました。

その結果、高校時代の地区大会で最もシュートを決めた得点王として特別賞を受賞することができました。

私のコツコツ努力し続けられる継続力を生かし、○○職としてのスキルを磨いていきたいです。

例文5:日課のエピソード

例文5

私は5歳のときから、毎日欠かさずトイレ掃除をしています。

祖母からトイレが汚いと心も汚くなる、キレイにすることで偽りのない心でいられると教えられたからです。

そのときから、ずっと我が家のトイレ掃除当番をしてきました。

一度、1週間ほど親族の家に一人で泊まりに行ったことがあったのですが、帰宅したらトイレが真っ黒になっていました。

いつも私任せなので誰も掃除をしていなかったのです。

毎日掃除していると5分程度で終わるのですが、こびりついた汚れはなかなか落ちず、いつもの4倍ほどの時間がかかりました。

普段はあまり汚れていないと思っても行っていましたが、継続していれば短時間で済ませられるのに、溜め込むと効率が悪くなることを悟りました。

そのとき以来、何事も先延ばしにすることや溜め込むことなく、毎日コツコツと行う習慣が身に付きました。

御社の経理部には毎日大量の伝票が届くと伺っております。

当日の処理は当然のことですが、後回しにしないことの大切さと継続の重要性を体得したことを活かして、日々の業務効率アップに取り組んでいきたいです。

【自己PR】面接での質問にも備えよう

自己PRで継続力をアピールした際、あなたの話を聞いて終わりには通常なりません。

「自己PRをお願いします。」と促され、それに答えたにもかかわらず、「分かりました。」で終わったら、あなたに興味がないか、よほど他の部分で時間を費やしてしまったかでしょう。

自己PR後に質問を投げかけられてこそのステップですが、構成も内容も自分としては万全にして臨んだ以上、質問にうまく答えられずつまずくことは避けたいものです。

継続力をPRした場合に想定される質問についての答えを準備しておきましょう

どんなことを課題とし、どのように改善しようとしたか

自己PRで継続力をアピールする際に、具体的なエピソードを紹介する際、直面した問題と、それに対してどう行動したかは、基本構成に基づけば、話をしているはずです。

「どんなことを課題とし、どのように改善しようとしたか。」を尋ねられた場合、直面した問題を解決するために、何が課題となったかを、より具体的に答えましょう。

では、「どのように改善しようとしたか。」の部分については、どう答えるべきでしょうか。

自己PRでは直面した問題をどう解決したか、最終的に取った行動を要約して述べているはずです。

持ち時間の関係もありますし、あまりに話が冗長とならないようにする必要もためです。

面接官としては、課題解決に至るプロセスが気になったわけですから、直面した問題と課題にどう向き合い、どう考え、ほかにどのような手段を考えたうえで、なぜ、最終的にその行動に出たかを説明しましょう

継続する中での発見

継続力を強みとして、入社後にこんなところで役立てたい、活躍したいといったアピールをした後で、「継続する中でどのような発見があったか。」と尋ねられた場合、何を求められているのでしょうか。

自己PRでは、継続をした経験から得たことを入社後に活かしたいと締めるのが基本構成ですが、ここで尋ねられているのは、継続した結果として得たことではなく、継続している過程で気づけたことについてです。

たとえば、「慣れるまでは大変だけれど、習慣化できれば継続しやすくなる」といった発見や、「継続するには気持ちだけでなく、体力や忍耐力も必要だと感じた。」とか、「長く継続した経験は、しばらく取り組まなくなった後もすぐに取り戻せる」といった内容です。

継続する中でどのような成長ができたか

継続力があるとアピールするだけでなく、継続する中で継続力以外の力を身につけたのであれば、それをアピールしましょう

継続することであきらめない心を身につけた、それによって、ただ続けるのではなく、途中で投げ出さずに結果を出せるようになったといった内容です。

たとえば、何かに継続的に取り組めるようになれるまでは、自分にはできないと最初からチャレンジしなかったり、途中であきらめていたりしたのが、何事もあきらめずに長く取り組めば、できると分かったといった成長談を伝えましょう。

失敗や挫折をどう乗り越えたか

1つのことを継続していく中では辛いと感じることや、ほかにやらなければならないことが増え、継続が難しくなったこともあるかもしれません。

継続しても自分が目標としていることがなかなか達成できず、あきらめそうになったこともあるかもしれません。

そうした出来事を思い出し、その際にどう乗り越えたのかを説明できるようにしましょう

継続力をアピールするうえでは、順風満帆に継続できたといった経験では少し弱いです。

挫折しそうになり、それを乗り越えられることも自己アピールにつながります。

挫折しそうになったときの具体的な内容と、それをどう乗り越えたかをセットで答えられるようにできれば理想です。

【自己PR】作成後は見なおしが大事!

社会人への第一歩ともいえる就活は、自分の行いに責任をもつ習慣を身に付けるチャンスともいえます。

企業に提出する書類は、すべて見なおしておきましょう。

自己PRも、単純な誤字脱字に言葉の誤用がないかどうかは、何度も読み直しておく必要があります。

また、見なおしは自分だけで行わずに、友だちや家族といった第三者に見てもらうことも重要です。

文章として違和感がないか、自己PRを読んだ相手にいい印象を与えられるかどうか、客観的な意見をもらいましょう。

就活エージェントを活用しよう!

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まとめ

本記事では、継続力をアピールするポイントを紹介しました。

あなたらしさが表れた言い換え表現や、エピソードを用いて、魅力的な自己PRに仕上げてくださいね。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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