とりあえずエントリーシートを書いてみたけれど、文章がうまく書けているかどうか、内容に落ち度はないかどうかと、不安に思うこともあるでしょう。
エントリーシートを書き終わったら、必ず内容を添削するようにしてみてください。人に頼んで添削してもらってもいいですが、時間がないときは自分で添削するのもいいでしょう。
書いている最中は気付かなくても書き終わった後に見直してみると、客観的な視点から物事を見ることができます。そうすることで、文章が成り立っていない箇所や内容に不備のある部分も見つかりやすくなり、その部分を修正することでより良いエントリーシートを作成することにもつながります。
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【エントリーシート(ES)の添削方法】書き方に問題がないか添削してみよう
エントリーシートは、内容がしっかり書けていても構文やレイアウトがうまくできていなければ、どうしても魅力が失われてしまうものです。
内容を重視することはもちろんですが、言葉を軽視してしまっていては優れたエントリーシートを作成することはできません。作成済みのエントリーシートを読み返してみて、言葉として違和感のある個所がないでしょうか。書き方に問題のあるエントリーシートは、読んでいて読みづらさを感じることがよくあります。
エントリーシートを添削するときは、内容よりもまず書き方に問題がないかどうか注視するようにしましょう。
書き方については、ちょっとした工夫をするだけですぐに改善することができ、読みやすい文章を心がけるだけでエントリーシートの出来栄えが劇的に変化することもあります。
【エントリーシート(ES)の添削方法】読みやすいエントリーシートの書き方とは
エントリーシートを添削したときに、もし文章の読みにくさを感じたら、次のことに気をつけて文章を再構成してみてください。
まず、一文をできるだけ短くまとめることを意識してみましょう。長い文章だと言葉の捉えどころが曖昧になり、読んでいて内容が入ってきにくい文章になってしまうことがあります。一行当たり40文字程度にまとめられるように意識して文章を構成してみましょう。
短い文章を作成するためには、主語と述語を近づけると効果的です。主語と述語の間に文章が入っていたりすると、意味を理解することが難しくなり内容がうまく頭に入ってきません。主語と述語を近づけて書くことで文章も短くなり、より引き締まった読みやすいエントリーシートを作ることができるはずです。
【エントリーシート(ES)の添削方法】内容について添削する
書き方の添削が済んだら、次は内容について不備がないか見直してみましょう。
エントリーシートの内容で特に問題なのは、具体性の欠如です。具体的なエピソードを差し挟まず、抽象的な内容のみに終始するようなエントリーシートは、やはり優れたエントリーシートとはいえないでしょう。
たとえば、自己PRから採用担当が読み取ろうとするのは、より具体的な情報です。その人がどのような性格で、どのような強みがあり、これまでどのような取り組みをしてきたのか、より踏み込んだ詳細な情報が求められています。
特に自己PRでは、抱えていた問題を解決したという内容が好まれる傾向にあります。しかし、それは解決したこと自体が重要なのではなく、解決に至った過程、あるいは問題を解決に導いた具体的な工夫が大切なのです。そうした点をわかりやすく書くということを心がける必要があります。
【エントリーシート(ES)の添削方法】具体的にわかりやすく作成する
エントリーシートは具体的にわかりやすく作成することが大切です。自己PRを書く際も、この点に注意した書き方を心がけなければなりません。
まず、問題を解決するために行った工夫を重点的に叙述しましょう。
このとき、工夫や努力がわかりやすく伝わるように、その過程を具体的に表現するように心がけてください。単に「問題を解決するために工夫した」というのではなく、どのような工夫や努力を行ったのかということを詳しく述べるようにしましょう。
それから、時系列や前後の関係がわかりやすくなるよう、文章の基本である5W1Hを意識することも欠かせません。このように、具体性を念頭において書くことで、文章が嘘くさくなることもなく、信憑性の高い読みやすいエントリーシートになります。
【エントリーシート(ES)の添削方法】自分ならではのエントリーシートに
エントリーシートはほかの就活生と被る恐れがあり、それを恐れるあまりつい突拍子もないことを書いてしまいがちです。きちんと添削をすることで、そうした悪癖を防ぐこともできるようになるでしょう。
また、具体的な内容を心がけることで、ほかの就活生とは被らないオリジナルなエントリーシートにすることもできるはずです。