【無い内定】「無い内定」とは
皆さんは「無い内定」という単語をご存知でしょうか?
「無い内定」とは「内定がまだ無い状態」と「内々定」を掛けた言葉です。
また、ローマ字の頭の文字を取って「NNT」と言われることもあります。
皆さんもネットなどで「24卒NNT」「23卒NNT」などの文字を見かけたことがあるのではないでしょうか。
内定がほとんど確約されている「内々定」と同じ言葉の響きなだけに、より一層自虐的な印象を受けますね。
【無い内定】大学生の内定率
では実際に、就活生の内定率はどの程度なのでしょうか。
マイナビの「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(10月中旬)」によれば、23卒就活生のうち、3月末の時点で内々定を持っている学生は全体の26.4%にとどまり、4月末では47.3%でした。
そのため、3年生の3月や4年生の4月の時点でNNTだったとしても、それほど焦る必要はありません。
経団連加盟企業の場合、経団連が定めた「就活ルール」に基づき、内々定が出るのは5月末から6月初め頃になるので、大企業志向の人は全く焦る必要はありません。
しかし6月以降は内々定を出すことができるようになるため、6月中旬には内々定保有率が74.1%を上回り、9月末には87.3%にのぼります。
10月には各企業の内定式なども行われるので、それでもまだNNTであるという方は非常にまずい状況と言えます。
出典:マイナビ「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(10月中旬)」https://www.mynavi.jp/news/2022/10/post_37120.html
内定率には景気の影響もみられる
また、内定率は景気の影響を受けることがあります。
バブル崩壊の影響を受けた1993年から2004年の就職難は特に「就職氷河期」と呼ばれていますが、リーマンショックの影響を受けた2010年から2013年頃にも就職難の時期がありました。
近年も新型コロナウイルスの影響により内定率が低下していましたが、直近の23卒就活においてはコロナ前の水準に回復しつつあるといわれています。
出典:NHK「大学生就職内定率84.4% 2年連続回復 コロナ影響解消か 厚労省」https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/jobs/detail/detail_11.html
【無い内定】内定を取るためにすべきこと
では、どうすればNNTから脱することができるのでしょうか。
基本的には
・就活に真剣に向き合う
・自己分析をする
・企業分析をする
・就活対策をする
・事前準備をしっかりと行う
・エントリーする企業を増やす
の6つに尽きます。
ここからはこの6つについて解説していきます。
就活に真剣に向き合う
1つ目に、就活に真剣に向き合いましょう。
「周りがやっているから」
「親や先生にやれといわれたから」
「別に就職できなくてもフリーターでいいや」
というような主体性や積極性に欠けるマインドセットでは、選考を勝ち抜いていくことは困難です。
ESや面接では志望動機の他、会社にどのように貢献するかなどをアピールしなければならないため、そういったタイミングで熱意のこもったアピールができなくなってしまうからです。
自分のライフプランをイメージし、そのためにどのような職に就けばよいかを考えてみましょう。
確かに、必ずしも就職をすることが正解とは限りません。一般的なレールから外れ、自分で道を切り開き、成功している人もたくさんいます。
しかし日本の新卒就活は、経験なし・スキルなしの人材が、より良い企業に入る最大のチャンスです。
後々後悔することが無いよう、冷静に判断しましょう。
なりたい将来像がなくても大丈夫
就職はしたいけど、なかなか自分の行きたいところや向いているところが見つからないと悩む人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方は積極的に就活イベントに参加したり、様々な企業について調べたりしてみましょう。
例えば東洋経済新報社の「業界地図」は、さまざまな業界の有名企業や中堅企業の概要や勢力図を掲載しており、今まで知らなかった企業や業界を知ることができます。
就活イベントに参加したり、様々な企業について調べたりすることで、自分が興味のある分野がわかったり、やりたいことが見つかるはずです。
自己分析をする
2つ目に、自己分析を行いましょう。
自己分析をすることで自分の好きなこと・苦手なこと、得意なこと・不得意なことなど、自分を見つめることができます。
自分を振り返ることで、自分が何を目指すべきかや、企業にどうアピールすべきかがわかるようになります。
就活において自己分析は必須なので、まだ自己分析が不十分であるという人はすぐに始めましょう。
自己分析のポイントとしては
・自分史を作る
・将来のキャリアプランを考える
・就活の軸を決める
の3つが挙げられます。
自分史を作ろう
まずは自分史を作ってみましょう。
自分史を作ることで、今までの自分を振り返り、自分の好きなことや嫌なことの傾向を掴むことができます。
・今までどんなことをしてきたか
・どんなことが好きだったか、得意だったか
・どんなことにやりがいを感じたか
・またどんなことが嫌だったのか、すぐにやめてしまったのか
・どんなことを続けられたか
などを振り返ってみましょう。あなたに合った企業や業務の特長が浮かび上がります。
また、時間をかけて自分史を作ることで「自分が就職するなら」という意識を強めることができます。
自己分析のやり方の詳細についてはこちらで解説しているので、合わせてご覧ください。
また、その他のおすすめの自己分析の方法はこちらでも紹介していますのでご覧ください。
将来のキャリアプランを考えよう
次に、キャリアのイメージを膨らませましょう。
将来の自分のライフイベント(結婚や子育てなど)などを意識しつつ、どんなキャリアを歩んでいきたいかをイメージしましょう。
3年後、5年後、10年後はどうありたいかなど、小刻みに目標を立てていくと考えやすいです。
自分がどんな人生を歩んでいきたいかというライフプランをもとに、その人生を歩むにはどんなキャリアが必要かを考えていきましょう。
キャリアプランの作成の仕方についてはこちらで詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
https://shukatsu-ichiba.com/article/6501
就活の軸を決めよう
次に、就活の軸を決めましょう。
就活の軸とは、あなたが企業を探す上で絶対に譲れない条件のことです。
就活の軸は、給料や福利厚生、ライフワークバランスなどの「本音の軸」と、業務内容や働き方、キャリア観などの「建前の軸」の2つを作成しましょう。
「本音の軸」も非常に大切ですが、ES提出や面接では「建前の軸」を用いるようにしましょう。
就活軸の作り方についてはこちらでも解説しているので、ぜひご覧ください。
https://shukatsu-ichiba.com/article/12362
企業分析をする
3つ目に、企業分析をしましょう。
ESや面接では、志望度の高さをとにかくアピールしなければなりません。
内容が企業に合ったものでないと、少しズレたアピールをしてしまったり、熱意が伝わらなかったりしてしまいます。
そのため、志望動機や自己PRなどを他の企業のものと使いまわしたり、ネット上のものをそのまま使ったりするのはNGです。
必ず、企業に合わせたものを準備するようにしましょう。
その際は、特に「企業の求める人物像」を押さえることが重要です。
企業の求める人物像に即したアピールができれば、企業が求める人材として好印象を残すことができます。
企業の求める人物像は、企業の採用HPや東洋経済新報社の「就職四季報総合版」などに書かれているので、一度目を通しておきましょう。
また、競合他社との違いを理解しているかなども重要です。
その企業でなければならない理由を説明できないと「それ、弊社じゃなくてもいいよね」と思われてしまいます。
企業のHPやインターンシップ、説明会、OB訪問などを駆使して情報を集めましょう。
企業研究の詳しいやり方はこちらでも解説しているので、合わせてご覧ください。
業界分析も行っておこう
企業分析と並行して、業界研究も進めましょう。
理由としては、
・業界研究をすることで、業界内でのポジショニングや他社との比較ができる
・業界全体の動向が理解できる
・志望動機を述べる際、業界の志望理由→企業の志望理由と話を展開した方が説得力が増す
などが挙げられます。
より俯瞰的な視点からの知見を持っていることは、志望度の高さや知性を演出することにつながるので、しっかりと業界研究も行いましょう。
業界研究の詳しいやり方はこちらでも解説しています。
→https://shukatsu-ichiba.com/article/13778
就活対策をする
4つ目に、就活対策をしましょう。
新卒就活は、
・ES提出
・WEBテスト
・1次面接
・2次面接
・最終面接
のような複数の選考を突破し続ければなりません。
また、してはいけない立ち振る舞いや質問など「初見殺し」の要素も存在するので、しっかりと対策をしておかなければなりません。
ES対策
まずはES対策です。
基本的に、しっかりとESが書けていれば、ES選考で落ちてしまうということはありません。
ES選考で落とされてしまうことが多いという人は、「学歴フィルター」を疑う前にご自身のESを振り返ることから始めましょう。
ES選考を突破するには、ご自身の魅力がしっかりと伝わるようなものでなければなりません。
h5 熱意が伝わる志望動機か
入社意欲や成長意欲、自主性が伝わる志望動機か確認しましょう。
他の人におすすめされたから、なんとなくいいと思ったから、家から近いからなどの志望動機はNGです。
会社は、入社後に活躍が期待できる人物を採用したいので、主体性や意欲が感じられない就活生は即座に落としてしまいます。
志望動機の書き方については、こちらでも詳しく解説しているので是非ご覧ください。
h5 企業の求める人物像に合った自己PRか
自己PRは企業の求める人物像に沿ったものを選ぶのが鉄則です。
企業が求める人物像は、企業によって異なります。
企業の採用HPや「就職四季報総合版」などで、企業が求める人物像が確認できるので、今一度確認してみましょう。
例えば、アルバイトの経験を語るのであれば、「お客様のことを第一に考えた」「他のバイト仲間と協力して何かを成し遂げた」「創意工夫によって売り上げを伸ばした」など、企業が求める人物像に合わせて、ご自身のアピールポイントを使い分けましょう。
また、しっかりと具体例を挙げて説得力のある内容になっているかなども重要です。
自己PRの書き方は、こちらでもご紹介しているので、是非ご覧ください。
h5 あなたらしさが伝わるガクチカか
ガクチカと聞くと「華々しい経験がないと評価されないのではないか」と思いがちです。
しかし、企業が見ているのはガクチカそれ自体ではなく、あなたの価値観や性格、能力です。
・どんな問題意識や課題があったのか
・それに対しどう考え、行動したのか
・またその結果どうなったのか
などをしっかりとまとめられれば十分です。
ガクチカの書き方については、こちらで詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
→https://shukatsu-ichiba.com/article/15254
Webテスト対策
ES対策だけではなく、Webテストの対策も必要です。
Webテストを用いることで就活生の能力が簡単に数値化することができることから、Webテストを選考の足切りにしようとする企業も存在します。
そのため、ある程度の点数を残さなければ落ちてしまう恐れがあります。
満点を取る必要はありませんが、7割は取れるよう対策しておきましょう。
Webテストの対策については、こちらでも詳しく解説しています。
面接対策
ESやWebテストを通過したら、次は面接です。
大企業・中堅企業の場合は志望者が多いので3回の面接が一般的ですが、中小企業の場合は2回だけのケースもあります。
また、面接は1対1で行われる場合もあれば、集団で行われる場合もあります。
いずれにしても、面接は複数回行われるので、しっかりと対策しておく必要があります。
面接では、ESに書いた志望動機や自己PR、ガクチカなども改めて言葉でアピールするように求められたり、その他典型的な質問がきたりするので、ある程度は対策が可能です。
ただ、全く想定していなかった質問が飛んでくることもあり、経験や地頭の良さが試されることもあります。
面接対策の詳細はこちらでも解説しているのでご確認ください。
また、集団面接の際のポイントはこちらです。
事前準備をしっかりと行う
5つ目に、事前準備をしっかりと行いましょう。
・提出書類、当日の持ち物に不備がある
・時間を守らない、遅れてきても謝罪が無い
・スーツやシャツに目立つシワや汚れがある
・身だしなみに問題がある
など、基本的なエチケットやマナーに問題があると選考に落ちてしまいます。
当日の持ち物や待ち合わせ時間、待ち合わせ場所への行き方、身だしなみをしっかりと整えるなどの準備は万全にしておきましょう。
また慌てていると、落とし物をしたり、道を間違えたり、汗で服を汚してしまったりと、ふとしたミスを犯してしまいがちです。
時間には余裕をもって行動するようにしましょう。
エントリーする企業を増やす
6つ目に、エントリーする企業を増やしましょう。
一般的に、就活生は平均20社くらいエントリーしていると言われています。
内定がないのはエントリー数が少ないという可能性もあります。
例えば、GAFAや外資系投資銀行、平均年収1000万円越えの企業のみにしかエントリーをしなければ、優秀な人でもなかなか内定を得ることはできないでしょう。
そうでなくても、大手のみにエントリーしてしまっている人は注意が必要です。
現在就活は売り手市場と呼ばれており、誰でも採用されるわけではありません。
大手は狭き門である可能性もあるので、中小企業やベンチャー企業などにも目を向け、エントリーしてみましょう。
むやみに応募するのはNG
ただし、むやみに応募するのは控えましょう。
興味のない企業に応募しても、企業研究をしっかりとしないまま選考を受けてしまうと落ちてしまうので、結局時間の無駄になってしまいます。
「数打ちゃ当たる」の精神ではいけません。
しっかりと企業ごとに志望度を高めて選考に臨まなければ、合格できるものもできません。
せめて、自分が好感を抱いた企業や、興味のある企業に絞って応募し、しっかり業界研究・企業研究をして選考を受けるようにしましょう。
【無い内定】内定がないときのアドバイス
ここからは、一生懸命頑張っているのになかなか内定がもらえないという時に役立つアドバイスをご紹介いたします。
確かに、改善すべき点、もっと頑張るべき点はあるのかもしれません。
ただ、自分を追い込みすぎるのは良くありません。
落ちた企業は振り返らない
まず、落ちてしまっても、いつまでもくよくよしてはいけません。
自分のことを落とす企業もあれば受かる企業も必ずあります。
落ちたからと言って、自分のすべてが悪い・価値がないというわけではありません。
ただし、落ちた原因を振り返ることで次に生かすこともできるので、反省点があればきちんと反省しましょう。
就活は内定が早い・多いほどいいという訳ではありません。
自分の行きたいところに就職できるのがゴールです。
しっかりと気持ちを切り替えて、限られた就活期間で就活を終わらせられるよう行動しましょう。
1人で抱え込まない
また、1人で悩みを抱えるのもよくありません。
1人で抱え込み、冷静な判断ができないという状況は絶対に避けるべきです。
就活生は、大学、部活動・サークル活動、バイトなどと並行して進めていかなければならず、夜遅くまでESを書いたり、企業研究・業界研究をしたりすると、どうしても心身ともに疲弊してしまいます。
そうした時に誰にも愚痴を言わなかったり、不安を打ち明けなかったりすると、非常にストレスをため込んでしまいます。
まずは、誰かに話をし、悩みや不安を共有しましょう。
話し相手は、友人や家族、教授など、利害関係無しで親身に相談できる相手が良いでしょう。
好きなことをする時間を作る
また、好きなことに没頭するのも効果的です。
就活に追われ疲れている人も居るのではないでしょうか。
正直、四六時中、起きている間ずっと就活のことを考えていても、あまり意味はありません。
「休むべき時に休み、やるべき時にやる」というメリハリが大事です。
すべての時間を就活に費やす必要はないので、疲れた時こそ好きなことをしてリラックスしましょう。
それでバチが当たるようなことは絶対にありません。
就活終了後のご褒美を用意する
就活後のご褒美を考えておくのもよいでしょう。
例えば、
・ゲームや漫画、その他の趣味に没頭する
・卒業旅行に行く
・服や靴、ブランド品を買い込む
など、就活後の時間やお金の使い方は人それぞれですが、何かしらイメージしておくとそれがモチベーションの源泉になります。
確かに就活中はつらいことばかりかもしれませんが、終わった後のことを想像し、もうひと踏ん張りだと思って最後まで頑張りましょう。
【無い内定】内定がないまま卒業するとどうなるのか
では、本当にこのまま内定が無いまま卒業してしまうと、どうなってしまうのでしょうか。
内定が無いまま卒業しても、生きていく方法はいくらでもあります。
ただし、それらの方法を選択するには、それ相応の覚悟が必要です。
しっかりと考えてから決断しましょう。
秋採用を目指す
1つ目に、秋採用を目指すという方法があります。
企業によっては秋採用や通年採用をしているところがあるので、そういった企業へのエントリーが中心となります。
ただし、
・そもそも、秋採用・通年採用をしている企業が少ない
・採用枠が少ない
・留学から帰ってきた大学生や、全国大会などに出場していた体育会系の学生たちが参加してくる
などの理由により、内定を得られる可能性が低下するという点には十分注意が必要です。
既卒として就活をする
2つ目に、既卒として就活をする(就活浪人)という方法があります。
既卒とは就職しないで卒業した人のことです。
近年は、新卒に限らず募集をかける企業も増えてきているため、不可能ではありません。
しかし、
・新卒よりも受けられる企業はかなり絞られている
・大学4年次に何をしていたのかなどについて、質問される可能性がある
などの点には注意が必要です。
また、定年まで働ける年数が1年少なくなることから、生涯年収が500万から1000万程度減少するという点も考慮に入れるべきでしょう。
留年する
3つ目に、就職留年するという方法があります。
この場合、就活浪人とは違って、新卒で就活ができるというメリットがあります。
しかし、
・企業に留年した理由を追及される可能性がある
・1年余分に学費がかかる
などのデメリットがあります。
また、就活浪人同様、生涯年収が500万から1000万程度減少するという点も考慮に入れるべきでしょう。
進学する
4つ目に、大学院に進学するという手もあります。
特に理系だと、
・教授からの推薦で人気企業などに就職できることがある
・研究者としてのキャリアが開ける
・そもそも大学院に進むことが一般的
などの理由から、メリットが大きいといえるでしょう。
ただし、学ぶ意欲がないのに就活のために大学院に進むのはおすすめできません。
また、文系だと大学院で学んだ知識を活かせる場面が少ないことから、就活で必ずしも有利になるわけではないという点に注意が必要です。
留学する
5つ目に、留学をするという方法があります。
語学力を上げる、ワーキングホリデーを利用して海外で就業するなどの目的を持ち、留学をするのも選択肢の一つです。
留学後、海外進出を目指す企業に採用してもらえるなどの可能性があります。
ただし、
・留学先でどんな活動をしたか、周りの人とどのように関わったかが問われる
・せっかく言語を身に着けたとしても、その言語がその企業で求められているとは限らない
・入社時点での英語力をそれほど重視していない企業も多い
・海外での就活と日本の就活では事情が異なる
などの点には注意が必要でしょう。
フリーターになる
6つ目に、フリーターになるという選択肢があります。
大学卒業後はフリーターとして生活する人も一定数存在します。
フリーターというのは、正社員以外の雇用形態で働く人全般のことを指します。イメージとしてはアルバイトを生業としている人です。
フリーターは自由度が高いので、
・士業を目指しているため、資格の勉強と並行できる働き方がしたいから
・特にやりたいことが見つからないけど、とりあえずお金を稼がなければならないから
・フリーターの働き方が気に入っている、自分に合っているから
など理由は人それぞれです。
正社員として働くには向いていない、正社員の働き方では自分の夢を追うことができない、というような人にはフリーターという選択肢が考えられますが、
・「新卒カード」を捨ててしまうことになる
・フリーターから正社員になることは難しい
・年々、同年代の友人たちとの経済的格差が如実になる
などのデメリットが存在する点には注意が必要です。
起業する
7つ目に、自分で起業するという方法があります。
自分がやりたいことがあるなら起業するという手も無くはありません。
ただし、
・自分で社会人のスキルやマナーを身に着けたり、スケジュール管理を行ったりしなくてはならない
・また軌道に乗るまでは労働時間や収入が安定しない
・必ずしも成功する保証はどこにもない
など、普通に就職するよりも圧倒的に過酷です。
あくまで「自分がやりたいことがある」という強い意志があるのであればよいですが、就活から逃げたいという理由で選んでしまうと、後悔することになるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
ここまで、NNTからの脱し方や、NNTのまま卒業してしまった場合の選択肢などについて解説してきました。
NNTのまま卒業したとしても、それなりの苦労や困難が予想されるので、安易に逃げる選択肢を選んではいけません。
必ず内定をもらうんだという強い意志を持ち、最後まで就職をあきらめないことが肝心です。
また、内定がもらえない原因は人によって様々なので、しっかりと原因を分析し、対策を講じるようにしましょう。