自己PRで「分析力」をアピールする方法は?効果的なポイントや例文を紹介

自己PRで「分析力」をアピールする方法は?効果的なポイントや例文を紹介

「面接や履歴書で分析力をアピールするにはどうしたらいいんだろう?」 「そもそも分析力ってどんなスキル?」 「分析力が評価されやすい仕事ってどういうのがあるの?」 就活のエントリーシートの自己PRで、分析力をテーマにアピールポイントを書こうと思っている人はたくさんいるでしょう。

この記事では、分析力とはどういうスキルなのかを明確にし、面接やエントリーシートで分析力をアピールする際の注意点や効果的なアピール方法を例文をまじえて紹介します。

この記事を読めば、学生生活やアルバイトのエピソードを用いて、分析力を就職後の業務にどう役立てるのかを具体的に説明することができるようになります。

自己PRで相手にポジティブな印象を与えるためのポイントを説明するため、ぜひ参考にしてみてください。

「分析力」はどういったスキル?

分析とは文字通り、分割・解析することです。ビジネスにおいてはデータ分析やマーケティング分析、統計分析などさまざまな局面で分析力が求められます。

たとえば、とある商品のアンケート結果をもとに今後の消費行動の予測を立てるようなケースでは、アンケート結果を細分化して要素をまとめ、要素の詳細を明らかにすることによって新たな情報を得ることが、分析と呼ばれる工程に該当します。

分析の結果として得た知識をもとに課題や問題点を発見し、以降の方針を定めるための指針を示す能力が分析力です。

企業側が求めている「分析力」について

企業が分析力のある人物を高く評価する理由は、正しく現在の状況を分析することができれば、将来の予測の確実性が増すからです。

データを細かく分析し、それぞれの要素から類似点や因果関係を見つけることは、今後起こりうる事象がある程度予測可能となり、企業からすれば利益の向上あるいは不利益の減免につながります。

企業側はデータを読み解き、起こっている状況を正しく把握できる力を求めています。そしてその状況判断の結果を踏まえ、取り組むべき課題を発見し、行動できる人間を「分析力がある」と評価するのです。

  • データを読み理解する力がある
  • 問題点を見つけ、対応策を提示することができる

「分析力」が評価されやすい職種

自己PRで分析力をアピールする際に気をつけたいのは、そもそも希望する職種が分析力を求めているかどうかという点です。

ここでは、分析力が評価されやすい職種を3つ紹介します。

マーケター

商品やサービスを継続的に売り続けるためのシステムを作るのがマーケターです。市場調査したデータを分析し、その結果を踏まえて戦略的にマーケティングを構築するスキルが必要となります。

この仕事は、特に市場調査後の分析力が重要視されています。分析が不十分あるいは不正確であれば、その後に効率的な市場戦略を立てることは難しく、市場調査そのものも意味をなさなくなるでしょう。

システムエンジニア

クライアントが希望するシステムを、コンピューターを使って実現させるのがシステムエンジニアの仕事です。クライアントの要望をヒアリングし、相手が何を求めているのかを分析して提案するスキルが必要となります。

また、この職種はシステムを構築していく中で、さまざまなトラブルに直面しやすいという特徴があります。分析力の高い人ならトラブルの要素を正しく理解し、問題解決のプロセスを提示することができるでしょう。

経理

経理担当者のおもな仕事は財務諸表を作成することです。この財務諸表が以降の経営活動の指標となるわけですが、せっかくのデータも分析する人がいなければ、正しい経営判断をくだすことができません。

経営者が財務に詳しければ良いのですが、そうでない場合は経理担当者が財務諸表を分析し、課題を見つけ、課題の報告や改善策の提案をする必要が生じます。経理担当者が評価されるためには、高い財務分析力が不可欠です。

「分析力」をアピールする際の構成要素

面接やエントリーシートで分析力をアピールしたいとき、どういう要素を組み込めば企業から評価されやすいのでしょうか。

ここでは、構成要素として必須の3つを紹介します。分析力のアピールはうまく伝われば大きなプラス評価になるため、必要な要素を取りいれ、相手にわかりやすく説明しましょう。

  • 具体的なエピソード
  • どのように身につけたか
  • 仕事でどのように活かせるか

①具体的なエピソード

実際に自分が分析力を用いて解決したエピソードを具体的に説明します。エピソードはアルバイトやサークル活動、授業やゼミ、家庭内で起こったことなどがメインになるのではないでしょうか。

アピールできるようなエピソードが思いつかないからといって、安易にフィクションに逃げるのは危険です。企業側はプロの担当者が判断するわけですから、不自然な点や細かいところをついてくる可能性もあるでしょう。

②どのように身につけたか

分析力を短期間で身につけるのは不可能です。自己PRで分析力をアピールする際は、どのようにして分析力を高めようとしているか、その取り組みやプロセスを説明するのも良いでしょう。

たとえばある情報に接したときに、その内容や問題点を紙やスマホのメモ帳などに書くよう習慣づけていると説明すれば、それが情報収集の一環で行っているのだと相手に伝わります。その情報を分類したり数値化したりしていると伝えれば、分析の取り組みと受け取るでしょう。

実務で分析力を活かした経験がないなら、普段の生活の中でどういう取り組みをしているのかが重要になります。

③仕事でどのように活かせるか

具体的なエピソードを通して分析力の高さやその養成方法を伝えることと同じように大切なのが、その能力を仕事にどうアウトプットできるのかを説明することです。

アルバイトやインターンで分析力を活かして成果をあげた経験のある人はそれを伝えれば良いですが、そういった数字に残るような形での成果を持っていない人は数字以外で成しとげたこと、あるいは成しとげたいことをアピールしましょう。

自己PRで効果的に「分析力」をアピールするポイント

分析力を自己PRでアピールするための材料が集まったら、次はその材料をいかに効果的に使うか工夫することが重要になってきます。

自己PRと自慢はまったく別物のため、自信満々の態度が好結果を生むかというとそれは怪しいところです。むしろ、自己評価が高すぎる残念なタイプと判断される可能性もあるでしょう。

ここでは、分析力を効果的にアピールするために気をつけておきたいポイントを紹介します。

分析した内容を具体的に伝える

分析する際に必要なのは、何をどうしたいのかという目的です。売上を伸ばしたい、試合や学業で良い成績を残したいなどの目的を設定し、その目的を達成するためのプロセスを考えましょう。

どういった形で情報収集をし、集めた情報をどう解析し、どういう解決策を構築したのかという流れを、具体的かつわかりやすく伝えなければなりません。

謙虚な姿勢で伝える

自己PRは、どこか「自慢げに話す」といったニュアンスが付随した言葉として捉えられがちです。特に分析力をアピールするとなると、「~ができます」のオンパレードになりかねません。

自慢話と混同されないためには、つねに謙虚さを意識しながら伝える工夫が必要です。自分ができることを並べるよりも、たとえば、自分以外の誰かにこういうことを評価してもらった、この部分をほめられたなど、他人の言葉を介して分析力をアピールするのも手です。

分析した成果を数字で伝える

前述したように、アルバイトやインターンで分析力を活かして成果をあげ、それを数字で伝えるのがもっとも有効なアピールになるでしょう。

たとえば、飲食店のアルバイトをしたときに離職率が高いせいでシフトが回らず困っていたが、新人教育のマニュアルのひどさに原因があることを発見し、新たなマニュアル作りに尽力したところ離職率が40%減少した、といった内容なら分析で得た成果を数字で伝えたことになります。

自己PRで「分析力」をアピールした例文

ここまで説明したように、自己PRとして分析力をアピールするにはいくつかのルールがあります。採用担当者に良いイメージを持ってもらえるよう、ここでは3つのパターンでそれぞれOKの例文とNGの例文を紹介します。

これらを参考にした上で、自分の経験、そのときの分析や対策などをあてはめて、OKな自己PRを作成してみてください。

アルバイトでの経験

アルバイトでの経験をアピールしたい場合のNG例とOK例を紹介します。

NG例 私は大学1年生から3年間、カラオケボックスで働いていました。仕事の内容はおもに受付が担当でしたが、慣れないうちは厨房と連携が取れずお客様を待たせることもありました。これでは良くないと思い、厨房の様子を注意して観察するようにしました。

すると、時間帯によって受付が忙しいときと厨房が忙しいときがあることに気づき、店長と相談しながらスタッフの作業の振り分けを工夫するようになりました。

OK例 私は作業環境を分析し、問題を解決することに自信を持っています。この分析力が活きたのは、3年間のカラオケボックスでのアルバイトでした。私はかねてより受付の仕事と厨房の仕事で、スタッフワークの連携の悪さに気づいていました。

そのせいでお客様を待たせたり、中には帰ってしまったりする方もいました。私は受付の混雑度と厨房の混雑度を、来客者数と飲食物のオーダー数で時間帯別に数値化し、店長と相談しながら必要なスタッフ数を割り出しました。

その結果、混雑時のトラブルが大幅に減ったほか、機会損失を未然に防いだことで売上が約20%向上しました。

インターンでの経験

インターンでの経験をアピールしたい場合のNG例とOK例です。

NG例 私は大学3年生のときにインターンとして出版社で働きました。電子配信に力を入れたいということで、入稿データのEPUB化や配信サイトへのアップロードを担当していましたが、配信開始からしばらくすると、急速に閲覧数が減ってしまうことが問題となりました。

グループリーダーと相談し、配信時期の間隔など再考すべき点があることを会社に報告しました。

OK例 私は周囲のスタッフや外部の担当者と協議し、改善策を発見できるのが強みです。大学3年時には出版社でインターンとして働き、電子出版における収益増加に貢献しました。

発端は、配信開始からだいたい30日を過ぎると、販売価格の高い商品のダウンロード数が極端に下がることに気づいたことです。比較的安い値段の商品だとその傾向は緩やかだったため、分冊版や単話での販売を提案しました。

また、配信サイトの担当者とZOOMでの打ち合わせにも参加し、積極的に安価商品を販売するメリットをアピールしました。その結果、分冊版や単話での販売がスタートし、ある販売サイトでは前月比30%増の売上を記録しました。

学業での経験

学業での経験をアピールしたい場合のNG例とOK例です。

NG例 私は大学時代にプログラミングのスキルを習得しようと思い、約1年がかりで基礎的なことはできるようになりました。ゲームアプリの制作が目的だったのですが、毎日時間を決めてコツコツ勉強し、簡単なものながらオリジナルのゲームを作ることができました。

OK例 私はプログラミングを独学で学習する中で、分析力の大切さやその活用方法に気づきました。ゲームアプリの制作を目的に掲げ、目的達成の期限を1年間に定めました。独学なので、学習サイトやアプリなどを効率的に利用したのが良かったと思います。

ただ、プログラミング学習でエラーはつきものです。プログラムが想定外の動きをしたときは分析し、適切な対応が必要となります。どうしても自分の知識では解決できない問題に対処できるよう、SNSを通じてプログラミング専門の学習サロンの立ち上げも行いました。

学習仲間との情報交換が功を奏し、目的の達成、そして自身の分析力の向上も確信しています。御社の業務においても、データやマーケティングの分析において力を発揮できるものと考えています。

自己PRで「分析力」をアピールする際の注意点

分析力のアピールで難しいのは、ただ何かを調べた、あれの数値はこうだった、こんなものを集めたというだけでは不十分だということです。

調査して得た資料や知識を活かして、何らかのメリットをもたらしたというところまで落とし込まないと、正しい分析力のアピールとはいえません。

具体的なエピソードの中に隠れている問題点を浮かび上がらせ、その解決に向けたプロセスをわかりやすく説明しましょう。

  • データ収集だけでは不十分
  • 分析力が仕事にどう活かされるのかを具体的に伝える

「分析力」は具体的に話せるように準備しておこう

学生生活、アルバイト、インターン、ボランティアなどさまざまな経験の中からエピソードを選ぶことになりますが、その選んだエピソードでどんな分析力を発揮したかということが具体的に明示されなければ正しいアピールにはなりません。

自分がアピールしたいのはどういった分析力なのか、それは企業が求めている人物像にマッチしているのか、事前にしっかりと準備していれば、面接でも履歴書やエントリーシートを作るときでも困ることはないでしょう。

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