【例文アリ】受かる!アパレル業界の志望動機の書き方を徹底解説!

【例文アリ】受かる!アパレル業界の志望動機の書き方を徹底解説!

はじめに

アパレル業界は人気が高く、多くの優秀な学生・意欲の高い学生が集まってきます。

そのため、志望動機をしっかり書き少しでも良いアピールができるよう努めなければなりません。

しかし志望動機を書くのは意外に難しく、苦労する学生も多いです。

アパレル業界を選んだ理由は書けても、その企業を選んだ動機を書くのに苦労する方もいらっしゃいます。

今回の記事ではアパレル業界に応募する時の志望動機の書き方について紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

【アパレルの志望動機】アパレル業界について

まずは、アパレル業界のアウトラインについて簡単に見ておきましょう。

アパレル業界と一口に言っても相当な数の企業があり、自分がどんな業種・職種に就きたいかしっかり考える必要があります。

作る(デザインする)・売る・宣伝するといった仕事のうち、自分が何に携わりたいかも大切です。

以下の見出しで、アパレル業界の主な企業や職種についてまとめました。

就職先にアパレル業界を考えている方は、ぜひいろいろな企業・職種に目を向けてみてください。

アパレル業界とは

アパレル業界は衣料品を主に扱う企業で、デザイン・製造・販売などに従事する社員が多いです。

しかしいろいろなビジネスモデルが存在しており、自分たちでデザイン・製造・販売をすべて行う企業もあれば服を輸入したりメーカーから卸してもらったりして販売する企業もあります。

アパレル業界の代表的な業種を5つ紹介しますので、自分がやりたい仕事は何かぜひ考えてみてください。

気になる企業があれば、説明会や短期インターンでもっと情報収集してみることをおすすめします。

製造小売業(SPA)

製造小売業(SPA)は、自社でデザイン・製造・販売などすべてやっているタイプの企業です。

ユニクロ・GAP・H&M・ZARAなど幅広い販売網を持つ、ファストファッションの有名なブランドがこの代表例に挙げられます。

この企業に就職すると、製造や販売などあらゆる仕事にチャレンジできる可能性があります。

ファストファッションブランドはかなり競争が激しい業界で、就職する方はファッションに興味があるだけでなく確固たるビジネスセンスが必要です。

メーカー

メーカーはアパレルの企画や製造・卸売などを行う企業で、どちらかというと販売よりも企画や営業・デザインといった仕事が中心です。

アパレルメーカーにもいろいろな企業があり、百貨店や子供用品店などに専門的に卸している企業・多様なブランドを持ち幅広いお店に卸している企業どちらもあります。

最近は、メーカーが直営店を出す場合が少なくありません。

販売店を通してではなく直接消費者の声を聞けるメリットがあり、今後も直営店が増えていく可能性もあります。

商社

商社といえば三井・伊藤忠といった大手総合商社を想像する方が多いですが、アパレルのみを扱う専門商社も少なくありません。

特にアパレルは海外のブランドにかなりの需要がある分野で、海外から仕入れている商社が非常に多いです。

そのため、アパレル系商社では営業スキルだけでなく語学力を求められる場合があります。

もちろん、国内を中心に展開しているアパレルの商社も多いです。

製造よりも流通・販売に興味のある方は、就職先として商社も選択肢に入るでしょう。

小売り

メーカーや卸売業者から卸してもらったアパレルを販売する、小売り専門のお店で働く方も多いです。

この場合、大手就活サイトに登録せず個人で経営しているセレクトショップなどに雇ってもらうケースもあるでしょう。

アルバイトしていたお店で、そのまま社員として働いてほしいとスカウトを受けるケースも考えられます。

もちろん、ファッションビルや百貨店といった企業を志望して就活する学生も多いです。

小売りもかなり広い選択肢があるので、自分がどんなお店で働きたいかを考える必要があります。

販売代行

小売りに近いですが、販売代行という業種に就職する可能性も考えられるでしょう。

これはメーカーから販売業務を任せられる業態であり、テナントなどはメーカー側が用意してくれます。

そこでの販売代行業を、企業が運営する形です。

当然販売する商品はあらかじめ決められているので、企画・デザインなどをしたい方は別の業種を選ぶ必要があります。

しかし販売・営業といった仕事に興味のある方は、こちらの企業に応募するのも選択肢になるでしょう。

主な職種

続いて、アパレル業界の主な職種を紹介します。

アルバイトの学生は職種替えになることがほとんどありませんが、就職してビジネスマンになるとさまざまな職種を経験する可能性もあるでしょう。

いくつかの職種を経験することで業界全体について知ることで、管理職・経営者の立場になった時にその経験が役立つこともあります。

自分の志望しない職種に配置された時も、その仕事が自分のキャリアにどのように活かせるか前向きに考えることが大切です。

販売職

販売職の方は店舗において、販売スタッフやマネージャー・店長といった仕事に従事します。

学生アルバイトの場合は接客・レジ打ちなど決められた業務以上を求められる可能性は低いですが、社員として働くならそれ以上の貢献が必要です。

アイテムを魅力的に配置する・効果的なキャンペーンを打つなど、さまざまな施策を打つ企画力・実行力が求められます。

ただファッションが好きというだけでは難しく、ファッションにそれほど興味のないお客様の目線にも立って仕事をしなければなりません。

バイヤー

セレクトショップなどで、商品を買い付けるバイヤーの仕事に従事する方もたくさんいらっしゃいます。

アイテムのチョイスはバイヤーのセンスが問われますが、売れる商品を買い付けるためにはファッションセンスだけでは不十分です。

現在のトレンドは何か・自社のメイン顧客層はどんな方なのかなど、データや情報をもとに分析する力が求められます。

そのため、就職活動では自分が論理的思考力・分析力がある人材であるとアピールするのが大切です。

デザイナー・パタンナー

アパレルのデザインを行うデザイナー、デザイナーが作成したデザインを生産ラインに載せるための設計図を書くパタンナーといった仕事もやりがいがあります。

これらの業種は専門知識・スキルが必要なので、一般的な四大卒の方がいきなりこの職種で採用されるケースは多くないでしょう。

もちろん、高いファッションセンスやトレンドに敏感であることも求められます。

まずは販売などの仕事に携わり、そこでの経験をデザイナー・パタンナーの仕事に活かしていく方も多いです。

生産管理

アパレル業界では、生産管理の仕事に従事する方も非常に重要な役割を担います。

自社工場で商品を生産する企業の場合、デザイナー・パタンナーの設計通りに商品が生産できているか・予定されている納期に間に合うかを確認しなければいけません。

他社に生産依頼をしている場合も、どの工場に製造依頼するかを選定する・商品がしっかり納品されているかの確認など多くの仕事があります。

ファッションアイテムの企画をした後は、その商品がどれだけ売れそうかに合わせて生産数を決めることも大切です。

商品を製造しすぎて在庫を余らせると、企業にとってかなり大きな損失になってしまいます。

資材の管理・調達や原価交渉といった業務も、生産ラインが正常に稼働するのに欠かせません。

【アパレルの志望動機】人事は志望動機から何を見るか

アパレル業界で学生を選ぶ人事の方は、志望動機で学生の何を見ているのでしょうか。

志望動機は、単に学生がどうして自社を選んだか興味本位で知りたいから書かせる項目ではありません。

そこから学生の能力や性格を知り、自社にふさわしい人材かをチェックするために書かせています。

そのため、志望動機を書く際は人事が評価するポイントを頭に入れたうえで書いていく必要があります。

以下の見出しで紹介する項目は、特に志望動機でチェックされやすいポイントです。

熱意

志望動機から、多くの採用担当者はその方がしっかり目標を持って働ける熱意のある方かを見ています。

学生の採用にはかなりの時間とコストがかかりますが、それはその学生が一定期間戦力として働いてようやく実を結ぶものです。

学生が早期退職してしまうのは大きな痛手で、すぐ退職してしまうリスクがある方を避けるために学生の熱意が大きなチェックポイントにされています。

なぜその企業でなければダメなのか、説得力ある理由が述べられていると熱意が伝わりやすいです。

人柄

学生の人柄が社風と合うかも、志望動機でチェックされています。

どの企業でも、ある程度企業に合う人・合わない人はどうしても存在します。

アパレルブランドは特に独自の雰囲気があり、マッチ度が低ければ仕事が長続きしにくいです。

そのため能力が高くても社風と合わないと考えられる学生は早期退職のリスクが高いとみなされ、落とされる可能性が高くなります。

少数精鋭のベンチャー系の企業も、社風と学生の人柄が合っているかを重視する傾向が強いです。

適性

仕事が長続きするか・活躍できるかを左右する大きな要素に、適性の高さも挙げられます。

志望動機はその内容・書き方から、適性の高さも見えてくることが多い記入欄です。

自分がアパレル業界や志望職種に適性があることを示せば、内定を得られる可能性はかなり高まります。

ただし、ファッションが好き・ファッションセンスが高いことがそのままアパレル業界での適性というわけではありません。

なぜ自分がファッション業界に適性があるのか、もっと説得力ある理由を書く必要があります。

【アパレルの志望動機】志望動機を書く前に準備すること

続いて、志望動機を書く前に準備しておくべきポイントを見ていきましょう。

志望動機の中身を分類すると、「自分が活躍できると思ったから」「業界や企業が好き・興味があるから」になるでしょう。

どちらも初対面の相手に、自分が本当にそうであることを納得してもらうのが難しい内容です。

しっかり自己分析や業界研究を重ね、採用担当者が納得する文章を書けるようにしてください。

これはアパレル業界に限らず、どの業界に応募する履歴書を出す時にも共通です。

なぜアパレル業界なのか

まずは、なぜ自分がアパレル業界を選んだかを整理する必要があります。

これはメーカー・小売りなどの業種に関係なく、アパレル業界を志望する方すべてに大切なことです。

アパレル業界を志望する方の多くは、ファッションに強い興味を持っている方でしょう。

しかしそれ以外に、ビジネスの場としてアパレル業界に魅力を感じたことを説明できなければなりません。

業界がどんな課題を抱えているのか、仕事を通してどんな将来が実現できそうかなどを整理しておきましょう。

面接で業界の今後や自分の関わり方などについて質問される可能性は非常に高く、応募書類を出す前からこのポイントを整理しておくのは重要です。

そのためにはしっかり業界研究し、業界全体の動向について学んでおく必要があります。

なぜその企業なのか

なぜアパレル業界を志望したかに続き、なぜその企業を選んだかも明確に説明できるようになっておきましょう。

そのブランドが好きな理由から、まず言語化してみることをおすすめします。

たとえば、そのブランドは同年代の女性をどのような形で元気づけてきたでしょうか。

世界中でどのように評価されており、それはどんなユニークさが認められた結果でしょうか。

そういったポイントから自分がそのブランドを好きな理由を深掘りし、その企業が第一志望であることを明確に説明できるようにしておくことが大切です。

志望動機を書く前に、時間をかけて企業分析しておきましょう。

企業のホームページやパンフレットをもう一度確認したり、説明会の内容を振り返ったりするのがおすすめです。

好きだけでは内定につながらない

なぜその企業でなければいけないかを考える際は、そのブランドが好きというだけでは内定につながらない点に注意が必要です。

「自分に似合うから」「かわいいから」といった理由以外に、改めてブランドの持つ魅力を客観的に把握できるようにしておきましょう。

顧客満足度の高さ・あらゆる性別や年齢層に支持されているなど、アパレルブランドはどこも自社の強みを活かして営業しています。

その強みを自分も魅力的に感じていること、そこに自分も貢献したいことをアピールしてください。

あなたが活かせる強みは何か

志望動機は「貴社が~なので志望します」ということだけを書く欄ではありません。

自分がこのように働きたい」・「こんな仕事をしたい」ので志望しましたと書くことも重要です。

そこで、自分がもしその企業で働くことになった時にどのような活躍ができるか・自分の強みをどのように活かせるかを考えてみましょう。

コミュニケーション能力の高い方なら、営業や販売の分野でそのスキルを活かせます。

一方デスクワークが得意で論理的に物事を考えられる方は、冷静に生産管理したりバイヤーとして買うべき商品を見極めたりといった形で活躍できる可能性が高いでしょう。

志望動機欄を通して学生が就職後にどんな仕事をしてくれそうかイメージしてもらえれば、内定を得られるチャンスが大きく広がります。

あなたのキャリアプラン

就職後に仕事を通して成長したいことを示すことは、自分の意欲をアピールするのに重要です。

内定を貰えたら仕事を通してどのように成長し、5年後・10年後にはどんなポストで仕事をしたいか考えてみましょう。

キャリアプランは業種・職種によって実現可能な範囲が大きく異なります。

その企業ではどんなプランが実現できるのか、自分が希望する職種で活躍している先輩社員はその後どんなキャリアをたどっているかを調べてみてください。

このポイントを整理するためには、企業研究・自己分析どちらのプロセスも必要になってきます。

しかしキャリアプランについてしっかり言及できていれば、熱意だけでなく企業研究がしっかりしていることもアピールできるでしょう。

社内でできることを伝えよう

アパレル業界だと、自分のキャリアプランは企業で経験を積んだ後独立し自分のブランドを立ち上げることである方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、そのことを志望動機で言及するのはあまりおすすめできません。

その企業への入社は自分が独立するための踏み台であると捉えられ、良くない印象を与えてしまう可能性があります。

最終的には独立を考えている場合でも、「裁量権のある店長となりブランドの魅力を伝えたい」・「経営に携わる仕事をして利益に貢献したい」など企業内で実現できる範囲のキャリアプランを書くようにしてください。

ただ、将来独立も視野に入れる野心ある学生を歓迎しますと明示している企業ではこの限りではありません。

そうした企業では独立したいと述べることが、逆に意欲のアピールに可能性もあります。

【アパレルの志望動機】志望動機の構成

次に、志望動機をどのような構成で記入すればいいかを考えていきましょう。

履歴書で志望動機やガクチカなどを書く時は、どの業種に応募する場合でも結論を最初に述べることが重要です。

面接で質問に答える時も、結論から話し始めて要点を最初にわかりやすく伝えることをおすすめします。

もちろん、ただ「私は~なので貴社を志望します」だけでは不十分です。

結論の後、その結論をフォローするエピソードや就職後に向けての意気込みを述べましょう。

結論

最初に、その企業を選んだ理由を一文ではっきり述べてください。

です・ます調で言い切る形にすることで、自分の意思をよりはっきり伝えやすくなります。

結論ファーストの文章構成や話し方はPREP法(Point・Reason・Example・Pointの略語)と呼ばれており、最初に述べる要点(Point)をすぐ読んでもらえるのが利点です。

人事の方は、何十枚・何百枚とエントリーシートや履歴書に目を通します。

最初に要点を書いておかないと、自分の伝えたいことを読んでもらえず印象に残らないまま書類で落とされてしまう可能性さえあるでしょう。

エピソード

結論に次いで、自分がどういう経緯で企業に魅力を感じたのか具体的な経験・エピソードを伝えます。

説明会で社員の方の話を聞いて印象に残っていることがあれば、そのことを魅力に感じ第一志望にしたと書くことも可能です。

もちろん、説明会に行く前からブランドを愛用していて思い出深いエピソードや経験があればそちらを書いてもかまいません。

ただし、あくまでそれがどうして「働きたい」につながったのかであることが重要です。

「もっとそのブランドが好きになった」では、今後もお客さんとしてブランドを愛用してほしいと思われるだけでも仕方ないでしょう。

どう貢献できるか

結論・エピソードと述べてから、その企業でどう貢献しているかを伝えることも大切です。

その文章が、改めて結論を述べて自分の主張を強調することにも役立ちます。

具体的には、「私は自分の強みである●●を活かし、貴社の■■分野でより多くの利益を出せるよう貢献したいです」といった文です。

もちろん、この文を書くためには企業の業務内容やキャリアプランについて知っておかなければなりません。

自分がアピールできる強みを書くにあたって、自己分析も必要です。

【アパレルの志望動機】志望動機の例文

最後に、アパレル業界を志望する方向けに志望動機の例文を紹介しておきます。

販売職を志望する方を例に挙げますが、結論を最初に述べその後エピソードにつなげていくのは他の職種でも使える方法です。

自分が志望する職種やアピールポイントに合わせ、例文をアレンジしてみてください。

自分の文章に不安があれば、他の人に添削してもらうのも効果的です。

キャリアセンターの方や就活エージェントといった専門家の方からアドバイスを貰うと、より良い文章を書きやすくなります。

販売職の例文

私は貴社がどの企業よりも生地やデザインにこだわりを持っていることに大きな魅力を感じ、入社を志望しました。

貴社の商品を愛用してきた中で、何年着ていても着崩れしないことが長年ファンであり続ける大きな理由となっています。

商品を長く使えるということは、私が興味を持つSDGsへの貢献にもつながると考えました。

私はアパレルショップで接客のアルバイトをしており、現在も商品やアパレルの魅力をお客様に伝えるスキルを磨き続けてきます。

これまでに培ってきた経験を活かし、貴社の商品の良さをあらゆる形でお客様に広める仕事をしたいと考えました。

将来は販売職だけでなく広報の仕事にも携わり、世界中に向けてブランドの魅力を発信できる人材になりたいです。

まとめ

アパレル業界は志望する学生が非常に多く、志望動機を書く時はビジネスの観点からその企業に魅力を感じていることを示す必要があります。

自分が一ブランドのファンや、単にファッションに興味を持つ学生であると思われないようにしましょう。

逆に自分が本当にアパレル業界を自分の仕事場にしたい・その企業の一員になりたいと説得力を持たせられれば、高い確率で書類選考をパスできます。

企業研究や自己分析を重ね、志望動機の文章をブラッシュアップしていきましょう。

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