就活の軸に「成長」はあり?注意点を踏まえて詳しく解説!

就活の軸に「成長」はあり?注意点を踏まえて詳しく解説!

はじめに

就活の軸をどうするべきか、という悩みを抱えている学生は多いのではないでしょうか。

中でも「成長」というのはポジティブであり、企業に前向きな姿勢を見せられるというイメージもあるでしょう。

そのため、多くの学生が成長を軸に就活に臨んでいます。

軸を成長とする際には、大勢の中に個性が埋もれてしまわないようにする工夫や伝え方に注意する必要があります。

今回は、意識するコツや注意点などを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

就活の軸に成長はあり?

成長したいという思いは非常に前向きで、その会社で活躍し貢献する意欲や原動力にもなります。

人の成長が企業の成長につながるので、就活生にとっても企業にとってもプラスに働くでしょう。

そのため、就活の軸に成長を使うこと自体はまったく問題ありません。

しかし、多くの学生が使うものであり、成長という言葉自体は曖昧なため、ただ漠然と軸にしても企業からの印象は薄くなってしまう可能性があります。

曖昧で抽象的なイメージというのは人によって捉え方がさまざまなので、ネガティブな印象を与えてしまわないような工夫が必要です。

自分らしさを失うことなく、どのように成長を軸にして伝えていくべきかということに重点を置くことがまず重要でしょう。

成長を軸にした時の注意点

では実際に、どのような注意点が必要なのか解説します。

具体的なポイントは、「どのように成長したいのか」「なぜ成長したいのか」「この企業で成長したい理由」という3点です。

これらを客観的に納得させることができる説明ができないと、印象に残ることは難しく、企業側もどういった成長をしたいのかというイメージを明確に持つことができません。

自らの言葉に具体性や信憑性を持たせるため、まずは3つの注意点に気を付け、成長というテーマを明確にできるように考えると良いでしょう。

どう成長したいのか

この漠然としたイメージに形を持たせるためには、どう成長したいのかを考える必要があります。

今後どうなっていきたいのかを明確に伝えることができると、企業側もマッチする人材かどうかを判断しやすくなります。

まずは、自分自身を見つめ直すことが大切でしょう。

就職してどうなりたいのか、将来どのようになりたいのかなど、最初のうちは漠然としたところからで構いません。

徐々に深掘りしていき、自己分析を通してどんな成長を遂げたいのか考えてください。

そうすると、成長するためにはどうしたら良いのか、何をすべきかなど、次に考えるべきステップも見えてくるようになります。

この土台をしっかりと作ることができれば、自分らしいアピールができるようになるでしょう。

なぜ成長したいのか

どう成長したいのかというが土台が作れたら、なぜ成長したいのかという理由も付随して必要となります。

この理由を説明することができないと、ただ成長したいと言っているだけと捉えられてしまう可能性があり、中身が伴っていないという印象を与えてしまうかもしれません。

成長した結果としてどんなことがしたいのか、その先で次は何をしたいのか、という部分まで語れるようにしましょう。

客観的に納得のできる説明をすることで、仕事に対して積極的であるという印象を与えられる可能性も高くなります。

なぜ成長したいのかという将来性をはっきりさせておくというのは、どの場面においても大事なポイントの一つです。

何度も自問自答を繰り返し、成長したい理由をまとめられるようにしましょう。

成長できればどこでもいいのか

企業は、会社とともに成長し、貢献できる人材を求めています。

営業を強みにしている企業と、クリエイティブさを強みにしている企業に対して「クリエイティブな成長をしたい」と同じことを言っても、響き方はまったく異なります。

その企業に寄り添うような動機を伝える必要があるので、「成長できればどの企業でもいいのでは?」と思われてしまうような理由は避けるようにしましょう。

なぜこの企業でなければ成長できないのか、この企業でどのように成長し、どんな自分になりたいのかなど、具体的なイメージを持つことが重要です。

企業が求めていることと、自分の求めていることがマッチしていなければ成長は見込めません。

その企業の特徴をしっかりと把握したうえで、伸ばしていきたいことを考えていく必要があります。

成長を軸にする場合のポイント

まずは何事も明確な言葉で伝えられるよう、しっかりとした理由を把握しておくことが重要だとわかったのではないでしょうか。

伝えるコツさえ掴むことができれば、自分らしさを上手にアピールすることにも慣れていきます。

面接では何を聞かれても良いように準備しておくことが大事ですので、自己分析や企業研究を怠らないようにしてください。

そして、はっきりと将来のビジョンを見据えておくことも、重要なポイントの一つです。

以下で詳しく解説していきましょう。

受ける企業でどんな成長ができるのか

その企業でできることは何かを知るためには、まず企業を知らなければ始まりません。

理解を深めるため、積極的に企業研究を行ってください。

会社概要や経営理念、社風などさまざまな角度から情報を得ることで、将来の見通しも立てやすくなります。

また、その企業の中でどんな成長ができるのかを考えた時、「どうして成長できると思ったのか」という理由を一緒に考えることができると、より言葉に深みと説得力が増します。

企業が目指していることや求めている人材の傾向がわかってくると、自分自身と照らし合わせることができ、その企業でなければならない理由もはっきりと語れるようになるでしょう。

まずは手を抜かずに企業研究を行い、企業に寄り添った成長ができるかを考えてください。

将来像を明確にする

どう成長したいのかだけでなく、「どんな成長をする予定なのか」「どのように成長したいのか」など、キャリアビジョンを明確化させる必要があります。

スキルやキャリアアップのために立てている今後の計画・目標や、計画を実行するためにはどのように考え行動すべきなのかといったことを示せると、自らの魅力をよりアピールできるチャンスとなるでしょう。

具体的な考えを語れるようになれば、仕事へのモチベーションが高いと判断してもらえることや入社後の活躍を期待してもらえる可能性も高まります。

なんのために成長し、成長した先で何を成し遂げたいのか、きちんとした計画と将来を見据えた目標を設定し、今後どうなりたいのかを考えていくことが必要となるでしょう。

自己分析をしっかりと行う

成長を就活の軸にするためには、現在の自分と将来の自分の理想像や、将来像などをはっきりさせることが求められます。

自己分析を徹底的に行うことで、言葉に矛盾が生じなくなり、説得力を持たせることができるようになるでしょう。

自分自身を知らなければ、何を活かしてどう成長したいのか・どうなりたいのかという部分も見えてきません。

まずは、過去の経験を振り返ってください。

これまでの出来事を思い出すことで、なぜ成長したいのかを今一度深く考えるきっかけとなります。

また、自己分析を繰り返すことにより、企業で活かせるスキルを見つけることができる場合や自分の性格や特徴について再確認することもできるため、成長したいこと・将来像などあらゆる考えを見つけることにもつながるでしょう。

成長を使った例文

私は、先の見えない世の中を少しでも明るくできるような社会を目指し、将来は30代で起業したいと考えています。
1つの組織を自ら動かすことを目標とし、起業するために必要な経験を積みながら、さまざまなノウハウや知識を身につけていくことを目指しています。
御社には、将来のキャリアビジョンに合う研修制度や成長環境が整っており、やりたいことを通して起業するチャンスがあると感じました。
また、御社が掲げている経営理念は、自分にとっての目標に向けて大きく成長できるものであると感じたため、技術を成長させつつスキルの幅も広げていきたいと思っています。
自らのビジョンを実現させながら学びとともに新たな成長を遂げ、目指す社会の発展に貢献するべく、私は御社への入社を志望します。

まとめ

今回は、成長を就活の軸にする際の注意点やポイントについて解説しました。

多くの学生が軸にしているものだからこそ、周りとの差別化を図るには、自分の考えをきちんと明確にすることと、しっかりとしたビジョンを思い描くことがカギとなります。

自己分析や企業研究は手を抜かずに行い、成長していきたいことや将来性を具体的に説明できるようにしましょう。

受けたい企業や自分自身と真摯に向き合うことができれば、より良い結果を出すことができるはずです。

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