オンライン授業がある大学1年生の時間割の組み方。うまく組みたい人必見

オンライン授業がある大学1年生の時間割の組み方。うまく組みたい人必見

はじめに

オンライン授業がある大学では、時間割の組み方1つで単位が取れるかどうかも決まります。

留年を回避するためにも、単位を落とさないことが大切です。

特に1年生の時期に単位を取ることは大切なので、年間の目安も確認しておきましょう。

オンライン授業と対面授業のメリットを考えたうえで、最適な時間割を組んでみてください。

単位とは 

大学では「単位を取る」とよくいいますが、単位とは「授業をしっかり受けたよ」という証明です。

具体的には履修科目で一定以上の成績を修めた証明であり、重要度に応じて1単位・2単位などのように決められています。

多くの大学では卒業までに128単位前後の取得が必須とされており、単位は卒業にも影響します。

なぜ単位を取るの?

大学で単位を取る理由は、卒業に必要なものだからです。

取らないと留年してしまい、1年生をやり直すことになります。

単位を落とす理由の多くは「出席日数が足りない場合」や、また「テストで合格点を取れない場合」などです。

またレポートを期限までに提出できないと単位を取得できず、卒業できません。

特にゼミが始まる時期(3年生)や、就活が始まる時期(4年生)は単位を落としがちです。

卒業できるよう、計画的に単位を取りましょう。

1年生は単位をできるだけとろう 

単位を落とすと留年の恐れがあるため、上限まで授業を入れ、1年生のうちにできるだけ単位を取るのがおすすめです。

1年目で手を抜くと2年生になったとき、周りに1年生しかいない授業に出なければならない可能性もあります。

単位の理想的な取得ペースは、1年で40単位ともいわれています。

3年後期終了の段階で120単位を取っておけば、4年生になっても慌てずにすむでしょう。

最低でも1年間で30単位を取れるように、時間割を組んでみてください。

オンライン授業と対面授業の混合 

コロナの影響でオンライン授業が始まり、不安を覚える学生も多かったでしょう。

今では一部対面授業も再開されていますが、まだオンラインがメインの授業もあります。

電車移動による感染リスクの高さが問題視されているからです。

そのためコロナが収束するまでは、オンライン授業の必要性は高いといえます。

対面授業の科目 

オンライン授業が増えているとはいっても、実習や実験・体育などは、実際に行かないと受講できない科目です。

大学の実技系の授業科目には実験のある理科系、農作業の体験・調理実習、また運動科目などがあり、対面授業でしかできません。

特に芸術系や実験などでは、オンラインでは微妙な動きがわからないといった欠点もあります。

また大学の施設が使えない場合、部屋に作業場がないなどの問題も生じるでしょう。

対面授業がなくったことでアイデンティティーを失う学生も多く、対面授業は大切な授業の1つです。

オンライン授業の形態

大学は対面授業だけでなくオンライン授業にも単位が存在し、落としてしまえば留年の危険性もあるのです。

またオンライン授業には主に3つの形態があり、把握していないとかなり不便な時間割になってしまいます。

3つの形態には「資料配布型」、「オンデマンド型」、「リアルタイム型」があります。

どういった特徴があるかを覚えておきましょう。

資料配布型

資料配布型の授業では、PDFの資料や教科書のページを指定されて読むのがメインの授業です。

出席確認の方法は、小テストやリアクションペーパーが多く使われます。

資料が電子ファイルで配布されるのが特徴で、内容をもとに課題が決められるタイプの授業です。

オンライン上で質問や課題提出がされ、教材の配布や課題受け取りもすべてインターネット上で完結します。

使用するツールは学校によっても違いはありますが、「WebClass」を使うケースが多いでしょう。

オンデマンド型

オンデマンド型の授業では、担当教員が録画した動画を期間内に視聴することで受講できます。

担当教員が閲覧履歴を確認できるものもあるため、必ず視聴しましょう。

動画によっては再生スピードを調整できます。

慣れてきたら早送りして効率的に授業を受けましょう。

オンデマンド型授業のメリットは、学生が好きなときに動画を再生できることです。

課題の受け取りや提出方法は資料配布型の授業と同じなので、慣れるのも早いでしょう。

ただ、授業内容によっては受講の方法や提出方法が違うので、事前確認が必要です。

リアルタイム型

リアルタイム型では、ZOOMやTeamsなどを使って授業が行われます。

授業はリアルタイムのため、履修するときには前後に対面授業がないかを、よく確認する必要があります。

また体育がある場合はかなり忙しくなるので、時間割もしっかりと作りましょう。

教員と生徒の間にコミュニケーションがうまれるので人気の授業ですが、リアルタイムなので受講するのは大変です。

しかし、音声を聞きながら進行するので、対面授業に近く、慣れるのが早いのはメリットといえます。

履修を組んでいこう 

大学で履修を組むためには、実際に履修の手引きとシラバスを用意し慎重に組むようにしましょう。

履修のステップの例として、まず必修科目はすべて入れます。

必修科目の周りに一般教養などを入れるのがおすすめです。

先輩に授業の口コミを聞く 

履修を組むときには先輩に楽単や大変な授業、人気の授業など授業の評価を聞いておくのがおすすめです。

もし実際に履修をした先輩や友人などがいれば、気軽に内容も聞けるでしょう。

履修の登録全般で参考にするものを調べたアンケートでも、先輩の口コミは上位にあります。

口コミの中には「自分が興味に思う授業を取る」「単位が取りやすい講義を選ぶ」や、また「出席するだけで単位が取れる」などの情報も満載です。

楽に単位が取れる方法を聞いておけば、留年なども回避できるでしょう。

紙か時間割アプリを用意する 

履修を組むときには、時間割表を作るのがおすすめです。

もし時間割表を作るときは紙なら融通が利きますし、アプリなら消すのも簡単なので便利でしょう。

ただアプリで時間表を作るときには、授業の出欠管理ができるか無料で使えるかどうかなどには注意が必要です。

時間割アプリは多くの種類があります。

しかし、選び方のポイントを押さえないと手間ばかりが増えてしまいます。

また紙は便利ですが、紛失の危険性もあるため保管には注意が必要でしょう。

必修を入れる 

履修を組むときには、必修科目をしっかりと入れます。

語学など取らなければいけない授業を、まず先に埋めておくことが大切です。

同時にシラバスなどを参考にして、授業形態も確認しておきましょう。

特に必修科目は単位を落とすと、卒業できない危険性が高まります。

また授業内容によっては1コマで1単位が取れるものもあれば、2コマがセットで4単位なども存在するので注意しましょう。

シラバスを確認

履修を組むときには、シラバスの確認が大切です。

取る可能性があるすべての授業の授業形態、または評価方法を必ず確認しましょう。

最終レポートがある授業を多く取ってしまうと、期末が忙しくなるので注意が必要です。

多くの大学では、講義概要がシラバスとしてオンライン上で公開されています。

シラバスによって昨年以前の講義概要をチェックできれば、取りやすい単位も見えてくるでしょう。

また成績の評価基準の参考にも、シラバスが役立ちます。

オンライン授業と対面授業の混合ならではの注意 

コロナの影響もあり、オンライン授業と対面授業が混合される大学も多くなりました。

その影響で対面の際には、特に気にしなくてもよかった注意事項がうまれました。

注意点をチェックするためにも、シラバスも必ず確認しておきましょう。

対面授業の位置 

混合授業では、対面授業の時間割にも注意が必要です。

たとえば2時間目に対面授業があるケースで、1時間目にリアルタイム型を入れた場合は注意が必要でしょう。

なぜなら大学で1時間目を受けることになるため、1時間目に間に合うように家を出ないと間に合わないからです。

特に遠距離から通学する学生は、学校に着く前に授業が始まってしまうなどの問題も生じています。

対面授業ならではの問題点も多々あるため、時間割は緻密に作るようにしましょう。

リアルタイム型授業 

早起きが苦手な人は、1時間目にリアルタイム型授業を入れるのは避けたほうがよいでしょう。

リアルタイム型の授業では、ほかにも通信環境が悪いせいで授業を受けられなかった、深夜に受講ができなかったなどの問題が起きています。

また時間が指定されるので、オンラインのメリットが失われたなどの問題もあります。

ただリアルタイム型の授業では、コミュニケーションが取りやすい・生活リズムを乱さずにすむ、対面に近い授業が受けられるなどのメリットもあるのです。

活用方法によっては有効に使えるでしょう。

評価方法を確認 

オンライン授業が増え、期末がテストではなく、レポート提出になったという大学も多いでしょう。

ただレポートばかりの科目を選んでいると、期末試験では大変な思いをします。

出席のみの授業を入れるなど、バランスを取ることが重要です。

対面とオンラインの違いは評価方法にもあり、オンラインでは不正を確認できません。

筆記試験に限っていえば、オンラインは正当な評価がしづらい傾向にあります。

その点筆記試験ではなく論述やレポートを提出するようにすれば、ICTなどの活用で効率的に評価ができます。

もしオンライン上で筆記試験などをするなら、不正の起きにくいシステムが不可欠です。

試験問題のパターンを複数用意、または提示順序を不規則に変えるなどが対策としてあげられます。

バイトやサークルの時間を考慮する 

大学生活では授業だけでなく、アルバイトやサークルに関する時間も考慮する必要があります。

早起きが苦手だからと遅い時間の授業ばかり入れると、当然バイトやサークルにあてる時間がなくなるからです。

もしバイトやサークルの時間も作りたいなら、週休3日になるように時間割を組みましょう。

必修科目が多い1年生の間は難しいかもしれませんが、スケジューリングによっては可能です。

また5限目に授業を入れないのもポイントで、午後からの自由時間を作るのもおすすめです。

1年生で実質全休を作ろう 

大学1年生で全休を作るのは、大変難しいでしょう。

もし実質全休を作りたいなら資料配布型やオンデマンド型など、授業時間に見なくてよい授業だけを集めるようにします。

そうすれば実質全休も可能で、空き時間も有効に使えます。

ただ全休を作らないほうがよい人もいるでしょう。

たとえば全休に何もせずに寝てしまう人や、必修科目の単位を落としてしまう可能性がある人は全休を作らないほうがよいでしょう。

まとめ

今回はオンライン授業がある大学の時間割の組み方や、履修の組み方などご紹介していきました。

履修を組むには授業形態や評価方法、何時間目の授業かを把握することが何よりも大切です。

ぜひオンライン授業と対面授業の混合を上手に活用し、効率よく授業を受けてみましょう。

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