そこのあなた!! "自己PR=自分の一番優れていること" と思っていませんか?そんなあなたは要注意!
理由は詳しくこれから説明します。
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はじめに
就活で、誰もが一度はぶつかる壁。
”自己PRをしてください”です。

「面接官の反応が悪い。自分のPRポイントが弱いのかな?」
「そもそも自己PRってなに?」
など様々な悩みをよく耳にします。
けれど、これだけは言えます。
”自己PRのない人なんていません!”
例えば、
「〇〇って視野広くて気が利くよね」
「〇〇のそういうところ好きだなあ」
と言われたことがありませんか?
誰にでも思い当たる節があるはずです。
そう!実は、自分が気づけていないだけで
”自分だけの強み” はたくさんあるんです。
自己PRは”自分”がどういう人なのかを伝え、
会社にどう貢献できるかを伝える場です。
自己PRの適切な文字数は300字前後と言われています。
そのたった300字、されど300字。
合否の運命を決める限られた中で、 最大限を発揮するポイントをお教えします!!
自己PRとは?
そもそも、”自己PR”とはなんなのでしょうか?
ES、面接。就活で全員が必ず通る道ですが、選考は企業が求めるニーズと就活生の特徴がマッチしているかをすり合わせる場です。
その採用選考の中で最重要視される項目が ”自己PR”です。
自己PRで自分はどんな性格で、どのような能力を 持っているかをアピールすることで内定につながります。
就活生一人一人に特徴があるように、企業ごとに特徴も大きく異なります。
そのため、自分の志望している企業がどのような人材を求めているかを正確に把握し、 ”ズレ”がないようにしないといけません。
自分には自己PRがない?!

「自分だけのPRできるポイントがわからないです」
「他の人と差別化することができません」
このような悩みを大半の就活生が抱えています。
自己PR
=自分の中で1番なこと
他の人より優れていること
と誤って認識していませんか?
これは大きな間違いです。
企業は、「自社の求める人物像にあっているかどうか」を判断しているだけであって、 ”優勝”や”〇〇長”といった大それた経歴を聞きたい訳ではありません。
確かに「すごいね」という感想は得ることができるかもしれませんが、それではただの自慢話です。
そのため、自己PRでは着飾った自分を見せるのではなく”ありのままの自分”を伝えることが重要となってきます。
つまり、”その人だけ”のPRポイントは人それぞれで誰にでもあるんです。
自己PRとしてよく挙げられる特徴の例は以下のページにまとめてあります。
例1: 明るい性格
例2: チャレンジ精神
例3:計画性
企業ごとに求める人材は異なる?
自己PRは人それぞれですが、企業ごとに求める人物像は大きく異なります。
そのため、志望している業界にあった点をPRすることが求められます。営業職であれば「目標達成意欲がある」などです。
例えば、”明るく元気に!”ということがモットーの会社が求める人物像は「行動力がある」や「活発」などが挙げられます。
その企業に「私は細かい作業が得意です」と自己PRをしても内定をもらうことは難しいでしょう。
志望している企業がどのような人材を求めているかはその企業のHP内の
・モットー
・value
などの欄をチェックし、把握することが大切です。
具体的にどのように業界研究をするかは以下の記事にまとめてあります。
自己PRを効果的に伝えるフォーマット

「どうしたらより魅力的に、
効果的に伝えることができるの?」
ある程度自己PRの方針が定まってきたら、次は伝え方の段階に進みます。
PRは必ず相手が存在するので、”伝える”で完結するのでなく”伝わる”、 さらに面接官に”ウケる”自己PRにする必要があります。
そのために、自己PRは以下の手順で作成します。
①結論
自分は〇〇です
⇒結論から述べることによって、面接官の興味をまず引き、さらに論理的に話を組み立てることができます。
②事例
強みを裏付けるエピソードトーク
⇒自分は〇〇ですと端的に表すだけでは説得力がありません。具体的な事例を入れることによって説得力を持たせましょう。
③課題
事例の中で強みを発揮するに至った課題
⇒表面的な事例を紹介するだけでなく、強みを発揮するに至った課題を紹介することがポイントです。
④解決策
課題をどのように解決したか
⇒その課題をどのように解決したかを示し、課題解決力があることも加えてアピールしましょう。
⑤成果
どのような成果が得られたか
⇒課題→解決で終わるのではなく、最終的に得られた成果を紹介することによってより説得力が増します。
⑥再結論
その強みを入社後にどう活かすことができるか
⇒まとめとして、その強みをどう入社後に活かし貢献できるかを伝え、最後にさらにアピールをすると効果的です。
この構造で話すことによって、無駄なく効果的に伝えることができます。
絶対に押さえたほうがいいポイント
前述のフォーマットに加えて、さらに説得力を持たせるために必ず押さえる必要があるポイントをお教えします。
確かに、エピソードトークを入れることである程度の裏付けはできますが、それだけでは不十分です。
そこで、話の中に「客観的視点」または「具体的な数字」を入れることを意識して作成しましょう!
*客観的視点
例えば、新しいお店に訪れる際、お店の口コミなどを参考にしてお店選びをしますよね?
このように、客観的な第3者からの視点は信憑性を大いに高めることができます。
そのため、自分が思うだけでなく
「他の人からこう言われる」という客観的な評価の要素を入れることで、より魅力的な自己PRになります。
*具体的な数字
成果や達成したという事実をいう時は、具体的な数字をいれることにより説得力を持たせることができます。
「ホスピタリティを徹底することで顧客満足度のUPにつながった」というだけでなく
「ホスピタリティを徹底することで顧客満足度が30%UPした」ということで
成果が目に見えてわかるようになります。
より信憑性を高めるために、○%、○位など具体的な数字を積極的に入れるようにしましょう。
実際に内定を獲得した人の例文
以上のことを踏まえて実際に内定を獲得することができた人の自己PRを以下の記事で紹介しているので自己PRの作成にあたってぜひ参考にしてみてください。
他の人とどう差別化する?
就活は、大勢のライバルとの競争です。
1日に何百、何千もの自己PRをみる面接官に印象を残すためには、 他の人と差別化をする必要があります。
その中で、PRの裏付けとなる
エピソードトークにオリジナリティを出すことが有効です。
「行動力があります」
⇒「行動力があります。学中に47都道府県全て訪れるという目標を達成しました。」
と実際の事例を入れることで他の人と差別化し、 印象に残る自己PRにすることができます。
エピソードトークの方法
ここでいうエピソードとは、
自分のPRポイントの裏付けをする役割を持つものです。
「自分の強みが発揮された場面」や「それが強みだと実感した場面」が主に挙げられます。

などドラマチックなストーリーを持ったエピソードがあれば苦労はしないですが、
「そんなエピソードなんてないよ!!」
という人が大半です。ですが、思い返してみると少なくとも大学生活やアルバイトなど、
他社と関わりのあるコミュニティに所属していたら 苦労した経験などがあるはずです。
その経験を、視点を変え言語化してみればいいんです。
”困っている人を助けた”でも、”努力してスキルを身に付けた”も捉え方次第で立派なエピソードになります。
面接のときに意識するポイント
いざ自己PRができた!となると、次に待ち受けているのは面接です。
せっかく完璧にできた自己PRも、伝え方次第では効果が半減します。
そのため、
・声の大きさ/間の開け方
・姿勢/目線
以上のことは最低限必要な知識なので必ず抑えておきましょう。
また、面接前に、実際に第3者に向かって口に出して練習することがとても大事です。
友達に向かって、専門家相手に練習をすることで、本番の緊張を少し和らげることができます。
また、コメントをもらうことで改善点や新たな気付きにつながります。
面接の注意点の詳細はコチラ
最後に
一度完成した自己PRでも、それに満足するのではなく何回も考え直して、 よりよくしていく努力をやめてはいけません!
友達や専門家などの第3者の意見を聞くことは自己PRを作成するにあたってとても大切です。
友達に軽く、「自分の良いところってなんだと思う?」でもいいですし、「自分のどこが好き?」 でも、一度聞いてみてください。新しい自分だけの長所が必ず見つかります。
そして自分の性格をよく知っている親しい友達からの意見はもちろんですが、
"初めて会った人"だからこそ見落としてしまっていた長所に気づくことができます。
就活のプロと話すことができる機会もあるので、
一度活用してみることがおすすめです。
多くの学生と面談をしてきたからこそ培われた専門的な知識で、改めて向き合うことで得られる気付きが多くあります。
他にも..
他にも就活に必ず必要な知識がたくさんまとめてあります。
自己PRに加えて、自己分析や企業分析、面接を極めて 自信を持って自己PRできるようになり、他の人よりワンランク上のレベルで就活を進めていきましょう!!