コンサル業界志望者必見!人事系の仕事を理解して働くイメージをつけよう!

【コンサル業界】市場

コンサル業界の主な仕事は、大企業から中小企業まで、経営上発生するさまざまな課題の解決策を提案したり、事業展開を支援したりすることです。

コンサル業界の顧客はさまざまな業界にわたり、そのサポート方法もコンサルティングファームによって異なります。

業界動向Search.comの調査によりますと、コンサル業界市場は過去10年で増加傾向にあり、今後も需要が拡大すると予測されています。

コンサル業界の市場が増加傾向にある背景には、経営戦略にコンサルタントファームを活用する企業が増えてきたこと、企業のグローバル化に伴う販路拡大などが挙げられます。

またクラウドサービスなどデジタル分野のコンサルティングサービス市場が拡大を続け、コンサルの業務の幅が広がったのも、市場が堅調に推移している要因と言えます。

・コンサル業界の現状

従来のコンサルティング業界は、経営上のさまざまな戦略立案の実施、総合的な業務の代行・改善、さらに特定の業務分野に特化したコンサルティングなどを展開してきました。

近年では企業のグローバル化が進み、海外支援事業も盛んになってきました。

多くの企業は経済成長が活発なアジア市場に注目し、進出しています。

その際海外マーケティングや海外で事業を運営する際に発生する課題も多く、コンサルティング会社はそうした問題を抱える企業をサポートします。

デジタル分野も急速に発展し、企業の多くは対応できる人材が社内にいないと頭を抱えています。

こうした手の回らない部分をカバーするのがコンサル業界の仕事で、デジタル分野のコンサルティング事業に力を入れているコンサルティングファームも珍しくありません。

・コンサル業界の展望

コンサルティング市場は、今後も拡大すると予測されています。

その理由は、コンサル事業は企業が抱える経営上の課題を、解決することが仕事であるからです。

課題は時代とともに変化しますが、経営課題は常に発生しますし、新しいビジネスモデルや技術開発も誕生しています。

近い将来はデジタル分野での需要が見込まれ、2018年から2023年の年間平均成長率は30%近くになるとする予測もあります。

【コンサル業界】人事系とは?

人事系のコンサルは、主に「人や組織に関するコンサルティング」を仕事としています。

企業には人事に関するさまざまな問題や課題が発生しますが、人事コンサルは、問題を分析して原因を突き止め、解消するための解決策を提案したり、行動したりして、解決していきます。

・仕事内容

人事コンサルの仕事は人事に関係するため、人事制度の改善や構築などを専門とする職業に見られがちですが、実際にはそれだけにとどまりません。

人事課題は多岐にわたり、人事コンサルは幅広い知見とスキルを持って支援にあたります。

人事コンサルの主な仕事には「人事戦略」「採用戦略立案」「グローバル人事マネジメント」「次世代経営者・幹部育成」などが挙げられますが、これはほんの触りに過ぎず、実際には幅広い支援活動が展開されています。

・職種

人事コンサルと一口に言っても、仕事内容は幅広く、問題解決の場も多岐にわたります。

このことから人事コンサルは複数の職種に分類されます。

「人事組織コンサルティング」は、組織内の人事に関する課題に取り組む人のことで、「組織改革」「人事評価制度の構築」などが主な仕事になります。

社員や役員の育成に関わるのが「人材育成・研修コンサルティング」で、人材育成プログラムの立案や、各研修プログラムの提案・実施を手がけます。

「採用コンサルティング」は、人事採用で課題を抱えている企業に対し、採用計画や採用戦略などのアドバイスをします。

場合によっては採用業務を代行することもあります。

海外に進出した企業の多くは、異国での人材採用などで課題を抱えがちです。

その問題に取り組むのが「グローバル人事コンサルティング」で、必要な人材の確保や研修について立案・実施が主な仕事になります。

グローバル企業は、現地での人材採用だけでなく、多国籍間での人事異動など、国内企業では発生しないようなさまざまな課題があります。

そうした課題に取り組み、海外での人事を円滑にするのが、グローバル人事コンサルの役目です。

・特徴

コンサルタントの仕事は主に経営課題を解決するため、「経営のプロ」という認識があります。

ですが人事コンサルの場合は、対象となるのが人事や組織になるため、人事コンサルは「人事組織のプロ」という位置づけになるでしょう。

人事コンサルの仕事は、企業の規模によって異なり、大手企業になると、M&A(買収・統合)に伴う人事・組織統合に関する課題に専門的に取り組むなど、担当する課題が細かく分けられることもあります。

【コンサル業界】人事系の1日

人事系のコンサルに就く人は、どんな1日を送っているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

コンサルは取り組むプロジェクトに合わせてスケジュールを組むため、それによって1日の過ごし方も変わってきます。

ここでは人事系コンサルタントのある1日についてご紹介します。

午前

午前9時に出社して、メールを確認。

プロジェクト参加のメールが届いていて、責任者に会って内容を確認するよう指示されました。

早速責任者に連絡を取り、午前中にミーティングの約束をします。

ミーティングを円滑に進めるため、責任者から渡された資料に目を通しておきます。

午前11時に、プロジェクトの責任者と会い、プロジェクトについて詳細な打ち合わせをします。

ミーティングではプロジェクトの目的が確認されたほか、参加するメンバーの役割や進め方などについて、責任者から説明を受けました。

プロジェクトを実施する上でいくつか準備することがあり、するべきことを責任者と確認してミーティングを終わります。

ミーティング後、プロジェクトの準備として、作業計画を練り上げます。

準備に必要な作業を書き出し、さらにその作業を実行するのに必要な情報を得るため、関係者からヒアリングします。

午前中は作業計画の作成で終わりました。

午後

昼食後作成した作業計画について、同じプロジェクトに参加する先輩にチェックしてもらい、指摘された部分を修正します。

その後作業に必要なデータの収集をしますが、複数のデータを収集する必要があるため、予想以上に時間がかかりました。

中には探しても出てこないものもあり、17時を過ぎても情報収集は続きます。

夕方

中間確認の時間がやってきたので、先輩に進捗状況を報告し、収集できなかったデータがあることを伝えます。

そして代替案について話し合い、今後の方向性を決めます。

収集したデータを作業計画に関連するものと、あまり関係性のないものとに振り分け、もう一度作業計画に沿ってデータ収集をします。

夕食は午後8時頃に近くの飲食店で済ませました。

作業の途中でどうしても自分1人では断定できない部分が見つかり、先輩に連絡を取ろうとしますが、すでに退社した後で、電話もつながりません。

留守電にメッセージを残し、ひたすら返信を待つことになりました。

時間はすでに夜の9時を過ぎていて、先輩から返信があったのは10時近くでした。

現在の状況を説明し、どのように進めていくかについて話し合います。

今後の方向性が見えてきたところで、再び作業を開始、作業計画に十分なリサーチができたことを先輩に報告。

メールを再びチェックし、午後11時過ぎに退社となりました。

人事コンサルタントのある1日を見てみましたが、場合によっては出社前にプレゼン資料のチェックをしたり、クライアントと打ち合わせをしたりすることがあります。

例ではプロジェクトの立案などで作業が終わりましたが、顧客先企業でプレゼンを行い、それで1日が終わるということもザラです。

またミーティングを兼ねた会食で夕方時間が取られることもあるなど、仕事に合わせて柔軟に対応する必要があることがわかります。

【コンサル業界】人事系で身につくスキル

「人事コンサルの1日」を見ると、人事コンサルは日々さまざまなスキルを使っていることがわかります。

たとえば、プロジェクトでは、先輩や責任者など関係者とのやり取りを通してコミュニケーション能力が身につきます。

また、計画の作成には、プロジェクトマネジメント能力が必要となり、期限までに何をどう行っていくかということを学んでいきます。

顧客企業から一度引き受けたプロジェクトは、最後まで責任を持って進めていきますので、実践を通して、最後まで仕事をやりきるコミットメント能力が育ちます。

このように、ざっと見ただけでも人事系コンサルで身につくスキルはたくさんあります。

そのほかにも人事系コンサルを通して身につくスキルがありますが、その主なものに「課題の発見力・分析力」「論理的思考能力」「プレゼン力」があります。

課題の発見力・分析力

顧客企業が抱える問題を解決するのがコンサルタントの仕事なので、仕事を通して課題を発見したり、課題を分析することで問題の原因となっているものを突き止めたりするスキルが身につきます。

問題の原因を発見するには、調査と分析を繰り返しますが、市場やライバル企業に対するリサーチ能力が期待できます。

また1つのプロジェクトを成功させるためには、幅広い分野での調査が求められることも少なくありません。

リサーチ能力のほかに、視野の広さも身につけられるでしょう。

分析力は多面的に物事をとらえる視点の広さのほかに、Excelを使いこなすスキルも求められます。

Excelはビジネスでは当たり前のように使われているツールです。

コンサルの仕事を通して使いこなせるようになれば、さまざまな面で役に立つでしょう。

顧客企業が抱える課題を解決するためには、顧客企業が身を置く業界について知識を深める必要があります。

人事コンサルとして経験を積んでいくうちに、特定の業界についての人事制度や、ビジネスモデル、人事業務などについて知識を深められます。

さらに、人事組織という人間関係から会社・業界全体を見ることのできる視点は、コンサル特有のスキルと言って良いでしょう。

論理的思考能力

コンサルは、日々理論的に考え、戦略を立案していきますが、論理的思考能力が自然に身につきます。

論理的思考能力は、コンサルの仕事に限らず、ビジネス全般で必要となるスキルです。

論理的思考能力が身につけば、プロジェクトの計画やプレゼンの作成など、作業面で効率化が期待できます。

論理的思考能力と同じく、人事コンサルで身につくスキルと言えば、セルフマネジメントです。

業務上発生した予想外の問題やトラブルに対し、自分で問題を見つけて解決する能力がセルフマネジメントですが、上から言われなくても自分で考えて対処できる能力は、仕事力について高く評価されることにつながるスキルになります。

プレゼン力

人事部出身の人は、プレゼンをする機会が少ないため、プレゼン力を必要としませんが、人事コンサルになると、逆にプレゼンする機会が多くなります。

人事コンサルは常に顧客企業に対しパワーポイントを使ってプロジェクトの説明をします。

そのためプレゼン力は人事コンサルにとって不可欠なスキルで、経験を通して身につけられます。

【コンサル業界】人事系で役に立つ資格

人事系コンサルタントに、必須の資格はありません。

人事コンサルタントの中には、資格を持たずに活躍している人もたくさんいます。

また、資格よりもコンサルタントの実績を重視する企業も多く、資格を持っている・いないはそれほど重要ではありません。

ただ、人事コンサルという専門性の高い職業になりますので、持っていると役に立つ資格もいくつかあります。

それが「社会保険労務士」と「キャリアコンサルタント」です。

社会保険労務士

社会保険労務士とは、「社労士」または「労務士」と略して呼ばれる資格で、国家資格に分類されます。

社会保険労務士の主な仕事は、人事をはじめ社会保険や労働環境、給料などに関して業務指導をするのが主な仕事です。

コンサル業務と異なる面もありますが、人事に関することが中心になりますので、社会保険労務士の資格を持つと、人事について知識を深められるでしょう。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントも国家資格の1つで、個人が適職に就けるようアドバイスをすることが仕事です。

個人の職歴や資質などから職業計画を作成したり、能力開発を実施したりします。

個人にスポットを当てて、職業アドバイスをするというのは、直接人事コンサルに関係するわけではありませんが、キャリアコンサルタントの資格は、人事という人を対象にした仕事をする人事コンサルにとって、個人の適性について理解を深める機会を与えてくれるでしょう。

社会保険労務士も、キャリアコンサルタントも、資格取得には一定の時間が必要になるため、人事コンサルタントを目指す人は、優先順位を考慮する必要があります。

人事系コンサルの仕事はどちらかと言うと実力主義の面がありますので、経験や実績、後は英語ができるなど即戦力として活躍できる要素を持っていることが必要です。

人事コンサルタントに必要なスキルを身につけ、時間に余裕があれば、社会保険労務士やキャリアコンサルタントの資格取得を検討しても遅くはありません。

【コンサル業界】人事系に向いている人

人事系コンサルに求められるのは、人事組織について専門的な知識とスキルを身につけている人です。

そうした知識やスキルを取得することを苦にしない人にとって適職と言えるでしょう。

人事系コンサルに限らず、コンサルタント業界は実力で評価される面があり、実務経験がある方が重要視されます。

たとえば、過去に人事部で仕事をしている場合、人事系コンサルに転職する際、有利になると言われています。

外資系やグローバルで事業を展開する企業では、英語など外国語のスキルが求められます。

すでに外国語を取得しているのであれば、外資系企業を顧客に多く持つコンサルティング会社を目指してみてはいかがでしょうか。

このように、ある程度人事系コンサルに関連した経験やスキルを持っている人は、向いていると言えます。

適性という面から見ると「課題解決に前向きな人」「知的好奇心旺盛な人」「時代の流れに敏感な人」といった資質が、人事系コンサルに求められます。

課題解決に前向きな人

人事コンサルの仕事は、顧客企業が抱える課題を解決するのが仕事です。

「問題が難しすぎる」「これは解決できないだろう」と、はじめからあきらめモードになる人は向いていません。

逆に、「どんな課題でも解決しよう」「どんなことがあっても顧客の悩みを解消させよう」と、前向きに考えられる人は、人事系コンサルに向いていると言えます。

課題解決に前向きに加え、論理的に筋道を立て、解決に向けて行動する力も求められます。

そのため、物事について感覚的に判断したり、曖昧に片付けたりしてしまうことが嫌いな人も、人事コンサルの適性があると言えます。

知的好奇心

知的好奇心は、人事コンサル業だけでなく、ビジネス全般で求められる資質ですが、人事コンサルではとくに重宝される傾向があります。

ビジネスで成果を上げている大企業が、課題を解決するのにコンサルティング会社に依頼するのは、解決が難しい問題に直面するからです。

解決すべき問題を適切に設定するには、創造的な考え方が求められますが、その力が知的好奇心旺盛な人には強い傾向があります。

知的好奇心が旺盛な人は、興味のある情報について常にインプットしていますが、それが創造的な考え方につながることが多く、その結果適切に課題を設定し解決することが可能です。

知識を吸収することが好きで、常識にとらわれない考え方ができる人は、コンサル系人事に向いていると言えるでしょう。

時代の流れに敏感な人

ビジネスを取り巻く環境は、常に変化し、それに伴い新たな問題や課題が発生します。

たとえば、企業のグローバル化やデジタル分野の発展により、労働環境にも変化が訪れています。

時代の流れに関係なく、いつも同じような姿勢でいるようでは、課題や問題を解決することは難しいでしょう。

時代の流れに敏感で、それとともに、人事のあり方について考えられる人は、人事コンサル向きです。

【コンサル業界】人事系の会社

コンサル業界で活躍している、人事系のコンサルティング会社についてご紹介します。

人事系のコンサルティング会社の特徴や魅力を知ると、人事コンサルについてより理解が深まるでしょう。

ウイリス・タワーズワトソン

ウイリス・タワーズワトソンは、ウイリス・グループとタワーズワトソンが合併することで誕生した、人事系のコンサルティング会社です。

誕生したのは2016年と歴史は浅いものの、世界140ヶ国以上で事業を展開し、45,000人以上の従業員を抱える企業に成長しました。

ウイリス・タワーズワトソンは、人事全般のコンサルティングを始め、退職金や年金に関するコンサル、人材教育など、幅広い人事コンサルティング業を展開しています。

ウイリス・タワーズワトソンの顧客は大手企業から優良企業、ベンチャー企業と幅広く、多くの経営層から厚い信頼を得ています。

ウイリス・タワーズワトソンの仕事の強みは、マニュアルを持たず、顧客企業に対応したオーダーメイドのコンサルティングを展開するという点にあります。

さらにグローバルに活動する人事系コンサルティング会社という特徴から、多国籍間で発生する課題を解決するための専門チームを設置するなど、ニーズにきめ細かく対応する姿勢が評価されています。

エーオンヒューイットジャパン

エーオンヒューイットジャパンは、エーオンコーポレーショングループを親会社に持つ、人事系コンサルティング会社です。

エーオンコーポレーショングループは、保険や、再保険仲介の世界最大手として知られ、エーオンヒューイットジャパンも、年金や報酬制度のコンサルティングに強みを持ちます。

海外支社に対する年金制度で生じる課題解決に積極的に取り組み、エーオンヒューイットジャパンには、海外年金のマネジメントを専門とするコンサルタントが約100名在籍、課題内容に合わせて、さまざまな解決策を提案・実施しています。

キンセントリック・ジャパン

キンセントリック・ジャパンは、エーオンヒューイットに在籍していた人事コンサルティングチームが立ち上げた、外資系組織人事コンサルティング会社です。

Aonグループからスペンサースチュアートグループの傘下に入ったことで(日本スペンサースチュアート株式会社とは別法人)、事業をそのまま引き継ぎつつ、人事全般のコンサルティング業に集中して取り組んでいます。

キンセントリック・ジャパンの主なコンサルティング業は、人事の採用・育成をはじめ、人材配置や制度の構築など多岐にわたります。

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