【就活の軸の例文集】はじめに
就活の軸の有無は、就活の成功不成功に大きく影響を及ぼします。
大学からも先輩からも、ちゃんと作っておいた方が良いと耳が痛くなるほど聞いているのではないでしょうか。
とはいえ、おぼろげに考えていても、どうやって文章に構築すればいいかがわからないという学生は少なくありません。
ここでは就活の軸をきちんと文章化し第三者に伝えるため、参考例文を交えて作り方を紹介します。
【就活の軸の例文集】まずはじめに就活の軸とは?
まず就活の軸についてあらためてまとめておきましょう。
就活の軸とは、自分が就職するにあたり、就業先に求めるものの基準を指します。
それは働くことに対する自分の価値観であり、人生においてとても大切な物差しでもあります。
社会に出て働くときに、いったい何を優先したいのか、どのような条件が満たされていれば自分は満足なのかを表す指標であり、自分自身の仕事のモットーともなるものです。
それがわかるのは自分自身だけです。
答えは必ず自分の中にありますので、それを探り出す必要があります。
【就活の軸の例文集】就活の軸を作るメリット
自分に合う仕事はこれだと思っていても、突き詰めて考えていったら違うかもしれないと感じるかもしれません。
わかっているようでわかっていない部分も、就活の軸を作っていくと見えてきます。
そんなに興味があることだとは感じていなかった場合も、過去を振り返って見つめ直した時に実は何よりも一番合っているのではないかと気が付くケースもあるのです。
就活では軸を作っておくと、スムーズに面接まで進みやすく自信を持って活動できます。
ミスマッチを防げる
世間的にも名前が知られている企業で皆にも自慢できそうなところに就職したいと思っても、実際働いたらギャップが大きすぎて辞めたくなってしまうかもしれません。
ライバルが多いとかっこいい企業だからという気持ちで行っていれば、面接官に見抜かれて内定まで進めない可能性も出てきます。
ミスマッチを防ぐためにも、就活の軸をじっくりと考えておくことは有効です。
実際入社してから3年以内に辞めてしまう人も多く、思っていたものと違うと働きながら見つめ直し転職する方も多くいます。
どこでも良いから就職できればという気持ちだと、入社してから後悔してしまいます。
そうならないためにも、就活の軸はしっかりと作らなければなりません。
就活を効率的に進められる
なんとなく採用されそうな気がするから、内定が決まったら皆に自慢できるからという気持ちでエントリーして面接まで進んでも苦労します。
自分の思いも曖昧になっているため、志望動機もいまいち力のない文章になってしまうなど大変です。
実際に面接で突っ込まれた時にも、表面しかわかっていないと答えられなくなってしまいます。
就活の軸があれば、効率的に進めることができ自分を知ったうえで深く考えながら選べます。
就職してからどのように働いているのかも想像でき、面接官に突っ込まれてもしっかりと考えを持っているので受け応えもできるようになるのです。
漠然とではなく目的を持って進められるため、就活も有意義なものとなります。
【就活の軸の例文集】企業が就活の軸を確認する理由
企業の中には就活生の就活の軸を聞いてくる企業もあります。
そうした企業の狙いを理解した上で就活の軸を考えることで就活の軸を考えるきっかけにもなるかもしれません。
ここでは就活の軸を確認する企業の代表的な理由を徹底的に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
就活生とのミスマッチを防ぎたい
企業が採用活動で最も恐れるのが、就活生とのミスマッチによる早期離職です。
早期離職をされてしまうと企業の採用計画が崩れるだけでなく、せっかく就職活動を頑張ったあなたの努力が無駄になってしまいます。
そうならないためにも、就活の軸を明確にして就職後に後悔しないような選択をする必要があるのです。
また、企業側としても長く働いてくれるような就活生を採用することで長期的に企業の中核を担うような人材に育成したいと考えているため、そうした企業のビジョンとマッチするかどうかというポイントも注意して見ているのです。
就活生の人柄を知りたい
企業の採用計画や将来の幹部候補として新卒の就活生を育成したいという目線で考えると、就活生の人柄は非常に重要なポイントです。
また、企業は組織として利益を求める営利団体であるため、そうした組織の風土を乱すような就活生が入社してしまっては組織として大きなリスクになります。
例えば、体育会系の会社に文化系の就活生を採用した場合に、就職した後に髪の毛の長さや挨拶などのその企業の風土に沿わないような行動を取ることによって企業としての組織が壊れてしまいます。
そうならないためにも企業は就活生の人柄までよく確認した上で採用したいと考えているのです。
【就活の軸の例文集】参考にしよう!志望業界・職種ごとの就活の軸例
それまでまったく考えてこなかった状況から、就活の軸をいきなり文章化できる人はおそらくいません。
おぼろげにこんな仕事がしたい、こんな会社に就職したいというあやふやな希望はあったとしても、それを軸として形にするにはステップが必要です。
答えは自分の中にあるとはいえ、何も資料がない中でいきなり構築するのはなかなか難しい作業でしょう。
ここでは具体的な例文を挙げて、どのような就活の軸が考えられるかを紹介します。
志望業界ごとの例文集
まず志望業界ごとにさまざまな例文を挙げてみましょう。
ざっくりとしたジャンル分けではありますが、自分が志望する業界の例を知ることで傾向がつかめるはずです。
ここではあくまで一般的に参考になる程度の例文を挙げますので、どのような考え方ができるかを知ってください。
業界ごとにさまざまな特色がありますので、就活の軸を考えることで、なぜその業界を選んだのかという志望動機にもつなげられる可能性があります。
サービス業界
私の就活の軸は、「人が楽しく過ごせる場を提供できる仕事」であることです。
大学生活の2年間カフェでアルバイトをしていましたが、カフェを選んだ理由は、たくさんのお客様がリラックスし、楽しく過ごせる空間と時間を提供できると考えたからです。
フロアで接客をする中で、お友達と楽しくおしゃべりをしたり、1人で心から安心した顔をなさっていたりするお客様を何度となく拝見し、心からやりがいを感じました。
忙しい現代だからこそ、ひととき時間を忘れてリラックスできる空間は必要不可欠ですし、それを提供する仕事も同様だと確信しています。
御社は多くの飲食店を展開しておられますので、御社に入社し、ぜひたくさんの方々にやすらぎの空間を提供できる仕事をしたいと考えています。
IT業界
私の就活の軸は、「IT技術を通じて将来の生活を豊かにする仕事」であるかどうかです。
大学ではプログラミングを専攻し、ITのグローバル化も意識してTOEICスコアも750点まで伸ばしました。
高校まで田舎で育ったこともあり、大学に出るまではIT技術の可能性や将来性はそこまで実感できていなかったのも事実です。
昨今の技術革新を知るたびに、この仕組みがあれば自分の田舎でも簡単に世界へ通じる道が開かれると実感し、大きな未来を感じます。
御社は全国で事業を展開し、通信技術を活用した幅広いインフラ構築に強みをお持ちです。
ぜひ御社に入社し、IT技術で地域格差のない未来の生活をつくる一端を担いたいと考えます。
広告業界
私の就活の軸は、「人の心と世界を動かすコンテンツを提供できる」ということです。
学生時代アメフト部に所属していましたが、マイナーなスポーツのため興味を惹くことができず、新人の勧誘にはいつも苦心していました。
そこで私はスマートフォンを活用し、自ら企画制作したPVで大々的なイメージ戦略を打ち出しました。
その結果それまでまったく見向きもしてくれなかった女子大生の興味を惹きつけ、結果的に男子の入部希望者数も前の年の2倍獲得できました。
何より課題を解決するためにチームが心を1つにし、試合以上の団結力を生んだことには感動しました。
1人ひとりの心が動けばそれは大きな力になり、もっと大きなものを動かすことも可能だということを私は知っています。
御社に入社し、このときよりもっと大きな世界を動かすことが私の目下の目標です。
不動産業界
私の就活の軸は、「家族を守り生活を守る拠点を提供する仕事に就くこと」です。
衣食住は人が生きていく上でとても重要な要素ですが、その中でも命を守る非常に大切な存在が住居などの建物です。
学生時代、住宅展示場の警備のアルバイトを何度も経験し、そのたびに訪れる人々のうれしそうな顔、安心した笑顔などに触れ、建物ごとそれを守りたいと強く感じていました。
台風被害の折には片付けのボランティア活動にも参加し、住居や建物がどれほど人の支えになっているかも痛感しました。
御社は災害に強い家の開発に長年力を入れておられ、その企業理念には強く共感しております。
御社の不動産事業に携わり、人が安心して暮らせる拠点を提供する社会的責任の一端を担いたいと希望しています。
建設業界
私の就活の軸は、「人の記憶に残るものをつくる」仕事であることです。
子どもの頃から建築に憧れ、家づくりをしたいという夢を持っていました。
大学で建築学を学ぶうち、後世まで残る大きな物づくりをしたいと考えるようになり、目標を地図に載る建物の建設と定めました。
その後プライベートで世界を回り、たくさんの建築物を目にするうちに、機能的でデザイン性の高いヨーロッパの建築に強い憧れを抱くようになりました。
そのことが、地図に載る社会インフラから人の記憶に残る物づくりに目標が転換するきっかけになりました。
御社は世界の優れた建築技術を日本の風土に取り入れ、長く印象に残る建築物をつくっておられます。
ぜひ御社に入社し、学んだことを活かして建設に貢献したいと考えます。
介護業界
私の就活の軸は、「高齢者の助けになる」ということです。
子どもの頃祖母の家に預けられており、厳しくも大事に育ててもらいましたが、いざ祖母に助けが必要となったとき、私は遠方におり何もできませんでした。
なるべくたくさん手紙を書きましたが、祖母は毎回とても喜び、何度も読み返していたと言います。
大学に入る頃には祖母はもう他界しておりましたが、そのときの後悔から大学ではボランティアで高齢者施設を回り、身の回りのお世話のお手伝いをさせていただいています。
高齢者の方々に必要なのは生活のサポートだけではなく、心のケアだと考えます。
思いやりを経営理念に据えておられる御社で、まごころを持って仕事をさせていただくことが目標です。
人材業界
私の就活の軸は、「相手の心に寄り添い本当に求めるものを見つけ出す」仕事であることです。
私は帰国子女のため英語力を活かし、大学時代に留学生にアルバイト先を仲介するアルバイトをしていました。
留学生はとても熱心で真剣に話を聞きに来ていましたが、本当に求めるものはなかなか伝えてはもらえないことが多くありました。
それでも相手の話に耳を傾け、真に求めているものを見つけ出せたときには、心から喜ばれ、紹介した自分も大きな幸せを感じることができました。
御社はグローバルな人材派遣事業を展開しており、実体験で培った知識を活かし、やりがいある仕事ができると期待しております。
ぜひ御社に入社し、雇用する側もされる側も双方が本当に満足できるサービスの提供に携わりたいです。
志望職種ごとの就活の例
仕事は業界だけでなく、職種ごとにもさまざまな特色があります。
自分が志望する職種にはどのような特徴があり、どこを目指して就活を進めていけば良いか、知っているのといないのとでは大きな差になるでしょう。
ここでは志望職種ごとに就活の特徴をまとめます。
営業職
営業職はどんな業界、どんな企業にも基本的には存在します。
また企業の売り上げに直結するため「花形」と言われ、キャリアビジョンも描きやすいのが大きな特徴でしょう。
そんな営業職を目指して就活する場合、どのような点に留意して進めれば良いのでしょうか。
まず、営業は顧客との信頼関係を構築するのが大きな仕事です。
顧客の信頼を得るために実際に会い、商談しなくてはなりません。
時には、まったく取引のない企業にもゼロから話をしに行かなくてはならず、コミュニケーションスキルや対人スキルは重要な武器になります。
営業職を目指して就活するなら、そうした「人と関わる仕事」「顧客に直接感謝される仕事」を目指すことも軸の1つになり得るでしょう。
たくさんの人に会うため、「幅広い人脈が構築できる」のもポイントです。
マーケティング
マーケティング職は、世の中の求めるものを探り当てるのが仕事です。
顧客のニーズを満たす商品やサービスを探すため、市場調査を行ったり販売に向けた営業戦略やプロモーション企画を立案したりと、実際の仕事内容は多岐にわたります。
市場分析は当然必要ですが、それだけをマーケティングだと考えるのは誤りです。
企業によっては商品企画部署にあったり、営業企画や販売促進部署にあったりしますし、広告宣伝の部門にあったりもするため、職種で選ぶと意に沿わない場合もあるでしょう。
マーケティング職を目指して就活するなら、市場やデータ分析をしたその先に何を求めるかまでしっかり考えて答えを持っておきましょう。
就活の軸はその先の目的に紐づいてあるべきもので、「まだこの世にない商品を生み出すこと」も、「世界中に価値を知らしめること」も、マーケティング職の就活の軸になり得ます。
エンジニア
エンジニア職を目指す人は、何かしら具体的な目標や目的をすでに持っていることも多いです。
就活の軸としても「ロボットが生活の中で当たり前になる時代をつくる」とか、「ITインフラで地域格差をなくす」ことなどが挙げられそうです。
1つポイントがあるとすれば、たとえ大学の専攻がエンジニア職とは関連のない場合でも、門戸が閉じられているわけではないということです。
文系でもSEとして採用されたり、IT業界に就職したりするケースは増えており、就活の軸さえしっかりしていれば可能性は十分にあると言えます。
スキルがあればもちろんベストですが、企業は真意をしっかり見極めていますので、ブレない軸があれば活躍できるでしょう。
ITエンジニアは現在やる気のある人材を広く求めていますので、エンジニアとして何をしたいのか、その価値観をしっかり伝えられるようにしてください。
事務職
事務職を狙う学生の多くは、就活の軸が見つからないと嘆いているようです。
これは事務職という大きな括りで見ているからであって、具体的にどのような働き方をしたいかで考えればおのずと軸が定まって来るはずです。
たとえば、学生時代、主務やマネージャーの立場にあった人などはそもそも適性が高い可能性があります。
「部員が最高のパフォーマンスができるよう支える」ことと、「社員が実力を思う存分発揮できる環境をつくる」こととは、同じ軸、同じ価値観と言えます。
事務職はいわゆるバックオフィスに含まれるのが一般的ですが、財務や法務など経営の上層部に関わる仕事は別として、基本的には社員が業務にまい進できるよう環境づくりをするのが主な仕事です。
営業が存分に交渉できるよう後方を支える、効率的に業務が行えるよう優先順位をつけるなど、最前線を支える部隊の右腕になるのも立派な軸でしょう。
ほかにないから事務職でいいやというような人は、軸がないのですぐに見抜かれますし、やる気のなさが伝わって落とされます。
自分がどのように働きたいのか、どのように貢献できれば満足なのかを考えて就活に臨んでください。
【就活の軸の例文集】就活の軸を伝える際の構成
自分を見つめ直してどのように伝えるのかを考えた後は、話が伝わりやすいように組み立てる必要もあります。
頭の中ではこんな話を伝えたいと思っていても、文章の構成によっては何を言っているのかわからない場合もあります。
就活の軸を伝える場合には聞きやすい順番がありますので、ぜひ覚えておきましょう。
結論
急に詳しい内容を話すのではなく、まず結論から述べましょう。
これから就活の軸についての話が始まるのはわかっていても、どのように始まるのかわからないと面接官も内容が頭の中に入ってきません。
質問をされたらその答えに対し、結論を端的に話すだけで何の話が今から始まるのか伝わりやすくなります。
その後に理由や詳しい内容を話してもらえると、面接官も頭の中でその内容を想像しながら聞けるので印象にも残りやすくなるのです。
ニコニコしながら話を聞いてくれているように見えても、実際に印象に残らないような何を言っているのかわからない話で終わってしまえば内定まで進めません。
結論から述べる方法は、社会人になってからも活用できます。
理由
結論を始めにバンっと伝えたうえで、次になぜその結論に至ったのか理由を述べましょう。
面接官の頭の中も、その結論が出たのは何が元になっているのか気になり始める頃です。
ここで結論に対しての理由を述べれば、話がさらにわかりやすくなり就活の軸が伝わりやすくなります。
何の理由もなく結論が出てくることはないため、なぜそれが就活の軸になったのか伝えることは大切です。
なぜという部分がよくわからないという場合は、就活の軸についての考えが足りないということでもあります。
理由がすぐに思いつかない、結論はなんとなく出てきたけれど・・・という時にはもう少し突き詰めて考えましょう。
企業とどこがマッチしているのか
理由まで話した後に詳しい話をすると、面接官の頭の中へ話が自然と入りやすくなります。
自分の就活の軸と応募企業のどこがマッチしているのか、詳しく話してみましょう。
何も話す順番を知らないと、この詳しい話からしたくなってしまいます。
自分の頭の中では理解している話なため、詳しく自分と企業のどの点がマッチしているのか聞いてほしいと思ってしまい、前のめりになって語りたくなってしまうのです。
しかし面接官からすると、詳しい話から急に始まってしまうとなんだかわかりにくくなり結論が知りたくなります。
文章を組み立てる時に詳しい話をするのは、結論→理由を述べてから具体的に話していきましょう。
結論
詳しい話までをした後に、また結論を話すようにしましょう。
最初に面接官は結論を聞いていますが、理由や具体的な話を聞いているうちにまた話の内容が薄くなってきている可能性があります。
どの点が企業にマッチしているのか具体的に話した後そこで終わりにするのではなく、もう一度始めに言った時と同じ結論を述べます。
面接官も一通り話を聞いたうえでもう一度結論を聞くことで、話が印象に残るのです。
この人の話はわかりやすく理由や具体的な部分を聞いても自社にマッチしていると感じてもらえれば、一気に内定まで近付けます。
周りにはライバルが多数いるので、いかにわかりやすく良い印象を残せるかは重要になってきます。
【就活の軸の例文集】イメージができたら作ってみよう!作り方とは?
就活の軸の例文を参考に、なんとなく軸の構築がイメージできたでしょう。
多くの先輩方が実際にそうして就活の軸を決め、それを指針にして自分が行くべき企業を選んできました。
どんな働き方がしたいか、仕事に何を求めるか、考えに考えることで自分の中から答えを探す必要がありますが、効率的に探るために活用できるのが自己分析です。
就活における自己分析は何度となくやっていることですが、自己分析は一度やれば良いというものではなく、折を見て何度も掘り下げてみると良いでしょう。
自分の中に仕事に対するどのような価値観があるか知るためには、さまざまなエピソードから導き出すのが一番です。
自分が物事をどのように判断するか、どんなときにどんなことを優先してきたか、ケーススタディを洗い出して客観視してみましょう。
思わぬ発見があるかもしれません。
過去を振り返ってあなたが譲れない条件を考える
就活の軸とは、あなたが就職した後にどのような働き方を考えたいのか、大きく捉えればあなたがどのような生き方をしたいのかといった軸です。
こうした就活の軸を考える上で、気軽に決めてしまうと就職後のミスマッチにつながってしまいます。
そうならないためには、あなたの今までの経験を振り返って「どういった状況で頑張れるのか」、「どういったことは譲れないのか」といったポイントを理解しておくことが必要です。
そうすることで就職後に「思っていたことと違った」ということなどを防ぐことができます。
あなたが仕事に対して求めているものを考える
あなたは仕事に対して何を求めていますか?
ワークライフバランスを意識した働き方がしたい方もいればとにかくお金を稼ぐためにも仕事に集中したいという方もいるでしょう。
仕事に求めるものを考えることでどういった軸で企業を探せばいいのかわかります。
そうしたあなたの中で譲れない基準を考えることで就活の軸は徐々に明確に定まっていきます。
もしも自分で考えても思いつかないという時には次の章を参考にしてみてください。
自己分析
就活の軸が定まらないという時には自己分析が足りていないということが多いです。
自己分析をすると自分にとって大切なものや譲れないものがわかってきます。
それが例えお金であったとしても、それが就活の軸なのであればうまく企業に伝える方法を考えればいいだけです。
就活の軸は様々な企業で聞かれる質問であるだけでなく、将来働くことになる企業を探す上でも大切なので徹底した自己分析を行ってみてください。
次の記事は自己分析に役立つ「モチベーショングラフ」の作り方を紹介していますので、是非ご覧になって下さい。
OB・OG訪問
企業では「こんな人物を待っています」などと求人に書いている場合もありますが、実際にどんな人が採用になっているのかリサーチしておくことは重要です。
さまざまな職種や企業がありますので、皆同じような人を採用しているわけではありません。
少しでも興味のある企業や業界の先輩へ、積極的にOB・OG訪問をしましょう。
実際就活の時にどういった軸で就活していたのかを聞いてみると、その企業ではどのような人物を採用しているのかが見えてきます。
内定をもらい働いている人の話は、その企業に就職したいと思ったら多いに参考になります。
参考にしながら就活の軸でどの点が企業とマッチしているのか話せると、この学生は自社に合っている人材と思ってもらいやすくなるでしょう。
【就活の軸の例文集】自分で就活の軸が見つからない時
自分の中で譲れないものがたくさんある時や自分の就活の軸が就活で言えそうにないものである時にはどのようにすれば見つかるのでしょうか?
ここでは自分一人で就活の軸が見つからないという時にするべきことやおすすめの方法について解説していきます。
就活市場のおすすめは就活市場エージェントです。
就活の軸だけでなく、ES添削や面接対策をはじめとした選考対策やあなたに合った企業紹介など就職活動をトータルサポートしています。
就活市場エージェント
就活市場では企業の採用活動を作っているコンサルタントが多数在籍しており、そうしたプロのコンサルタントとの面談を通じてあなたの就活の軸作りや選考対策などのサポートを行っています。
もちろん費用は無料で、あなたの話を聞いた上であなたに合った企業の紹介も行っているので内定をもらえるまでサポートいたします。
もしも気になる方はお話だけでも聞いてみませんか?
【就活の軸の例文集】まとめ
就活の軸は自分の仕事に対する価値観であり、就くべき仕事を選ぶときの大切な指針となります。
答えは必ず自分の中にありますので、丁寧に掘り下げて探ってみましょう。
ただし、それを文章として第三者にわかるようにまとめるには、一定のテクニックがあります。
採用担当者に納得してもらう文章を構築し、志望動機と関連づけて説得力を持たせるためには、例文を参考にわかりやすく組み立てるノウハウも必要です。