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はじめに
インターンに参加するとなると、その際には多くの人と関わることになります。
アルバイトともまた違い、社会人として働くためにも、またいろいろな人と関わるためにも、マナーは重要になってきます。
ここでは特に、インターンに採用されるためのマナーについて紹介しましょう。
インターンに採用されるため、選考に通るようにするためには、どういった点に気をつければいいのでしょうか。
特にインターンならではのポイントも紹介していきましょう。
【インターンのマナー】インターン選考時のマナーの重要性は?
インターン選考においては、そのマナーの重要性は特に大きなものになります。
というのも、まずは会社に「どの学校のなんという人間です」とアピールする最初の機会でもあるためです。
インターンに行く会社は将来入りたい会社や関連する企業かもしれませんので、ここで最低限のマナーも守れない様では、今後の選考に悪い影響を及ぼすでしょう。
また、これは社会に出る前の準備とも言える場所です。
このときにまともに準備1つで来ていないとなると、このあとの面接の通過率も悪くなってしまうかもしれません。
今後の採用活動をより有利に進めるように、まずはインターンの面接という段階から、マナーについての意識を持っておいたほうがいいでしょう。
【インターンのマナー】人事が気にする!選考時のマナーとは?
それでは、インターンに参加するための選考時のマナーとはどういうものでしょうか。
実は人事が気にしているポイントはいくつかありますが、特にここでは心構えや、基礎基本となる考え方について紹介しましょう。
ここでの考え方ができていると、迷ったときにもどうすればいいか自然と答えは出てきます。
また、いざという時にも機転が利くでしょうから、基本的にどういう考え方をしているのか、どういう点が見られているのかは意識してみてください。
人事が思う「マナーの良い学生」
まずは「事前準備や心構えができている」という点です。
今の時代、わからないことがあればインターネットで調べれば何でも出てくる時代です。
このため、仮にマナーができていると「事前準備や面接対策がしっかりできている、心構えがちゃんとある」という風に見られます。
次に「社会で働く意識が十分ある」という点もあるでしょう。
職場によってはお客様と関わったり、人の人生を左右したりすることにもなりかねません。
そんなときにお客様に信頼してもらえるように、最低限のビジネスマナーを持っておく必要があるのです。
最後に「将来の面接を意識している」という点もあります。
インターンはあくまでも採用活動の一環で、正式な採用ではありません。
ですが、その後の選考にも影響を与えます。
プラスの印象を与えた人は、選考にも有利になるでしょう。
人事が思う「マナーの悪い学生生」
一方、マナーが悪い場合もあまり変わりはありません。
まず「基本的な準備ができていない」場合です。
服装もそうですが言葉遣い、基本的な連絡などができていないと、そもそも基本的な準備ができておらず、あまり良い印象は与えません。
次に「社会に出る心構えができていない」と見られる場合もあります。
基本的にアルバイトとインターンを混同してしまうのはよくありません。
アルバイトと同一だったり、短期バイト程度の心構えでいたりすると、今後は悪い影響を及ぼすでしょう。
最後に「将来を意識していない」という点でしょう。
インターンは採用活動の一環ですから、将来悪い影響を及ぼす場合もあるのです。
その点を考えず、ただこのときだけ乗り切ろうというのは面接でもわかってしまいます。
【インターンのマナー】選考前に確認!気にするべきマナー
ここまでは、基本的な考え方や面接官の見方について紹介してきました。
それでは、ここからは具体的なマナーについて紹介しましょう。
基本的にはやはり、面接官や応対する人のことを考えるのが基本です。
ですが、インターンで働くようになるとそれ以外の人とも関わるシーンが多いでしょう。
このため、面接よりも少し先のことまで考えて対策をするようになると、よりもっと具体的なマナーなどについても意識できるようになるのではないでしょうか。
1.服装
まず、服装についてです。
基本的にオフィスで働く場合はスーツ、ショップや店舗などで働く場合は私服というような話もありますが、実際にはいろいろなパターンが考えられます。
このため、ここでいくつかの例を挙げて紹介しますが、さらにここに当てはまらない会社も多くあります。
当てはまらない場合はオフィスカジュアルなどを意識して派手やカジュアルになりすぎず、基本的にはその会社で働くことを想定した服装が望ましいとされています。
スーツの場合
まず、スーツの場合です。
スーツの場合は男女ともに意識するのは清潔感でしょう。
男女ともにジャケットは着ておいたほうがいいのです。
髪もしっかり整えて、乱れなどがないようにしましょう。
靴はプレーンな黒の革靴などが無難です。
とにかくここではあまり華やかにせず、ネクタイはブルー、シャツは白、スーツの色は紺や黒などです。
ここに季節はあまり問われません。
夏場でもジャケットなどはきちんと着用しておき、オフィスに入るまでは脱いでいても構いません。
冬場はコートは玄関先で脱ぐようにしましょう。
なお、ここでしっかり整えると、面接や就職後にも着回すことができます。
リクルートスーツのセットなどを準備して、上から下まできっちり整えられるようにしておきましょう。
私服の場合
若干難しいのが私服の場合ですが、基本的に私服でもあまり難しいことはありません。
まず、男女ともに着る服はその会社で働くことを想定した服にしておきましょう。
とはいえ、その会社が自由度が高く、ジーンズとTシャツで働いていたとしても、面接の場所でジーンズやTシャツなどは好ましくありません。
ミニスカートやスリッパなども、普段働くときは良いかもしれませんが、面接では良くないのです。
この場合は基本的にYシャツとジャケット、チノパン、革靴程度のオフィスカジュアルが無難です。
女性なら女子アナのような清楚感を意識したファッション、ひざ丈スカートなどが良いでしょう。
できるだけ華やかになりすぎないように、アクセサリーなども調整してつけておいてください。
特例:アパレル業界インターン選考の服装
ところで、アパレル業界は服装の指定がなかったり、私服だったりしたとしても少し注意が必要です。
というのも、アパレル業界の場合はそのブランドのファンだったり、ショップへの雰囲気を理解したりしているという点が重要になります。
このため、とにかくそのショップで働くことや、ブランドのイメージを理解してファッションで表現するようにしたいところです。
小物やアクセサリーも、そのショップやブランドのイメージを考えて調整しましょう。
そしてオシャレに見えることも大事なポイントです。
なお、アパレルの場合はブランドのアイテムをどこかに着るのが攻略法と言われています。
ただし、すべてのアイテムをそのブランドで統一するのはやりすぎです。
あるならぜひ着ていきましょう。
2.時間厳守
また、何をおいても時間厳守は大事です。
時間についてはさまざまなトラブルが起こることが考えられますので、普段から余裕を持っておきましょう。
時間については基本的に、10分前や5分前と言われています。
逆に速すぎても困りますから、だいたい5分前や10分前から準備しておくのがいいでしょう。
できるだけ遅刻などしないように、事前に準備をして早め早めの準備や行動を取り、前の日に服や荷物を準備するなどの必要があります。
ただし、10分以上前から会場についてしまうと長く時間を持て余してしまったり、企業にも迷惑がかかったりしますから、注意が必要です。
もし不要不急の事態で遅れそうなら、そのときにはその事態がわかった時点で、電話などで連絡をして指示を仰いでください。
3.挨拶
人の印象は3秒で決まるとも言われています。
挨拶は最初に行いますので、基本的に挨拶をすることやその時間の間にいろいろな採用が決まる可能性があります。
挨拶については基本的に、企業内に入ったところから行います。
企業内の受付では「インターンの面接で参りました、○○大学の○○と申します」と名乗ると、受付の人が取り次いでくれます。
面接の会場に入るときは「失礼します」と言い、頭を下げてから入場しましょう。
着席する前は「○○大学の○○です。
よろしくお願いします」と言い、一礼して椅子をすすめられてから着席してください。
なお、こういったマナーがしっかりできていると、あとまでしっかり働くという印象が与えられます。
面接にもプラスになるでしょう。
4.態度
態度については、面接前から面接終了して面接会場の建物から退出するまで見られていると考えたほうがいいでしょう。
面接以外にも受付やすれ違う人たちに無礼な態度や迷惑をかけると、採用されない可能性もあります。
態度は基本的に誠実でしっかりしていることを表に出す必要があります。
表情はきりっとしておき、女性なら少しだけ口角を上げてもいいかもしれません。
もし面接官や誰かがしゃべっている場合は、その話を最後まで聞きましょう。
近年では人の話を最後まで聞けない人も増えてきましたので、この点は注意が必要です。
面接官が口を閉じたあとに話し始めるように気をつけておきたいところです。
最後に、志望動機や自己アピールなど、聞かれる可能性の高い内容は準備しておきましょう。
【インターンのマナー】重要!選考を受ける企業への興味・関心を深める
ところで、インターンの面接ならではの攻略法がいくつかあります。
その1つが、選考を受ける企業への興味・関心を深めるという点です。
これは企業調査や業界分析を通じてできることでもありますし、自己分析と掛け合わせてこういうところがいいということをアピールするためにも行います。
面接以前のエントリーシートの記入や、業界の比較対象などにもプラスになるでしょう。
これらは面接前に済ませておき、できるだけ深い内容を知るほうが良いでしょう。
また、できるだけあやふやなところは作らず、疑問があるなら解消しておくのに越したことはありません。
できるだけ深くきちんとした対策をすることによって、企業のインターン面接にも通りやすくなります。
社長や人事の担当者の名前は覚えていこう
まず、やりたいのが社長や面接官などの人の名前を覚えることです。
これは社長や会長などの企業の重要な人物を数名覚えておくといいでしょう。
この場合、できれば顔も名前も覚えておきたいところです。
顔と名前のリストくらいは覚えておきましょう。
だいたいの企業はウェブサイト上で重要な人の顔と名前は出ていますから、目を通しておきたいところです。
一方、人事担当者や面接官などの名前も覚えておきたいところです。
採用について良い影響を与えるのはやはりこういう人たちなので、基本的な名前くらいは覚えておきましょう。
実は人は名前を呼ばれたり、覚えていると思ったりしていると喜ぶものです。
無礼なことをして印象を悪くしないようにするためにも、覚えておくと良いでしょう。
企業研究を必ずする
また、企業研究は必ず行ってください。
これはこれからインターンで働く場所なのですから、最低限、どういう会社でどういうことをしているのか、どういう企業なのか、就業するときはどういう感じなのかということも覚えておくのが無難でしょう。
とはいえ、少なくともこういったことは事前に企業研究の段階で行っておきたいところです。
企業研究がしっかりできていれば、その企業研究はそのまま面接時やそのあと就職して働くときにもいい影響を及ぼします。
たくさんの活動をする場合は事前に準備や調査をしておくことで、自分にとってその企業や会社がどうかということを考えておきましょう。
できれば業界についての知識まであると良いので、その点もある程度は学習しておいてください。
まとめ
インターンで働く場合、これまでアルバイトですらしたことがない人でも、ある程度の経験をすることになります。
このため、事前の準備はできる範囲でしておいたほうがいいでしょう。
特に面接があるほどのインターンは、だいたいは人気企業のインターンや長期インターンになっていることが多いので、選考に通るためには最低限のマナーは必要です。
少なくとも落とされるためのリスクを減らすために、事前の準備や業界研究はしておいたほうがいいでしょう。