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はじめに
第二新卒のみなさんは履歴書をどのように書いていますか?
新卒とは別扱いとされるため、履歴書の自己PRなどの欄の書き方が変わってきます。
ではどのように書いていけば良いのでしょうか。
今回は第二新卒の方向けに書き方を紹介していきます。
【第二新卒の履歴書の書き方】第二新卒が履歴書でアピールするべきポイント
第二新卒の方は新卒の方とは違う強みがあり、一度は社会に出て仕事を経験しています。
会社に入ったばかりで責任のある仕事が任されないにしても、社会人としてのマナーを覚え先輩のサポートをしている場合がほとんどです。
基本的なビジネスマナーが教えなくてもできると見てもらえるので、多いにアピールしていきましょう。
履歴書で上手に伝えられると、あなたに興味を持ってもらえます。
ビジネスマナー
会社として新卒が4月に入社してきたら教えなければいけないことは、ビジネスマナーになります。
基本を知らないと取引先やお客様、一緒に働いている従業員に不快感を与えてしまいます。
ある程度の時間をしっかりと取り、教えなければいけないので、手間でもあるのです。
しかし第二新卒ともなると、特に2年以上同じ職場で働いていたとなれば基本ができると感じます。
即戦力として採用でき会社としても助かると感じてもらえれば、内定率も上がるのです。
挨拶や敬語、名刺交換の仕方など普段から前の会社で行ってきたことを上手にアピールできれば、人事側としてもさらにポイントが高くなります。
そのためにでもできれば1年未満では辞めずに、2年以上経った頃に転職活動をすると良いでしょう。
会社への馴染みやすさ
年齢を重ねていくうちに経験も豊富になるのですが、頑固さも多少出てきてしまいます。
自分なりの独自のやり方を変えることができず、新しい会社の方針に合わせられないという方もいるのです。
その点、第二新卒の方は大学を卒業してからまだ3年経っていない方ばかりですので、経験が浅い分変なこだわりがなく使いやすいと思われます。
考え方も柔軟ですし、何か間違いを指摘しても素直に聞き入れる心を持っていると見てもらえるのです。
先輩の立場からしても、素直で変なこだわりがない後輩は一緒に仕事がしやすいものです。
経験が豊富で優秀な人材だと思われても、社風に馴染めなさそうと思われれば不採用となります。
フレッシュで会社へ馴染みやすい雰囲気も出していきましょう。
仕事への意欲・やる気
やりたいことの軸がしっかりとあると感じる履歴書であれば、次のステージの面接まで進みやすいです。
逆に仕事に対しての意欲ややる気が感じられず、とにかくただ就職が決まれば良いというような雰囲気しか伝わらないと、その時点で書類選考はパスできません。
さらに今まで働いてきた仕事を辞めてまでも自社を選んできてくれるというところに、やる気を感じてもくれます。
就職をするのも大変ですが、仕事を辞めますと言い出すのも簡単ではありません。
勇気を出しさらに自社を選び、さらに情熱や意欲を履歴書にも記載があれば興味を持ってもらえます。
仕事への意欲ややる気に関しては、全面に書いて多いにアピールしていきましょう。
【第二新卒の履歴書の書き方】企業が見ている履歴書の5つのポイント
どんなに自分のことを知ってもらいたいと思っても、書類選考で落ちてしまうとそれ以上に進めません。
だからこそ、企業側の目に留まりもっと「この人のことを知りたい。」と思ってもらう必要があります。
ここではどんなところを企業側では見ているのか、5つのポイントを詳しく紹介していきたいと思います。
会社とのマッチング度合い
どんなに良い人材と思われても、会社とマッチングしなければ難しくなります。
履歴からやる気も感じられても、会社としてこれだけは譲れないという条件に対して、できないとなってしまうと不採用となってしまうのです。
たとえば、大企業で全国や海外に拠点がある勤務先の場合、数年ごとに転勤してほしいと思っている場合も多いです。
しかしどうしても地元しか嫌であったり、日本であれば良いが海外はダメなど条件があったりすると、そこで難しいと判断されてしまいます。
どのような人物を会社側は求めているのかを把握してから、履歴書も書くようにしましょう。
履歴書に労働条件を記入しすぎても、変なところが細かく不平不満を持ちやすい人物だと感じられます。
あくまで会社の方針に従う姿勢がある方が優先されますので、マッチングさせる工夫も必要です。
スキルや能力、実績
第二新卒とわかった時点で、そこまで企業側としても大きいスキルや能力を求めてきません。
それよりも、柔軟性があり社風に違和感なく馴染めそうか、社会人としてのスキルをどのくらい持っているのかを見ています。
しかしこれまで経験してきた中でこれは次の会社でも活かせる能力だということがあれば、スキルや能力、実績をアピールしましょう。
たとえば、営業職をしていて好成績を残した実績があったり、リーダーとして活躍した経験があったりする場合など、詳しいエピソードも交えながら、今後そのスキルをどのように活かせるか、貢献できるのかを書いていくとアピールになります。
具体的なエピソードがあることで、説得力も増しますので必ず書きましょう。
入社意欲
どうして自社でなければいけなかったのかという点を見ています。
業種として見てしまうと多数企業が存在するものもありますが、さまざまある中でわざわざ選んでくれたのはなんでなのか知りたいのです。
どこでも良いのであれば、何も自社に来てもらわなくても良いのではないかとも思われます。
この企業でなければならなかったという点を、しっかりと伝えられるようにしましょう。
会社独自で行っている仕事内容などを交えながら書けると、しっかりと調べて自社で働きたいと思っているという意欲もアピールできます。
履歴書からも、働いて活躍している雰囲気が伝わると会ってみたいと思ってもらえます。
第一印象
履歴書には必ず自分の写真を貼って提出するので、顔がどんな人なのか見られます。
暗い印象であまり良いイメージを与えられないと、それだけでも落とされてしまう可能性もあるのです。
特に営業職など人と関わる時間が長い仕事では、顔やその人の雰囲気は大切です。
経歴やスキルは立派でも、印象が悪いとそれだけでマイナスになってしまいます。
顔はできる限り隠さず、女性の場合は特に長い髪は束ねて眉毛を出しスッキリとした印象になるよう写真を撮りましょう。
明るい雰囲気で、会社にすぐ馴染んでくれそうなほうが好まれます。
撮影をするときには、写真を撮るプロに頼んでアドバイスを貰いながらしっかりとしたものを用意しましょう。
転職理由
転職をするときには、本音を言うと直の上司が合わずに辛かったなど、人間関係で辞めている方も多いでしょう。
しかしこのまま理由を書いてしまうと、また働いたときに同じような理由で辞めるのではないかと思われてしまいます。
転職の理由としても前向きではなくマイナスに捉えられやすいので、ほかにも考えてみましょう。
人間関係だけでなく、将来を考えたときにこの職業ではないと思い転職したいと感じたなど、ほかにも理由が見つかる可能性があります。
前向きで5年後や10年後を見据えたビジョンがしっかりとしている理由であれば、納得してもらえるでしょう。
そして今度はすぐに辞めないように改善策なども一緒に話せると、さらに好感が上がります。
【第二新卒の履歴書の書き方】履歴書作成の3つのコツ
この企業が良いと思ったとき、ほかにも同じように思い履歴書を送っている人がいます。
その中でもキラリと光る履歴書が目に留まり、次の面接という段階へステップアップできます。
ここではさらに履歴書作成で押さえておきたい3つのコツを紹介していくので、参考にしてみてください。
最低限の社会人マナー
履歴書を書くときにも、社会人としてのマナーがあるかどうかが表れます。
特に読む人の立場になり、見やすく丁寧に書くというのは大切なことです。
基本的にペンで記入し、間違ったときに修正液を使うのは好ましくありません。
間違ってしまったら書き直し行い、間違わないようにするためにも薄く鉛筆で下書きをして清書しても良いですし、集中をして一言一句丁寧に書きましょう。
そして志望動機や自己PR分にも、今まで仕事をしながらビジネスマナーを培ってきたということをエピソードして書いて、マナーはできるということもアピールしても良いでしょう。
志望動機で意欲をアピール
どこかに就職したいという気持ちばかりが出ていて、どこでも良いからというような抽象的な意欲を出しても採用されません。
この会社でなければ自分のやりたい仕事ができないというくらいに、具体的な意欲を見せましょう。
特に志望動機では意欲をアピールできるチャンスの欄になりますので、会社の内容をしっかりと調べ熱意の伝わる意欲をアピールしてください。
数ある履歴書の中でも志望動機に惹かれれば、面接まで進み、そこでも印象が良ければ内定が貰えます。
入社後、どんなことで貢献できるのか
意欲が伝わったものの、この人はどのような力があって会社のためにどのように貢献してくれるのかがわからないと、働きたいと思っても難しくなってしまう可能性があります。
これまで培ってきたものをどのように使い貢献できるのか、詳しいエピソードとともに伝えましょう。
このとき学生の頃に頑張って身につけたことはダメで、今まで社会人になってから身につけたことで貢献できるアピールをしたほうが印象が良いです。
学生の頃の話だけをしてしまうと、社会人になってからは何もしてこなかったのかと思われてしまいます。
具体的に働きながらどんなことを取得し、どのように使って貢献できるのか伝えましょう。
営業力でも良いですし、コミュニケーション能力、資格が活かせそうであればその話を交えながら、会社に貢献したいと書くと説得力も大きいです。
【第二新卒の履歴書の書き方】項目別!履歴書の書き方
履歴書では一つひとつの項目が大切で、じっくりと考えながら書く必要があります。
久々に書くとなると、ルールなども忘れてしまっているでしょう。
ここでは項目別に履歴書ではどのように書くのが正しいのか詳しく説明しますので、ぜひ参考にしながら実際に履歴書を書いてみてください。
証明写真
顔をしっかりと出し暗い印象にならないように写真を撮り、私服ではなくスーツを着用しましょう。
学生の頃も就活で証明写真を撮影した経験があると思いますが、プロのカメラマンにお金を払って撮ってもらっているのではないでしょうか。
就職では写真も大きく左右しますので、写真館やスタジオに行き、どのような企業のを狙っているのか伝えて撮ってもらいましょう。
記入日
普段からさまざまな書類を書く機会があると思いますが、その際記入日を日付の欄に書く方も多いでしょう。
履歴書の場合は書いた日を日付にするのではなく、提出する日を書きます。
ですので、もし3月23日に記入をしても、郵送で送る日は25日になるという場合は、日付に記入するのは25日になります。
提出する日を意識ながら、記入日の日付を書くようにしましょう。
生年月日
生年月日を書くときに年号で悩んでしまうかもしれませんが、西暦、和暦どちらで書いてもOKです。
こちらでなければいけないという決まりはないのですが、年号の昭和をSと書くなど略してしまうと常識外れな人だと思われてしまいます。
仕様によっては和暦で書くようになっている履歴書は多く、その場合は昭和、平成など正式名称で書き、自身の生年月日を記入しましょう。
記入日に書いた西暦とも合わせて年は書くようにします。
住所
履歴書で住所を書くときには、同じ県にある企業を受けるとしても都道府県から記入をします。
たとえば、住所の最後が3ー3-30の場合も、3丁目3番30号と正式名称で記入しなければなりません。
第二新卒の方の中には一人暮らしをアパートやマンションでしている方もいると思いますが、こちらも略さずに正式名称で書きます。
住所が長い場合最後のほうで文字が詰まってくる可能性もありますので、配分を考えておきましょう。
電話番号
電話番号は今後面接に進む際などに、書類審査が通過したという連絡などで使用しますので、必ず繋がる番号で出やすいものを書きましょう。
今は固定電話を持っておらず携帯電話しかない方も多いので、どちらを書いても大丈夫です。
携帯電話のほうが出やすい場合は、記入しておきましょう。
日中つながりやすい電話番号を書いておくと、大切な連絡のときに安心です。
学歴
義務教育の学歴については、義務で全員がその学歴を持っているのはわかっているため記載しなくても大丈夫です。
必要なのは義務教育の後から履歴で、大学名などを記入するときにも省略はしてはいけません。
普段呼びやすい言葉で大学名を言っていても正式名称は違う場合もありますので、しっかりと調べてから学歴の記載をしましょう。
学歴の横にいつ入学したか、卒業したのか年月日を書く欄がありますが、記入日や生年月日に合わせて西暦か和暦を書いてください。
職歴
これまでどのような名称の会社で働いてきたのかすべて記入します。
その際に職務履歴で詳しいことを記入しますので、ここではいつなんという会社に入社して退社予定なのかを書きます。
すでに退社している方はその事実を記入するのですが、会社名は略してはいけません。
1年以上働いたものだけでなく、もし1週間などで仕事を辞めてしまったという場合でもすべて短いものも記載の対象です。
たとえば、株式会社も㈱だと常識がないと思われますので、すべて最後まで正式名称で書きましょう。
こちらも記入日や生年月日に合わせて、西暦か和暦にしバラバラにならないように気をつけてください。
志望理由
この会社だから志望したということが伝わる、オリジナルで熱意が伝わるものを書きましょう。
そして今だけでなく、未来の自分は会社の中でどうなっていきたいのかを見据えた理由が大切です。
軸がありこの企業で働きたいと気持ちが固まっているときは、今だけでなく未来の自分も想像できます。
未来まで見て会社を選んでいるというのは、企業側から見てもすぐに辞めずに働いてくれると感じます。
さらに会社で働いたときに、自分は何の経験を活かして、何を使い貢献できるかも書くようにしてください。
いったい自社に来て何を貢献してくれるのかというのは、企業側から見ても気になることです。
これまで仕事で経験してきた成果を話し、それを会社で働くときにどのように活かして活躍してきたいのかを記入しましょう。
資格や免許、趣味、特技
どんな資格や免許があるかどうかは、大きく会社へ向けてアピールになります。
たとえば、IT関係でパソコンのスキルが求められる場合、事前にワード、エクセルなどの基本操作の資格から、プログラミングなどが扱えるような資格を持っているとポイントが高いです。
わざわざ1から教える必要もなく、即戦力として使える人材だと思ってもらえます。
もしいくつも資格や免許を持っている場合は、これから受ける企業に関わりのあるものから記入しましょう。
思いついた順番に書いてしまうと、あまり企業にとって関係のない資格や免許からアピールしてしまうことになります。
履歴書を見たときに、多数記入があるがあまりうちの企業では役立たないと思われてしまいます。
企業に直接関係のない資格の中でも、一般的に各ことが当たり前になっている運転免許については持っていれば必ず記入しましょう。
本人希望欄
本人希望欄というのは、どうにでもなるようなことは書かないようにしましょう。
何もない場合は、「貴社規定に従います」と書けばOKで、「特になし」などと書くよりも社会人としてのマナーもしっかりとできていると思われ好感度も上がります。
本当に何か子供や家族のことで配慮してほしいことなど、どうしてもというものだけを書きましょう。
ここに自分の希望だけをたくさん書いてしまうと、働いてからも意見ばかりしてくる面倒な人だと思われてしまいます。
余程のことであれば書いても問題ありませんが、土日は必ず休みでお願いしますなどそういった希望はやめましょう。
給与についてや休みなどに関しては、面接まで進んでいった後に話すときがきますので、履歴書でわざわざ意志表示する必要はありません。
【第二新卒の履歴書の書き方】履歴書作成の注意点
ここまでは履歴書の書き方のコツを紹介してきましたが、ここからはさらに企業側に好感を持ってもらうためにも、記入するうえで気をつけたほうが良い注意点を説明していきます。
せっかく良いものを書いて履歴書を提出しても、注意が不十分だったために落選してしまったとなったらもったいない話です。
企業によって求めている履歴書の形も違うので、ここでは詳しく注意点を紹介していきます。
企業が指定した履歴書の種類や規定を把握する
特に何も指定がない場合は、どんな形式の履歴書で提出しても問題ありません。
しかし企業の中には履歴書を統一していて、JIS規格の履歴書で提出するように指示しているところもあります。
しっかりと募集内容を確認しないままJIS規格ではない履歴書に書いてしまうと、その理由だけで不採用になってしまう可能性があります。
募集内容をしっかりと確認をし、履歴書を提出するようにしましょう。
手書きなのかPC作成なのか
企業によって、履歴書の手書きが良いかPCが良いのかは好みが分かれますが、一般的には手書きがオススメです。
その人の字や書き方から人柄や熱意などが伝わりやすく、素敵な履歴書だと思ってもらえると目を通してもらえます。
逆にPCを主に扱う事務職やIT関連などの企業では、本当にパソコンを扱えるのか確かめられるためPC作成が好まれる場合もあります。
証明写真はマナーを守れているか
証明写真はいつ撮影したものでも良いわけではなく、3ヶ月以内のものと決まっています。
もし学生時代にお金を出してプロのカメラマンに撮影してもらったとしても、すでに1年2年経っていればまた新たにに撮影してもらわなければなりません。
さらに履歴書から剥がれてしまう可能性もありますので、写真の裏にも自分の名前を書いておきましょう。
服装は必ずスーツを着用し、顔周りはしっかりとわかるようにスッキリとさせて写真を撮ります。
学歴の最初は義務教育を開始
学歴で〇〇小学校卒業などは、履歴書では必要ないものとなります。
わざわざ書いてしまうと、常識のない社会人というイメージを与えてしまいます。
記入するのは高校以降の学歴となり、愛称などで省略せずにすべて正式名称で書きましょう。
専門学校や大学に行った場合、学科や選考名までしっかりと書いておくとアピールになります。
もし会社の仕事内容とリンクしている学科や選考であれば、一目おかれる可能性もあります。
まとめ
履歴書は初めの登竜門のようなもので、ここを突破しなければ面接、その先の内定までたどり着けなくなります。
時間をゆっくりと書き、履歴書を見てくれる人事の方のことも考えながら丁寧に記入しましょう。
心は文章や文字に表れますし、良い印象を与えられれば面接まで進めます。
不安を感じてしまったときにはサポートしてくれる転職エージェントなどもありますので、相談をしながら理想の会社に転職できるように全力を尽くしましょう。