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はじめに
確かに第二新卒での転職には難しいという見方もあります。
何でこんなに早くに退職したのだろうか?辛抱強さが足りないのではないか?と思われてしまう可能性は十分にあります。
しかしまだ新卒の方と変わらない年代なので、早く溶け込んでくれて仕事を素直に覚えてくれそうな印象も受けるでしょう。
企業チェックや自己分析をしっかりと行い、働きたい意志をしっかりと伝えることで転職も可能です。
こちらでは、失敗させないポイントなども踏まえて紹介します。
【第二新卒の転職は難しい?】第二新卒の転職が難しいと言われる5つの理由
親や友人に新卒で入社したものの、今の仕事を辞めたいと漏らした時に「次の転職先を探すのは難しいよ。」と言われた方もいるかもしれません。
本当はもっと踏ん張れるところを、根性なく辞めたのではないか?と思われがちです。
こちらでは転職が難しいと言われる5つの理由を詳しく説明していきます。
ビジネススキルが新卒レベルのため即戦力として見られづらい
企業側としてはフレッシュな人材よりも、ある程度スキルある方を求めている場合があります。
自分の中では1年から2年求められているスキルの経験をして自信があったとしても、企業の立場からするとまだまだ新卒レベルで即戦力ではないと見られてしまいます。
よっぽどの実績を前の企業で出していたなど証拠がない限り、すぐに使える人材ではないと思われてしまうのです。
とくに1年未満で仕事を辞めてしまうと、新卒とまったく同じ扱いをしなければならず、企業の負担になると見られます。
もし今苦しくて辞めたいと思っても、できれば2年から2年半は働くようにしましょう。
すると専門的なスキルはいまいちでも、ビジネスマナーなど基本的なことはできる人材だと思ってもらえます。
自分のスキルに過信しがち
少し前職で経験しただけで、スキルがあると思ったら間違いです。
確かに経験という意味ではまだしたことのない方よりは、知識は身につきます。
しかしまだ1年から2年の経験では、そのスキルを十分に持っているとは言えないのです。
自分の中ではもうこのスキルも持っているから、新しい企業でも即戦力で働けると思っても、相手の企業側からするとまだまだ未熟なのに過信しているのではないかと思われます。
資格も多数持ちスキルがあると思っても、現場では上手に活かせない場合もあります。
実践で使う機会が少ないと、即仕事で上手に活かすことは難しいのです。
自分本位の転職活動をしている
会社の利益などはどうでも良く、自分の休みや給料のことを考えた転職は危険です。
気持ちのどこかにお給料やボーナスは高くほしい、休みも必要など希望があるのは当たり前です。
しかしこの自分にとってもメリットばかりを考えた自分本位の転職活動をしていると、仕事内容や企業の社風などより、自分のことが第一になっていまいます。
面接で企業について突っ込まれた話をされた時にしっかりと答えることができなかったり、会社での仕事業務に対する目標がなくお金や休みのことだけになってしまったりすると、結局すぐに嫌な出来事があると辞めたくなります。
自分本位ではなく、会社のためにどのようなことをして貢献したいのかを考えましょう。
入社してもすぐに辞めると思われやすい
1年や2年で辞めてしまったと聞くと、新しい企業側からしても、「この人はすぐに辞めるのではないか。」と思われてしまいます。
そしてしっかりと辞めた時の理由がポジティブなものであればいいのですが、ネガティブであったり不満ばかりだったりすると良い印象を持ってもらえません。
「この人はまた同じような不満が出てきた時に、突然退職届けを出すのではないか。」と思われます。
短い期間で会社を辞めてしまった理由をしっかりと考え、情熱とやる気を見せるようにしましょう。
本当の理由がネガティブであっても、ポジティブな言葉に変換していきましょう。
退職理由を他の人のせいにする傾向が強い
どの職場でも1人しかいないような会社でない限り、人間関係はあります。
そして合う人合わない人というのは、どこに行ってもいるものです。
だからこそ合わない人がいると嫌になり、そのせいで辞めてしまう場合もあります。
しかしこのまま「嫌いな上司がいてこんなひどいことをされて耐え切れずに辞めました。」とそのまま伝えてしまったら、事実だとしても、他の人のせいにしてすぐに辞めてしまう人なんだと印象付けてしまいます。
新しい職場でも必ず人間関係はあるので、一緒に働いたら自分たちのせいにしてまた辞めるのではないかと思われてしまうのです。
他の人のせいであってもそのまま伝えず、円満でポジティブな理由に変えて話しましょう。
【第二新卒の転職は難しい?】第二新卒が転職を考える理由
働いていれば上手に物事が進む時ばかりではないですし、とくに一番の下っ端でもあるので気遣いもあり転職を考えるきっかけは多々あるでしょう。
毎日が楽しくて仕方がないと思いながら仕事をしている方は、まずいないのではないでしょうか。
家庭の事情で考えることもあるかもしれませんが、だいたい会社の中での不満や嫌な出来事があり転職を考えるかもしれません。
主に転職を考える理由としてどんなものがあるのか、いくつか紹介していきます。
想像していた仕事とは違った
学生の頃に就活をしていた頃に企業に対し、自分なりのイメージを持つものです。
このイメージと現実働いた時に内容がかけ離れていると、苦しさばかりが毎日付きまといます。
たとえば、もっとお客様にも接しながら最前線で活躍できると思っていたのに、まったく関係のない雑用ばかりされる、希望していた部署ではないところになり異動を希望したいが、受け入れてくれる雰囲気ではないなど、思っていたものとの違いが出るケースも多いです。
この先に何か希望があればいいのですが、ずっと30代40代になっても想像とは違う仕事を行うのか…と思った時、早めに転職して自分のしたい仕事をした方がいいと思うでしょう。
仕事とプライベートの両立ができない
もっと仕事とプライベートを切り離して、メリハリある生活を送れると思っていたのに、現実は仕事ばかりの生活になってしまうと、心にも余裕がなくなってしまいます。
中には残業だけでなく休日出勤も当たり前で、家ではお風呂に入って寝るだけの方もいるでしょう。
プライベートも充実することで、仕事でも実力を発揮して頑張れるというのはあります。
バランスが崩れることで、体の疲れだけでなく心も疲弊してしまうでしょう。
中には残業がなくても家に仕事を持ち帰らなければ終わらない量をさせられたり、営業職では業務が終わった後に取引先の方の接待で、連日夜中までのお付き合いになったりするケースもあるのが現実です。
職場の人間関係が嫌だ
学生時代にも学校やアルバイト先に嫌な人がいた方は多いのではないでしょうか。
例外なく職場でも必ず1人は苦手だと感じる人がいますし、その人が直上司になってしまったら心が疲れてしまうでしょう。
仕事の内容よりも、この人間関係で職場を辞めてしまう方は実に多いです。
そのくらい人と人の関わりというのは仕事でも大きく、苦しくなってしまいます。
お局やイジワルする人もいて、さらに度が過ぎる人がいるのも本当です。
とくに新人だとターゲットにされやすく、厳しいいじめを受ける方もいます。
明らかに人間関係がおかしい職場の場合、自分の心のバランスを崩す前に転職した方がいいです。
別の仕事がしたくなったから
社会人になりさまざまな人と触れ合ううちに、学生の頃の目標と今の考えが変わることがあります。
さらに友人などがキラキラと自分主体に仕事をしている姿を見て、別の仕事に興味が出てくることもあるでしょう。
今の仕事はもう興味がなく別の仕事がしたくなったというのも、転職を考える理由として多いです。
本当にその仕事がしたいのかじっくりと考え、迷いがないのであればチャレンジしてみてもいいでしょう。
転職を行う時には希望の仕事内容か自分に合う企業なのかをしっかりとリサーチし、面接に挑み熱意を伝えてもいいでしょう。
【第二新卒の転職は難しい?】第二新卒の転職活動を失敗させないポイント
間違ったやり方をしてしまうと、せっかくの転職も失敗してしまいます。
逆に段取りを組んで面接でそのまま事実を話してはいけないことを整理し、どのようにポジティブに熱意ややる気を伝えられるか、話に一貫性を持たせられるか考えられると成功します。
こちらでは詳しくどのように行動し考えていけば、失敗せずに転職活動ができるか紹介していくので参考にしてください。
自分がどんなスキルがあるか棚卸する
専門分野を大学などでも学び、資格や知識を活かせる職業に就いた方は専門的なスキルがあるでしょう。
他に一般的な事務などをされてきた方も、パソコンを扱っていたはずです。
PC関係でもワードやエクセル、パワーポイントなど、今後の転職でも活かせる資格や経験があります。
とくに今は事務関係に限らずパソコンを扱う機会が多いので、PCを扱えるというのはスキルとしてポイントが高いです。
そして第二新卒の方にとって大きいのは、社会人としてのビジネスマナーになります。
新卒で入ってくる人たちには1からルールを教えていかなければならないのですが、第二新卒の方はすでに前の職場で学んでいることがほとんどなので、教える手間が省け新しい企業側としても助かります。
キャリアビジョンを考える
就職活動をする時のコツでもありますが、長く続けるためにもキャリアビジョンを立てるのは重要です。
まだ実際に働いていないので、正直どのようになっていくのかわからないかもしれません。
しかしそのとおりにならなければいけないわけではないので、この先、5年後や10年後の自分をイメージしておくようにしましょう。
たとえば5年後にはリーダーになり、10年以内には店長になり指導する立場になりたいでもいいのです。
目標が決まると働いていて嫌になった時にも、ここで踏ん張れば自分のビジョンが叶えられると持ちこたえられます。
スポーツ選手がオリンピックで金メダルを取るとビジョンを掲げるように、新しい企業でどうなっていくのかキャリアビジョンをしっかりと考えておきましょう。
有名かどうかではなく、キャリアビジョンを達成させるために企業選びをする
友人や親戚にどこで働いているかと聞かれた時に、有名で尊敬されるような企業で働きたいと思うかもしれません。
ただこういった動機で仕事を決めてしまうと、実際に働いた時に嫌になったらすぐに辞めたくなります。
企業の中で何をしたいというよりも、見栄やプライドで就職しているからです。
自慢したくなる気持ちもあるかもしれませんが、仕事は本当に自分がやりたいことが一番です。
毎日仕事に行ってもやりがいを感じられますし、何かあってもキャリアビジョンがあるのでへこたれません。
自分の仕事に対する目標をしっかりと持ち、キャリアビジョンの達成を掲げられる職場選びをしましょう。
転職エージェントに相談する
学生の頃に就活をしたと思いますが、その時にどのように行っていたのかしっかりと覚えていないかもしれません。
段階を踏んで決めていかないと、また就職先が決まってもすぐに辞めたくなりますし、何回面接を受けても落ちてしまうかもしれません。
転職エージェントに相談すると、履歴書の書き方から面接の受け方、キャリアプランも一緒に作りサポートしてくれます。
オススメは第二新卒の方に特化した転職エージェントに登録すると、自分にピッタリの職場が見つかりやすいです。
不安に思っていることも相談に乗ってくれて、非公開の条件のいい求人も紹介してもらえます。
まとめ
第二新卒の転職が難しくなるのは、新しい企業で上手に自分を知ってもらえないためです。
ネガティブな印象を与えてしまうと、不採用になってしまいます。
しっかりと時間をかけて自己分析をして自分の大切にしている軸を知り、企業の研究も行いましょう。
1人では転職活動が不安だという時には、転職エージェントに相談してみましょう。
1つだけでなく複数登録しておき、自分にピッタリな職場を見つけましょう。