データベースエンジニアになるには?3つの分野ごとに解説!必要なスキル、やりがい、今後の展望まで大公開

【データベースエンジニアの重要性】現在の日本のIT市場

データベースエンジニアという職業をご存じでしょうか。

データベースエンジニアとは、その名のとおりデータベースの開発、設計、管理を行う専門家のことを意味します。

近年はインターネットの普及により、多くの企業で収集したデータを活用したサービスの開発、提供が行われています。

今後も蓄積されたデータをもとに情報を収集して分析する、データ駆動型社会が進んでいくことでしょう。

データベースを専門的に扱うエンジニアはまだまだ少ないのが現状で、IT市場ではデータベースエンジニアの需要も高まっていくことが想定されます。

まずは、今後日本におけるIT市場がどのように変貌を遂げていくのか、国内IT市場の規模や伸び率、30年後のIT市場について解説します。

国内IT市場規模

働き方改革を推奨する企業が増えていることから、業務効率化や新規システム開発が進むことを踏まえ、国内のIT市場の規模は2020年以降も伸びていくことが想定されます。

デジタル化に向けたIT支出が増加し、さらに大企業だけではなく中小企業のPC置き換えなども増えていくでしょう。

総務省の「ICTの経済分析に関する調査」(平成30年)によると、全産業中の約10%が情報通信業が占めていると言います。

IT市場の伸び率

日本ではIT化が進んでいるものの、2008年~2009年にはリーマンショックの影響で市場規模が落ち込み、2012年までは下降したと言います。

しかし、2013年以降は徐々に上昇し、最終的に2000年~2016年度までの市場規模は100兆円に迫る勢いとなっています。

世界のIT市場は2014年~2020年にかけて右肩上がりに上昇していることから、今後日本においても市場が伸びていくことが想定されます。

30年後のIT市場

次々と新しい機能が登場するIT業界ですが、就職活動や転職活動をするにあたり、企業の事業内容が30年後のIT市場において生き残っていけるのか、不安に思う人もいるかもしれません。

国が行った調査では、今後はAIやビッグデータを使った新しいビジネスの担い手として、IT人材の需要が高まるという見解が示されています。

少子高齢化が加速する中、今後のIT市場では求められるスキルや能力が変化することが考えられるでしょう。

また、10年後の2030年には、需要に対してIT人材の不足が多くなることが予想されています。

30年後の2050年はIT市場も今とは大きく異なることが考えられますが、対処するためには今から知識やスキルを習得していく必要があるでしょう。

【データベースエンジニアの重要性】データベースエンジニアとは?

近年は国や地方自治体が積極的にビッグデータを活用する動きがあることから、急激にデータベースエンジニアの需要が高まっていると言います。

ビッグデータとは、膨大な量の情報のことを意味しますが、データベースはそのビッグデータを保持し、ほしい情報のみを抽出したり検索したりするためのデータ倉庫のような役割があります。

データベースエンジニアは、このデータの倉庫を効率的に運用・管理するための専門家のことで、主に3つの仕事内容があります。

データベースの開発・設計

データベースの開発や設計とは、企業や顧客がどのようなデータを管理したいのか理解し、それにふさわしいデータベースを開発、設計していくことです。

一般的には、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQLなどのデータベースアプリケーションを使用し、データベースを作り上げていきます。

サーバーへデータベースソフトをインストールするだけでなく、セキュリティ対策やバックアップ設定、権限設定なども行います。

データはただ蓄積されればいいというわけではないため、データベース設計をしっかりと行うことが求められます。

職種としては、ソフトウェアエンジニアがこの仕事を担当しています。

データベースの管理

データベースシステムを正常に動かすためには、データベースを管理する必要があります。

管理とは、データベースを正常に作動させるための業務のことで、ハードウェアに関する業務が多いことが特徴です。

開発されたデータベースを使い、必要なデータを保存したり使ったりする際には、サーバーの最適化のためのメンテナンスを行います。

時にはバージョンアップをしたり、システムに不具合が発生した時に調査や対応を行ったりするのもデータベース管理者の仕事です。

長期にわたってデータベースを保存し、利用するためには、効率化のための日々のメンテナンスが欠かせません。

データを取り出す際の処理能力の向上などの調整を行います。

データベースの運用

データベースの運用とは、アクセス権の管理をしたり、データのバックアップなどを行ったりする運用業務を指します。

稼働中に必要な設計を加えることで、企業や顧客のニーズを満たし、作業効率を向上させられます。

サイバー攻撃などのリスクに備えるために、データベースへの不正侵入やデータ流出のセキュリティ対策などを行うことも、データベースを運用するために欠かせない作業です。

近年はセキュリティ対策に関する専門知識がとくに重要視されていることから、最新のシステムを導入するなど、データベースエンジニアに柔軟な対応が求められています。

安全面を考慮した上で、長期的な保存が可能かどうか容量を確認し、効率良く使用するための細かい調整などを行います。

【データベースエンジニアの重要性】3つのジャンル別で必要なスキルとは?

データベースエンジニアは専門的な知識やスキルが求められます。

最初は担当する分野が限られ、徐々に必要な知識やスキルを蓄積していくケースが多いと言いますが、開発や設計段階から携わることができ、やりがいも感じられます。

それぞれの分野には資格などが設けられているため、自分が理解したい分野を選択することで、キャリアプランが立てやすいというメリットがあります。

ここでは、データベースの開発・設計、管理、運用の3つの分野において求められるスキルについて紹介します。

データベースの開発・設計

データベースの開発や設計に携わる場合は、SQL Server、MySQL、PostgreSQLなどのデータベースソフトを扱うスキルや最新のデータベース技術に関する知識が求められます。

システム化するためのモデル作成では、物理データモデルの知識も必要になると言います。

また、データモデリングツールに関する知識やスキル、ハードウェアやソフトウェアに関する知識とスキルなども必要です。

近年はデータベースサーバーの仮想化やクラウド化なども増えているため、仮想化やクラウド技術の理解やアプリ開発者向けにデータベースの開発環境を構築するなど、従来とは別に最新情報に関する知識も求められています。

データベースの管理

データベースエンジニアは、そもそもデータベースに関する業務だけでなく、ネットワークやサーバーにも関わります。

また、データベースの管理には、これらの知識以外にもシステムの拡張性、機能性、さらにデータ操作を行うためのデータベース言語の習得は必須スキルとなるでしょう。

複数のデータベース製品の知識も必要になり、最近は処理能力の高い高速なデータ処理が求められることから、MongoDB、Memchached、Redisなどの新しいデータベースソフトを扱う知識の需要が高まっています。

就職活動などでは、データベース製品の知識があることなどが採用条件の1つとなっているケースもあります。

データベースの運用

データベースの運用で最も求められるスキルが、セキュリティに関する知識です。

アクセス権を適切に付与したり、アクセス制御やデータの暗号化を行ったり、さらにはデータベースが攻撃された際の対処なども求められます。

データベース操作ではセキュアコーディングと呼ばれる、セキュリティ性を高めるためのプログラミング技術なども役に立つでしょう。

必須となる資格ではないものの、まずは国家資格でもある基本情報技術者試験や、データベーススペシャリスト試験、MCPやORACLE MASTERなどの専門資格を取得すると、業務で役立てられます。

とくに基本情報技術者試験はIT系エンジニアの登竜門と言われていることから、取得を目指す人が多いことで知られています。

【データベースエンジニアの重要性】データベースエンジニアはどんな人が向いてる?

将来的にはIT人材が不足していくことが想定されているため、大学の理系文系に関わらず、エンジニアを目指す人は貴重な人材となるでしょう。

しかし、データベースエンジニアは高い専門知識が求められますが、どのような人が向いているのでしょうか。

情報収集した膨大なデータを、使いやすく整理するためには、几帳面で整理整頓が好きな人が向いているのかもしれません。

とくに、細部にこだわるタイプは素質があると言えるでしょう。

ここでは、3つの分野ごとに向いている性格について紹介します。

データベースの開発・設計

設計や開発には、時には多くの時間が必要です。

データベースはシステムを根本から支えるための正確性が求められます。

そのため、繊細な作業を苦と感じす、責任感の強い人が向いていると言えるでしょう。

クライアントに求められたシステムを構築するために、ち密な設計計画を練る必要があります。

正確で冷静さを持ち合わせており、さらに最小の結果を求める探求心も大切です。

あまり細かい作業が得意ではないという人や、すぐに結果がほしいという人は向いていないかもしれません。

コツコツと作業に没頭し、周囲と協力して作業を行えるような人は、長期的にも続けていける可能性があるでしょう。

また、現状に満足することなく向上心を持っていることも大切です。

データベースの管理

データを正確に管理していくためには、念入りなチェックを行います。

データベース管理者はマメな性格であることも1つのポイントと言えるでしょう。

また、万が一問題があった場合は慌てずに柔軟に対応できることが求められ、多少の不具合には動じない強靭さも必要です。

IT技術は日々ものすごい速さで変化していくため、企業から求められる技術も変化しています。

最新の動向に対するアンテナの高さや、データベースを管理するだけでなく、経営や新規ビジネスにどのように有効活用していくか、ビジネス視点を持っていることも重要です。

また、システムが正常に機能することは当然と受け取られることが多いため、縁の下の力持ちという意識に抵抗を感じない人は向いていると言えるでしょう。

データベースの運用

データベースにおけるアクセス権の管理やバックアップなど、運用の仕事には正確な作業が求められます。

データベースエンジニア全体の業務にも言えることですが、仕事中は、ミスが許されないというプレッシャーと常に対峙しています。

運用では外部からの不正アクセスから守るという重要な仕事もあるため、責任感と冷静な判断力、そして論理的思考が求められます。

システムに不具合があれば、すぐに使いものにならなくなってしまうため、クライアントからの信用問題にも関わるでしょう。

仕事の厳しさを十分に理解した上で、他のエンジニアとのコミュニケーションを取りながら作業をする必要があります。

エンジニアの仕事は常にチームで作業を行うため、普段から人と積極的にコミュニケーションを取り自発的な人が向いているでしょう。

【データベースエンジニアの重要性】データベースエンジニアのやりがいって何だろう?

データベースの開発や運用管理は、日々の業務を円滑に進めるだけでなく、経営にも大きく影響しています。

直接感謝されることは少ないと言いますが、やりがいを感じる瞬間も多くあると言います。

必要なデータをすぐに活用できるように環境を整えることが、仕事の主な目的です。

どんな瞬間にやりがいや魅力を感じられるのか、詳しく紹介します。

データベースの開発・設計

データベースを一から開発し、設計するのは、データベースエンジニアの一番のやりがいと言っても過言ではないでしょう。

情報化社会と言われる現代は、経営会議や商品開発、情報分析などのさまざまな場面でデータベースの情報が活用されています。

安全に素早くデータを提供できるのは、設計及び運用者のおかげです。

自分が携わる企業が活躍しているのを見ると、思わずうれしくなるでしょう。

業務の効率化に直接貢献できるという意味でも、技術者であるデータベースエンジニアにとってやりがいを感じる仕事と言えます。

また、設計が正確に行われることで、その後の管理や運営にも大きく影響します。

プロジェクトの主要メンバーとして参加できることは、今後のキャリアにおいて自信にもつながるでしょう。

データベースの管理

データベースを長期間保存し、利用していくためには、サーバーを最適化するためにバージョンアップなどの最適化を行います。

システムにバグなどが見られた場合は調整し、また正常な作業が行えるように管理をします。

データベースが正常に機能していることを確認することは、やりがいを感じられる瞬間でもあるでしょう。

クライアントの業務に貢献でき、時には業務をさらに効率化するために必要な専門分野について勉強できます。

管理をする上で運営上の問題が見えてくることもあると言います。

新たな課題を発見し、目標に向かってチームで取り組んでいくことで、達成感だけでなく仲間との絆を確認できます。

データベースの運用

データベースの運用で最も重要な仕事の1つがセキュリティ対策です。

専門知識や技術を駆使し、問題を未然に防ぐことができた時には、やりがいを感じると言います。

また、バックアップ作業など、日々の業務に必要な工程もあることから、企業への貢献度が高いと言えるでしょう。

データベースエンジニアの業務では、幅広い知識や経験を得ることができるため、開発メンバーとして携わることはもちろん、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどの道も拓けます。

日々の業務に意味を見出し、目的を持つことでやりがいを感じられます。

また、コミュニケーション能力の向上など、成長を実感することが可能です。

【データベースエンジニアの重要性】データベースの将来性

データベースエンジニアという職種は、まだまだ浸透率が低い傾向があります。

しかし、データベースに特化した作業以外にも、アプリ開発やインフラなどの業務でデータベースを活用している企業が増えています。

データベースを扱う技術や知識があれば、市場価値も高まることでしょう。

ここでは、現在の日本におけるデータベース市場や、30年後の現状などについて紹介します。

現在の日本のデータベース市場

現在の日本におけるデータベース市場は、広がっていくことが予想されます。

新たなビジネス基盤としてだけではなく、金融業や製造業など、さまざまな業界でデータベースを活用する動きが広がっています。

とくに金融業では、リスク管理や不正防止など、コンプライアンス関連で活用する動きが活発になってきていると言います。

しかし、データベースの活用には、良い点もあれば課題点もあります。

良い点

データベース市場が拡大することで得られるメリットは、データ共有などの業務の効率化やバックアップ機能、不正データのブロックなどが挙げられます。

セグメント分析ができるため、細かいニーズにも対応でき、自動で検索し、分析をすることが可能です。

複数のパソコンから同時にアクセスでき、不具合が起きた場合に備えたバックアップ機能なども備わっています。

少子高齢化が加速して人材不足が懸念される中、データベースの活用による業務の効率化が注目されています。

課題点

データベースの活用方法について理解する人が少なく、さらにデータベースを作成することにコストがかかり、上手に活用できないといったケースもあると言います。

データを収集して分析するのは、あくまで個人の手に委ねられています。

データ分析に関する専門知識を持つ人材に依存するといった課題も考えられるでしょう。

また、データベースエンジニアが高い専門知識を要するには、長い年月がかかります。

求められるニーズに柔軟に対応できる人材は、まだまだ少ないのが現状です。

30年後のデータベース市場

30年後となる2050年に、データベース市場はどう変わっていくのでしょうか。

2020年時点でデータベースを活用する企業はまだまだ少ないのが現状であり、世界のデータベース市場と比較すると、日本は導入する割合が少ないと言います。

また、膨大な量を管理するための容量や運営方法なども、今後は変化していくことが予想されます。

30年後にはデータベースを活用した事業は必須となることから、今から少しでも経験を積むことが大切です。

データベースに関する知識は今後も求められ、さらに課題に応じた応用力も必要になるでしょう。

データベース市場は今後もますます拡大していくことから、データベースエンジニアの市場価値も高まっていくことが予想されます。

まとめ

データベースエンジニアという職業に興味を持つ学生もいるかもしれません。

IT化が進み、ビッグデータを活用する動きが活発になってきていることから、データベースの開発や運用管理を専門とするデータベースエンジニアの存在は貴重な人材です。

経験を積むことでキャリアアップの道も開かれ、さらにプロジェクトの中枢に関わることができるやりがいのある仕事です。

将来を見据えて、今からIT人材の専門家を目指すのもオススメです。

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