IT業界ってブラックなの?リアルな姿やブラックになる理由を解説

IT業界に興味はあるけど、なんかブラックなイメージもあるし…。なんてお考えの人、いませんか?確かにIT業界はブラックというイメージが付きまといます。けれどご安心ください。IT業界すべてがブラックというワケではありません。一部企業がブラックなだけですから、他の業界と同じことです。

本文ではIT業界におけるブラックの定義、なぜIT業界がブラックになりやすいのか、そしてブラックな企業の見分け方についてご紹介していきます。IT業界に興味はあるけど…という人はぜひチェックしてみてください。皆様が知りたい情報がきっと見つかるはずです。

「IT業界=ブラック」ではない

まず一点言っておかなくてはならないのが「IT業界=ブラック」というワケではないということです。IT業界がすべてブラックであれば、これほど多くの人がIT業界で働かないですし、ITがこれほど発達することはなかったはずです。一部のIT企業がブラックで、そのイメージがインターネットを介して世に広まったため「IT業界=ブラック」という構図が世に広まってしまいました。

IT業界におけるブラック企業の定義

そもそもIT業界におけるブラック企業とはどういったものなのでしょう?まずはその定義について考えていきたいと思います。ブラックの定義は様々ですが、以下3つは多くのブラック企業に共通しています。

サービス残業

まず言えるのが残業の多さ。それでも残業代が出れば我慢のしようもありますが、ブラック企業ですとサービス残業を強いられることも…。日常的にサービス残業が発生していれば、それは完全にブラックです。

業務量の多さからの休日出勤

残業だけでは仕事がカバーしきれない場合、休日出勤しなくてはならないことも出てきます。ブラック企業では単価の安い仕事を請け負うことも多く、単価の安さを量でカバーしようとするもの。そのため業務量と人員のバランスが崩れがちです。

人材の入れ替わりが激しい(離職率が高い)

あまりに劣悪な職場環境ですと人は定着しません。しょっちゅう人が抜けるため、年がら年中求人をしているものです。人材の入れ替わりが激しい企業はたいていブラックです。

IT業界がブラックになりがちな5つの理由

ご紹介してきた通りIT業界=ブラックというワケではありません。けれどブラックになりやすい業界です。なぜブラックになりやすいのか、その理由についてご紹介していきます。

業界の構造

IT業界がブラックになりやすい理由の一つが業界全体の構造です。IT業界はピラミッドのような多重下請け構造になっています。一部の大手企業が元請けとなり概要だけを定義。その後の作業は2次請け企業にお任せです。2次請け企業は詳細設計のみを済ませ、プログラミングとテストは3次請け企業にお任せします。

当然ですが、2次請け・3次請けとなるにしたがって、予算は減っていきますし、納期も短くなっていきます。それでも生き残りをかけて仕事を請けざるを得ません。それゆえに2次請け・3次請け企業はブラックになりがちなのです。

業界全体としての問題は常々指摘されており、是正される傾向にはあります。とはいえ、給与の面でも待遇の面でも元請け企業が良いのは紛れもない事実。IT業界への転職を考えるのであれば、元請けを狙うことをおすすめします。

24時間稼働のシステムが多い

WEB上でのサービスは一部のメンテナンス時間を除き365日、24時間提供されています。そしてユーザー側もそれを当たり前のこととして受け止めているものです。けれど、よくよく考えてみますと、これはかなり大変です。365日、24時間稼働させるためには、いつなん時なにかあってもすぐに対応する必要があるということを意味しています。

「さて今日は仕事も早く終わったし、たまには定時に帰るか」なんてことを考えている時に限ってトラブルは発生します。「あと5分早く出ておけば…」なんてことを思いながらの応急手当。何とか原因を突き止めてひと段落した頃には終電も終わり…。様々なサービスがいつでも利用できるのはこうしたエンジニアのおかげです。

因みに、ある程度経験を積んだエンジニアは定時が来るとサッと片付けて、ハヤテのごとく去っていきます。余計なトラブルに巻き込まれないためには重要なテクニックです。

予想外のトラブルが発生することも

世の中には予想外のトラブルが多々発生するものです。例えばサーバーなどは基本的に停電対策をしています。だから「停電しても大丈夫」のはずなのですが、現実はなかなかそうはいきません。なぜか停電対策の装置が動いていなかったり、想定していたよりも長く停電が続いたり…。そんなこんなでサーバーがダメージを受けるケースは多々あります。

あるいはビルのメンテナンスのために電源を落とすときも要注意。ちゃんとマニュアルを用意して、チェックリストも用意しているにも関わらず、それに従わない人はいるもの。不用意に電源を落とされ、関連している様々なサービスにとんでもない影響が出るなんて事もあるものです。このように、IT業界には予想外のトラブルが多数あります。

不用意に電源を切ってしまう。再起動の順番を守らない。サーバールームのエアコンが切れていた…。どれだけマニュアルを整備したところで、人が作業する限り、思いがけないトラブルが起きるものです。

謎のプログラムが現役で動いている

世の中には大なり小なり様々なシステムが稼働しています。特に企業系ではその傾向が顕著です。それらシステムは最新のプログラムで書かれているかと言いますと、そんなことはありません。20年以上前に作られたようなプログラムが現役で動いていたりするものです。そしてそんなプログラムに改修を重ね今に至っています。

中には誰が作ったのかわからないプログラムや、資料がまったくあてにならないプログラム、そしてどうして正常に動いているのかよくわからないプログラムまでもが混じっています。そこでトラブルが発生するとどうなるか…。かなりハードな状況になることは想像に難くないですよね。

クライアントのちょっとした要望が…

ITというとなんでも簡単にできるイメージがあるもの。そのため「ココにちょっとボタンを足してくれない?」なんて注文はしょっちゅう起こります。確かに画面上にボタンを一つ足すだけであれば、大した作業ではありません。けれど、ボタンを足したことによる挙動の変化をすべてチェックするためには大変な労力がかかります。

それを知ってか知らずか「ココをこんな感じに変えられないかなぁ」なんてクライアントからの要望は後を絶ちません。営業も断り切れずにOKしてしまい、開発の現場は地獄を見る…。IT業界のあるあるです。

そういったこともあり、IT業界では営業と現場の仲が悪い傾向にあります。なかなかに難しい問題です。

IT業界を目指す人へ|ブラックな企業の見分け方

前章でご紹介した通り、IT業界はブラックになりがちです。とはいえすべてのIT企業がブラックなワケではありません。ブラックになる企業とそうでない企業、いったいどうやって見分ければよいのでしょう?そのポイントについてご紹介していきます。

ベンチャー系はハードになりがち

IT系は初期投資が少なくて済むため、ベンチャー系企業が多数存在しています。それら企業は人員が少ないため、基本的に仕事がハードになりがちです。クライアントと打ち合わせ、資料を作り、開発環境を整え、プログラミングをし、そしてクライアントと再度打ち合わせ…といった具合に、日々は目まぐるしく過ぎていきます。

色々なことに関われる分、やりがいを感じやすい環境ともいえますが、体力的にはかなりハードです。余裕がある働き方をしたい場合、ベンチャー系はおすすめできません。

社員の平均年齢は要チェック

ブラックな企業ですと、人は定着しません。たいていのブラック企業は中堅社員がおらず、やたらと若手ばかり多いものです。そのため平均年齢は妙に若くなります。もちろん平均年齢が若い=ブラックというワケでは無いのですが、一つの指標となるものです。社員の年齢はチェックしておきましょう。

転職情報サイトは見逃せない

新卒採用者向けの情報を見ていますと、「やりがいを感じられる職場です」といったポジティブな意見のみが書かれています。とはいえ、それら情報のみを信じるワケにはいきません。

そこでチェックすべきは転職情報サイトです。そこには会社を辞めた人による、会社に対する評価が書かれています。「残業が多い」であったり「社長がワンマン」であったり、赤裸々な意見を目にすることができるはずです。ポジティブな情報、ネガティブな情報、その両方をチェックしておくと、企業のイメージがより明確に見えてきます。

なおIT業界で働く際に「検索が上手」という要素も重要です。目指す企業の労働条件、色々なワードで検索してみてください。

まとめ:IT業界=ブラックではないが注意は必要

IT業界についてブラックになりがちな理由や、ブラックな企業の見分け方をご紹介してきましたが如何でしたか?最初にご紹介した通り、IT業界=ブラックというワケではありません。けれど、ブラックになりやすい業界です。IT業界を目指す場合には、企業の状況をしっかりと見極め、無理なく働ける場所を探すようにしてください。

そんな場所が見つかったのであれば、そこは自分の未来をゆだねられる安住の地になるはずです。

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