ベンチャーの選考が早いって本当?見逃さないよう、採用スケジュールを把握しよう

はじめに

スタートダッシュが重要と言われるベンチャー企業の新卒採用スケジュールは、実はなかなかつかみにくいというのが実情です。

もともと経団連にも属さず自由な採用活動を行っていた企業が多く、秋採用もあれば年間を通じていつでも採用を実施している企業なども増えています。

就活生としてはいかに早く情報を得るかがカギと言えますが、ここでは手遅れにならないよう、ベンチャー企業の就活スケジュールについて整理します。

【ベンチャー企業の就活スケジュール】ベンチャーの採用スケジュール

結論からすれば、ベンチャー企業の採用スケジュールは会社ごとにまったく異なり、バラバラです。

大学3年で内定や内々定を得ている人もいますし、サマーインターンシップを終えてそのまま秋に内定という流れも少なくありません。

気になるベンチャー企業があるなら時期を問わず常にチェックしておくしかありませんが、おおむねどのような流れで進むかまとめてみましょう。

 情報解禁の時期

ベンチャー企業の情報解禁の時期については、各社バラバラで決まりはありません。

近年では通年としている企業も増え、興味を持ったらいつでもアプローチできる環境も整いつつあります。

ただ時期を決めているベンチャー企業は、10月解禁パターンと3月解禁パターンとに分かれる傾向があります。

10月解禁の会社の多くはサマーインターンシップで様子を見た後、より良い人材を確保するために本選考に移るという流れが多いようです。

3月解禁は周知のとおり、政府主導で動く日系大手企業と足並みを揃えるスタイルです。

このあたりは一言でベンチャーと言っても規模や経営の考え方が大きく変わってきた現在の日本の状況において、なかなか一括りにはできない事情もあるでしょう。

 いつエントリーできるのか?

上記スケジュールごとに、いつエントリーできるかまとめてみましょう。

・通年採用

通年ですので、決められたタイミングはありません。

随時独自に会社説明会を実施し、都度エントリー可能です。

応募開始も締め切りもなく、エントリーしたいと思ったタイミングでエントリー可能という企業が多いです。

・10月

10月情報解禁の企業では、大学3年の10月に企業説明会や企業エントリーが開始となります。

その後は翌11月から選考が始まり、翌12月から2月あたりで内定が出るスケジュールが一般的でしょう。

・3月

3月情報解禁の企業は、日系大手企業と足並みが同じです。

3月に会社説明会とエントリーを開始し、そこから5月まで選考会、6月から10月にかけて内定が出るのが一般的です。

 どうやってエントリーする?

日系企業の情報を得るためにナビサイトを利用している就活生は多いです。

でもその中でベンチャー企業の名前を見かけたことがない、気になっているベンチャー企業があるのに見つからないという声が少なくありません。

それもそのはず、ベンチャー企業は採用活動を独自に行うケースが多く、こうした情報一括型のナビサイトには情報を掲載していないことが非常に多いです。

大手ナビサイトは多くの学生がチェックしているため、人材を確保したい企業にとってはとても魅力的な媒体ではありますが、それだけに掲載費用が高額で予算が厳しいのが現状です。

もしナビサイトを見ても情報を得られず、どうやってエントリーしたら良いかわからない場合には、基本的にそのベンチャー企業の公式サイトを見て情報を得るのが基本です。

 【ベンチャー企業の就活スケジュール】なぜベンチャー企業の採用は早いのか?

ベンチャー企業はスタートダッシュだとはよく言われるものの、なぜそんなに採用の時期が早いのか疑問に感じる学生も少なくありません。

就活するにも焦らされるようで困惑するかもしれませんが、ベンチャー企業の立場からすれば至極当然とも言えます。

今でこそベンチャー企業は、新進気鋭で自由な社風が学生にも人気となりつつありますが、一昔前は零細企業の代名詞で社会的立場も厳しいものでした。

現在も条件面で見れば決して優遇されているとは言えないため、大企業と並んで採用活動をしようとすると、どうしても選ばれにくいリスクがあります。

そこで採用時期を早めることで先に内定を出し、少しでも人材を確保しようとするのは当然と言えます。

就活生としても早期内定が取れれば一安心ですから、競合他社に先んじて動くことで厳しい社会を勝ち残るのが主な理由です。

 少数精鋭で優秀層を狙うため

ベンチャー企業は一部のメガベンチャーを除き、規模はとても小さいです。

採用できる人員数にも限りがありますし、少ない人数で事業を成功させるためには一人ひとりが優秀である必要があります。

早期に採用活動を始めるということは、それだけ長く採用活動ができるということでもあります。

もちろん早々に素晴らしい人材が確保できれば締め切ってしまいますが、優秀でポテンシャルが高く、経営方針や事業方針に賛同できて、しかも社内風土にマッチする人材を狙うためには、早めに動き出すしか手はありません。

企業規模を一気に拡大する方針でもない限り人員は大幅に増やせませんので、少数精鋭で優秀な人材を探すために解禁時期を早めているのが実情です。

 【ベンチャー企業の就活スケジュール】早く選考に参加するメリット

ぜひ入社したいと考えているベンチャー企業があるなら、早い時期から注目してエントリーすればとくに問題はないでしょう。

そうではなく、一定の興味はあるけれどまだそこまで気持ちが固まってはいない就活生が、早く選考に参加するメリットがあるかは気になるところです。

ただ、たとえ志望が固まりきっていないとしても、就活生がベンチャー企業のスピーディな選考に参加するメリットはあります。

ここではどのような点がメリットとなるか、解説します。

 実践を人よりも多く経験できる

乱暴な言い方をすれば、就活はある程度「場慣れ」であり、一定の数をこなさなければ思うような結果を得られないケースもあります。

ベンチャー企業の早い選考にエントリーすることは、より多く就活の現場を経験できるチャンスでもあるのです。

たとえうまく行かなくても、実際に経験するのとしないのとでは大きな差です。

ESの作成、面接やグループセッションの実施、社会人との折衝など、頭で理解しているつもりでも実際にやってみるとギャップを感じることばかりでしょう。

最終的に自分が望む仕事を得るためには、できるだけ積極的に行動し、多くの経験を積むことです。

これだけはほかの誰でもなく自分自身がやらなければならないことですので、結果はどうあれ行動は確実にプラスになります。

 人事の印象に残りやすい

早期エントリーは、相手企業の印象に残りやすいというメリットがあります。

たとえばどの採用担当者でも、そのシーズン最初の応募者ならとくに記憶に残ります。

ベンチャー企業なら大企業のような膨大な数の学生を毎日相手にするわけではありませんが、選考が進めば進むほど一人ひとりに対する印象はどうしても薄くなりがちです。

例は悪いかもしれませんが、懸賞はスタートした直後に応募した方が選ばれる確率が高いと言われるように、早い行動にはそれだけの価値があるのも事実です。

解禁と同時にエントリーし、いち早く面接に駆け付けた人に高い志望と働く意欲を感じるのは、企業として当然でしょう。

狙っているベンチャー企業があるなら、ぜひ迷わずに行動に移してください。

 早期に決まる可能性あり

早く動けば早期に内定が決まる可能性があり、その後の学生生活が安心して送れるというメリットがあります。

そろそろ就活を考えなければ、そろそろエントリーもしなければと思いながらズルズルと先送りしてしまう人は、結局最後の最後に焦って満足できない結果になる恐れがあります。

ベンチャー企業は希望の範ちゅうにないと言うなら話は別ですが、一定の興味がありキャリアパスも描けるなら、どんどんエントリーしてチャレンジすべきです。

早期に決まれば残りの学生生活の限られた時間をより有効に使えますし、就職してからの生活もしっかり考えられます。

早い行動は後悔のない未来をもたらしてくれる期待があるでしょう。

 自分の癖や、苦手な部分を知れる

前述した「場慣れ」にも通じることですが、就活において自分の直すべき癖や、苦手とする部分など改善点を早く知ることができるのは大きなメリットです。

就活のスタート時には自己分析が欠かせませんが、自己分析は一度すれば良いものではなく、何か発見があればその都度繰り返しやり直すべきものです。

ベンチャー企業への早い就活で直すべき点が早く見つかれば、それだけ自己分析の完成度が高まり、理解が深まります。

たとえ結果が思わしくなくても次へのステップが飛躍的に向上しますし、結果として理想の就活の成果につなげることができるかもしれません。

やらずに頭で考えているだけでは知ることができないことはたくさんあります。

苦手部分は、早くつぶしておくに越したことはありません。

 【ベンチャー企業の就活スケジュール】早く選考に参加するデメリット

ベンチャー企業の早い選考に参加するのはたくさんのメリットを生むことを書きましたが、反対に何かデメリットはないのか気になるところです。

何事もチャレンジするのは良いことなのですが、その結果、中には目的を見誤ってしまう人が出てくるのも事実です。

ここでは気をつけるべきデメリットについて解説します。

 目移りグセがつく

ベンチャー企業へのエントリーを繰り返すと、だんだんほかの企業へ目移りが止まらなくなってしまう人がいます。

就活では起こりがちなことなのですが、隣の芝生は青く見えるというように、1社手ごたえがあるともう1社、1社内定が出るともっと条件の良さそうな会社というように、無限ループに陥るケースもあります。

日本もベンチャー企業がたくさん増えてきましたので、多くの企業をしっかり見て企業研究を行うのはもちろん悪いことではありません。

ただ、何を持ってその企業をよしとしたのか、志望の根本を見失ってしまうような目移りは危険ですし、意味がありません。

これに陥らないようにするには、何を目的にその企業を志望したのか、自分はどんなキャリアビジョンを描いているのか、改めて見直すことが大事です。

 早期内定獲得が目的になってしまう

ベンチャー企業は早期内定を獲得できる先であることは事実です。

焦るライバルの中で、自分だけしっかり未来への足掛かりを確保できているというのは、確かに大きな安心感ですし、優越感でもあります。

ただ、その状況を作り出すことだけが目的となり、とにかくどこでもいいから内定を獲得するという気持ちにすり替わってしまうと大変危険です。

就活はこの先の人生の大半を占める仕事を決める重要な選択であり、内定という名前のパスポートを手に入れることが目的ではありません。

自分はもう内定を取ったと友達に自慢したいがためにベンチャー企業を受けるなら、デメリットしかないのでやめておいた方が良いでしょう。

 【ベンチャー企業の就活スケジュール】ベンチャー企業の採用情報をどうキャッチする?

前述のとおり、ベンチャー企業の採用情報は大手ナビサイトを見てもなかなか見つからないことの方が多いです。

一部のメガベンチャーと呼ばれる企業は別かもしれませんが、多くのベンチャー企業は予算が厳しく、いかに魅力的なナビサイトでもなかなか情報を掲載できません。

また、独自スケジュールで活動していることも多いので、掲載タイミングが合わず効果が薄いという点もあります。

ではベンチャー企業の採用情報はどうやったら効率的に得られるのか、ここではいくつかの方法を紹介します。

 HPを確認する

一番確実で早いのが、その企業のHPを確認することです。

気になる企業があればサイトを探し、日頃から情報を細かくチェックしておきましょう。

そもそもなぜそのベンチャー企業が気になったのか、なぜそこに就職したいと考えたのか、何らかの理由があるはずです。

多くの場合、その企業が提供する商品やサービスに興味を抱いた、好きになったという理由からでしょうから、すでにHPはブックマークされている方が自然でしょう。

大手のように採用専用ページが設けられていない場合もありますが、人員を募集する際には必ず何らかの形でトピックが掲載されます。

それを見逃さず、素早く反応するのが一番確実な方法です。

 SNSを駆使する

ベンチャー企業の場合、企業HPよりSNSに重きを置いているケースも少なくありません。

とくにスタッフや重役、社長自らが毎日のようにSNSで情報発信している場合もあるため、気になっているベンチャー企業があるならフォローしておくのがオススメです。

大手企業の企業研究では、社長や重役の理念や考え方を掘り下げて知るためには、メディアインタビュー記事などを探して読む必要があります。

もちろん有名なベンチャー企業なら同様にメディアインタビューなども参考にできますが、多くの場合、ベンチャー企業はSNSがそうした理念を伝える場所として使われています。

将来のビジョンについても深く掘り下げて語られていることが多いので、ぜひしっかり読んでおきましょう。

 アプリ

ナビサイトでは情報を得ることは難しくても、専用アプリならベンチャー企業の情報も探すことができる場合も少なくありません。

SNS全盛期の時代、スマートフォンなどで企業と個人も手軽につながることのできる環境が生まれています。

新しい求人広告の形としてサービスを提供しているアプリを紹介しますので、ぜひ就活にも活用してください。

 ウォンテッドリー

ウォンテッドリー(Wantedly)は、やりがいや環境で企業と人をマッチングするビジネスSNSです。

ユーザーの年齢層が20~30代中心で、学生の登録も多く就活やインターンシップにも活用されています。

 パッションナビ

パッションナビは、ベンチャー企業と就活生をつなぐキャリアサイトです。

2019年にベンチャー企業や成長企業が選ぶ就活サイト第1位に選ばれており、多くの企業が情報を提供しています。

 グッドファインド

グッドファインド(Goodfind)未来のビジネスリーダーとなるハイポテンシャルな学生にキャリア構築の情報提供を行うプラットフォームです。

スキルアップセミナーやインターンシップ・就活セミナー情報などを提供しています。

 終わりに

ベンチャー企業の新卒採用は独自のスケジュールで実施され、総じて選考時期は早い傾向にあります。

スタートダッシュに遅れると厳しいのが事実ですが、ナビサイトなどには掲載されていないことが多いため、就活生が情報を得るのはなかなか難しいかもしれません。

気になるベンチャー企業は、HPをチェックしたりSNSをフォローしたりしながら日々チェックしておきましょう。

また、専用アプリを活用するのもオススメです。

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