インターン面接で落ちるのは人事の立場で考えていないから?これで選考突破

インターン面接で落ちるのは人事の立場で考えていないから?これで選考突破

インターンに参加しようと思って詳細を調べてみたところ、面接があることを知って驚いたという学生も多いのではないかと思います。

インターンの面接ではどのようなことが聞かれ、どのような受け答えをするのが良いのでしょうか。

ここではインターンの面接を受ける時に知っておきたいこと、抑えておきたいポイントについて詳しく解説します。

インターン面接で落ちてしまうことがないように十分な準備をしてから臨むようにしましょう。

【インターン面接の合否】インターンの面接とは?

近年はインターンを実施する企業が増えていて、参加する学生の数も急激に増加しています。

その結果、人気の企業では応募者が定員を大きく上回り、参加者を選考するために面接が行われることも珍しくなくなってきました。

企業によってはインターンに参加することが本選考の条件となっていることがあったり、インターンが内定に直結したりするケースもあるため、インターンの面接で落ちないことは非常に重要なこととなっています。

しっかりとした準備が不可欠です。

インターン面接について以下の順番で解説していきます。

この見出しの内容
  • 大手インターンの特徴
  • ベンチャーのインターン面接の特徴

それでは見ていきましょう。

大手のインターン面接の特徴

知名度の高い大手企業が実施するインターンにはたくさんの学生が応募してきます。

その理由としては、先程説明したようにインターンへの参加が本選考の条件となっているケースがあったり、インターンに参加したことを本選考の面接のネタとして使いたいという学生が多かったりするからです。

また、インターンに参加すると給料がもらえるという点も大きいでしょう。

長期インターンでは学生としてではなく一社員として業務に携わることが求められるため、時給にして1,000〜2,000円、日給にして5,000〜1万円ほどの給料が支払われるのが一般的です。

もちろん、インターンには定員があるので、応募者が多ければ何らかの方法で参加者を絞らなければなりません。

その手段として面接が行われるわけです。

ベンチャーのインターン面接の特徴

大手企業と違って知名度のないベンチャー企業や中小企業にとって優秀な人材の確保は非常に大きな課題であり、学生に企業のことを深く知ってもらえるインターンは大きなチャンスと言えるでしょう。

また、ベンチャー企業や中小企業では新入社員をゼロから教育する時間的、金銭的な余裕がないという事情もあり、インターンを通じて仕事に必要な専門的知識やスキルを身につけている学生を採用すれば、即戦力として期待できるというメリットもあります。

このような背景もあり、ベンチャー企業や中小企業のインターンは内定に直結することが多いのが特徴です。

企業はインターンの面接で学生の志望度の高さを見たいと考えているので、面接で熱意をアピールすることができれば選考をクリアできるでしょう。

【インターン面接の合否】インターンと本選考の評価基準の違い

インターンと本選考での面接では多少、評価基準に違いがあります。

両者の違いを理解した上で面接に臨むことで、面接がスムーズに進み、適切な評価を受けることができます。

ですので、本題に入る前に、企業の視点から違いを理解しましょう。

両者の違いについて以下の順番で解説していきます。

この見出しの内容
  • インターン面接の場合
  • 本選考での面接の場合

それでは見ていきましょう。

インターン面接の場合

インターンを募集している企業は「自社についてもっと知ってほしい」「好感を持ってほしい」という目的があります。

ですので、多くの学生にインターンに参加してもらい、その中でも優秀な学生に本選考に参加してもらいたいと考えています。

面接では、キャリアビジョンというよりは、学生自身の人柄、人物像を中心に聞かれます。

業界や仕事への理解、優秀な学生の絞り込みを行うため熱意や積極性なども重要視されます。

インターン面接に臨む際には、まず、就活の基本であるコミュニケーション能力やビジネスマナーなどを抑えておきましょう。

本選考での面接の場合

本選考では、「企業で実際に働くこと」をより重視されます。

つまり、「企業で活躍できる人材かどうか」が大切になってきます。

どんなに就活の基本を押さえていて、優秀な学生でも、企業の社風にマッチしていなかったり、求められてる人材ではなかったら企業で活躍することは難しいでしょう。

すぐにやめてしまう可能性もあるので企業側にも、損失が出てしまいます。

本選考を視野に入れている学生は、インターンに参加する際に、企業への理解や職場の雰囲気を把握しておくことをおすすめします。

【インターン面接の合否】インターンで面接を実施する企業の意図

インターンの参加者を面接で決める企業が多いですが、なぜ企業はわざわざインターン面接を実施するのでしょうか。

当然のことですが、面接をするにもかなりの時間やコストがかかるわけですから、それなら応募者全員を参加させてしまった方が良いような気がします。

ここでは企業がインターンで面接を実施する意図について詳しく紹介します。

企業側の意図を理解しておくと面接の受け答えにも役立つので、ぜひ理解しておくようにしましょう。

以下の順番で解説していきましょう。

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  • 応募数が多いから
  • 目的を持っているかの確認
  • 仕事に対する熱意の確認

それでは見ていきましょう。

応募数が多いから

企業がインターンで面接を実施する意図の1つは、単純に応募してくる学生が多すぎるからです。

すでに説明したように、知名度の高い大手一流企業の場合はそれほど志望度の高くない学生でも応募してくるケースがあるため、あらかじめ決めておいた定員に対して応募者が大幅に上回ってしまうことがあります。

企業は面接を多数の応募者の中からインターンに参加する学生を選ばなくてはならないため、その選考手段として面接を実施するのです。

目的を持っているかの確認

インターンの応募者の中には「インターンに参加すれば選考に有利になるかもしれない」「友達が応募していたので自分も何となく応募してみた」といった曖昧な目的で参加を希望する学生も少なくありません。

しかし、そのような学生をインターンに参加させても企業にとってメリットがないのは明らかです。

「この学生はインターンに何を求めているのか」、「インターンに参加して何を学びたいと考えているのか」といったように、明確な目的を持つ学生を選びたいというのが企業が面接を行う意図です。

仕事に対する熱意の確認

「どうせインターンに参加してもらうなら当社の仕事に強い興味を持っている学生を選びたい」というのが企業側の本音でしょう。

とくに長期インターンの場合には給料を支払う必要があるわけですし、学生にも社員とほぼ同じ裁量権が与えられることになるので、もしやる気のない学生を選んでしまうと業務に支障が出てしまう可能性もあります。

面接を通じて本当にやる気のある学生を選ぶというのも、企業がインターン面接を行う重要な意図の1つです。

【インターン面接の合否】面接に落ちやすい人の特徴8選

上記のような企業側の意図で実施されているインターン面接ですが、落ちやすい人には共通した特徴があります。

インターン学生を採用するにはコストがかかりますし、企業としてはなんらかのリターンを期待しているからです。

インターンの面接で落とされるということは、残念ながら企業にとってのメリットが薄いということです。

そういった特徴を自覚して改善しなければ、その後のインターン面接や、本選考の面接でも苦労する可能性があります。

ここでは面接に落とされる人の特徴を8つにまとめておきますので、当てはまる人は注意しましょう。

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  • 社会人マナーが身についていない
  • 業界・企業分析が足りない
  • 企業が求める人材と異なる
  • インターンに参加する目的が不明確
  • 質問に対する回答が準備できていない
  • 志望動機に説得力が足りない
  • 自信がない
  • 給料や福利厚生の質問をする

それでは詳しく見ていきましょう。

社会人マナーが身についていない

まず最もインターン面接で落とされる可能性が高いのは、社会人マナーが身についていないことです。

たとえ学生であっても、インターンで採用されたからには企業内では一社会人として扱われます。

このため、最低限のマナーはどうしても求められることになります。

面接で気を付けなくてはいけないのは、服装、時間、第一印象の3つです。

インターン面接では「カジュアルな服装で来てください」という指示もあります。

これは、多くの学生が迷うポイントですが、ジーンズやスニーカー、露出の激しい服装はマイナス評価となってしまいます。

また、面接において遅刻は絶対にしないようにしましょう。

遅刻してしまえば、「時間も守れないような責任感のない人」という印象を与えかねません。

面接の際、第一印象もとても大切です。

「その人の評価は最初の5秒で決まる」とも言われています。

行動がだらしない、声がハキハキと聞こえない、表情が硬いなどの点からマイナスな第一印象を抱かれてしまうと、その後の面接でも取り返すことが難しくなります。

このような最低限のマナーを心がけたうえで面接に臨みましょう。

業界・企業分析が足りない

面接での定番の質問に、「なぜ我が社のインターンに応募したのですか?」というものがあります。

この質問に回答できないと、業界・企業分析が足りないと判断されて落とされる可能性が高いです。

自分が働きたい企業を見極めるためには、業界・企業分析が欠かせません。

つまり、その企業が業界内でどのようなポジションで、ほかと比較してどんな特徴があるのかを知っている必要があります。

このような業界・企業分析は、学生の能力にかかわらずやろうと思えば誰でもできることです。

業界・企業分析が足りない学生は「みんなが当たり前にやっていることをやれていない」とみなされてしまいます。

企業が求める人材と異なる

面接の結果、「うちが求めている人材じゃないな」と判断された人も落とされてしまうでしょう。

これは、インターン面接が本選考の採用にもつながってくるからです。

企業も慈善事業としてインターンを行っているわけではありません。

インターンは学生にとっての職場体験であるとともに、企業にとっての人材発掘という側面を持ちます。

インターンの面接も、「もし入社したら、活躍してくれそうか?」という目線で行われるのです。

有望な学生に実際の職場を体験してもらい、入社前後のミスマッチを避けるのがインターンの目的です。

そのため、社風や会社のニーズと合わない学生はここで落とされてしまうでしょう。

学生は選ぶ立場であるとともに、選ばれる立場であることも忘れてはいけません。

インターンに参加する目的が不明確

第一印象や企業分析をしていても、参加目的がハッキリしないと面接を通過することは難しいでしょう。

なぜなら、参加する目的が明確でない学生は、優秀ではないと評価されてしまうからです。

先ほども言った通り、インターン面接が本選考での採用を見越して行われる以上、優秀な学生を選びたいのは当然のことです。

そこで、「あなたがインターンに参加したいと考える目的はなんですか?」という質問が使われます。

社会人となれば、会社の利益のために常に目的を持って行動することが求められます。

だから、インターンに対して目的を持っている、熱意のある学生の方が優秀だと見なされるのです。

逆に、参加目的を明確に答えられない学生は、企業に貢献できない人材と判断されるかもしれません。

質問に対する回答が準備できていない

質問への回答が適切に準備されていないとインターンに参加する熱意がないと判断されてしまいます。

そう判断されないようにするためにも、入念に準備を進めましょう。

具体的には、ESの内容に沿って質問されそうな部分を「なぜ?」と深掘りするのがおすすめです。

3〜5回ほど深掘りをすることで、質問されそうな問を網羅することができます。

志望動機やガクチカ、自己PR、ゼミでの活動などを中心に深掘りを進めていきましょいう。

事前に聞かれそうな質問を想定することで、面接本番での緊張を和らげることができ、リラックスして面接に参加できますので準備しておきましょう。

志望動機に説得力が足りない

インターン面接での志望動機は、先述した通り、学生の人柄や人物像を知るため、特に入念に見られています。

面接で落ちる人の多くは志望動機が面接官に響かず、説得力が欠けたないようになっていることが多いです。

説得力のある志望動機にするために、「なぜこの業界なのか?」「多くの企業の中でなぜ、その企業なのか」といった内容を書くようにしましょう。

漠然と「この企業、気になったから受けてみよう」という学生も多いと思います。

そういった場合も、インターンに参加することで何を得たいのか、さらに、参加後の自分についても書いてあると面接官からの評価が上がります。

志望動機を書く際には、説得力がある内容になっているかどうかを確認してみましょう。

自信がない

声が小さく、ハキハキ話せていないと自信がないという印象を与えてしまいます。

それは、暗い印象やネガティブな印象に繋がり、「この人やる気ないな」とマイナスの評価を受けることになるため、なるべく表情は明るくハキハキと話すことを心がけましょう。

面接では、どんな内容を話すかも大切ですが、どのように話すかも重要です。

面接前に練習を繰り返し行い、自分に自信をつけましょう。

どうしても、緊張してしまう場合は、「すみません。緊張してしまって、、、」と言い、誤解を解きましょう。

給料や福利厚生の質問をする

面接で給料や福利厚生の話をするのは、基本的にNGです。

この話題を面接で話してしまうと、「給料が高ければ、自社じゃなくてもいいんじゃないかな」「福利厚生しか魅力に感じてないんだな」という印象を与えてしまい、好印象を与えることができなくなってしまいます。

忙しい中、お金と時間をかけて、成長させようとしているのに、自身の待遇のことばかり聞いてくる学生をあまりよく思わない人がほとんどでしょう。

また、逆質問をする際も、この話題は避けるようにしましょう。

【インターン面接の合否】受かる人の特徴は?

インターンには落ちる人もいれば、受かる人もいます。

その受かる人の特徴について詳しく見ていきましょう。

確実にインターンに参加するためには、事前準備が大切になってきます。

インターン面接に落ちる人のほとんどが準備不足が原因で落ちているので、徹底的に準備をすることで合格の確立を上げることができます。

受かる人の特徴について3つに分けて説明するので一緒に見ていきましょう。

この見出しの内容
  • 自己分析が徹底的に行われている
  • 業界・企業研究が念入りにされている
  • 目的を明確に述べている

それでは見ていきましょう

自己分析が徹底的に行われている

自己分析は就活を進めていくうえで最も基本的な作業です。

インターン面接に臨む際は、自己分析を行い、自分の強みや魅力を明確にしておきましょう。

強みや自分の魅力を明確にしておくことで、先述したように、自身の人柄や人物像をアピールすることができます。

やり方はさまざまですが、基本的には、自分の過去を振り返り、印象的だった出来事や気持ちの変化などを書きだしましょう。

自分の強みや魅力はもちろん、長所や短所、価値観なども合わせて整理しましょう。

自己分析をし、自分自身についての理解を深めることで自分の志望する業界へのアピールがしやすくなります。

業界・企業研究が念入りにされている

業界や企業についての理解を深めておくことは大切です。

業界について学ぶことで、業界に関する知識が増え、企業選びや企業の理解に繋がります。

企業研究に関しては、志望先の企業がどんな事業に取り組んでいて、どんな仕事内容なのかを理解することができます。

企業研究を入念に行っておくことで、「しっかりと自社について調べられている」という印象を与えることができ、熱意や企業について学ぶ姿勢をアピールできます。

目的を明確に述べている

インターンは強制されているものではないため、インターンに行く目的を明確に述べましょう。

参加が必須でないからこそ、参加する意味づけをはっきりさせておくことが大切です。

企業としても、目的がはっきりしていない学生よりも、明確な学生の方が「一生懸命頑張ってくれそう」という印象を与えることができ好印象です。

インターン参加の目的の重要性について、次の見出しで詳しく解説していくので、見ていきましょう。

【インターン面接の合否】なぜインターンの面接に目的が必要なのか?

インターンへの参加は先述したように、決して義務ではなく、インターンに参加していなくても内定を得ることは可能です。

しかしながら、インターンに参加することが選考に有利に働くことがあるのも事実であり、現実的には就職活動においてインターンに参加することは当然と考えられています。

このような状況からインターンに参加すること自体が目的となってしまっていて、インターンの参加の目的は二の次と考えている学生も多くなっていますが、これは面接を担当する人事の目線から考えるとNGです。

明確な目的を持って応募してきた学生でないと面接で落とされてしまうでしょう。

なぜ、人事はインターンの面接で目的を重視するのか、その理由をここで説明します。

この見出しの内容
  • 人事は目的から何を見ている?
    ・行動と目的の一貫性
    ・目的に対する姿勢から人となりをみる
  • 目的が定まっていないとどうなる?
    ・環境や、人付き合いが理由で辞めてしまう
    ・モチベーションなしで仕事することになる
    ・ゴールのない時間投資

それでは詳しく見ていきましょう。

人事は目的から何を見ている?

企業はインターンを慈善事業として行っているわけではありません。

自社にとってメリットがあると考えているからインターンを実施しているのであり、その一番の理由は優秀な人材を確保したいからです。

優秀な人材かどうかは「この学生は熱意を持って仕事ができる人物なのか」「この学生が入社したらどのような活躍をしてくれるのか」といったことを判断しなければなりません。

そのためには「学生がどのような目的を持ってインターンに参加しているのか」が重要であると人事は考えているので、面接ではインターンに参加する目的を説明するのが効果的です。

では、人事は学生が明確な目的意識を持ってインターンに応募してきていることをどこから判断しているのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

行動と目的の一貫性

インターンには短期インターンと長期インターンの2つの種類があります。

短期インターンは数日~1・2週間という比較的短い期間で実施されるインターンのことで、その目的は主に就業体験を通じて業務内容の理解を深めたり、実際の職場の雰囲気を感じたりすることにあります。

一方、長期インターンは数ヶ月~1年以上という長い期間にわたって実施されるインターンのことで、その主にな目的は社員と一緒に仕事をしながら仕事に最低限必要なビジネスマナーやスキルを身につけることになります。

学生がインターンに応募する時は、この目的の違いを理解していなければなりません。

短期インターンに応募しているにも関わらず、面接で参加の目的を聞かれた時に「業務に必要なスキルを身につけたいからです」と答えてしまえば、人事から「参加する目的と行動に一貫性がない」と思われてしまうので、面接で落とされてしまうでしょう。

目的に対する姿勢から人となりをみる

面接でインターンに参加する目的を質問された時は、ただ単に目的だけを伝えるのではなく、その目的を持つようになった理由を説明することも非常に重要です。

「御社の仕事内容を詳しく知りたいと思いインターンに応募しました」と伝えるよりも、「私の○○という長所は御社の仕事において最大限に発揮できると考えています。

御社の仕事内容を詳しく理解することで、それが事実かどうかを確かめたいと思いインターンに応募しました」と伝えた方が、人事はその学生が目的を達成するためにどのような行動を起こす人物なのかを判断しやすいでしょう。

また、就活の軸がはっきりとしていることもアピールできるので、人事は入社してからの働き方を明確にイメージできます。

目的が定まっていないとどうなる?

インターンでは参加する目的を明確にすることが重要だと、ここまで説明してきました。

面接の際も参加目的を効果的にアピールできれば、落とされる可能性はかなり少なくなるでしょう。

では、インターンへの参加目的が曖昧なままでインターンに参加してしまうとどのようなデメリットがあるのでしょうか。

ここでは、目的を明確に定めないままインターンに参加してしまうことの問題点について詳しく紹介します。

環境や、人付き合いが理由で辞めてしまう

インターンは学生でありながら社会人として多くの体験ができるのが大きな魅力です。

「興味を持っている業界の仕事内容を詳しく知りたい」「志望企業で働くことで人脈を作りたい」「仕事で必要となる知識やスキルを身につけることで他の学生に差をつけたい」など、それぞれの学生がそれぞれの目的を持って参加しています。

その中で、自分だけ目的が定まっていないとどうなるでしょうか。

「自分が本当にやってみたい仕事を任せてもらえない」「社員さんと十分にコミュニケーションが取れない」など、職場の環境や人間関係に対して不満を持つようになり、早い段階で辞めてしまうことになってしまいます。

参加が決まったインターンは基本的に最後まで続けなければなりません。

途中で辞めてしまえば選考に大きな不利となってしまうので、できる限り避けるようにしましょう。

モチベーションなしで仕事をすることになる

インターンに参加する目的が曖昧のままだと、仕事をする上でのモチベーションにも大きく影響してきます。

「エンジニアとして活躍するためにプログラミングスキルを身につけたい」といったように、インターンに参加する目的が自分の中で明確になっていれば、そこに向けて情熱を向けられるでしょう。

当然、スキルをマスターする時間も短くなるでしょうから、空いた時間でさらに資格を取得するといったことも可能です。

一方で目的が明確になっていなければモチベーションは一向に上がらず、「やれ」と言われた仕事を淡々と進めていくだけの毎日になってしまうでしょう。

同じインターンに参加しても、両者のスキルの差は大きく広がるばかりです。

ゴールのない時間投資

周りの学生がインターンに参加しているという話を耳にすると、「目的なんでどうでもいいから、とりあえず参加できそうなインターンに応募してみよう」と考えてしまう学生も多いかもしれません。

しかし、明確な目的を持たずにインターンに参加するのは時間の無駄です。

とくに長期インターンの場合は数ヶ月~1年といった長い期間参加することになるわけで、にもかかわらず明確なゴールがはっきりしていないのであれば、参加する意味はどこにあるのでしょうか。

学生生活にはインターン以外にもやることがたくさんあります。

学校の授業を受けたり、アルバイトをしたりデートしたりする時間を犠牲にしてまでインターンに参加するならば、目的を明確に持って有意義なものにしましょう。

【インターン面接の合否】面接に落ちないための解決策

面接に苦手意識を持っている学生も多いと思いますが、インターンの面接で落とされないためにはどのような点に注意したら良いのでしょうか。

ここではインターンの参加者を選考する際に実施される面接において、人事が学生のどのようなところを見ているのかについて詳しく説明します。

ベンチャー企業や中小企業ではインターンに参加することが内定につながることも多いので、ポイントをしっかりと理解して面接に臨むようにしてください。

志望動機を作る方法
  • 就活の軸を決めよう
  • なぜその業界でなくてはいけないのかを明確にする
  • その業界の中でなぜその会社なのかを考える
  • 企業研究を行う
  • 自己分析をする
  • 自分がその企業で働いているイメージをする
  • 構成を作成する

マナー

インターンは大学3年の夏に行われるのが一般的ですが、たとえ学生であってもインターン先の企業では1人の社会人として業務にあたることになるため、最低限のビジネスマナーを求められます。

面接においても社会人としてふさわしい服装や身だしなみ、立ち居振る舞いができているかどうかを人事は見ているので、決して気を抜くことなくマナーを遵守するよう気を配りましょう。

ここでは気をつけたいマナーについて詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

服装

インターンの面接を受ける際の服装については、多くの学生が迷う点だと思います。

服装についてとくに何も触れられていないのであれば、リクルートスーツで面接を受けるのが無難でしょう。

企業によっては「カジュアルな服装で来てください」「私服で来てください」と言われることがあります。

この場合は指示に従うようにし、リクルートスーツは避けるべきです。

リクルートスーツで行ってしまうと指示を守らない学生だと思われてしまい、評価が下がってしまうことがあります。

ただし、カジュアルといってもジーンズやスニーカー、女性の場合は露出の激しい服装などは避けなければなりません。

人事はTPOに応じた服装ができるかどうかを見ているので、チノパンにジャケットなど常識的な服装を心がけるようにしましょう。

時間

これはインターンに限ったことではありませんが、面接において遅刻は絶対にNGです。

人事から見れば「時間も守れない人に仕事を任せることはできない」という評価になってしまうので、面接で落とされてしまいます。

遅刻をしないためには準備が大切です。

前日までに電車やバスなど公共交通機関のダイヤを調べておき、最寄り駅からのルートについてもチェックしておきましょう。

また、持ち物も前日までに用意しておくと当日の朝に慌てることがなくなります。

当日は最寄り駅に30分前までには到着するようにして周囲で時間を潰し、会場には10分前くらいに到着するようにします。

あまり早く到着してしまうのも良くありません。

やむを得ない理由で遅刻してしまう場合は、必ず電話で連絡を入れるようにします。

連絡することも社会人として大切なマナーです。

第一印象

面接では第一印象がとても大切です。

身だしなみについてはスーツやシャツにシワがないか、ネクタイが曲がっていないか、練口や袖口に汚れがないかといったことに注意しましょう。

面接を受ける時の姿勢や表情も印象の良し悪しに大きく関わります。

猫背だと自信がないように見えてしまいますし、足を広げて座ると偉そうに見えてしまいます。

足は肩幅程度に開き、背筋を伸ばすことを意識しましょう。

表情は無理に笑顔を作る必要はありませんが、少し口角を上げるようにすると自然な笑顔を演出できます。

話す時は相手の目を見るようにします。

下を向いたり髪の毛を触ったりするのは良くありません。

また、緊張するとどうしても早口になってしまうので、ゆっくりと大きな声ではっきりと話すようにしましょう。

上記では、面接のマナーについて解説してきました。

ここでは、面接に行く際の持ち物を紹介していきたいと思います。

・企業が指定した書類(履歴書、エントリーシートなど)

・本人確認書類

・財布

・スマホ

・ハンカチ

最低でも、上の5つは持ち歩くようにしましょう。

面接

インターンの面接で質問される内容については、事前にある程度は絞れます。

ここでは質問されることが想定される内容と、答える時のポイントについてまとめてあります。

面接で頭が真っ白になってしまうという学生は本番までに答えを考えておくと良いでしょう。

なお、答えを考える時は箇条書きするのではなく、話し言葉で書くのがポイントです。

そうすると言葉遣いなどについても整理できるので本番で慌てることがなくなります。

インターンシップをする目的

インターンの面接では「あなたがインターンに参加したい理由を教えてください」といった質問がよく聞かれます。

人事はこういった質問から、学生がインターンに参加する目的を知りたいと考えています。

インターンに参加する目的は学生によってそれぞれであり、「企業の情報をより深く知りたい」という学生もいれば「人脈を広げたい」という学生もいるでしょう。

「ビジネスに必要なスキルを身につけたい」という学生もいると思います。

このような質問を受けた場合には「自分がインターンに参加する目的は何なのか」、そして「参加に至った経緯やきっかけはどこにあるのか」ということを、具体的なエピソードを交えて説明するようにしましょう。

何ができるか

インターンの面接では「あなたの長所は何ですか?」「学校では何を勉強しているのですか?」といった質問もよく聞かれます。

この質問の意図は、自己分析がしっかりとできているかを確かめることです。

人事としては、「この学生が入社した時にどんな活躍をしてくれるのか」が一番気になる点です。

自己分析がしっかりとできていて自分の強みを理解していれば、活躍するイメージがしやすいので高い評価につながります。

また、自己分析が十分であれば現在の自分の実力というものを正しく理解していることになるので「会社で何ができるのか」「現在足りない部分はどこか」についても理解していることになります。

足りない部分については「今後どのような取り組みをしていくか」についても伝えるようにすると向上心をアピールできるでしょう。

インターンで何を得たいか

「インターンでどんなことを学びたいですか?」「インターンに参加することで何を得たいですか?」という質問についても、事前に答えを考えておくと良いでしょう。

この質問で人事はインターンに対する熱意を知りたいと考えているので、「インターンに参加することでどうなりたいのか」ということを伝えるようにすると効果的です。

たとえば、長期インターンであれば「○○のスキルを身につけたいと」と伝えることです。

そうすれば人事には「やる気のある学生だ」という印象を与えられるでしょう。

この時、インターンで得たスキルを仕事にどう活かすかについても伝えましょう。

「インターンで得た○○のスキルを御社の□□業務で活かしたい」とすると、さらに魅力的な回答になります。

なぜその会社でないといけないのか

「なぜ我が社のインターンに応募したのですか?」という質問は、学生の志望動機の高さを問うものです。

同じ業界にもインターンを実施する企業はたくさんある中で、どうしてその企業を選んだのかということを明確に説明することが面接で落ちないためのポイントになります。

志望動機に関して魅力的な回答を作成するためには、企業研究が欠かせません。

同業他社と比較して志望企業にはどういった強みがあるのか、業界内での立ち位置はどういったものなのかを把握すると、「なぜこの会社でなければならないのか」ということが見えてきます。

その点を上手に伝えるようにすれば、人事に「この学生は企業研究をよくやっているな」と思われて高評価につながるでしょう。

面接後はお礼のメールをしよう

面接が終わったら、お礼のメールを送りましょう。

企業は忙しい中、学生との面接に時間を割いていますので、それに対するお礼の気持ちを伝えることが大切です。

また、お礼の言葉を伝えると同時に、感想や、印象に残ったこと、今後の意気込みなども書くと、志望先企業への志望度が伝わるでしょう。

次に具体的な書き方について解説していきます。

新規メッセージ

件名 【お礼】○月○日のインターン面接について 〇〇大学 氏名

株式会社〇〇 〇〇部
〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学の(氏名)です。
本日はお忙しい中、面接に時間を割いていただきありがとうございました。
貴社についての理解をより一層深めることができました。
また、○○様の貴社での仕事をお伺いできたことで、貴社にますます興味を持つことができました。
ぜひ、貴社でのインターンに参加することで今後のキャリアに役立てていきたいと考えています。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

○○大学 ○○学部 三年 (氏名)

上記の例文に当てはめてお礼のメッセージを考えてみてください。

まとめ

近年はインターンに参加する学生が増えたこともあり、インターンの参加者を決めるために面接を行うことも珍しくなくなりました。

インターン面接ではインターンに参加する目的を伝えることがとても大切です。

「インターンに参加する理由は何か」「インターンに参加して何を得たいか」を人事に伝えるようにしましょう。

面接では社会人として最低限のマナーを身につけていることもアピールポイントです。

服装や態度などに注意して良い印象を与えるようにするのはもちろん、絶対に遅刻しないように気をつけましょう。

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