企業選びのポイントは企業を選ぶ前に明確な軸を作ること

はじめに

就活のスタートが目の前に迫ってきているにもかかわらず、本当に働きたい企業が見つかっていない場合や自分にはどの企業が合っているのか判断できなくて困っている学生も多いでしょう。

就活を行う上で企業選びというのは非常に重要なポイントです。

この企業選びの基準が曖昧だと、その後の就職活動そのものがブレてしまう可能性があるからです。

ここでは企業選びの方法について詳しく解説しますので、企業選びに迷っているならばぜひ参考にしてください。

企業を選ぶためにやること

自分に合っている企業を選ぶというのは非常に難しい作業ですが、就活を成功させるためには何よりも大切なことでもあります。

面接でも「なぜこの会社を選んだのか、理由を教えてください」といった質問はよく聞かれるので、迷わずに答えられるように前もって企業選びの基準や理由を明確にしておきましょう。

ここからは、企業選びを行うときの基準をどこに置くのか、企業選びのために何をすべきなのか、といったことについて詳しく見ていきます。

就活の軸を思い返そう

「就活の軸」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

これは言い換えるならば会社を選ぶときの自分なりの基準のことであり、会社を選ぶときに何を一番重要と考えるのか、ということになります。

もしも企業選びがスムーズにいかなくて困っているならば、就活の軸を思い返してみましょう。

自分はどんなことに興味を感じるのか、自分の能力はどのような会社で発揮されるのか、自分が働く上で大切にしたいのは何なのかをもう一度考えて直してみるのです。

就活の軸を考えるときは自己分析を徹底的にしておくことをオススメします。

自分を深く理解することで自分がどんな特徴を持った人間なのか、自分の強みはどこにあるのかといったことが明確になるため、企業選びの精度が上がります。

自己成長

就活を行う上で何を一番大切にするのかと考えたとき、自分が成長できる環境が整っていることが最も重要だ、と考える学生もいるでしょう。

自分が成長することで企業の業績アップに貢献することができますし、出世や給料アップにもつながるわけですから、自己成長できるか否かは企業選びの重要なポイントの一つといえます。

人材育成プログラムが充実していて、若い社員でも仕事を任せてもらえる企業を選びましょう。

面接などで自己成長したいという想いを伝えるならば、できるだけ具体的なイメージを提示するようにしましょう。

5年後にはこんな活躍をしていたい、10年後にはこんな大きな仕事に携わっていたいといったビジョンを考えておくと、説得力のある就活の軸を作成することができます。

やりがい

自分が働きたいと思う企業がなかなか決まらなくて悩んでいるならば、自分はどんな仕事にやりがいを感じるのか、ということを軸に企業選びを行うのも一つの方法です。

もちろん、どんなことにやりがいを感じるかはそれぞれの学生で異なりますが、せっかく仕事をするのですから、仕事を通じて社会に貢献している、困っている人を救うことができたという実感を持って働きたいと考えるのは当然のことでしょう。

やりがいについても、可能な限り具体的にイメージすることが大切です。

志望動機を聞かれて「やりがいのある仕事だからです」という答えは良くありません。

どのような点にやりがいを感じるのかを事業内容とリンクさせながら説明しないと「それなら別の会社でも良いのでは?」と思われてしまいます。

お金

人間には本音と建前があります。

人前では「社会に貢献できる仕事がしたい」ときれい事を言っていたとしても、本音では「仕事に内容はつまらなくても構わないから、とにかく給料が良い会社で働きたい」と考えている学生も多いのではないでしょうか。

お金を就活の軸とするのは気が引けるという学生もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

たくさんのお金を稼ぐことは仕事のモチベーションをアップさせる大きな要因の一つであり、お金を就活の軸として据えて企業選びを行うことは決して間違ったことではありません。

企業に勤めるサラリーマンという立場ではお金=年収ということになります。

毎月の基本給とボーナス、さらには残業などの各種手当の合計がどれほどの金額になるのか計算してみましょう。

プライベート

「ワークライフバランス」という言葉を耳にする機会が増えたと感じている人も多いでしょう。

以前の日本では社会人になれば会社のために身を粉にして働くことが最も重要だと考えられていましたが、近年は働き方改革が進む中で仕事とプライベートの調和が大切だと考えられるようになってきました。

このような考え方は学生の間でも増えてきています。

人生仕事ばかりではつまらないと感じているならば、プライベートの充実ということに軸を置いて会社選びをするのも一つの方法でしょう。

「プライベート重視で仕事を選ぶのは仕事を楽したいからだ」と批判する人もいるかもしれませんが、逆の考え方をすれば「仕事を定時で終わらせる能力がある」というアピールにもつながるわけで、企業からの評価を下げるようなことではありません。

軸にそった企業をたくさん知る

自分なりの就活の軸が決まったら、その軸を基準にして企業選びをはじめましょう。

学生の中には自分が知っている企業だけを対象に企業選びをするケースが見られますが、このようなやり方はNGです。

自分の知らない企業の中にも魅力的な企業はたくさんあります。

様々な手段でできるだけ多くの情報を集めるようにすると選択肢の幅が広がるので、自分に合った企業を見つけやすくなるでしょう。

ここでは企業の情報を知るための手段について紹介します。

様々な方向からネットで調べ上げる

今の時代はインターネットを利用して企業の情報を集めるという学生がほとんどでしょう。

基本的に無料ですし、わざわざ書店などに足を運ばなくても自宅にいながら事業内容や財務状況などを簡単に調べることができます。

ただし、企業のホームページを見ただけではわからない情報というものもあります。

たとえば、就活の軸としてプライベートを重視している学生ならば「残業時間がどのくらいあるのか」ということはとても知りたい情報でしょうが、企業のホームページに残業時間は記載されていません。

このような場合は検索方法を少し工夫してみると良いでしょう。

社員のSNSを検索してみると毎日どんな働き方をしているのかについて情報を得られることがあります。

同様に経営者の考え方を知りたいなら社長のツイッターを見てみることやYouTubeなどを検索してみるのもオススメです。

OB・OG訪問

ネット上にも企業選びに役立つ情報がたくさんあることは事実ですが、その情報の多くは表面的なものです。

個人サイトには突っ込んだ内容の情報が掲載されていることもありますが、それもあくまでも個人的な感想に過ぎません。

企業の生の情報を手に入れるなら、はやり社会人に直接聞くのが一番です。

学生の観点とは違った有益な情報に巡り合うことができるでしょう。

もしも自分の気になる企業に就職した先輩がいるならば、OB・OG訪問してみることをオススメします。

どんな仕事をしているのか、どんな働き方をしているのかを知ることは企業を選ぶ上で非常に重要な情報ですし、将来、自分がどうなりたいのかということについて具体的なイメージがしやすくなります。

魅力的なOB・OGに出会うことができれば、この人と一緒に働きたいという想いが就活の軸となることもあるでしょう。

軸を定めず、企業選びをするとどうなるのか?

企業選びをする上では「就活の軸」を明確にすることが非常に重要であると繰り返し述べてきました。

軸がはっきりしていることで、たくさんある企業の中から自分の条件に合う企業を効率的に見つけることができます。

では、軸を定めずに企業選びをすることにはどのようなデメリットがあるでしょうか。

ここでは軸を定めずに企業選びをすることのデメリットのうち

・早期離職につながる

・就活が長期戦になる

という2点について解説していきます。

早期離職につながる

就活において軸を定めることが大切なことであることは、面接で「あなたの就活の軸は何ですか?」と質問されることからもよくわかります。

面接官がそのような質問をする目的は、企業と学生の間にミスマッチがないかを確かめるためです。

たとえば、ある学生の就活の軸が得意な中国語を活かした仕事がしたいというものであるのに対して、企業側に中国市場への参入の意志がなかったらどうなるでしょうか。

学生はいつまで経っても自分のビジョンを実現することができないわけですから、すぐに別の企業へ転職したいと考えるようになるでしょう。

そして、自分のビジョンを実現できる企業が見つかれば、早期に離職してしまうということになってしまうのです。

就活が長期戦となる

就活の軸を持つということは、面接での回答に一貫性を持たせるという効果もあります。

一次面接から二次面接、三次面接と進んでいくにつれて様々な質問を受けることになりますが、就活の軸が決まっていないと「あなたはどんな仕事をしたいですか?」という問いに「社会に貢献できる仕事がしたい」と答えておきながら、志望動機を問われて「給料が良いから」とちぐはぐな回答をしてしまうことになります。

これでは面接官の評価は下がってしまい、なかなか内定まで至りません。

また、運良く複数の会社から内定をもらうことができた場合、軸が定まっていれば自分に最適な企業を正確に判断することができますが、軸がないと企業選びの基準もあやふやになり、なかなか決めることができません。

また、決めることができたとしてもそれが本当に正しかったのか、もやもやした気持ちが残ってしまうでしょう。

【軸ごと】企業を選ぶ際のポイント

これまでも説明してきたように、就活の軸を定めることは様々なメリットがあります。

自分に合う業界や企業を効率的に探すことができるようになりますし、仕事のミスマッチがなくなるので早期に離職したり内定を辞退したりすることもなくなります。

就活の軸は志望動機などとも密接に関係しているため、面接対策としても非常に効果的です。

しかし、就活の軸が明確になっていても、企業を選ぶときには注意しなければならないポイントがあります。

というのも、あまりにも就活の軸にこだわりすぎてしまうと視野が狭くなってそれ以外の条件が目に入りづらくなってしまうことや志望動機が自分勝手なものになってしまうことがあるからです。

ここでは「自己成長」「やりがい」「お金」「プライベート」という4つの就活の軸について企業選びの際のポイントや情報を収集するときの注意点などについて解説します。

自己成長×志望企業

就活の軸として自己成長を掲げる学生は多く、志望動機を問われて「仕事を通じて自分が成長できると考えて志望しました」という回答はよくあるテンプレートになっています。

しかし、このような回答は少々リスクがあります。

というのも、学生側からすれば成長できる環境が整っている職場は確かに魅力的なのですが、企業側からすると、成長できればどの会社でも良いのか、ということになってしまいます。

企業は成長できる人材を求めているのではなく、成長することで業績に貢献できる人材を求めています。

ですから、企業を選ぶときは成長できる環境があることを基準に選ぶのではなく、成長した結果多くの貢献ができるかどうかを基準に企業を選ばなくてはなりません。

やりがい×志望企業の事業内容

やりがいを就活の軸として定めた場合、企業選びは事業内容に照らしあわせて行うのがポイントです。

仕事でやりがいを感じるには、自分の持っている能力や人間性といったものが仕事で最大限に活かされるかどうかがとても重要になります。

自分の能力が活かせない仕事はどうしてもうまく行かないので、モチベーションが下がってしまい、やりがいも感じづらくなってしまいます。

やりがいを感じることのできる企業を探すためには、十分に業界研究や企業研究を行って、その企業の事業内容を深く理解することがとても大切になります。

事業内容を理解することができれば、働き方についても明確になるので、やりがいを感じることができる企業かどうかを判断しやすくなるからです。

お金×志望企業の待遇

お金を就活の軸として定めたら、志望企業の待遇について詳しく調べることが企業選びのポイントになります。

初任給や平均年収、ボーナスの金額、各種手当などをチェックしてみましょう。

ただし、お金だけに注目してしまうと入社してから後悔してしまうことがあるかもしれません。

たとえ年収が1,000万円を超えるような企業に就職することができたとしても、毎日始発電車で出社して最終電車で帰宅するのような環境で働いていたのでは身体を壊してしまいます。

給与水準と労働環境のバランスはしっかりと取るようにしましょう。

また、若いうちからたくさん稼ぎたいならば評価制度にも注目しましょう。

たとえ優れた成績を残しても年功序列の評価制度では給料は大きく上がりません。

成績次第で高給が期待できる成果報酬型の評価制度を採用している企業を選ぶと良いでしょう。

プライベート×志望企業の福利厚生

企業選びにおいてプライベートの充実が何よりも重要だと考えているならば、勤務時間や働き方がポイントになります。

完全週休二日制の企業を選ぶことや残業が少ない企業を選ぶことで趣味などに使える自由な時間を確保しやすくなるのです。

フレックスタイム制を採用していて勤務時間をある程度自由に選べるというのも企業選びのポイントになるでしょう。

ただし、福利厚生について調べるときは注意が必要です。

たとえば「週休二日制」と「完全週休二日制」は同じではありません。

・完全週休二日制・・・毎週休みが2日ある

・週休二日制・・・1ヶ月のうち最低1週間は2日の休みがある。

それ以外の週の休日は2日でなくても良い

ということになるので、間違えてしまうと休日数が大きく変わってしまいます。

また、年間の休日が120日以上と書かれていると120日の休みがあると考えてしまいがちですが、これも違います。

夜勤がある職場では夜勤明けも休日としてカウントすることができるので、純粋な休日数を知りたいなら法定休日の日数を調べるべきです。

軸と働く上で譲れない条件を追求しよう

就活で志望する企業を絞り込むことは簡単なことではありません。

社会的役割のが大きくてやりがいのある仕事がしたいと思っていても、一方ではできれば給料は高いほうが良いし休みもたくさんほしいといった希望が膨らんでしまうのは、ある意味当然のことです。

だからこそ、就活の軸を定めることが重要になります。

軸が明確になれば働く上で譲れない条件についても優先順位が付けやすくなり、企業選びの精度がアップします。

入社後のミスマッチを防ぐ

厳しい就職活動を勝ち抜いて志望企業からせっかく内定をもらったのに、実際に働き始めてみると「なんか思っていたのと違うな・・・」とすぐに退職してしまう人が増えています。

実際、新卒として就職した人のうち30%近くの人は1年以内に退職してしまっています。

仕事のミスマッチは、就活中に抱いていた企業のイメージと、実際に働き始めて感じた実感に大きなギャップがあることが理由です。

自分の興味のある分野の仕事ができると思っていたのに実際には別の仕事ばかりをやらされたり、もっと休みが取れると思っていたのに実際にはほとんど休みが取れなかったり、こういったことが原因でモチベーションが低下して退職へとつながってしまうのです。

このようなミスマッチは就活の軸を明確にしておくことで防ぐことができます。

仕事に対して求めるものを明確にして、企業選びをするように心がけましょう。

社会人として働くイメージが湧く

就活の軸はなぜ必要なのかという疑問に対する理由の一つは自分の将来の姿と企業の方向性が一致していることを確かめるためです。

就活の企業選びでは企業研究がとても重要になりますが、就活の軸が明確になっていない学生は企業に求めることも曖昧なままなので、企業のホームページをさらっと調べただけで終わりにしてしまいます。

当然、自分の将来の姿について具体的にイメージすることもありません。

一方、就活の軸が明確になっているとどうでしょうか。

たとえば、就活において将来英語力を活かした仕事がしたいという軸が明確になっていれば、この会社には英語を使う事業を展開しているか、将来、海外の市場に進出する考えがあるかといったことを丹念に調べるので、キャリアプランも描きやすくなります。

まとめ

就活の企業選びでは就活の軸を定めることが大切です。

「自己成長できる企業で働きたい」「やりがいのある仕事をしたい」など、企業に求める条件の中で絶対に譲れないものを決めておきましょう。

企業に関する情報はインターネットだけでなくOB・OG訪問など社会人に直接会って話を聞くこともオススメです。

逆に就活の軸を定めずに企業選びをしてしまうと、就活が進んでいくうちに考えにブレが生じてしまうことがあります。

その結果、内定がなかなかもらえずに就活が長期化してしまう場合や就職できたとしても早期に離職してしまうリスクが高くなってしまいます。

企業選びのポイントは定めた軸によって異なります。

入社後のミスマッチを防ぐ意味でも社会人として働くイメージを持ちながら、自分なりの軸と働く上で譲れない条件をリンクさせるようにしましょう。

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