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はじめに
就活を成功させるためには、「企業選びの軸」を作ることが大切です。
しかしながら、そもそも企業選びの軸とは何なのかわからない人も多いでしょう。
就活におけるブレない軸を作る必要性や作り方、事例について紹介します。
これから就活を始めようとしている人、企業を探し始めているものの不安を感じている人など参考にしてください。
企業選びの軸を作って、スムーズに内定へのコマを進めていきましょう。
企業を選ぶ前にやるべきこと
一言でいうなれば、企業選びの軸とは就職活動において企業を決めるにあたっての譲れない条件です。
自分の中で「これだけは何があっても妥協したくはない」という点を定かにすることが、企業選びの軸を作るという意味になります。
就活を始めたなら、興味のある企業を探していかなければなりません。
企業選びをする前にまずは、企業選びの軸を自分の中で定めましょう。
この作業をするかしないかが、企業選びにおいて成功するか失敗するかを分けるといっても過言ではないはずです。
就活を始めたならば、まずは企業選びの軸づくりをすることが第一歩です。
ここで企業選びの軸を見つけていきましょう。
まず過去の自分を振り返ろう
とはいえ、企業選びの軸はどうやって作れば良いのかわからなくて悩む人もいるはずです。
軸を作るために欠かせないのが、自己分析です。
自分の性格について把握していなければ、ブレない軸は作れません。
まずは自己分析をするために、過去の自分を思い起こしていきましょう。
物心ついた頃から今までの人生経験の中で、思い出深いものをノートに書き出します。
モチベーションが上がり頑張ったことや苦労した思い出など自分の行動や体験を振り返ります。
そうすると、体験を通じてなんらかの共通点が見えてくるはずです。
つまり過去の経験を振り返って書き出すことで、自分のタイプがわかるのです。
自己分析は自身の長所短所や能力を知るための作業になります。
自分と向き合い、自分の性格を改めて知ることから始めましょう。
自分の生き方や価値観を理解しよう
過去の体験から見えてきた自分のタイプを客観的に見ると、現在に至る生き方や価値観を再確認できます。
たとえば何か壁にぶつかったりうまくいかなかったりしたときに、自分一人でいつも乗り越えて解決してきたならば、「自立心が強くて人に頼らない生き方」であることがわかります。
人に相談せずに自分で何でも決める決断力の持ち主であり、今後もその価値観や生き方は変わらないでしょう。
ほかにも、クラス委員長や部活の部長などを任されることが多かった人は、リーダーシップ能力を発揮できるタイプだといえます。
いつも家族や友達を引っ張っていき、率先して自ら行動する生き方をしているのではないでしょうか。
過去の経験を書き出した際によく出てくるキーワードに、自身の価値観が表れていることも多いです。
キャリアプランを立てる
自己分析の次に行いたいのが、キャリアプランの設計です。
キャリアプランとは、ビジネスにおいての3年後・5年後の自分を想像することともいえます。
将来のビジョンを持てるように、プラン設計をしていくのです。
10年後の自分となると先のこと過ぎて、具体的にプランを立てるのが難しいかもしれません。
まずは近い未来からキャリアプランを設計することがコツです。
3年後くらいから始めるのが良いでしょう。
もう一つのポイントとして、実際に自分の力で実現できそうなことを考えるようにします。
あまりにも現実離れした内容では、プランを立てても夢のまた夢で終わってしまいます。
実際にそのプランをもとに行動することが大切なので、自分の力や環境を踏まえてできる範囲でのキャリアプランにすることが重要です。
数字を使うなどして、できるだけ具体的なプラン内容にします。
ライフプランを立てる
企業選びについて考える際に、仕事のことで頭がいっぱいになりがちです。
しかしながら実際には、みんなそれぞれの生活があります。
将来的に結婚して子供がほしいという人もいれば、独身で良いので海外に住むことを望む人もいるでしょう。
企業選びの軸を作るにあたって、キャリア面のみを考えていたのでは現実性に欠けてしまいます。
ライフプランも考慮した上で、会社は選ばなければいけません。
たとえば海外に住みたいのであれば、海外出張や海外に支店を持つ企業を選ぶことにより夢へと近づけるはずです。
1年後には一人暮らしをして、3年後には結婚したいというように、プライベートについてのプラン設計を立てることも必要なのです。
入社後に、心身への仕事の負担が多くなりすぎて退社することにならないよう、事前にライフワークバランスを取ることも考えておきましょう。
生き方や価値観を、働く条件と照らしあわせよう
自己分析により自分の価値観や生き方を確認できたなら、それに合う労働条件をピックアップしていきます。
方法としては、自分に合う条件をすべて箇条書きにするとわかりやすいです。
- 教育制度や研修が充実している
- 人と接する仕事がしたい、誰とも話さない仕事は無理
- シフト制でも良いが週休2日であること
- 男女比が同じくらいの職場、女性ばかりの会社は無理
といったふうに、外せない条件を書き出していきましょう。
企業選びはもちろん選考に受かることが大切ですが、就活生側がどんな企業であるかを見極めることも大切です。
働く条件を明確にすることで、自分が働きやすい企業に絞って探すことができます。
企業選びの軸の作り方
就活をスタートするうえでは、企業選びの軸を設定することが大切です。
1つの業界でも多彩な企業が存在する中で、闇雲にエントリーした場合や知名度の高さなどだけでエントリーしても内定へとつなげることはできません。
着実な成果を出し、就活を成功させるうえでも、企業選びの軸を設定したうえで、就職したい企業や本命に加えてエントリーしたい企業を選んでいきましょう。
そのためにどうすれば、企業選びの軸が設定できるのか見ていきます。
自己分析を行い、将来ビジョンを考える
企業選びの軸を考えるうえでは、まず、自分が将来どうしたいのか、どうなりたいのか将来ビジョンを考えましょう。
将来ビジョンがまだ定まっていない人、漠然としていて明確性に欠ける人は、自己分析から始めることがおすすめです。
自分のこれまでの経験を振り返り、自分の得意なことと不得意なこと、興味が強いことと興味がないことなど、自分について分析していきます。
そのうえで、どのような業界、業種で、どんな職種でどんな仕事がしたいのかを考えます。
さらにその仕事をしながら、将来どう成長していきたいのか、どのようなポジションにつきたいかなどを検討しましょう。
力をつけて違う仕事をする、独立起業するといった点まで将来ビジョンとして検討することができます。
自己分析や将来ビジョンの立て方について、詳しくは、「将来のビジョンは就活時に必須!どのように考えるのか」(https://shukatsu-ichiba.com/article/12818)を確認しましょう。
なりたい姿から企業選びの軸を決める
企業選びの軸を設定するうえでは、まずは自己分析を行って将来ビジョンを立て、それを達成するための企業選びの軸を考える方法もありますが、すでに将来ビジョンがあり、なりたい姿があるなら、そこから遡って企業選びの軸を設定することが可能です。
これから将来ビジョンを考える方より、スムーズかつ効率的に企業選びの軸が設定でき、就活スタートに向けて早めに準備ができます。
なりたい姿になるために必要な項目が企業選びの軸
なりたい姿がある場合、その姿になるために必要となる項目そのものが企業選びの軸となります。
そのため、なりたい姿になるためには何が必要かを考えましょう。
どんな知識やスキルが必要になるでしょうか。
どんな仕事を経験することやどんな職種で経験を積んでいくことが必要でしょうか。
何か資格を得ることや特別なノウハウを得ることは必要になるかなど、箇条書きにして挙げていきましょう。
なりたい姿になるうえでは、いくつかのステップが必要となり、複数の部門や仕事を経験したい場合や、複数の職種を経験する必要があるといった場合もあるかもしれません。
そうした際には、その複数の部門や事業を行っている企業を選ぶのがベストとなり、自ずと企業選びの軸が定まってきます。
箇条書きにしたうえで、次に優先順位を決めていきます。
なりたい姿に必要な項目が複数あっても、すべてを一度に満たす企業を探すのは大変なため、優先順位を決め、必ず、必要な項目、妥協できない項目を軸に据えましょう。
業界研究・企業研究が必須
企業選びの軸が定まったら、その軸を満たす企業を探し出す必要があります。
そのためには、業界研究を行って、自分の将来ビジョンやなりたい姿になるために、最もマッチする業界を見つけ出さなくてはなりません。
そのうえで、企業選びの軸に合う企業を選びだすために、個々の企業を研究していくことが必要です。
すでに業界が決まっているという方も、将来ビジョンやなりたい姿を明確かつ具体化した後、もう一度、軽く業界研究をしてみましょう。
近年は業界の垣根を超えた事業展開をすることや業界の垣根が低くなっているので、より、自分の将来なりたい姿に合う業界があるかもしれません。
自分の将来ビジョンを叶えるのに即した業界が見つかったら、企業選びの軸を満たす企業を見つけるための研究を実施します。
大手企業から地方の中小企業まで幅広くあるため、どこでどう働きたいかを見据えて、企業研究を行うのがおすすめです。
実際に先輩社員に聞きに行くのもあり
企業研究をしていくうえでは、採用ページなども含め、詳しく案内がされているケースと、表面的な事業内容しかわからないケースもあります。
将来ビジョンやなりたい姿を達成するためには、複数の仕事を経験することやスキルアップが必要という場合に、1つの企業で部署などをまたいでジョブローテーションが可能なのか、どのようなキャリアプランが用意されているのか、わかりにくいこともあるかもしれません。
そうした際は、OB訪問やOG訪問などを利用して、実際にその企業で働いている先輩社員に確認するのも1つの方法です。
ゼミの先輩などをアテにする方法をはじめ、大学の就職課で就職先の名簿などから、企業の連絡先を確認してメールや電話などで話を伺えるか確認してみましょう。
将来ビジョンやなりたい姿をその企業で達成できるかの確認であれば、入社して間もない先輩より、ある程度キャリアを重ね、企業内のキャリアプランについて把握している経験社員のほうがおすすめです。
なぜ人事は企業選びの軸を聞くのか?
企業選びの軸は学生がスムーズに就活できて成功するために活用するものですが、面接のときに質疑応答で聞かれることもあります。
「あなたの企業選びの軸を教えてください」と突然言われたときに戸惑ってしまわないように、ブレない軸を持ってしっかりと回答したいものです。
とはいえ、なぜ面接官は企業選びの軸について聞くのでしょうか。
学生の価値観、大切にしていることを聞くため
企業側は、学生の人間性を見るために面接をしています。
はっきりと単刀直入に企業選びの軸を聞くことで、その学生の考え方や価値観を知ることができます。
自社を選ぶにあたってその学生が大切にしている想いを聞けて、どのような人柄なのか見極めやすいのです。
企業によって求める人物像は様々です。
目の前の学生が自社に合っているかどうか、入社後に活躍している姿がイメージできるかどうかが選考の重要ポイントです。
いろいろな質疑応答がありますが、企業選びの軸の回答は学生の考え方を知るために非情にわかりやすい質問といえるのではないでしょうか。
学生の思考に一貫性があるか
企業側は、芯が通っており頭の回転も速い人材を求めています。
企業選びの軸を質問することで、目の前の学生の考え方に一貫性があるかどうかがわかります。
自信を持って説得力のある回答ができる学生であれば、入社後もその仕事ぶりが期待できることでしょう。
ブレない部分があるかどうかを面接官は見たいのです。
しかしながら、考え方はブレていなくても緊張してしまって思うように説明できない学生もいます。
ここでポイントは、発言する際にはできるだけ理論的な文章構成を心がけることです。
結論から簡潔に話して、理由と裏付けるエピソードを語り、再度説明してまとめる話し方をしたいものです。
PREP法に基づく文章構成で回答することを頭に入れておきましょう。
学生の企業選びの軸と自社はマッチするのか
学生の企業選びの軸を聞いたならば、それに自社の求めるものがマッチするかどうかを面接官は見極めます。
このマッチングは、能力面や仕事に対する価値観、そして雰囲気などによって判断されます。
非常に優秀な学生だと感じても、自社にマッチするかどうかはわかりません。
たとえば自立心があって一人で何でもできる学生であっても、チーム営業スタイルの会社で協調性を重視する場合にはややミスマッチとみなされる可能性もあります。
「一人で」ではなく「みんなと」働きたい軸を持つ学生のほうが、チーム営業には向いているといえます。
学生と企業のマッチングは、お互いにとって非常に重要です。
マッチしていなければ、学生側も企業側も入社後ストレスを感じてしまうことになります。
企業選びの軸があることのメリット
それでは学生にとって、企業選びの軸を持つことはどのようなメリットがあるのでしょうか。
過去を洗い出して自己分析をする作業を面倒臭いと感じる学生もいるはずです。
就活は忙しいので、企業選びの軸などどうでも良いと考えてしまう人もいるかもしれません。
しかしながら、ブレない軸を持っていると後で必ず良かったと思うときがきます。
企業選びの軸があることのメリットについて紹介します。
自分の言葉で話せる
面接では誰しも多かれ少なかれ緊張するものですが、そんな中でも堂々と落ち着いて自分の意見を述べることができる学生は評価が高くなります。
質疑応答での回答は、自信を持って回答したいものです。
企業選びの軸が定まっていれば、自然と熱意のある言葉が出てきます。
就職支援サイトなどでは参考にできる回答例が多々ありますが、それらを真似してそのまま述べても何の意味もありません。
魂のこもった力強い自分の言葉で、自分の考えをしっかりと話すことが重要なのです。
たくさん就活生を相手にしている面接官は、重みのある内容を話す学生に対して好印象を持つはずです。
企業選びの軸があれば、面接時の回答も胸を張って堂々と話すことができるでしょう。
企業選びが簡単に絞れる
自分にとって譲れない働く条件が明確になるので、受ける企業候補が決まりやすくなります。
興味のある業界で求人がたくさんある場合に、すべてを受けるのは無理ですし時間ももったいないです。
そんな際にも自分の中で企業選びの軸が決まっていれば、受ける求人を絞ることができます。
たとえば営業職の求人はたくさんありますが、その中でも自分の軸が「ノルマ制ではないところ」、「チーム営業ではなく単独営業スタイルの会社」と決まっているだけでもだいぶ企業を絞り込めるのではないでしょうか。
即座に企業を決めることができれば、無駄に時間を使わなくても済みます。
さらに、自分にマッチする企業を選びやすくなるというメリットもあります。
就活が長引かない
企業選びがスムーズにできて面接でも自分の意見をしっかり話すことができれば、もちろん選考が受かる可能性も高くなってきます。
企業の軸が決まっていない人は、どうしても当てずっぽうに面接を受けることになりがちです。
数打てば当たるという考え方では、正直なところ就活は難航します。
確かに初めは自己分析の作業などに時間がかかりますが、きちんと時間をかけて企業選びの軸を作っていたほうが後々楽になります。
スムーズに活動して、早く内定をもらうためにも頑張ってブレない軸を持っておきたいものです。
企業選びの軸の例
具体的に、企業選びの軸についての事例を挙げていきます。
就活生によって何を軸とするかは多種多様です。
その中でも多く見られるものを面接で聞かれた設定で紹介します。
自身の妥協できない点とそれにマッチする企業の条件についての事例です。
回答する際は、まずは結論から述べるように心がけましょう。
人との関わりができる×企業の事業内容
「私の企業選びの軸は、人と接する仕事であり、子供やお年寄りにも優しい企業で働くことです。
学生時代に私は多忙なレストランで接客業のアルバイトをしていました。
ありがとうとお客様から直接言ってもらえる喜びは大きく、忙しくて大変なときでもやりがいを感じることができました。
笑顔や臨機応変な対応には自信があるので、とにかく人と関わる接客業がしたいと思っています。
御社は和菓子の接客販売ということで、幅広い年齢層の方を相手に穏やかな気持ちでお客様の目線に立って接することをモットーとされています。
おばあちゃんっ子で育った私にとっては、おじいちゃんおばあちゃんが大好きな和菓子をまるで孫のような気持ちで接客販売することは、まさに望んでいた仕事です。
持ち前の笑顔でお客様に温かい気持ちになってもらえるようなスタッフになりたいです」
自己成長×企業の働く環境
「私の企業選びの軸は、語学力をよりいっそう磨いて自分自身が成長するとともに人のために貢献することです。
私は学生時代にアメリカに留学経験があります。
またアルバイトも英会話塾にて指導をしていました。
おかげで語学力がつきましたが、企業の中でもっと語学力を磨きながら人のために働きたいと考えております。
御社はホテル観光業の業界の中でも有名で、私も家族みんなで宿泊させていただいたことがあります。
隣に海外客がおりましたが、スタッフの方が素晴らしい英語で親切に対応されており、私もあのようなスタッフになりたいと強く思いました。
語学研修やマナー研修なども行き届いた企業であり、成長してゆくゆくはメインホテルでのリーダーになりたいと意欲を持っております。
成長できる場で、全国の観光客にサービスを提供したいです」
やりがい×企業の働く環境
「私の企業選びの軸は、多忙でしんどい仕事を乗り越えてこそのやりがいを得ることができる会社です。
自分の心身のタフさも活かせる職場を望みます。
中学高校とバスケットボール部でハードな練習をこなしてきました。
さらに学生時代は、引越し屋でのアルバイトの経験もあります。
自分自身、暇で楽なことが苦手で大変なことのほうが燃えるタイプです。
仕事においても、暇ではなくハードなことをこなしてやりがいを感じたいのです。
御社の運送業は、関西圏でのルート配達になりますが、繁忙期はほかの部署のエリアも回らなければいけないときがあるとお聞きしました。
私としては多忙でハードなほど、やりがいを感じます。
引越し屋でのアルバイトにより、トラックの運転や迅速な作業、力仕事にも自信があります。
繁忙期こそ、私に任せてほしいと思う次第です」
夢の実現×企業の事業内容
「私の企業選びの軸は、介護に関わる新開発に携わって介護を必要とする人をもっとサポートすることです。
私は父が病気で倒れて要介護の状態で、母と二人して頑張っています。
しかしながらまだまだ現状において、介護の業界は未熟な部分が多いというのも感じております。
御社は介護業界でも新しい商品やプロジェクト開発をされており、私も母も尊敬し興味を持っているのです。
そんな御社での新開発に、私もメンバーの一員として加わることができればと思っております。
さらに介護業界の発展のためにも全力を尽くしたいと思います」
社風が良い×企業の環境
「私の企業選びの軸は、男性も多い会社で男勝りな性格を活かして働くことです。
子供のときから女子サッカーチームに所属しており、男っぽい負けず嫌いな性格です。
女性ばかりの会社の雰囲気では、うまくやっていく自信がありません。
男性社員が多い会社で、男性と同じように仕事をこなしたいです。
それだけのタフさと体力も持っていると自負しております。
御社の工場は、ほとんど男性社員ですが女性でも体力に自信があれば働けるとお聞きしました。
根性には自信がありますし、さばさばした雰囲気が合っていると思います。
女性らしさはありませんが、男性並みの力仕事を任せてください」
プライベート充実×企業の福利厚生
「私の企業選びの軸は、障害のある弟との時間を持てる勤務時間の会社であることです。
私は車椅子でしか移動できない弟がおり、アフターファイブは弟の世話に費やすことになります。
命も限られておりますので、できるだけ弟との時間を大切にしたいのです。
それゆえに、18時までに退社可能な企業を探しておりました。
御社の事務職は朝が早く残業があったとしても18時までには必ず終わるとのことでした。
まさに私のプライベートとの両立にふさわしい会社だと思います。
事務に関しては、弟の世話をずっとしており世話好きで几帳面な性格ですので、職場の皆様のサポートもしっかりできる自信があります」
給料×企業の待遇
「私の企業選びの軸は、頑張った分評価される給料形態であることです。
基本給プラス歩合制という形の企業が理想です。
私は学生時代、アルバイトで営業をしておりました。
人見知りしませんし、飛び込みの営業スタイルが自分に合っているようで、アルバイトながらどんどん契約を取りました。
しかしながらアルバイトということもありますが、成績の良い悪いに関係なく給与額が同じというのが納得できません。
正社員になったなら、成果を上げた分歩合制も付けてくれる会社で営業をしたいと思っておりました。
そこで御社の求人を拝見したところ、まさに私が希望する給与形態でした。
飛び込みの営業スタイルも経験がありますので、大変ながらもやりがいがあることを知っております。
歩合制というのはキツイ仕事のイメージを持つ人もいますが、私にとってはそのほうが頑張れます。
御社でトップセールスマンになれるよう、営業スキルを磨きたいです」
まとめ
企業選びの軸など深く考えたことがなかった人も、これを読んでその必要性を感じたのではないでしょうか。
どの企業に入社するかは、人生における大きな選択肢ともいえます。
後悔しない将来のためにも、自分の軸を持って就活を行いたいものです。
今の苦労が必ず、将来の幸せにつながることでしょう。