【例文付き】日立製作所の内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

日立製作所と言えば、多くの人にとっては家電で有名なブランドでしょう。

創業は明治43年にまでさかのぼり、日本を代表する老舗メーカーと言えます。

テレビ番組のスポンサーなどでもよく知られているとても身近な存在ですが、国内電気機器のほかに鉄道車両事業まで幅広く手がけている大企業です。

近年は海外展開にも積極的で、IoTにも取り組んでいるため、理系難関校の学生からも人気が高まっています。

そんな日立製作所への入社を希望する場合、どのような志望動機が採用担当者の目にとまるのでしょうか。

日立製作所の仕事内容

日立製作所は、製品の開発・生産、販売・サービスまでをワンストップで行っています。

事業には「IT」「モビリティ」「ライフ」「インダストリー」「エネルギー」という5つの分野があり、いずれも優れた自主技術で製品開発することで社会イノベーションを起こすと宣言しています。

培ったインフラ技術とIT技術を組み合わせて社会課題を解決し、スマートシティの実現に向けた都市開発やエネルギー事業なども手がけている点は特筆できるでしょう。

職種も多種多様あり、研究開発や資材調達のほか、生産技術管理や品質保証など製造関連の仕事や営業など、さまざまな切り口でそれぞれに応募がかかっています。

1社でここまで幅広い仕事があるのも同社の大きな特徴です。

 ビジネスモデル

日立製作所のビジネスモデルは、自社開発した機械とシステムとを一緒に販売することで、継続した収益を得るものです。

単に電機製品を開発販売するだけでなくシステムもあわせて販売する点が重要で、売り切りでなく継続的にシステムの保守やメンテナンスというビジネスを生み出すことになります。

クライアントには企業だけでなく自治体や官公庁なども含まれ、戸籍システムや税システム、消防や警察のシステムなどでも同社の製品が活用されています。

一度導入が決まれば、よほどのことがない限り入れ替えることはないため、他社の介入を許さず不動の地位を築けることが同社の強みです。

すでに日立ブランドは強固であり、その名を持って社会的信用を勝ち取っているのも事実でしょう。

さまざまな業界にクライアントを多く持つのも、同社の看板があれば安心して導入できると考えられるからです。

また時代のニーズにあわせて新規事業にも取り組みますが、不採算事業に関してはきっぱりと撤退し、得意分野に集中する英断ができるのも同社の特徴です。

 他社との違い

家電メーカーとしての他社との違いは、環境性能の高い製品に注力している点が挙げられます。

すでに省エネは世界規模の流れですが、コスト削減と環境配慮は消費者だけでなく投資家からも高い評価を受けています。

また、先にも触れたとおり経営判断のスピードが早く、他社に比べて不採算事業が少ないのも大きな違いです。

海外勢の低コスト戦略に対抗するため高品質製品を提供する研究開発へ注力したり、社会インフラ事業において日本企業をリードする役を担ったりするなど積極的な展開も特徴的です。

事実、インフラ事業では同社が日本企業トップクラスの売り上げを誇りますし、IoT時代の到来を見据え、グループ会社と協働して有力な技術開発が見込める点にも期待ができます。

海外進出は多少の出遅れ感がありましたが、近年は新興国でのエレベータ事業で高いシェアを確保している実績が評価できるでしょう。

何もかも海外へ移管して海外比率を高めることばかりを意識するのではなく、国内外含めて得意分野を活かしながら着実にシェアを伸ばす経営戦略も同社を安定させる材料と言えます。

日立製作所の求める人物像

日立製作所は「社会に貢献する」という理念を創業から守り継いでおり、社員にも同じ意志を持って走り抜けられる人物を求めています。

強い使命感を持つ企業ですので、社会貢献を就活の軸に置く意識が必要でしょう。

一概に言えませんが、顧客一人ひとりに寄り添うだけでなく、社会への貢献意欲が高い人物がより求められる傾向があります。

また、多種多様の職種が用意されているだけに、多くの職種の中から「こういう仕事をしたい、働き方をしたい」という意志をしっかり持つことも必要です。

同社は職種別の採用を実施していますので、専門分野に適性や意欲を持つ学生が望まれますが、大学での専攻を売りにしつつも、他の分野も積極的に理解を深め、柔軟に思考できる人が向くでしょう。

グローバル展開に注力している現在では、海外へ目を向けられる能力も必要とされます。

日立製作所の志望動機を書く際のポイント

日立製作所は理系の応募が多く、ロジカルな思考が求められる企業です。

志望動機をまとめるにあたってもこうしたロジカルな書き方を意識し、ビジネス文書として体裁を整える必要があります。

どのような流れで構成すべきか、以下にまとめてみましょう。

 結論を最初に伝える

ビジネス文書は結論から述べますので、書き出しの1~2行で志望動機を簡潔に述べてください。

端的にわかりやすく書くことが重要で、まずゴールを示してからその裏づけとなる理由に続けるようにします。

採用担当者は志望動機にはとても興味を持ちますので、ゴールにたどり着くまでの内容をスムーズに読み進められます。

ロジカルに組み立てやすいことに加え、内容が瞬時に頭に入って来ると採用担当者も理解しやすくなり、記憶に残しやすくなるのが利点です。

 今までの経験と志望動機をマッチさせる

次にゴールまでの道筋を述べる内容を書きます。

結論だけならいくらでも噓を書けますので、実体験をもとにしたエピソードを添えることで説得力を持たせるのが狙いです。

志望動機を一言で表すと、ほかの応募者とさほど変わらない言葉になることも少なくありません。

ただそこで目出つために奇をてらうより、具体的な今までの経験を述べ、志望動機とマッチさせることで自分だけの文章を構成することが可能です。

採用担当者が納得することで、はじめて会ってみたいと思える人物になれるでしょう。

 入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

日立製作所でどんな仕事をしたいか、どんな活躍がしたいか、意欲や実現したいことを書いてください。

とくに同社は専門の職種が多数ありますので、それぞれの分野で必要とされる能力や意欲は異なりますし、その人が持つ社会人のイメージも異なるはずです。

想像でしかありませんが、できるだけ具体的に成し遂げたいことを書くことが重要ですので、単に「頑張ります」「何でもやります」というような表現は避けたほうがよいでしょう。

あくまで強い意志を持って書くことが大切です。

日立製作所の志望動機で何をアピールすればいい?

日立製作所の志望動機では、どれだけ同社や同社の事業を知っているかをアピールするのがよいでしょう。

日立ブランドはテレビCMなどでよく目にしたり、家電などで身近に目にする製品が多かったりすることから、なんとなく曖昧なイメージだけで応募してしまう人がいるのも事実です。

採用担当者に「単に見知っているから応募しただけ」「動機が薄い」ととらえられないようしっかり企業研究を行い、それをもとに自分なりの考えを述べるのが一番です。

 OB訪問やリクルーターとの面談で得たこと

実際の現場を少しでも知っていることは大きなアドバンテージとなりますので、情報を積極的に活用しましょう。

同社は積極的にインターンシップも展開していますので、そうしたプログラムを利用したことをアピールするのもよい手段です。

ただインターンシップは募集が限られますし、いつでも参加できるようなものではないため、就活で手軽な情報源はOB訪問やリクルーターとの面談です。

日立製作所の最前線はどんな現場なのか、入社したらどんな夢が実現できそうか、自分の視野を広げて感じたことを盛り込むのもオススメです。

 日立製作所グループ・アイデンティティへの共感

日立グループ・アイデンティティというのは、創業者である小平浪平氏から大切に受け継いできた企業理念やその実現に向けて形作られた同社の精神です。

それは「MISSION」「VALUES」「VISION」というヒエラルキーとして体系化され、日立グループ全社が現在も守り続けています。

MISSIONは企業理念であり「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」というもの、VALUESは日立創業の精神で「和・誠・開拓者精神」です。

これらへの共感を述べるのもよいアピールですが、丸暗記するだけなら避けたほうが無難でしょう。

自分なりにこの言葉の持つ意味をよく研究し、自分がそれを体現するためにはどうしたらよいか、どのような貢献ができるかまで考えて語れるのであれば、芯のあるアピールになります。

 さまざまな事業領域に展開していること

日立製作所のWebサイトで事業領域を調べた際、まっさきに掲載されているのがITだという点に注目できます。

「日立と言えば家電だろう」という人が同社を受けようとは考えないでしょうが、ITに次いでモビリティ、そしてライフが続く流れは、同社の多彩な事業領域を知るための手がかりでもあります。

各職種はどの事業領域にも関わる可能性がありますが、たとえば単に「研究開発職でシステム構築がしたい」というのではなく、「世界トップレベルの車両・鉄道システムを提供したい」というほうがよほど説得力があります。

同社がさまざまな事業領域を展開していることを述べ、その中でも自分はこの領域での活躍を目指すというアピールがよいことは言うまでもありません。

日立製作所の志望動機の例文

それでは日立製作所の志望動機の例文を挙げます。

実際には自分の強みや意欲を活かし、魅力的な文章を作成してください。

 ①

"私が御社の営業を志望した理由は、顧客とともに社会課題を解決するサポートをしたいと考えたからです。

御社の情報通信システムは企業の可能性を引き出すだけでなく、地域社会、ひいては国の抱える多くの課題を改善できると考えます。

そこで営業を志望したのは、私が周囲の人を巻き込んで目標を達成することを得意とするためです。

学生時代はラグビー部主将としてチームをまとめ、大学側も巻き込んで目標を定め、関東大学対抗戦で同率3位という成果を残すことができました。

御社のシステムを提案する際、顧客だけでなく社内の研究開発チームも巻き込み、全社の力を終結して社会課題の解決に尽力するのが私の目標です。

自分の強みを御社の営業で活かし、広く社会に貢献できる仕事をしたいと考えています。"

 ②

"私が御社を志望したのは、御社で社会イノベーション事業に携わり、途上国の生活を豊かにする夢を実現するためです。

きっかけは大学2年のときに、NPO団体で募集していた途上国の生活インフラ整備のボランティアに参加したことです。

現地で小さな井戸を造るというプログラムでしたが、本当に小さな井戸が現地の暮らしをどれほど大きく変えるか、実感した衝撃と感動は今でも忘れられません。

工学部でしたが、社会インフラの整備には電力や産業システムを運用するITシステムの存在が大きいことから、ゼミでは情報通信技術を専攻しました。

御社はITはもちろん、鉄道やそれらを支える情報通信システムなど幅広い事業領域を手がけておられますので、御社であれば総合的な社会イノベーションが可能と確信します。

御社のSEとして入社し、世界の人の暮らしを豊かにする事業の一端を担いたいと考えています。"

 ③

"私は貴社で電機製品のIoT化に製造の面から携わりたく、志望しました。

貴社は、ITとOT、プロダクト開発において、すべての技術を社内に保有する希有な企業でいらっしゃいます。

私は高校時代に災害に遭い、そのときに普段当たり前に感じていた生活機器が、IT技術にどれほど支えられていたかを痛感しました。

大学時代はそうした経験から災害ボランティアにも積極的に参加し、生活を支えるモノと技術について考える中、IoTは1つの答えだと考えるようになりました。

貴社は社会を変える確かな技術力とノウハウを持ち、さらには新しい都市開発や交通など社会のインフラ基盤を支える事業も展開していらっしゃいます。

貴社であれば自分が理想とする未来の社会を築けると確信し、ぜひプロダクト分野の一端を担いたいと思います。

まとめ

日立製作所は自社開発の製品で社会貢献することを理念とし、多岐にわたる事業展開をしている老舗メーカーです。

日本を代表する大企業であり有名なブランドでもありますが、それだけに家電など身近な製品の側面しか知らないようでは、浅い志望動機になってしまうでしょう。

同社の幅広い事業領域と目指す理念をきちんと理解し、自分がどの分野でどのように働きたいのかをしっかり考え、魅力的な志望動機を作ってください。

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