【例文付き】三井物産の内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

五大商社の一角をなす三井物産は、国内有数の総合商社として、最も人気のある就職先の1つになっています。

そのような三井物産の内定を勝ち取るためには、どのような志望動機を書けばよいのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

三井物産の仕事内容

三井物産は、総合商社と称されるように、幅広い分野の商品を仕入れ、販売しています。

中でもとくに力を入れている分野は大きく6つに大別されており、それぞれ金属分野、機械・インフラ分野、化学品分野、エネルギー分野、生活産業分野、次世代・機能推進分野と称されています。

いずれの分野でもグローバル展開しており、海外から購入した製品の国内での輸入販売を行っていることが特徴です。

ビジネスモデル

三井物産の顧客は企業です。

基本的に製品や資源を製造するのではなく購入し、必要とする企業との間を取り持つことで成り立っています。

また、購入した製品の販売だけでなく、機械・インフラ分野を中心に金融サービスや製品のリースも行っており、融資による利息や販売より低価格なリース契約による収益も上げるなど、多面的なモデルを内包していることが特徴です。

他社との違い

三井物産の最大の特徴は、その長い歴史です。

元をたどれば日本橋の越後屋呉服店にまでさかのぼる旧三井財閥系の中でも御三家と呼ばれる名門で、日本企業の中で最初に本格的なグローバル展開を行った会社の1つとしても知られています。

総合商社としても、五大商社の中で最古の歴史を誇っており、財閥系の名門であると同時に商社系の名門でもあることから、名門中の名門と言っても過言ではないでしょう。

三井物産の求める人物像

そのような伝統ある企業ですが、求める人物は、あくまでも新しい物事に、枠にとらわれずに挑戦する人物だとされています。

これは、日本初、そして世界でも類を見ない総合商社という形態を取り、明治時代から積極的に海外進出を重ねてきた経緯があることを踏まえ、長期的にさらなる成長を求めているからにほかなりません。

とはいえ、実際の採用実績を見ると、一定の学歴フィルターが事実上存在している一面もあります。

最低でもMARCHレベル以上の難関大に入れる知的能力があることを前提にした上で、挑戦意欲が高い人を求めているのだと考えた方が、実態に合致していることでしょう。

三井物産の志望動機を書く際のポイント

そのような名門企業、三井物産の採用担当に響く志望動機を書くには、どうすればよいでしょうか。

まずは、文章構成におけるポイントを見ていきましょう。

結論を最初に伝える

三井物産を志望するような人であれば、PREP法と呼ばれる表現形式を聞いたこともある方も多いことでしょう。

名門企業だからこそ、書類上では、基礎をしっかり固めていることが重要になります。

PREP法に基づき、ポイントとなる志望動機は最初に伝えましょう。

人気企業であればあるほど、採用担当が一人あたりに割くことのできる時間は限られてきます。

限られた時間の中で人材の魅力を判断するためには、どうしても内容の冒頭に注目せざるを得ません。

その冒頭が要領を得ない内容だった場合、まずその後は読んでもらえないと思って、冒頭にしっかりポイントを出すように心がけてください。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

PREP法では、結論を述べた後には理由やエピソードを続けるのが一般的ですが、三井物産への志望動機を出す際も、あなた自身の経験を盛り込むようにしましょう。

志望動機はあくまでも精神的な内容である分、往々にして抽象的になりがちで、その部分だけで差別化を図るのは難しいものです。

そこで、採用担当は動機の背景にある人生経験を見ようとします。

経験から何を学び、それがどう志望動機につながっているのか明示できるような経験を選んで盛り込みましょう。

ただし、複数の経験が背景にある場合は、最も合致している1つに絞り込むようにしてください。

多数の経験を書けば書くほど、限られた紙面の中でそれぞれの経験を掘り下げることが難しくなり、志望動機につなげにくくなり、また面接におけるツッコミどころを多数与えて、返答に窮する羽目にもなりかねないからです。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

PREP法の最後では、もう一度ポイントが繰り返されます。

ただし、最後にポイントを繰り返す際には、冒頭と同じ文章にするのではなく、冒頭の内容を踏まえて実際に三井物産に対してどのような貢献をしたいのか、働き方や提供価値をできるだけ具体的に示す必要があります。

学生時代の体験は多かれ少なかれ似通ったところがありますから、よほどのことがない限り、それだけでは十分な差別化を行うことはできません。

その結果、企業が最終的に見るのは、将来実際にその人がどれだけのことをしてくれそうかという点になります。

また、具体的な貢献プランを提示すればするほど、志望動機が確固たるものであるという印象を与え、内容に説得力を持たせる効果も期待できます。

これらのことを踏まえ、できる限り具体的に、貢献の仕方を提示しましょう。

三井物産の志望動機で何をアピールすればいい?

以上で見てきたのは、他の企業を含めどんな会社にも応用できる、一般的な文章構成法です。

ある程度知能の高い人が集まることとなる以上、三井物産の入社志望者はほぼ全員この基礎ができているものと考えるべきでしょう。

その結果、必然的に差別化のポイントは具体的な内容面ということになります。

ここでは、その内容面でさらなる差別化を狙う方法を見ていきましょう。

人・社風

三井物産は、長い伝統を誇りながら、今なお挑戦を続けようとしている会社です。

そして、そのような社風を踏まえ、常に自己変革を重ね、挑戦を続けることのできる人材を求めています。

過去の成功体験をただ漫然と記載するよりは、意欲が伝わる失敗談の方がまだマシでしょう。

どんな体験を盛り込むにしても、挑戦意欲のある姿勢や、結果から学んだことを盛り込むことで、社風に合致した人材であることを示していきましょう。

経営理念への共感

挑戦を重視する社風の中で、三井物産が近年とくに力を入れているのが、「360° business innovation」と名付けられた、ビジネスの在り方そのもののイノベーションを図るプロジェクトです。

このようなプロジェクトの存在を念頭に置き、挑戦意欲に加え、創造意欲にもあふれていることを示し、三井物産の目指すビジネスの革新に共感する姿勢を伝えることで、企業にとってはより印象に残る志望動機を書けるようになります。

三井物産の志望動機の例文

以上で見てきた三井物産の志望動機を書く際の文章構成及び内容上のポイントを踏まえつつ、実際の例文を見ていきましょう。

"私が三井物産を志望する理由は、貴社であればビジネスの革新に挑戦できると考えたからです。

学生時代、私は交換留学によってアメリカに留学し、シリコンバレーを見学しました。

そして、その実際の現場を見て愕然としました。

彼らは変化を恐れず、次々と新しいことに挑戦していたからです。

顧みると、日本では学生起業はアメリカよりもはるかに少なく、学生以外の社会人であっても、朝鮮のチャンスが与えられる場が限られています。

そのことが、日本の産業全体のガラパゴス化と低迷につながっていると考えた私は、何としてもその状況を打破する力のある企業で働きたいと考えるに至りました。

貴社は明治時代から世界進出し、今なお「360° business innovation」に示されているように、ビジネス全体の革新を目指すことで、挑戦できる場を確保し続けています。

だからこそ、私は貴社に入り、各種企業向けに革新的なビジネスの在り方を提示することによって、貴社のさらなる躍進と、日本のビジネス全体の刷新を目指す所存です。"

この例では、何らかの成功体験を盛り込むのではなく、海外で見たことを踏まえて得た危機感を背景として、挑戦意欲を示しています。

すべての人がわかりやすく全国大会優勝やバイトリーダーといった実績を用意できるとは限りませんが、そのような実績がない人であっても挑戦意欲を伝える方法はあるといういい例だと言えるでしょう。

成功体験があって、その勢いに乗って意欲に燃えているという人もまた魅力はありますが、危機感から意欲を燃やしているという人の方が、挫折に耐えられる強い人材だという印象を与えられる可能性が高いことも、ポイントの1つです。

"私が三井物産を志望するのは、貴社で新たな市場を開拓したいと考えたからです。

総合商社がさらなる成長を遂げるためには、既存製品の取扱量を増やすほか、まだ扱っていない製品を増やす方法や、まだ取引のない国へと進出する方法が存在します。

明治時代の昔から世界各国に率先して進出し、今ではICTの普及に取り組んでいる貴社では、そのいずれにも積極的に取り組んでいるわけですが、中でもICT事業本部であれば、私が大学時代に学んだ金融工学の知識を活かして、理論的に予言されているいくつかの技術革新を現実のものにすることが可能であると考えました。

私は、かつて海外旅行した際に、日本よりもはるかに進んだ通信インフラが整っているのを目の当たりにして衝撃を受けて以来、日本のインフラの革新を夢見て、経済と工学の融合領域である金融工学の研究に取り組んできた結果、卒業研究で最優秀賞の評価をいただいた経験があります。

日本が世界から取り残されないようにするためにも、貴社に入社し、学んだことを活かして、business innovationに取り組んでまいります。"

この例では、具体的な部署に言及し、そこでできることを伝えることによって説得力を高めているのが特徴です。

企業の歴史に軽く触れることで企業理解があることを示しつつ、その土台に立った上で今の三井物産に対してどのような貢献がしたいかを具体的に記しているため、社風に合致した人材であるという印象も持ってもらいやすいことでしょう。

大学時代の研究成果をうまく結びつけていることも、好印象に結びつくポイントです。

"私が三井物産を志望するのは、自己変革を重ねられる知的化学反応が起こる環境に身を置くことで、貴社とともに成長していきたいと考えたからです。

変化が激しい今の時代、常に最新の情報をつかんでおくためには、自分自身が変革を重ね続けなければいけません。

大学時代、私はそのことを効率的に行う方法を模索し、自作のニュースキュレーションアプリを独自に開発しました。

このアプリはストアでは配信していない私専用のアプリで、全世界にある200以上の報道機関情報をトピックごとにまとめ、一文に要約して表示できるというものです。

アプリを作った結果、ニュースを確認する時間を大幅に削減することに成功し、今では朝と夜にそれぞれ10分ずつ割くだけで、全世界の主なニュースをつかむことが可能になっており、日々最新情報を効率的に得ることによって私自身の成長にもつながっています。

このアプリの例のように、変革を重ね続ける姿勢があれば、変革を加速させることが可能です。

貴社にはそのような環境と人材が用意されており、私にはその意欲と実績があります。

両者がマッチすることによって、三井物産を、そして世界を飛躍させる新たな知的化学反応を起こしていきましょう。"

この例では、採用ページのキーワードを盛り込みつつ、ともに成長するという書き方によって共感を示しています。

体験談を書くにあたって、具体的な数値を出すことで説得力を増しています。

他方で、アプリ開発と商社がどのように結びつくのかが不透明であり、面接の際にはツッコまれる可能性はあるでしょう。

ただ、採用ページで謳われているような枠にとらわれない人材を本当に求めているのか確認するために、あえて関係性のかけ離れた分野の内容を盛り込んで反応を調べるのも一手ではあります。

まとめ

日本有数の歴史ある名門企業である三井物産では、周りの志願者も強者ばかりだと考えられます。

その中で勝ち残っていくためには、PREP法の基礎を踏襲しつつ、挑戦意欲の高さを示し、さらに企業理解も伝わるような内容にするとよいでしょう。

限られた紙面の中でそれらの内容をすべて盛り込むためには、言葉選びや要約力も大切です。

適切な言葉を選んで、内容の濃い志望動機に落とし込みましょう。

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