【例文付き】電通の内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

電通は広告業界でトップを形成する大手広告代理店です。

2001年の東証一部上場から常に高い売上高をキープし、単体では世界で最大の売上規模を誇ることでも知られています。

新卒の志望先として毎年万単位のプレエントリーを集めますので、その中を勝ち抜くのは至難の業と言わざるを得ません。

どうすれば採用担当者に響く志望動機となるか、まとめてみましょう。

電通の仕事内容

広告業界は就活生から毎年不動の人気を誇る業界であり、6割以上が関心を持つというデータがあります。

その業界のトップに君臨するわけですから、電通の競争率の高さは想像に難くありません。

その仕事内容もTVCMや街中のあらゆる広告、キャンペーンの運営など、目に見えてわかりやすい成果となって表れるため、やりがいがイメージしやすいのも人気の理由でしょう。

基本的にはクライアントの代理店として宣伝広告を請け負うのが仕事ですが、その事業内容は想像以上に多岐にわたります。

ビジネスモデル

電通のビジネスモデルは、広告代理店としてクライアント企業の広告活動を代理的に行うことで収益を得るものです。

広告を出したい企業に営業をかけたり、直接依頼を受けたりして広告活動を代行し、目的や予算に応じてコンセプトやメディアを選定するマーケティングや企画も手がけます。

とくに電通はマーケティング事業を「統合マーケティング」「PDCAマネジメント」「マーケティング・システム・デザイン」「ブランドコンサルティング/CI・VI」「ビジネスデザイン」という5つの項目に分け、総合的なサービスを提供しているのが特徴です。

またこれとはほかにデジタル化に対応したデジタルマーケティング領域を設け、コンサルティング、開発・実装、運用&実行支援の分野で統合サービスも提供しています。

そして、TVCMをはじめとするさまざまなクリエイティブを提供する事業、消費者の購買行動に関するプロモーション事業、テレビ番組のプロデュースや映画製作委員会、スポーツコンテンツの放送などのコンテンツ事業・メディア事業にも携わっています。

その他PR事業やグローバルビジネスなども手がけ、こうしたさまざまなプロジェクトにおけるビジネスソリューションも提供しています。

他社との違い

電通と言えば広告代理店の絶対王者という肩書きがありますが、最大手であり続けるのはテレビ業界と強いつながりがあるためです。

ここまで深く関係している企業はほかになく、これが他社との大きな違いと言えるでしょう。

欧米やアジアにも強力なネットワークがありますが、国内で全マスメディアの独占に近いシェア率を持つ企業は電通だけです。

クリエイター・オブ・ザ・イヤーにも、歴代28回中26回電通からクリエイターが戦前戦後の国内メディアとともに歩んで来た歴史があるため、この牙城を崩せる企業は今もって現れていないのが現状です。

社風はバリバリの体育会系で、ガッツと体力で企業と太いパイプを作ることを得意とします。

「とにかく人数で押せ」というのが電通マンと言われますが、勝負所に総力戦をかける戦法で、コネクションと営業力をフル活用して仕事を勝ち取る王者の戦略が一番の違いと言えるでしょう。

電通の求める人物像

「アイデア×実現力」が同社の求める人物像であり、問題解決のために考える力=アイデアと、最後までやり遂げられる力=実現力を兼ね備えた人物が望ましいとされています。

広告代理店として常にクライアントの依頼を受け、課題を解決していくために主体的に物事を考えて実行していく力が求められていますので、自分から率先してアクティブに行動に移せる人が向くでしょう。

新人でも大型の広告案件が飛び込んで来れば、入社直後からスケールの大きな仕事に携わるチャンスもあります。

大きい仕事で売上を上げ、スピーディに実績を積むことで瞬く間にステップを駆け上っていくこともできるでしょう。

ただ近年は部分的に成果主義を導入しはじめ、海外でのM&Aを通じてグローバル化も加速しています。

実際、同社の売上の約54%が海外事業ですので、グローバル採用も強化されていることは覚えておきましょう。

広く海外に精通した人材、新しい環境に飛び込んで成果を上げられるパイオニア精神を持つ人材にも芽があります。

募集されるのは総合職、デジタルクリエイティブ人材、アート職などですが、デジタルクリエイティブ人材は2019年度の採用から開始された採用枠で、美術系やプログラミング系などの人材も求められています。

電通の志望動機を書く際のポイント

こう書けば絶対に受かるという基準は存在しませんが、自分の言葉でしっかり意思を伝えられなければ、最後まで目を通してもらえないでしょう。

そもそも広告宣伝を仕事にしようとしている人が、自分に関することで読み手の興味を惹けないようでは困ります。

どうすれば興味を持って読んでもらえるのか、ここでは基本的なセオリーを紹介します。

結論を最初に伝える

書き出しは結論である志望動機からはじめます。

セールスや広告宣伝でもある手法ですが、結論ファーストはビジネスコミュニケーションの基本なので慣れておきましょう。

文章だけでなく話す際にもダラダラと答えを引っ張らず、最初に簡潔に述べる必要があります。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

なぜその結論に至ったかを結論のあとに続けます。

説得力を得るためには今までの経験と志望動機とをマッチさせ、納得を促すことが大切です。

なぜ他社ではなく電通でなければならないのか、それが納得できるように構成してください。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

電通マンになった暁には何をしたいのか、どんな活躍をしたいのかを書きます。

また、思い込みや1人よがり、確約のない大風呂敷では意味がありませんので、自分のスキルをどのように企業で活かせるかという視点で書いてください。

電通の志望動機で何をアピールすればいい?

電通に対してアピールすべきことは、電通マンとしてふさわしい人材だということです。

数ある広告代理店の中で、なぜ電通を選んだのか、企業研究の成果をしっかり盛り込んで自分らしい言葉で述べましょう。

電通の企業理念への共感

電通の企業理念は「Good Innovation.」です。

これはスローガンとして掲げている言葉で、「その手があったか」と言われるアイデア、「そこまでやるか」と言われる技術、「そんなことまで」と言われる企業家精神を発揮してイノベーションを起こすことを指しています。

社会に変化をもたらすのが社会的使命であるとして、「デジタル」「グローバル」「ソリューション」においてイノベーションを起こすというのが理念ですが、この言葉への共感を軸に動機を構築することも可能です。

ただ、言葉だけを丸暗記して共感を訴えても、志望動機や業界研究が中途半端な状態だと熱意は伝わりません。

なぜ共感したのか、どこに共感したのか、自分は仕事をどう考えるのかなど、自分の言葉としてまとまっていることが大前提です。

単に迎合したり嘘をついたり、取り繕ったりするだけなら、企業理念には触れない方が無難です。

採用担当者には浅い言葉はすぐに伝わりますので、深く理解し、心から共感した場合に限りましょう。

人に新しいものを提供すること

新しい価値を提供するのは、広告代理店の社会的使命です。

電通の戦略・ビジョンにおいては「新たな価値の創造と変革を導く」という言葉が掲げられており、アイデア次第で無限の可能性を持つというのが近年のあり方です。

電通は自身を「単なる広告会社ではない」としており、広告宣伝に留まらず、商品開発や事業課題の解決などもあらゆる枠やメディアの壁を超えて発想するとしています。

昨日までなかった新しいものを提供することにやりがいを感じる、価値の創造に達成感を求めるといった資質があるなら、それを強くアピールすると良いでしょう。

電通が制作した作品について

電通は海外広告賞を多数受賞している経歴があります。

広告会社のクリエイティブ力を測る尺度が各種広告賞ですが、電通もしくはグループ会社が制作した広告作品は、国内をはじめ、カンヌ国際広告祭やアドフェストなどでも多くの受賞歴があります。

電通への入社を志す人で、電通の広告作品をまったく見たことがないという人はおそらくいないでしょう。

ただやはり過去の受賞作を数多く鑑賞し、コンセプトや表現方法、当時の社会背景なども含めて深く分析することは、企業研究の一環として重要な行動です。

とはいえ、こちらも単に有名な受賞作だけを見て、「良かった」「素晴らしかった」と言うだけではまったく説得力がありません。

アピールするのであれば、自分なりにどこに注目したのか、どこに感心したのかをロジカルに説明できるレベルにしてから語るようにしてください。

電通の志望動機の例文

それでは電通の志望動機の例文を紹介します。

オリジナリティあふれる人材を求める企業ですから、当然どこかから借りて来た文章ではすぐに見抜かれ、ふるい落とされてしまいます。

例文はあくまでも参考のみに留め、自分の心から出る言葉で構築するようにしてください。

私は、御社のトップを走り続けながら社会に新たな変革をもたらす姿勢に強く惹かれ、入社を志望しました。

御社は広告に関しては誰にも負けない強さを持ち、どんなスケールの大きな仕事でも妥協せず、常に最高の成果を出し続けておられます。

トップは常に結果を残し、信頼を獲得し続けることでしかその地位を守ることはできません。

私は学生時代、柔道部主将として大学の名を背負い続けた経験があり、周りの人を巻き込みながら困難なことに挑戦し、勝利を勝ち取ることの意義とやりがいをそこで学びました。

仕事においてもそうしたチャレンジを続けることで幅を広げ、世界中の人を沸かせる成果を残すことが目下の目標です。

ゼミで統計を用いたマーケティングを学んだ経験を活かし、人に変化を与えることで御社の事業に貢献したいと考えます。

私が貴社を志望したのは、情報発信によって世界中の人を幸せにしたいと思ったからです。

大学時代、テレビ局で番組制作のアルバイトをしていましたが、当時は万人受けするものを制作すれば誰でも喜ばせることができると考えていました。

ところがあるとき台湾から東京観光に来た友人に浅草を案内したとき、まったく喜んでもらえなかったことで大変ショックを受けました。

外国人観光客ならガイドブックに載っているようなところに連れて行けばいいだろうと、単純に考えていたことが原因ではないかと思います。

このときから、人に情報を与える際にはあらゆる方向から人の気持ちに寄り添い、相手が真に求めているものを理解したいと考えるようになりました。

御社が企業理念に掲げておられる「その手があったか」というアイデア、「そこまでやるか」と言われる技術、「そんなことまで」と言われる企業家精神があれば、必ず多くの人を幸せにできる情報発信ができると考えます。

私は国境を越え、ありとあらゆる業種業界の人と関わるため、広告代理店業界No.1 の御社で働きたいと感じました。

アメリカで生まれた帰国子女である私は、生まれたときからさまざまな価値観を持つ人々と関わってきました。

自分と異なる考え方を持つ人とコミュニケーションするたび、自分の視野が広がり人生が豊かになっていく実感があります。

意見の衝突もありますが私は人が大好きですし、これから仕事をする中でもできるだけ出会いの数を増やせる仕事がしたいと考えています。

学生時代、ゼミでリーダーポジションを務め、全員が楽しみながら成果を上げられるようチームを束ねたり、他校と共同でイベントを催すときに人と人をつないで新たな価値を生み出したりすることにも大きなやりがいを感じました。

御社に入社してたくさんの人を巻き込み、世界中の人を興奮させるようなスケールの大きな仕事を成し遂げたいです。

まとめ

電通は紛れもなく日本のトップ広告代理店であり、世界市場で見てもトップクラスの売上規模を誇る大企業です。

ライバルも多いため、志望動機で輝くためには、自分の真の言葉で採用担当者の興味を惹くことが重要です。

企業研究と自己分析に力を入れ、同社の現在の事業方針や過去の作品などを分析し、自分のスキルや経験とのマッチングを徹底的に行いましょう。

自分の言葉でしっかり自己表現できる人材が求められます。

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