【例文付き】住友商事の内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

住友商事は財閥系総合商社の一角を成す大手企業であり、2019年に設立100周年を迎えました。

企業文化には信用を重んじる姿勢が位置づけられており、積極的なグローバル経営を目指していることでも知られています。

スケールの大きな仕事をしたい学生からの憧れも強く、ライバルに打ち勝つためには企業研究や自己分析の上で志望動機を固める必要があります。

どのような点を留意すれば良いか解説します。

住友商事の仕事内容

まず具体的な仕事内容を理解していきましょう。

住友商事は総合商社ですので扱う商材は多岐にわたり、驚くほどの多様性を持っています。

関わる事業分野は6つありますので、それを見ていきましょう。

ビジネスモデル

住友商事は、既存の枠組みを超えて社会課題を解決し、グローバルな視点で新たな価値を創造することを事業コンセプトとしています。

展開国・地域数は66にわたり、事業所数は135か所に上る規模を誇ります。

そこで展開される事業は、金属事業、輸送機・建機事業、インフラ事業のほか、メディア・デジタル事業、生活・不動産事業、資源・化学品事業の合計6分野です。

これら6つにそれぞれ事業部門を持ち、国内外の地域組織が連携してビジネスを展開していくスタイルで、先約的・有機的に社会の変化を先取りするとしています。

同社のモットーは、現代社会に無限大に広がるフィールドにおいて社会的課題からニーズを見つけ、新たなビジネスモデルを創り出すことです。

他社との違い

上記事業部門の中にもありますが、一般的な総合商社ではあまりないメディア部門を持つのが同社の特徴です。

日本最大のケーブルテレビ事業であるジュピターテレコム、テレビ通販事業のジュピターショップチャンネルなどに取り組むなど注力している点も特筆できます。

また建設機械や航空機リースに関しては、国内総合商社最大規模を誇ります。

ただし、こうした特定の事業に絞って志望動機を固めるのはあまりオススメできません。

というのも、「メディア事業に興味があるから志望した」といった場合、「その事業に携われなかったらどうするのか」と聞き返されるだけだからです。

その後をロジカルに説得するのはかなり難しくなりますので、総合商社で特定の事業分野を指定するのは避けた方が無難でしょう。

ただ、同社は後発な分、他社が踏み出さない領域にも積極的に挑戦し、マーケットを開拓する挑戦者としての側面も持ちますので、グローバルな展開に触れるのは良い方法です。

ほかには住友商事ならではの事業方針、社風や風土に魅力を感じる声も高いため、そちらに触れるのも良いでしょう。

住友商事の求める人物像

住友商事の求める人物像のポイントは3つあります。

まず「独創的な思考ができる人」ですが、人事部によると住友商事は他社とは違うことをやる会社であり、他の商社が踏み出していない分野へも積極的に挑戦できる人材を求めていると言います。

同社は総合商社としては最後発の会社となるため、他社とは違う戦略で事業に挑戦していく文化があります。

ステレオタイプではなく独創的な視点を持つ人は、住友商事の求める人物と言えるでしょう。

次に挙げられているのが「常に相手を第一に考えられる人」です。

常に取引先や営業先など相手のことを考えて行動する、相手のことを第一に行動できる人材であればふさわしいと言えます。

そして最後が「やり抜く覚悟がある人」です。

社会に出れば楽しいことばかりではなく、仕事には覚悟を持って臨まなければなりません。

困難に遭っても立ち向かい、自身の考えや行動に責任を持ってやり抜ける人材が、同社の理想とする人物像です。

また同社は「創造=ビジネスを作る」「発信=自分の考えを熱を持って発信する」「協働=周りを巻き込んで粘り強く取り組める」という3点も過去に掲げていましたので、そのことも覚えておきましょう。

住友商事の志望動機を書く際のポイント

住友商事の志望動機を書く際に、気をつけるべきポイントをまとめておきましょう。

ビジネスにおいて基礎となるものですので、マスターしておくことが大切です。

結論を最初に伝える

結論を最初に述べるのは、ビジネスの現場では基本となります。

同社の求める人物像では相手を第一に考えることが挙げられていますが、質問に対してまず答えを明確に述べるも、相手のことを考えた行動と言えます。

まず結論があると、そのあとに続く文章が理解しやすくなり、よりわかりやすい印象になります。

相手のことを思うビジネスコミュニケーションの基礎ですので、まず結論を述べるスタイルは身につけておきましょう。

ESを書く場合もそうですが、面接で話す場合にも必ず必要となります。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

自分の主張を裏づけるために、結論を支える経験にも触れましょう。

具体的なエピソードを盛り込むことで説得力を増すことができますが、それも的外れなエピソードでは意味がありません。

経験と志望動機がマッチし、「だから住友商事で働きたいのだ」と納得できる筋道を立てましょう。

ほかの総合商社ではなく、住友商事でなければならない理由に触れることで説得力が増します。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

自分が住友商事で活躍している姿を、相手がイメージできるように書きましょう。

入社したあとにどのような分野でどのように活躍したいか、自分なりに想像して締めくくります。

住友商事で募集されているのは基幹職と事務職ですので、どちらを志望するかによって活躍の仕方は変わります。

自分がどんな仕事に携わり、どのように住友商事や社会に貢献したいかをしっかり練り込んで書くことが重要です。

住友商事の志望動機で何をアピールすればいい?

住友商事は面接で、過去にどのような努力をしたか深掘りする傾向があります。

ESの段階でも、自分の経験や考え方をしっかり自分の言葉でアピールすることが大切ですし、ブレない内容を固めておくことも重要です。

とくに企業研究をどれだけしっかりやっているか、どれだけ住友商事を理解しているかを深く知りたいと考える向きがあります。

自分なりに住友商事を分析した内容と自己分析をうまくマッチさせてアピールできるようにしておきましょう。

人・社風

住友商事は財閥系の総合商社としては、少々異なる社風が持ち味とも言われます。

体育会系のパワフルでタフな人が多いという印象ではなく、腰が低く、柔らかな落ち着いた物腰の人が多いことはよく知られる事実でしょう。

謙虚で他人をリスペクトし、全体の和を重視するタイプが多く、とても伝統を重んじる社風が特徴です。

根性もののドラマなどの雰囲気を想像していると、予想外の空気感に驚くかもしれません。

象徴する言葉に「結束の住友」というものがあり、能力に基づく人材配置を実施し、生え抜き社員も中途採用者も平等主義のもと、結束した組織の形成に成功しています。

何より「信用」や「コンプライアンス意識」を重要視する社風であり、財閥で代々受け継がれてきた家訓を守り、高い意識で社会貢献を志す人が集まっています。

ただ、格式ばった年功序列の風土ではなく、新しいアイデアも提案しやすく個人の努力が認められる風潮があるのは魅力でしょう。

こうした社風に強く惹かれ、「住友商事でなければ働きたくない」と訴える学生がいるのも頷けます。

経営理念への共感

住友商事が経営理念の原点として大切にしているのは、住友グループが創業以来400年にわたり連綿と受け継いできた「住友の事業精神」にあります。

これはセミナーや説明会などでもよく使われる言葉ですが、「一、信用・確実」「二、浮利を追わず」「三、自利利他公私一如」「四、進取の精神」です。

この事業精神は、住友家初代の住友政友(1585-1652)が、商売をする上で必要とされる心得を教える「文殊院旨意書(もんじゅいんしいがき)」がもとになっています。

住友が大事にしている哲学とも言えるもので、何代にもわたって磨き上げられてきたものですので、同社を志望するからにはすべてをきちんと理解しておく必要があるでしょう。

まず「信用・確実」ですが、これはビジネスの重要な基盤でもあります。

顧客の信用を維持するためには社員一人ひとりがきちんと仕事をし、相手を裏切らない行動を取らなければなりません。

「浮利を追わず」の浮利(ふり)とはまともではない稼ぎのことで、あぶく銭とも言いますが、そうした目先の利益に惑わされるなという戒めを表しています。

「自利利他公私一如」は少々難解かもしれませんが、シンプルに言えば、自分たちだけが利潤を追及しないことです。

事業を行う以上、国や地域社会の利益も叶えること、それだけの企画と計画性、使命感を持って仕事を成せという教えです。

そして「進取の精神」は読んで字のごとく時代の変化を先取りして積極的に一歩先を行くことを表し、時代に合わなくなったものは廃してその時代が必要とするものを新しく興すことも含めています。

このほかにも同社の経営理念として、「企業使命=健全な事業活動を通じて豊かさと夢を実現する」

「経営姿勢=人間尊重を基本とし、信用を重んじ確実を旨とする」

「企業文化=活力にあふれ、革新を生み出す企業風土を醸成する」という3点がありますので、そちらも理解しておきましょう。

こうした理念を動機に盛り込む際には、その意味を自分なりにかみ砕き、自分の言葉に置き換えて語れるようにしておくことが重要です。

住友商事の志望動機の例文

それでは住友商事の志望動機の例文を紹介します。

当然ながら実際には、自分の言葉で自分の強い意欲を示してください。

"私が御社を志望したのは、自分が総合商社の仕事に向くと感じたことと、御社が新たな道を積極的に切り開く企業だと感じたことが理由です。

私は異なる環境に飛び込み、目標達成のために新しい挑戦をすることに大きなやりがいを感じます。

大学時代、1年間ニュージーランドへ留学した経験がありますが、新しい環境で自分を成長させつつ、地域社会にも貢献できる仕事がしたいと強く思うようになりました。

御社はグローバルな事業展開に注力されていますので、御社の海外拠点で人と人とをつなぎ、御社と周辺地域、そして日本社会に全力で貢献したいと考えております。"

"私はOB訪問や説明会で御社の社風を知り、強い魅力を感じたため志望いたしました。

実は総合商社は当初の第一志望業界ではなかったのですが、御社の社員の方のお話を聞くにつれ、総合商社こそ自分の目指す業界であり、中でも目指す先は御社しかないと考えるようになりました。

OB訪問で話をさせていただいた〇〇部門の〇〇さんや〇〇部門の〇〇さんは、まさに自分がなりたいビジネスマンの姿そのものでした。

学生の話にも真摯に耳を傾け、未来を語ってくださったことには感謝しかありません。

説明会でうかがった「自利利他公私一如」という事業精神にも深く感銘を受けました。

ぜひ御社に入社し、ビジネスを通じて社会に貢献していくことをライフワークにしたいと思っております。"

"私が御社を志望したのは、まだ市場に出回っていない日本の高い技術を、自分の手で世界に発信したいと考えたからです。

世の中にはまだ日の目を見ていない素晴らしい技術がたくさん眠っていますが、それを世に知らしめて、世界中の人の生活に当たり前に根づかせることが夢です。

私は大学院でインフラを普及させる研究に没頭しましたが、そこでさまざまな国の人とコミュニケーションを重ねる機会がありました。

そして自分が普段の生活で感じている豊かさは日本国内に限られたものであり、世界にはまだ不自由な暮らしを強いられている環境があることを知り、強いショックを受けました。

御社は海外に拠点を持ち、地域社会の貢献のため積極的にグローバルな事業展開をされています。

私も御社の一員として日本の技術を世界に広め、地球全体を豊かにする事業に貢献したいと考えます。"

まとめ

住友商事は財閥系総合商社として、住友400年の伝統と事業哲学を大事に守り続けている実直な企業です。

ただそれと同時に最後発という立場から、他社が踏み出さない未知の領域にも積極的にチャレンジするグローバルな開拓者の側面も持っています。

体育会系のパワフルでタフな風土ではなく、物腰が柔らかで和を重んじる社風も他社にはない特徴です。

志望動機を固める際には、自分が同社のどこに魅力を感じたのか、同社でどのように働きたいと考えているかを深く突き詰めて、確固たる芯を持って臨むことが大切です。

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