リクルートの面接対策はなにをすればいい?出題傾向から対策を伝授

はじめに

リクルートと言えば学生が就職したい企業のランキングでも常に上位にランクインしている人気企業の1つです。

当然ながら毎年たくさんの優秀な学生が志望するため、内定を勝ち取ることは簡単なことではありません。

ここではリクルートへ就職を希望する学生がぜひともチェックしておきたい面接対策のポイントを紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

リクルートの特徴

リクルートは1960年に江副浩正氏によって創立された「大学新聞広告社」がそのルーツです。

当時は西新橋の第2森ビルの屋上プレハブを本社としていましたが、人材を求める企業と仕事を求める学生という両者のニーズを結びつけるビジネスモデルがヒットし、1963年に「株式会社日本リクルートセンター」に社名を変更しています。

1980年代には『フロム・エー』や『ab-road』を創刊してアルバイトや海外旅行などの新しいマーケットにも積極的に参入し、1990年代になるとネットを活用した就活サイト『リクナビ』をスタートさせました。

現在でも『ホットペッパーBeauty』『ゼクシィ』といった刊行物や『じゃらんnet』『SUUMO』といった情報サイト運営など、幅広い事業を展開しています。

ただし、すべてが順風満帆だったわけではありません。

1988年にはリクルート事件が政界を揺るがす大スキャンダル事件となり、その後のバブル景気崩壊の影響も合わさって窮地に追い込まれることになりました。

経営を立て直すために一時的にダイエーグループの傘下に入ることになりましたが、その後は順調に回復し、2014年に一部上場を達成しています。

リクルートの歴史の中でも大きなトピックの1つは2012年の分社化でしょう。

本社機能を持株会社である「リクルートホールディングス」に集約し、従来の事業部は「リクルートキャリア」や「リクルートジョブズ」など9つの事業会社としました。

分社化によって市場の変化に合わせたスピーディな経営判断が可能になり、業績も大きくアップしました。

現在のリクルートグループ全体の売上収益は2兆円を超え、成長率も年率で10%~15%と好調です。

採用面でも近年大きな変化がありました。

2012年の分社化によって、本社による一括採用後にそれぞれの事業部に配属するという採用方法から、それぞれの事業会社による個別採用が行われるようになりました。

しかし、2019年4月以降の入社予定者に関しては再びグループ採用が実施されています。

リクルートのグループ企業を複数志望する場合、これまではそれぞれにエントリーが必要でしたが、今後は窓口が1つに統合されるため学生の負担が軽減されます。

一方、企業側にとっても採用プロセスの簡略化や枠にとらわれない配属の実現などのメリットが期待されます。

代表はどんな人

現在のリクルートグループのトップは代表取締役社長兼CEOである峰岸真澄氏です。

1964年生まれの千葉県出身で、経済同友会の副代表幹事も努めています。

経歴としては立教大学経済学部卒業して1987年に当時の株式会社リクルート(現在の株式会社リクルートホールディングス)へ入社したあと、1992年には結婚情報誌である『ゼクシィ』の立ち上げに関わっています。

2003年には当時最年少の39歳で執行役員に就任、翌年には『SUUMO』ブランドを日本最大の住宅情報サービスへと育成しました。

その活躍から2009年には取締役常務執行役員、2012年に代表取締役社長兼CEOに就任し、現在に至っています。

峰岸真澄氏を語る上で欠かすことのできないキーワードは「分社化」「上場」「グローバル化」の3つです。

ここでも説明したようにすでに分社化は2012年に、上場については2014年に実現しています。

現在はリクルートのグローバル化に向けて突き進んでおり、2019年度の海外比率は46%と毎年着実に増加しています。

どんな事業内容なのか

リクルートグループは幅広い事業を展開していますが、それぞれの事業は「HRテクノロジー」「メディア&ソリューション」「人材派遣」と、大きく3つのセグメントに分類できます。

それぞれについて詳しく見ていくことにしましょう。

HRテクノロジー事業

HRは"Human Resource × Technology"の略で、ITを利用した人事業務の効率化といった意味です。

人材を求める企業と仕事を求める人の出会いをITを介して支援するのが主な業務内容となります。

リクルートは2012年に求人検索サイトの『Indeed』をM&Aにより子会社化することに成功しました。

『Indeed』は月間ユニークアクセス2.5億ビューを有する世界最大のオンライン求人専門の検索サイトであり、現在は28言語・60ヶ国でサービスを展開しています。

『Indeed』には他の求人サイトとは異なる特徴がありますが、その1つは複数の求人サイトを横断検索できるという点です。

通常、求人サイトは企業から依頼された案件のみを掲載しますが、『Indeed』は複数の求人サイトをクロールして求人情報を収集し、まとめて掲載しています。

つまり、条件の合う企業を探すためにこれまでは複数の求人サイトにアクセスしなければならなかったものを、1つのサイトでまとめて検索できるのです。

そのため、『Indeed』は求人版Googleと呼ばれることもあるほどです。

もう1つの特長は独特のビジネスモデルです。

『Indeed』には有料広告枠と無料広告枠があり、有料広告の方が検索の上位に表示されるようになっています。

しかし他のサイトと違って掲載料にはクリック連動になっています。

つまり、掲載自体には料金が発生せず、利用者が広告に興味を持ってクリックしたときにはじめて料金が発生するのです。

求人がクリックされなければ費用が発生しないわけですから、クライアント企業の実質的な負担を軽減できます。

このようにクライアントとユーザーが出会う場(プラットフォーム)を作り双方にとって最適なサービスを提供するのがリクルートの「リボンモデル」と呼ばれるビジネスモデルであり、HRテクノロジー事業の2019年3月期の売上収益は前年度50%増の3,296億円と非常に好調です。

メディア&ソリューション事業

メディア&ソリューション事業では販促サービスと、HRテクノロジーを除く国内の人材サービスの大きく2つの柱から構成されています。

基本的にはHRテクノロジー事業と同様のビジネスモデルであり、クライアント企業とユーザーとをつなぐマッチングプラットフォームを通じてクライアントには売上業務支援を、ユーザーには日常生活における利便性を提供するのが主な業務内容です。

販促サービスに属する事業会社としては住宅情報サイト『SUUMO』を運用する「リクルート住まいカンパニー」、結婚情報誌『ゼクシィ』を提供する「リクルートマーケティングパートナーズ」、旅行サイトの『じゃらんnet』・飲食店情報サイト『ホットペッパーグルメ』・サロン情報サイト『ホットペッパーBeauty』などを扱う「リクルートライフスタイル」があります。

また、人材サービスでは正社員のための『リクナビ』や『リクナビネクスト』、アルバイト・パート向けの『タウンワーク』や『フロムエーナビ』などが代表的なブランドです。

人材派遣事業

人材派遣サービスに関する事業で、大都市圏・大企業をクライアントに持つ「株式会社リクルートスタッフィング」と中小企業向けサービスを展開する「株式会社スタッフサービス・ホールディングス」がサービスを提供しています。

この事業分野では近年、海外の派遣事業が非常に好調です。

北米では「The CSI Companies」や「Staffmark」、ヨーロッパでは「USG People」や「Advantage」といったブランドで事業を展開しています。

海外の人材派遣会社をM&Aにより積極的に子会社化することで強固な事業基盤を構築し、海外比率は60%にも達します。

社風はどうか

リクルートというと優秀な人材を輩出する企業というイメージを持っている学生も多いのではないかと思います。

現在のJリーグチェアマンである村井満氏や株式会社USENの宇野康秀氏、株式会社マクロミルの杉本哲哉氏、株式会社じげんの平尾丈氏など枚挙にいとまがありません。

このような背景には、個性を最大限に活かすことを大切に考えるリクルートの社風があるでしょう。

入社後3年ほどで大きな仕事を任されることも珍しくなく、他の企業と比べると若手を積極的に育てようとする文化が根づいています。

上昇志向が強い人には向いている職場でしょう。

風通しが良く、どんなことでも相談できる社風でもあります。

リクルートの社員は優等生と言うよりも何か1つのことに突出した尖った感じの人が多いのが特長です。

そういった人たちがお互いに協力しながら、自分の良いところを最大限に発揮し合うというのが仕事の仕方として染み付いています。

リクルートの求める人物像

リクルートがどのような学生を求めているか、その資質の1つは「起業家精神」です。

企業の面接では志望動機をアピールすることが大切だと言われます。

その理由は、自社に対する学生の熱意を確かめることで企業は離職のリスクを避けたいからです。

しかし、リクルートの面接では志望動機が聞かれることはありません。

なぜなら、入社して3年以内に離職することを暗黙に認めているからです。

その裏づけとして、リクルートでは入社5年目までの早期退職者に対して手厚いサポート体制があるだけでなく、退職者は「卒業生」と呼ばれる文化が根づいています。

先ほど紹介したように、リクルート「卒業生」に優秀な人材が多いことがよくわかるでしょう。

もう1つの資質は「圧倒的な当社意識」です。

リクルートでは目の前のすべての出来事を当事者として捉えることが求められます。

職場では常に「それで君はどうしたいと思っているの?」という質問が飛び交うのがリクルートの文化であり、その質問に対して理論的に答えることが求められます。

リクルートの選考でよく聞かれる質問例

リクルートの選考では面接の結果が占める比重が非常に重く、十分な面接対策ができたかどうかが内定を大きく左右することになります。

ここではリクルートの面接でよく聞かれる質問について、回答のポイントを紹介します。

リクルートに入社してどうしたいか

「リクルートに入社してどうしたいか?」という質問の真意は、学生がリクルートという会社を正しく理解しているかを知りたいという点にあります。

「入社後にやりたいこと」と「企業の業務内容」に齟齬があれば能力を十分に発揮できず、会社の業績に貢献することも難しくなってしまうからです。

採用担当者を納得させる回答をするためにも、十分な企業研究と自己分析を行うようにしましょう。

また、この質問は入社後に配属を決める際の判断材料としても使われます。

2019年度からリクルートの採用が再びグループ統合されたことはすでに説明しました。

「この学生を採用した場合、どの事業会社に配属するのが一番良いのか」ということを知るための質問でもあるので、将来のキャリアプランを考えておきましょう。

就職後、どんな成長をしたいか

「就職後、どんな成長をしたいか?」と聞かれることもよくあります。

リクルートは「卒業生」が多い企業であり、学生が将来に対してどのようなビジョンを持っているのかは採用担当者としては知りたいポイントです。

このような質問に答えるときは、どれだけ明確に将来をイメージできているのかをアピールすることが重要です。

曖昧な表現は避け、数字などを用いて具体的に話すように心がけましょう。

どうしても思い浮かばない場合はOB・OG訪問などで先輩から情報を収集するのがオススメです。

先輩が実際にどのような仕事をしているのかを知ることで、具体的なイメージがつかみやすくなります。

なぜリクルートでなくてはいけないのか

「なぜリクルートでなくてはいけないのか?」という質問は、学生の論理的思考能力を見るためによく聞かれる質問です。

なぜリクルートを選んだのかについて、採用担当者を納得させるだけの十分な理由を考えておきましょう。

このような質問に対して美辞麗句を並べて企業を褒めることに専念してしまう人がいますが、これはNGです。

逆に同業他社をおとしめるようなことを言ってもいけません。

企業研究をしっかりと行ってリクルートの特長や強みなどを正しく理解した上で、自分の長所と関連付けて話すようにしましょう。

リクルートの面接で回答する際のポイント

人前で話すのが苦手といった理由から、面接を苦手にしている学生も多いでしょう。

しかし、内定を勝ち取るためには面接を通過しなければなりません。

ここではリクルート面接をパスするためのポイントを3つ紹介しますので、参考にしてください。

求める人物像を把握する

面接で質問されたことに対して答えるときは、常にリクルートの求める人物像を意識するようにしましょう。

リクルートでは起業家精神のある人、圧倒的な当事者意識がある人が求められます。

部活やサークル活動などについて答えるときも単に活動内容や結果だけに言及するのではなく、「活動を通じて自分はどのようなことを感じていたか」、「問題を解決するためにどのようなチャレンジをしたか」について話すとアピールになります。

短く簡潔に結論から話す

質問に対する答えは簡潔に済ませましょう。

面接のコツは「言葉のキャッチボール」です。

1つの質問に対して5分、10分と話し続けるのはマイナスです。

伝えたいことをできるだけ短い時間で話すように心がけましょう。

このとき役立つのがPREP法と呼ばれる話法です。

これは、最初に結論(Point)を述べて、その後に理由(Reason)と具体的な例(Example)、そして最後にもう一度結論(Point)を繰り返すというものです。

こうすると内容が簡潔に伝わるだけでなく、説得力もアップします。

話す内容をあらかじめ書き出して整理する

リクルートの社風として「それで君はどうしたいと思っているの?」という質問がよく出ると説明しましたが、これは面接でも同じです。

面接で答えたことに対して「なんでそう思うの?」とさらに深堀り質問されることがよくあります。

このような場合に備えて、よく聞かれる質問についてはあらかじめ答えを用意しておいて、ノートに書き出しておきましょう。

また、書き出した内容について、もう一度「なぜ?」と問いかけることで結論と理由に矛盾がないかどうか確認しておきましょう。

まとめ

リクルートは2012年に分社化を行い、9つの事業会社が生まれました。

リクルートグループの中でどの業務に就きたいのか、将来のビジョンを明確にするためにも企業研究をしっかりと行い、事業内容や社風などをしっかりと確認しておきましょう。

面接対策ではリクルートの求める人物像を意識しながら、入社後にやりたいことや将来の成長などについてアピールしましょう。

なぜリクルートを選んだのか、その理由を説明することも大切です。

面接の際は端的にわかりやすく話すことを心がけ、不安であれば前もって話す内容を書き出しておくと良いでしょう。

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