【例文付き】パナソニックの内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

パナソニックは、従業員数約27万名、売上高約8兆円を誇る、日本を代表するメーカーの1つです。

このため、毎年就活でも人気は高く、新卒採用は応募者数を考えると狭き門だと言えます。

そのようなパナソニックの内定を勝ち取るためには、どのような志望動機を書けば良いのでしょうか。

実例とともに見ていきましょう。

パナソニックの仕事内容

パナソニックは、消費者にも知名度の高いメーカーですが、大きく分けると2つの方面で事業を展開しています。

1つ目が、皆様もよくご存じであろう、消費者向け家電製品の製造と販売です。

パソコンなどのデジタル家電、冷蔵庫などの生活家電に加え、美容向け家電やカーナビなど、幅広いラインナップを展開しています。

また、家電販売の実績を活かし、最近では住宅や住宅設備の販売にまで手を広げていることも大きな特徴です。

一方で、企業向けにもさまざまな製品の製造と販売を行っています。

業務用端末などのオフィス向け電化製品に加え、IoTや映像システムなどのソリューションパッケージを、オフィス、工場、教育現場などの幅広い環境に合わせて提供しており、業務の効率化などに大きく貢献しているのです。

ビジネスモデル

そのようなパナソニックのビジネスモデルは、製品やサービスの製造と販売によって成り立っています。

幅広いソリューションや製品ラインナップをそろえ、スマート家電などによって、必要に応じて自社商品同士に高い互換性を備えることで、一度パナソニック製品を使用した人がほかの分野でもパナソニック製品を選びやすいように工夫していることが大きな特徴です。

他社との違い

パナソニックの他社との違いは、やはり生産する製品のラインナップの広さでしょう。

消費者向けでは他社にはない美容家電などの独自ラインナップを充実させています。

また、企業向けソリューションも、IoTやAIなどの最先端技術を駆使しつつ、総合的な形で取りそろえていることが大きな特徴です。

メーカーの多くが主な顧客を消費者化企業のどちらか一方に絞る中で、双方を積極的に事業展開している点でも、珍しい事例だと言えます。

パナソニックの求める人物像

パナソニックでは、採用ページにて求める人物像を3点、明確に示しています。

まず求められているのは、大きな夢と高い志を持ち、チャレンジし続ける人です。

1918年創業で、すでに100年の節目を越えているパナソニックでは、今後も生き残っていくために、時代のニーズに合った製品を引き続き提供できるように日々取り組んでいます。

そのため、企業ビジョンで掲げているように、よりよい生活・世界の実現を目指すべく大きな夢を持っていて、それに向かって挑戦を続けることのできる人材が求められています。

次に求められているのは、世界で戦える、尖った強みを持った人です。

パナソニックは、中国やアメリカなど海外でも事業展開しているグローバル企業です。

このため、市場においても、日本国内のみならず、海外を含めた全世界の企業が潜在的な競争相手になります。

このような国際競争で生き残るために、パナソニックでは、次世代を担う新人にも、世界で戦える、あなただけにしかない強みを求めているのです。

最後に、パナソニックでは新たな価値を創造し、変革を起こせる人も求めています。

メーカーという業界にいる以上、常にどこかで技術革新が起こっており、パナソニックはそれに乗り遅れないようにしなければ生き残っていけません。

そして、技術革新に乗り遅れないための最も有効な手段の1つは、自らが技術革新をリードすることです。

そのため、パナソニックでは、実際にそれをできるような人材が求められているのです。

パナソニックの志望動機を書く際のポイント

以上を踏まえて、パナソニックの志望動機を書く際に、構成上どのような点に気を付ければ人事に最も伝わるか考えていきましょう。

結論を最初に伝える

中心的な志望理由は最初に明示しましょう。

多数の書類を審査しないといけない人事にとって、志望理由の一文目は、いわば大きな商店街における各店舗の暖簾(のれん)のようなものです。

暖簾が印象的でなければ人々がそのお店に入ることもないのと同じで、最初の一文で心を捉えられなければ、その後の内容がどんなに魅力的であっても、読み飛ばされかねません。

また、ビジネスにおいては限られた時間の中で成果を上げることが大切になるため、一般的なマナーとして結論は最初に伝えるのが慣例です。

入社後のマナーの訓練であることも念頭に置き、最初に結論を明示し、その理由は後から加える構成にしましょう。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

結論を明示したら、それを支える理由を書くことになりますが、ここでは志望動機にマッチした自分自身の人生経験を書くようにしましょう。

今の時代、ネットで調べれば優等生的な模範解答は誰でも書けます。

そのような誰でも書ける内容では、パナソニックが求めている尖った強みを持っているとは思ってもらえず、そもそも求める人材から外れていると判断されてもおかしくはないでしょう。

そうならないようにするためには、人生経験を盛り込むしかありません。

あなたの人生経験は、たとえ何らかの自伝を出版して情報の共有こそできたとしても、やはりあなたしか経験していないことだからです。

ただし、何でも盛り込めば良いというものではありません。

数多く書けば書くほど、面接におけるツッコミどころが多くなり、それぞれのエピソードを十分に深堀りをしてもらえずに魅力を伝えきれなくなったり、多くの質問を想定する必要が生じる分論理が破綻したりするリスクが高まるからです。

できれば1つ、多くても2つ以内に数を絞り、志望動機に最も整合する経験を書くように心がけましょう。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

志望動機の最後は、それまでに書いた経験を踏まえて、どのような仕事をするつもりか、またその結果企業に何を提供するつもりかを、できるだけ具体的に書きましょう。

企業が求める人材像はある程度抽象的で、その字面をなぞるだけなら誰でも可能です。

しかし、その人材像を踏まえつつも、抽象的な意欲の宣言に加えて、具体的にできる仕事を明示することで、本当に意欲があることをアピールし、他の応募者との差をつけられます。

パナソニックの志望動機で何をアピールすればいい?

文章構成のポイントを押さえたら、パナソニックの志望動機にふさわしい内容面のアピールポイントを確認していきましょう。

将来のビジョンとの親和性

パナソニックが求めているのは、大きな夢を持った人材ですから、当然将来のビジョンは持っていることが期待されます。

そのビジョンを見据えて、パナソニックへの志望が企業およびあなた自身の目指すものにたどり着くためのベストな道のりであることが伝わるような内容を選びましょう。

研究内容がどう活かせるか

パナソニックはメーカーですから、とくに技術職では、尖った強みとして大学時代の研究内容が見られる可能性が高いでしょう。

そのことを踏まえ、大学で研究した内容をどのように活かしていくつもりであるのか、志望動機の中で明示すると、その内容の説得力を増すことができます。

ただ、学んだことをわかりやすい形で活かすことばかりが成果の出し方だとは限りません。

経済学や心理学など、直接的な工学技術とは離れた分野の学生であっても、それぞれの分野ならではの活かし方を工夫して提示することで、尖った強みの持ち主だと判断してもらえる可能性は高まります。

論理的思考能力

パナソニックが製造しているのは高度に技術的な製品であるため、学部によらず、最低限の知的能力は必要になります。

書類上で知的能力があることを伝えるために最も効果的なのは、内容を論理的に構成することです。

志望動機の限られた文章でも、論理性に欠いていれば、何となくなどの浅い志望動機で応募したに過ぎないのではないかと判断されるか、知的能力が不十分だと思われ、いずれにしても採用の確率は低くなるでしょう。

採用の確率を維持するためにも、論理的に意味の通った内容に仕上げるように心がけましょう。

パナソニックの志望動機の例文

以上で、文章構成および内容面のポイントを見てきましたが、それらの点を踏まえた志望動機の例を、3つ見ていきます。

"私がパナソニックを志望するのは、貴社を通じてソリューションを提供することによって、日本のIoT化を推進したいと考えているからです。

私は、大学時代は経済学を学んでいましたが、中でも経済と技術革新の関係性を研究していました。

卒業研究で行ったシミュレーションの結果、IoTの普及率が10%向上するごとに、産業の効率は平均20%向上し、IoTが100%普及すれば多くの企業が、従業員の賃金上昇とさらなる技術革新のために時間も資金も割けることを見いだしました。

貴社はすでに積極的にIoTソリューションの普及に取り組んでおりますが、入社した際にはこれをさらに推進することにより、人々と世界を今よりもさらに豊かにし、再びジャパン・アズ・ナンバーワンを現出させてみせます。"

研究によって得られた理想の未来像を、パナソニックに入社することで実現させたいという内容になっています。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」というかつて一世を風びした言葉を持ち出したことで、恐らくはどのような意味で用いたのか問う質問が出るでしょう。

しかし裏を返せば、キーフレーズを出すことで質問の切り口をあえて一点に集中させ、対策しやすくすることも狙える、先を見据えた構成だと言えます。

ここで、パナソニックが掲げる遵奉すべき精神に「産業報国の精神」があることにうまく触れられれば、ビジョンにも通暁していることを伝えられるため、非常に合理的な切り口です。

"私がパナソニックへの入社を志望するのは、貴社が開発している美容家電のさらなる革新によって、女性がより輝くことのできる社会を実現したいと考えているからです。

女性が活躍するためには、ジェンダーによる差異を取り除くことが重要ですが、男女の時間の使い方で大きな差のついている分野の1つが、美容や化粧にかける時間になっています。

実際、私は貴社の製品を使用するまでは、朝夕合わせて、1日約2時間、美容と化粧に費やしていました。

しかし、貴社の美容製品を購入して使用したところ、その効果はてきめんで、美容や化粧に費やす時間を1日約15分以内にまで減らすことができました。

浮かせた時間は卒業研究を深めることに費やすことが可能になり、結果として私はアンチエイジングの研究によって優秀賞を受賞するに至りました。

私は、貴社に入社し、研究したアンチエイジング分野の知識を動員してさらなる美容家電の革新に取り組むことで、貴社製品から受けたご恩に報い、また私自身が体験した喜びを世界の女性に広めてまいります。"

パナソニックの製品によって受けた恩恵をパナソニックで働くことで返すという恩返しの動機は、非常に心強く響くものになっています。

他でもないパナソニックの製品から恩恵を受けたという点によって、他社ではなくパナソニックに志望する強いモチベーションが働いていることがうかがわれるからです。

さらに、そのために還元できる研究内容も恩恵を受けた製品と密接に結びついた分野であることから、論理的にも高い一貫性があると言えます。

唯一にして最大のツッコミどころは新卒である応募者と、アンチエイジングという技術の間に横たわる対象顧客の年齢差の問題ですが、これもまたツッコミどころが明確である分、対策も考えておきやすいことでしょう。

"私がパナソニックを志望するのは、AIによる自動化を貴社のソリューションによって実現することで、日本の人口減少社会を支えるのみならず、発展させたいと考えているからです。

貴社の技術ビジョンでは、行動予測や無人サービス、自動運転の実現などが掲げられていますが、私はこれらの技術を実現・普及させたいと考えています。

大学時代から私は、AIによる産業の効率化こそが人口減少社会に備えた最も有力な解決策であると考え、AIに関する研究に取り組んできました。

研究の結果、人の感情を識別し、過去の行動データと組み合わせることで予測される行動パターンを想定するAIの開発に成功しました。

貴社においてもこの研究成果を活かし、AIを用いた革新的な無人ソリューションを実現することで、日本の人口減少に備え、一人ひとりの生活をより豊かなものにしてまいります。"

多くの人が見るであろうブランドビジョンを意識しつつも、より見る人が少ないであろう技術ビジョンに踏み込んだ内容にしている点で、相対的な希少価値を高めている例です。

大学時代の研究内容をそのまま業務に活かすという、王道パターンの内容ではありますが、王道であるからこそ説得力も高く、企業側の目にとまりやすいことでしょう。

まとめ

研究内容を活かす形の内容がうまく書けない場合は、研究以外で大学で学んだことや、パナソニックのインターンシップなどに触れたり、課外活動で学んだことに触れたりするのも一手ではあります。

ロボコンなどの工学系サークルに入っていた文系学生などにとっては、場合によってはその方が技術の活かし方のイメージが湧きやすいこともあるでしょう。

いずれにしても、志望動機とそれを支えるエピソード、および最終的な企業での活かし方が一貫した内容になっていると、企業側にとって説得力のある内容になります。

この点を踏まえ、パナソニックにあった志望動機を書いて内定への道を開きましょう。

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