【例文付き】ソニーの内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

トランジスタラジオの成功からはじまり、ウォークマンやプレイステーションなど、数多くのヒット商品を開発してきたソニーは、日本を代表する世界的なメーカーの1つです。

このため、ソニーは人気のある就職先の1つであり、入社までの道のりは容易なものではありません。

ここでは、そんなソニーの内定を勝ち取るための、志望動機の書き方を、実際の例を交えながら見ていきましょう。

ソニーの仕事内容

ソニーは、日本を代表するメーカーとして、テレビ、スマートフォン、プレイステーションなどの電子機器や半導体部品を製造してきた企業です。

時代を経るとともに経営の多角化を進めており、近年では映画や音楽などの娯楽作品を提供しているほか、NUROのような高速インターネット回線を提供したり、銀行・損害保険などの金融業を営んだりもしています。

とはいえ、今でも中心となっているのは、やはりその技術力を活かした電子機器の製造・販売でしょう。

近年では、革新的な製品の開発を支援するべく、社内にSony Startup Acceleration Program (SSAP)も設けています。

ビジネスモデル

ソニーのビジネスモデルは、主に消費者向けの電子機器の製造・販売によって成り立っています。

娯楽や金融などの事業も、多くは個人向けのサービスとして展開されていることが特徴です。

例外は半導体で、自社製品に使うほか、外部メーカー向けにも販売を行っています。

中核となっているのが技術産業であるため、得られた利益の一部は、新規事業・技術の開発に回されています。

先に触れたSSAPも、その一環であり、ただ既存のものを製造するのみならず、変化の激しい現代において常に最前線の製品を提供できるように成長の仕組みを設けているのが、ソニーのビジネスモデルの大きな特徴です。

他社との違い

ソニーの最大の特徴は、多角性と成長性だと言えるでしょう。

多くの国内メーカーでは、既存製品の生産に重点を置きすぎるあまり、しばしば海外企業に追い抜かれる憂き目に遭っていますが、ソニーは常に新しい技術や製品の開発を怠っておらず、この先も継続的に成長することが見込まれます。

また、扱っている製品・サービスが多岐にわたっているため、たとえ1つの分野で失敗したとしても、他の分野の成長でカバーできる柔軟性を備えています。

これは、AppleがiPodを発売した際に、当時のウォークマンが出遅れてしまった失敗に学び、徹底した経営改革に取り組んだ成果です。

長い歴史の中で、成功のみならず失敗も乗り越えていることこそ、ソニーの強みだと言えるでしょう。

ソニーの求める人物像

では、そのようなソニーが求めているのは、どのような人材でしょうか。

ソニーの新卒採用ページや社長の挨拶などを見ると、ソニーでは新しいことに恐れずに挑戦し、未来の新製品や新サービスを開発できるような人材が求められていることがうかがわれます。

そのコアな価値となっているのが、「感動」です。

家庭用ゲーム機と言えば、ドット絵のゲームしかなかった時代に立体的なCGを使ったゲームをプレイできるようになったり、少し前には考えられなかった驚くべき高画質・高音質のテレビ・音響機器による臨場感を楽しめるようになったりしたのは、ソニーがそのような体験のもたらす「感動」を念頭において開発を進めてきたからにほかなりません。

ソニーでは、これまでソニーが開いてきた未来を受け継ぎ、今度は自分たちの力で新たな未来を拓こうとする人材が求められているのです。

ソニーの志望動機を書く際のポイント

以上のことを踏まえて、ソニーへの志望動機を書く際には、2つのことを示す必要があります。

まず、他でもないソニーを、理解した上で志望しているのだということを示しましょう。

ソニーのことを知らずに何となく志望しているというだけの人よりも、ソニーをある程度理解している人の方が入社後、ソニーの風土に沿って活躍してくれることが期待できるでしょう。

そのため、それとなく理解が伝わる書き方をすることが望ましいと言えます。

次に、自分がソニーに合った人材であるということも示しましょう。

いくらソニーを理解していても、自分自身がソニーに合っていないとしたら結局ソニーに入社しても、その後活躍できるとは思ってもらえず、内定ももらえません。

このため、志望動機の中で、自分がソニーに合致していることが伝わる内容を盛り込むことも大切になるのです。

結論を最初に伝える

志望内容を書く際は、結論を最初に出すようにしましょう。

企業の採用担当の方は、限られた時間の中であなたの書類を見ることとなります。

そのため、冒頭を見て結論が伝わらない文章だと、趣旨不明として、見てもらえなくなる可能性があります。

まずは相手に見てもらえるように、中核となる結論は最初に出し、引き込みやすい文章にするべきです。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

志望動機を最初に明示したら、できるだけ自分自身の経験を盛り込むようにしましょう。

表層的に調べたことをもとにマッチしていると主張することは誰でもできます。

そのため、企業側は、あなたが本当に会社にマッチしているかを、過去の経験を通じて判断するしかありません。

うまい具合に過去の経験を盛り込み、志望動機を補強する要素として加えると、あなただけの武器を確保でき、企業側としても判断材料を手にできるので、どちらのためにもなるのです。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

それらの内容を踏まえた上で、入社後にどんな仕事をするつもりで、結果として企業にどのように貢献できるかを最後に書きましょう。

それらの貢献が実際に可能なものであれば最も良いですが、そうでなくても具体的な内容が書かれていれば、そこから入社意欲をくみ取れます。

また、具体性があればあるほど、その内容から企業理解を感じ取らせることも可能となり、確かな理由を持って志望しているという印象を与えることが可能です。

ソニーの志望動機で何をアピールすればいい?

このことを踏まえて、実際にソニーに志望する際には、具体的にどんな内容をアピールすれば良いのか、もう少し詳しく見てみましょう。

今までの経験との親和性

志望動機にマッチした経験を盛り込むと同時に、ソニーの仕事内容とも関わりのある経験を盛り込むようにしましょう。

ソニーの製品やサービスの多くが消費者向けに作られていることから、多くの人はソニー製品を使用したことがあると思われます。

たとえば、その使用経験で感じた感動に触れてみれば、経験の説得力はグッと増すでしょう。

また、理工系の学生や理工系サークルに入っていた経験のある学生であれば、その経験を通じて、具体的な製品への活かし方を想定した内容を盛り込んでみるのも一手です。

Sony's Purpose & Valuesへの共感

ソニーには、固有のSony's Purpose & Valuesというビジョンがあります。

Purposeに記されている目的への共感を示すと同時に、ソニーが重んじる価値であるValuesへの共感も伝わるような書き方であると、より企業側にとって好感度の高い志望動機にすることが可能です。

限られた字数で内容をまとめなければいけないことを踏まえると、いくつか示されているValuesのうちのどれか1つに主に焦点を置いて深掘りした方が、ただキーワードをなぞるだけよりも説得力を持たせられることでしょう。

Sony's Purpose & Valuesはソニーの公式ホームページから確認できますので、最低でも一度は目を通すようにしておきましょう。

ソニーの志望動機の例文

以上の書き方や内容に関するポイントを踏まえた上で、実際にどのような形の志望動機にまとめたら良いか、3つ例を挙げますので、見ていきましょう。

"私がソニーを志望する理由は、多様性を重んじる環境でこそ感動を生み出せると考えたからです。

大学時代、私は国際交流サークルに所属し、毎週1回、留学生の方と交流するイベントに参加していました。

世界延べ17ヶ国から来た留学生の方々は、それぞれ大きく異なるバックグラウンドを持っているため、大学への学び方や人生観もまったく異なり、私にとっては大きな刺激でした。

そこで得た刺激を実際の発想に結実させた結果、私はサークルのメンバーや留学生を含む有志5名でチームを組んで革新的なAIアプリケーションを開発し、学内ハッカソン大会で金賞を受賞できました。

貴社の多様性に恵まれた環境に入った際も、このときのような刺激を同僚から受けながら、大学時代に学んだ工学の知識と結びつけることで、新たな感動を生み出し、世界に広げていく所存です。"

この例では、冒頭の理由の中でPurpose & Valuesに踏み込んでいます。

エピソード内容はそれを踏まえた具体的なもので、学内ハッカソン大会金賞という目に見える成果もあるため、読み手にとっては興味を惹かれるものだと言えるでしょう。

学生時代に学んだことをValuesと結びつけてPurposeを達成するという姿勢も、説得力のあるものだと思われるに違いありません。

"私がソニーを志望する理由は、私がソニー製品から受けた感動を、今度は全世界に伝えたいと考えたからです。

私の幼少時は、まだアナログ放送の時代で、テレビ画像は今では考えられないほど粗いものでした。

しかし、貴社が技術開発を進めた結果、今では4Kなどの超高画質が実現しており、遠距離の砂粒や葉っぱの1つひとつまでもくっきりと捉えられます。

ブラビアではじめて4Kのその鮮明さに触れた私は、大いに感動し、それに対応した映像を生み出したいと思いました。

その結果、学部ではじめて、フル4Kの卒業制作に取り組み、最優秀の評価を得られました。

それができたのも、私がブラビアから受けた感動を忘れずに大切にしていたからこそです。

今度は私がその感動を世界に伝えていく番です。

貴社に入社した際には、このような夢と好奇心にあふれる技術の開発に携わることで、一生モノの感動を世界に共有してまいります。"

この例では、実際のソニー製品に踏み込んだエピソードを入れています。

ただソニー製品の賛美に終わるのではなく、感動が与えた影響がどんな成果に結びついたかにも触れ、感動と成果の好循環を生み出せるという印象を形作っているのが、プラスポイントだと言えるでしょう。

"私がソニーへの入社を志望するのは、ソニーの確固たる技術力に基づいた挑戦の姿勢に共感したからです。

Sony Startup Acceleration Programの一環として開発されているwena wristの例に見られるように、貴社では既存製品に飽き足らず、さらなる感動を求めて常に挑戦に取り組む制度が整っていることに大きな魅力を感じました。

私は、学生時代、学生起業コンテストに参加し、声を自在に変化させることで、コスプレやパーティーを盛り上げる製品を提案したところ、特別賞を受賞した経験があります。

このときに大学の研究室の支援を受けて、実際に製品を試作した経験から、貴社のノイズキャンセリング技術や、貴社がmusicレーベルやAniplexなどを通じて契約しているアーティストのネットワークを活用することこそが、実用化への大きな一歩になると考えるに至りました。

私の持っているアイデアを貴社で実現に向けて取り組ませていただくことで、私は夢を実現し、貴社が世界に提供する感動に新たな1ページを加えられます。"

この例では、ソニーの具体的な制度に触れ、自身の体験をソニーで実現したいと考えたことや、ソニーだからこそ実現できることをアピールしています。

具体的にやりたいことが定まっているため、大きな説得力があると言えるでしょう。

まとめ

実際に志望動機を考えるにあたっては、必ずしも賞の受賞といった見えやすい成果があるとは限りません。

その場合でも、努力したことや学んだことを伝え、ソニーでの活かし方を示すことで、説得力のある志望動機を書くことが可能です。

説得力があり、ソニーにマッチしている志望動機を書くことで、まずはソニーの採用担当の心を捉えましょう。

ソニー自身が感動を重視していることも踏まえると、彼らを感動させるだけの内容になっていれば、道もおのずと開けてくるはずです。

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