インターンはどう選ぶの? 海外インターンシップを展開する社長に聞いた!インターンシップに参加する3つの理由

あなたはインターンシップに参加する理由がありますか?

大学2、3年生からなんとなく意識し始めるインターンシップ。

インターンシップには長期や短期、1dayなどの実施期間の違い、国内なのか海外などの開催場所の違いなど様々な種類のインターンシップがあります。

では、何のためにインターンシップに参加しようと思いましたか?

「内定をもらうため?」

「面接で話す内容にするため?」

「成長するため?」

などインターンシップに参加する目的も人それぞれだと思います。

リアルビジネスが経験できるインターンシッププログラムを展開している「株式会社旅武者」代表取締役社長の山口さんにお話を伺い、「インターンシップに参加する理由」について教えていただきました。

「そもそも働くこととは?」というところから「インターンシップの選び方」まで詳しく答えてくださいました。

これからインターンシップを探そうとしているあなた、必見です!

働くことについて

小宮

小宮

インターンシップについてお話を聞く前に、まずはそもそも働くということについて山口さんはどうお考えですか?

山口さん

山口さん

まず、学生は働くことや仕事についてあまり知らないのではないかなと思います。そのため、学生は大前提として「仕事とは何か」という全体像をつかむ必要があると私は考えてます。

小宮

小宮

では、山口さん個人としては仕事をどう捉えていますか?

山口さん

山口さん

仕事において最も大切なことは「目の前のお客さんに対して喜んでもらうことをすること」だと私は考えてます。

これがないと自分自身のモチベーションも保てませんからね。

山口さん

山口さん

働く上で利益を求めることは重要なのですが、利益が全てと私は考えていません。

お客様に喜んでもらうことと利益を両立させることが重要だと私は思います。

山口さん

山口さん

仕事については様々な考え方があるので、自分なりの腹落ちをするために、自分自身で考えるということをがすごく大切だと思います。

山口さん

山口さん

ただ、学生の考え方の特徴として、唯一無二の正解を探しがちなんですよ。

山口さん

山口さん

学校のテストには正解があって、先生は正解を持っています。

ですがビジネスには正解はなく、答えは自分で作るものだと私は思います。

山口さん

山口さん

なので働くことについても正解はないと私は思うので、まずは「自分で自分なりの正解を考えること」が重要だと思います。

ミスマッチを防ぐには

小宮

小宮

現在、会社を辞める時の主な理由として「ミスマッチ」が多くあげられていますがこちらの問題はどう捉えていますか?

山口さん

山口さん

ミスマッチは多いなと・・・

私自身も新卒で入社した会社をミスマッチが理由で3年で退職しました。

山口さん

山口さん

選択した企業が合わなかったことを「マッチング問題」と呼んでるのですが、私自身の経験も含めて、伝えたいなと思うことはたくさんありますね。

山口さんのミスマッチ体験談

山口さん

山口さん

私が新卒で入社した会社は、都内で誰もが知っている有名なビルに入っていて、従業員も1200人くらいいる会社でした。

さらに「これから上場を目指します」「新規事業もアサインします」という状況で、ベンチャー志向だった私はそういう会社だったらいいだろうと思い入社しました。

山口さん

山口さん

いざ入社してみると、私には合わない社風だったこともあり、3年で退職することになりました。

小宮

小宮

ちなみにどんな社風だったんですか?

山口さん

山口さん

挨拶が全て「押忍」の世界でした・・・The 体育会系の会社です。

山口さん

山口さん

この経験で私は企業の目利き力が重要だということを思いました!

山口さん

山口さん

自分が入ろうとしている企業が「どんな会社なのか」を知るポイントをわかってなかったのだと思います。

また、他人に聞いていくつかのチェックポイントを知っていても、知っているだけで実際にその企業のポイントを調べることもできていませんでした。

山口さん

山口さん

やはり情報だけで判断するのではなく、実際に経験体感することが大切なんじゃないかなと思いますね。

学生が目利き力をつけるためには企業も学生も努力すべき

企業側の努力とは?

小宮

小宮

まず企業はどんな努力をすべきだと思いますか?

山口さん

山口さん

先日、某大手飲料メーカーの取締役の人と話をし、そのときに「就活で、会社としていい部分だけを見せるとかあるんですかね?」と聞いたんですよ。

山口さん

山口さん

すると「うちはしていません。隠して、その後入ってもらってもその人が合わないと感じたら辞めちゃうじゃないですか。だから悪い部分も含めて全部言うようにしています。むしろ先輩社員を紹介してざっくばらんな話をしてもらいます」とのことでした。

山口さん

山口さん

私はこういった感じで、情報開示を行う企業が増えているのではないかと思っています。

すべての情報を開示するには勇気が必要ですが、今後も真実を提示する企業が増えていくようになってもらいたいですね。

学生側の努力とは?

小宮

小宮

では、学生はどんな努力をすべきだと思いますか?

山口さん

山口さん

最近の学生で多いのが「ビジネスをわかった気になっている」ことです。

山口さん

山口さん

例えばビジネスの世界でよく言われる「お客様のニーズをつかむ」

山口さん

山口さん

ニーズをつかむと口で言うのは簡単ですが、実際にやると何倍も難しく、途中で挫折する人が多いです。

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山口さん

山口さん

このことから学生には

「実際に手を動かして経験すること」を意識していただきたいです。

山口さん

山口さん

野球がうまくなりたいとして、野球の本を読んだだけでは野球はうまくならないですよね?

実際にバッターボックスに立って、バットを振ってみなければわからないことがたくさんあるはずです。

山口さん

山口さん

意識することで自分が「ビジネスの理解している部分」「理解していない部分」がわかりますよね。

社会に出ると自分のビジネススキルを把握することが必須になるので、学生のうちから経験しておくことが将来につながると思います。

インターンシップで成長できることとは

小宮

小宮

インターンシップとは何のために行うとお考えですか?

山口さん

山口さん

そもそもインターンの目的は2つに分けられると思います。

山口さん

山口さん

1つは成長のため、もう1つは企業を知るためです。

私は前者を目的としたインターンプログラムを展開しています。

山口さん

山口さん

インターンは、内定をもらうためでも、就活を有利にする物でもなく自分の成長のためだということを学生に認識してもらうことが目的です。

小宮

小宮

確かに。インターンは就活でやらなくてはいけないものとなっている風潮はありますよね。

では、インターンシップにおいて成長とはなんだとお考えですか?

山口さん

山口さん

人の成長をゴールとした、インターンプログラムを運営する中で、気づいたこととして「私が自分の知識・スキルを教えているだけでは、参加者はいつまでやっていても私を抜かない」と言うことでした。

山口さん

山口さん

その気づきから、人に教えるのではなく「自走式エンジン」というものを生み出しました。

つまり「自立」ということです。

山口さん

山口さん

そしてその人が自走できるようにその人と関わる。

山口さん

山口さん

教育のゴールは「自立する」ことだというように、自立って難しいんですよね。

こちらが教えれば教えるほど自立しないんですよ。教えるとその人は待ちの姿勢「えさを待つヒナ」みたいになるので。

山口さん

山口さん

だから我々は基本、教えません。

「自分でつかみに行く」という人材を育てるために「何でそう思うの?」「こういう選択肢もあるんじゃない?」「こういう抜け漏れもあるかもしれないよね?」と自立を促すような関わり方を徹底します。

山口さん

山口さん

その結果、ちゃんと自立をすれば「必要な知識を自分からつかみに行く」という行動ができるようになります。

その方がこの先もずっと使えるし、本当に自分が欲しいと思った知識だから吸収度合いも高いんです。

これが我々が考える自立の構造となります。

山口さん

山口さん

インターンで何を学ぶかは会社によって違いますが、ビジネスマナー的なものや、社会人としてのルールなど、会社に入ってから教えるようなことではなく、もっと本質的で長期間にわたって使える原則的なことを学ぶのが大事なんじゃないかなと思っています。

インターンシップの選び方

ここでは、実際にインターンシッププログラム「旅武者」を展開している山口さんに、「旅武者」を例としてインターンシップの選び方についてお聞きしました。

小宮

小宮

それではここからインターンシップの選び方についてお伺いするのですが、山口さんが思うインターンシップの選び方で良くない例などがあれば教えていただきたいです。

山口さん

山口さん

まずインターンシップをするにあたって「ゴール(目的)」を考えましょう。

ここのゴールが決まれば次はインターンシップを選びます。

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インターンの選び方の3つの良くない例

あなたはどういった基準で選びますか?ここで、良くない選び方の例を見ていきましょう。

選び方の良くない例

  • お金いくらかかるのか?orお金いくらもらえるのか?
  • 期間が長いほうがなんとなくいいから
  • 先輩が良いって言ってたから
山口さん

山口さん

この例からわかることは、インターンシップに参加するが確立していないことですね。

参加する軸が決まっていないと、インターンでの成長はあまり期待できないです。

小宮

小宮

では、どんなポイントを意識して選んでいくべきなのでしょうか?

山口さん

山口さん

選ぶときに重要なのが軸を確立させることと、本質的なポイントを捉えることです。

先ほどの良くない例を用いて本質的に捉えるべきポイントをご紹介します。

本質的に考えるべきポイント

◆お金いくらかかるのか?orお金いくらもらえるのか?

→有料なら有料の、有給なら有給の理由があることを認識しよう。

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山口さん

山口さん

有給の場合、アルバイト的な誰でもできる仕事に割り振りされていることが多い。

山口さん

山口さん

単純に「どうせインターンをするならお金をもらえるほうがいい」と思いがちだが、有料のインターンはそれなりのバリュー(価値)を提供しているから存続している。

その「バリュー」を見極めることも大切。

◆期間が長いほうがなんとなくいいから

期間が重要なのではない!濃度が重要。長いほうがいいというのは感覚的な話になるため、判断基準にすべきではありません。

山口さん

山口さん

海外の長期インターンで中だるみして、無駄な時間を過ごしている人というのも少なからずいます。

私たちもプログラムを1ヶ月実施してみたことがありましたが(通常15日間)結果、提供価値も満足度も下がってしまったことがあります。

山口さん

山口さん

この経験から、弊社のプログラムは過酷だからこそ、その分15日間で集中して短期でやることがベストだと判断するに至りました。

山口さん

山口さん

内容や学びたいもの、そして自分のスケジュールによって最適な期間を考えましょう。

◆先輩が良いって言ってたから

→誰かの話を聞くのであれば、その人がインターンで得たかったこと(ゴール)あなたのゴールが一致していることが重要。

山口さん

山口さん

最初にもお話したとおり、インターンシップに参加する目的が一番大事です。そのため、ただ先輩が良いと言っていたからといって、あなたにとって良いインターンシップとは限りません。

山口さん

山口さん

なぜ先輩がそのインターンシップを良いと言っているのか?どんな目的でそのインターンシップに参加したのかを聞いてから参加するかの判断をするようにしましょう。

インターンシップの3つの条件

小宮

小宮

ではインターンシップを選ぶポイントを把握した後、実際のインターン内容を見る上で重要な3つの条件を教えてください。

山口さん

山口さん

インターンシップを選ぶ上で重要な条件は3つあります。

インターンを選ぶ3つの条件

  1. 自分が主体的に仕事に関われる環境があること
  2. 自分が仕事で詰まった時、その悩みを解消してくれる環境が整っていること
  3. 自分の実施したことの結果がわかること

自分が主体的に仕事に関われる環境があること

山口さん

山口さん

学生にインターンシップをする中で何を目的にするか?で1番のオススメは「成長」だと思います。何をもって仕事をするかっていうと、1番大事なのは仕事に主体的に関われることなのです。

山口さん

山口さん

学生はスキルがないじゃないですか。

お給料を出してまでその人を成長させたい!なんて、一般的な企業は思わないはずなんですよ。

会社はしっかりと利益をあげないといけないですし。

山口さん

山口さん

なので、ここをしっかりと見極めるべきですね。

「長期的にみてどんな成長ができるのか」を考えてくれる会社はすごく貴重です。

自分が仕事で詰まった時、その悩みを解消してくれる環境が整っていること

山口さん

山口さん

日本でも海外でもずっと同じ悩みにぶつかり続ける人っているんですよね。

山口さん

山口さん

でも、ここを解消してくれる人がいないと自分のレベルが上がらないんですよ。

仕事の悩みってまだ仕事をしていない学生にとっては、自分だけでその悩みを解決するにはハードルが高かったりするので・・・

そこに適切なアドバイスをしてくれる人がいるかいないかで全然違ってきます。

山口さん

山口さん

だからどこの企業で、どこのブランドでというようなネームバリューで会社を選ぶのではなく、直属の上司がどんな人なのか?がすごく大切。

小宮

小宮

どうやって判断するんでしょうか?

山口さん

山口さん

まず、上司を選ぶような行動を、可能な範囲内ですること。

山口さん

山口さん

研修とかであれば、その中にファシリテーター(中立的な立場から活動の支援を行う)がいるかどうかとかを見ておくといいです。

山口さん

山口さん

成長に大切なことは「どういう人がどういうアドバイスをしてくれるか」

山口さん

山口さん

うまいファシリテーターはその人が自分自身で気づいて行くようなアドバイスの仕方で支えます。

山口さん

山口さん

できない上司であればあるほど部下にインプットしてしまう。

山口さん

山口さん

「営業はこうだ」とか教えた通りにやらせようとする。

その方が結果としてはすぐに出るし、管理も楽なので。でもこれではその人は長期的には伸びなくなると思いますね。

自分の実施したことの結果がわかること

山口さん

山口さん

インターンでよくありがちなのが、提案してそれで終わりとか、プレゼンして終わり。それはもったいないかなと。

山口さん

山口さん

最後の評価をするのは上司ではなく、お客さんのはずなんですよね。お客さんの商品に対する反応はどうだったのか?とか

自分が一生懸命考えた「差別化ポイント」に対して、自分の意図通りにお客さんが反応したか?等

そう言ったことをお客さんからのフィードバックで学ぶことができるのがいいかと思います。

山口さん

山口さん

ビジネスはお客さんを喜ばせることだと思っています。

山口さん

山口さん

だんだん会社になじんでくると、社長や上司を見て仕事をしてしまうことが多くなってしまいがちです。

山口さん

山口さん

ビジネスは結果も大切ですが、同じようにお客さんの反応も大事なんですよ。

小宮

小宮

山口さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。

 

山口さんの記事は以下に続きます!
続きの記事は独自のインターンシッププログラムを展開し、「旅武者」というインターンシッププログラムについて詳しくお聞きしています。

まとめ

インターンをやる前段階に、とっても重要な、自分自身の選択行程がたくさんあることに驚きました。

インターンはなんとなくやるものという認識が無くなって行くような感覚がありました。

インターンをすることで自分は何が学びたいか?どんな成長が見込めるのか?という目的を持ってインターンをすることが重要ですね。

これからインターンをしようとお考えのあなた、是非インターンシップの目的を考え直して見るのもいいかもしれませんね。

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