三井物産の面接対策はなにをすればいい?出題傾向から対策を伝授

はじめに

三井物産と言えば日本を代表する総合商社であり、旧財閥系の企業として長い歴史を持つ企業でもあります。

当然ながら学生からの人気も非常に高く、就職ランキングでも常に上位に顔を出しています。

ここでは、三井物産の内定を目指す学生が面接対策としておさえておきたいポイントについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

三井物産の特徴

三井物産はまだ総合商社という事業形態が確立されていなかった明治初期に、石炭や米、生糸などの輸出入を手がけて発展し、のちの総合商社の原型をつくった企業です。

いち早く海外に進出したことでも知られ、現在では世界65ヶ国に事業所を持ち、海外拠点は126ヶ所にものぼります。

この海外ネットワークを武器に資源分野でとくに強みを持っていますが、2015年にはOPECや米国の石油供給過多などの要因でエネルギー価格が暴落したことから業績が悪化し、2016年度には財閥解体後初の赤字を計上することになりました。

その後は業績も持ち直し、2019年3月期には売り上げおよそ7兆円、純利益がおよそ4,000億円と三菱商事、伊藤忠商事に次ぐ事業規模を誇っています。

代表はどんな人

現在の三井物産のトップは2015年に代表取締役社長に就任した安永竜夫氏です。

当時の年齢は54歳で、32人抜きでの社長抜擢が話題になったことを覚えている人も多いでしょう。

総合商社の社長というポストでは異例の若さと言えます。

安永竜夫氏は1983年に東京大学工学部から三井物産に入社し、その後は一貫してプラントプロジェクト畑を歩んできました。

海外事業に積極的な三井物産らしく20代は台湾や中国、インドネシアなど主にアジアを担当したあと、32歳で世界銀行へ出向しています。

その後もオセアニアやロシア、中近東など世界を股にかけて活躍し、1995年からは国内でのプロジェクト開発にも携わっています。

三井物産のホームページによると、安永竜夫氏の座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」だそうで、仕事をしていく上で「考えるべきことはすべて考えて、やるべきことはすべてやる」を徹底することが大切だと考えていることがわかります。

また、「年齢や序列で物事を考えるのは意味がいない」とも語っており、若手でも活躍しやすいと言われる三井物産の特徴がよく表れていると言えるでしょう。

どんな事業内容なのか

総合商社は「ラーメンからロケットまで」とたとえられるように、ありとあらゆるビジネスを扱っているのが特徴ですが、三井物産では自社の事業を6つの分野と16の事業本部に分類しています。

それぞれの分野について詳しく見ていきましょう。

『金属分野』

「鉄鋼製品本部」…国内外のクライアントに対して鉄鋼製品の調達や供給といったサービスを提供する他に、自動車部品メーカーなどへバリューチェーン構築のための投資を行っています。

「金属資源本部」…金属資源の安定的な供給と確保が主な事業内容です。

鉄鉱石や石炭などの資源開発に積極的に参画するだけでなく、近年では銅やニッケル、アルミニウムといった非鉄金属資源への投資も積極的に行っています。

『機械・インフラ分野』

「プロジェクト本部」…太陽熱発電や風力・水力発電、バイオマスなど再生可能エネルギー発電プロジェクトへの投資を通じて、よりよい環境づくりに必要なインフラを提供することを目的とした部署です。

資源インフラだけでなく物流インフラなどにも力を入れています。

「モビリティ第一本部」…自動車やオートバイについて車両や部品の輸出入だけでなく、リースやレンタル、カーシェアリングなどのサービスをグローバルに展開する事業です。

また、近年ではパワーアシストスーツ事業も行っています。

「モビリティ第二本部」…船舶や航空、鉄道事業の推進が主な事業です。

売買・リース事業だけでなく、効率的な物流システムの構築により環境面でも大きく貢献しています。

『化学品分野』

「ベーシックマテリアルズ本部」…塩田を運営することで食用・工業用の塩の安定供給を図ることに加え、塩の電気分解によって製造される苛性ソーダや塩素などグロール・アルカリ製品群を提供しています。

この他にもメタノール・アンモニア分野やアロマ・化成品分野などでも化学の力で新しい価値を創造しています。

「パフォーマンスマテリアルズ本部」…素材を切り口に産業に貢献することを目的とした部署です。

合成樹脂や合成ゴム、炭素繊維などを使って自動車や住まいなどの分野で素材の高機能化を実現します。

「ニュートリション・アグリカルチャ一本部」…日本では少子化が叫ばれていますが、世界に目を移せば人口増加が社会問題化しています。

この部署では将来起こるかもしれない食の問題に備えて、より効率的な農業、酪農のための飼料開発や農薬の製造・販売、健康ニーズを満たすための高機能サプリメントの開発といった事業を展開しています。

『エネルギー分野』

「エネルギー第一本部」…エネルギーの安定供給を目指し、総合エネルギー事業を主導する部署です。

世界各国の油田開発・生産プロジェクトについて上流から下流まで総合的に参画することで、安定した供給体制を確立すると同時に、バリューチェーン展開を強化することを目指しています。

「エネルギー第二本部」…LNG(天然ガス)事業を世界中で展開しています。

クリーンエネルギーとしてニーズが増加しているLNGの生産や輸送、マーケティングまで一貫したプロジェクトに参画しています。

『生活産業分野』

「食料本部」…食料の安定供給のために効率的な買い付けや物流に関わっている部署です。

スプーン印で知られる三井製糖の砂糖の販売など、バリューチェーンを目的とした事業投資にも積極的です。

「流通事業本部」…総合商社の持つ豊富なノウハウや幅広いネットワークを活用し、コンビニのお弁当の食材調達や商品開発、衣料品のリテール事業など、生活に密着した分野の事業を推進しています。

「ヘルスケア・サービス事業本部」…高齢化社会が進行する中で、安全で快適な生活を送るためのサービスを提供することを目指す部署です。

アジアを中心とした病院事業の展開や国内に置ける医薬品の開発・製造などを手がけています。

『次世代・機能推進分野』

「ICT事業本部」…キャッシュレス決済が一般的になってきたように、ICT(情報通信技術)を活用した商品やサービスは将来的に欠かすことのできない潮流です。

産業やビジネスなどあらゆる分野でICTによる付加価値を創出することを目指しています。

「コーポレートディベロップメント本部」…三井物産では従来のトレーディング事業一辺倒ではなく、事業投資へのシフトチェンジが急激に進んできます。

コーポレートディベロップメント本部では関係性の深い業界や事業に戦略的に投資を行い、コーポレートブランドの向上を通して収益化につなげる事業を展開しています。

社風はどうか

同じ総合商社の三菱商事が「組織の三菱」と呼ばれるのと対象的に、三井物産は「人の三井」と呼ばれます。

なぜなら、三井物産では最初に「強い個」が求められ、その「強い個」が力を合わせることでスケールの大きな仕事につながるという考え方が浸透しているからです。

その根底には「人が仕事をつくり、仕事が人を磨く」という言葉があります。

自分で仕事をつくり、その中で自分を磨くことでさらに大きな仕事を作り出すというサイクルが、商社マンとして成長するための原点なのです。

このような社風は自由な企業文化にも受け継がれていて、ビジネスに関しては若手もベテランも関係なく、1人のビジネスマンとして対等な関係で意見をぶつけ合うことができます。

信頼できる一人ひとりの社員の集合体が三井物産という会社なのです。

三井物産の求める人物像

三井物産では「強い個」が求められることはすでに説明しましたが、選考も人物重視であり、人間的な魅力がある人が求められています。

まず学歴についてですが、三井物産の内定者のおよそ6割は東京大学・京都大学・早稲田大学・慶応大学の学生で占められています。

人気のある企業なので優秀な人物が集まるのは自然なことであり、学歴が求められるのは仕方ないことでしょう。

ただし、先ほども言ったように人物重視の選考なので、他の総合商社と比べると有名大学の学生の割合はそれほど高くないと言えます。

すでに完成した人よりも、ポテンシャルのある人の方が評価が高いという印象です。

このような傾向から、三井物産では上昇志向がある学生が求められます。

新しいことに挑戦することをいとわないチャレンジ精神や、好奇心を持って物事にあたる学生は向いていると言えるでしょう。

三井物産の選考でよく聞かれる質問例

通常、三井物産の面接は一次と二次の2回だけです。

これは同業他社と比べると少なく、逆に言えば1回の面接の重要性が非常に高いことになります。

数少ない面接で他の学生に差をつけるためにも、十分な面接対策が必要です。

ここでは三井物産の面接でよく尋ねられる質問を紹介します。

困難状況をどう乗り越えたのか

三井物産の面接では「困難な状況をどのようにして乗り越えたのか?」という質問がよく出てきます。

なぜこのような質問をするのでしょうか。

1つの理由は、「自分の目標に向かってもがき苦しみながらも必死に努力をして困難を乗り越えた経験があるか」を確かめるためです。

困難な状況というのは何かに対して熱中していなければ出くわすことはありません。

大きな目標を達成しようとすればするほど大きな困難がつきまとうのであり、つまり挫折経験があることは、行動力や積極性があることの裏返しなのです。

もう1つは、「困難な状況に直面したときにどのような行動を起こすのか」を知りたいという理由です。

問題を解決するプロセスを見れば、その学生の思考パターンがわかります。

社会人になってからも仕事で困難な状況に直面することは避けられません。

そのときにどのような行動を取るのかは、入社後の姿を具体的にイメージするためには欠かせないのです。

三井物産に入社して何を成し遂げたいのか

「入社して何を成し遂げたいですか?」という質問もよく聞かれます。

なぜなら、この質問を通じて「三井物産という企業のことを正しく理解しているのか」を確かめたいのです。

入社後に何をやりたいのかを明確に説明できることは、三井物産が現在どのような事業を展開していて、将来的にどの方向に進んでいくのかといったことを理解していることになります。

このような学生は仕事とのミスマッチも少なく、入社後すぐに仕事を辞めてしまうといったリスクも低くなります。

企業として安心して採用できるでしょう。

また、入社後にやりたいことが明確であることは、「自分の能力や長所を理解している」ことにもつながります。

自分のよさをどのような仕事で活かせるのか知っていれば、企業にどのような形で貢献できるかについても具体的にアピールできるでしょう。

なぜ商社の中でも三井物産なのか

「なぜ三井物産を選んだのですか?」という質問も必ずと言っていいほど質問されます。

この質問を通じて企業が知りたいのは「志望度の高さ」です。

三井物産に対する志望度が高ければ高いほど入社後に仕事にやる気ができますし、入社してすぐに辞めてしまうといったこともなくなります。

総合商社としては三菱商事や伊藤忠商事など三井物産よりも事業規模の大きい企業があります。

曖昧な回答では「それなら三菱商事さんでいいよね」「それは伊藤忠商事さんでもできるんじゃない」と突っ込まれてしまいます。

なぜ業界第一位の三菱商事ではなく三井物産を選んだのか、その理由をしっかりと説明できるようにしておきましょう。

三井物産の面接で回答する際のポイント

面接は自分の長所や熱意などをアピールする重要な場所です。

ポイントをしっかりとおさえて内定を勝ち取りましょう。

求める人物像を把握する

面接を受けるときは企業研究を十分に行い、三井物産がどのような人物像を求めているのかについて前もって把握しておくようにしましょう。

企業が面接を行うのは、学生が自社の求める人物像にマッチしているかを確認するためです。

たとえどんなに学生時代の成績がよくても、求める人物像に合致していなければ入社後に成果を出すことは難しいと判断されてしまうので、次の選考に進むことはできません。

入社後の活躍する姿を具体的にイメージさせるためにも、面接では自分の回答と企業の求める人物像をリンクさせるように心がけましょう。

短く簡潔に結論から話す

面接では自分の言いたいことを短く端的に伝える能力が求められます。

まとまりなく長々と話してしまうと内容がわかりにくいですし、論理的な思考力にかけていると判断されてしまうからです。

論理的な思考力をアピールするためには、構成に注意するのがポイントです。

最初に結論を延べ、その後に具体的なエピソードを添えて結論に至った理由を説明することで、内容をコンパクトにわかりやすく伝えられます。

話す内容をあらかじめ書き出して整理する

ここでも三井物産の選考でよく聞かれる質問例を紹介しましたが、面接で質問されることはある程度予想できます。

「困難状況をどう乗り越えたのか」「三井物産に入社して何を成し遂げたいのか」「なぜ商社の中でも三井物産なのか」など、頻出する質問については事前に話す内容をノートに書き出してまとめておくようにしましょう。

まとめ

三井物産は学生からの人気も高く、優秀な学生が全国から集まってきます。

面接で高い評価を得るためにも、十分な対策を行いましょう。

面接対策では企業研究が大切です。

三井物産の沿革や事業内容、トップがどのような考えを持っているかについてあらかじめ確認して、アピールするポイントを整理しておきましょう。

このとき、企業が求めている人物像に沿った形でアピールポイントを考えることが重要です。

また、わかりやすく簡潔に伝えるために、結論から述べるように心がけるとよいでしょう。

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