【例文付き】伊藤忠商事の内定者はどんな志望動機を書いた?アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

伊藤忠商事は日本の3本の指に入る人気の総合商社であり、生活消費分野が業界最大規模という特色ある事業展開をしています。

非財閥系であることもあり、以前採用HPで「野武士集団」「一対一では負けない」などという勇ましいコピーも見られたほど、ユニークな色を打ち出す企業としても知られています。

ESの質問形式も独特で、面接でどんなことを聞きたいかもはっきりわかる内容になっています。

同社がどんな人材を求めているのか、理解した上で志望動機を固める必要があるでしょう。

伊藤忠商事の仕事内容

伊藤忠商事は手がける分野が非常に多く、一番の強みと言われる繊維カンパニーの他、「機械」「金属」「エネルギー・化学品」「食料」「住生活」「情報・金融」というカンパニーを持ちます。

驚くほど多くの分野にわたり、国際的な仕事をしていることがわかるでしょう。

仕事内容は、原材料の仕入れから消費者への供給まで一連の物流を構築するトレーディングと、投資対象となる企業価値を向上させ、配当益を得る事業投資の2つに大別できます。

新卒採用枠が設けられているのは総合職と事務職の2つですが、総合職の仕事内容は幅広くあらゆる業務に携わる可能性があり、業務の幅や赴任地域も限定せず幅広い業務をこなせるゼネラリストが求められます。

トレーディングに配属されれば、新しい物流網の構築と材料や商品の仕入れ・販売が仕事となり、マーケティングによる需要の把握能力や渉外能力が求められるでしょう。

事業投資分野に配属されれば、投資家同様、リソースを投入する先やタイミングを考え、最大の利益を得るのが仕事になります。

一方で事務職の仕事は、総合職に比べて特定業務のスペシャリストになることが求められます。

事務職は法務・経理・人事ともに基本的に異動がなく、特定業務を継続して行うことが同社の特徴です。

専門性を身につけたい場合は事務職志望がよいでしょう。

ビジネスモデル

伊藤忠商事は「商人型」ビジネスモデルを謳っており、経営哲学は「三方よし」が根幹です。

総合商社の祖業である仲介貿易としてトレーディングを、ビジネスの創造と加速のための経営業として事業投資を行い、可能性を拡大するとしています。

同社のすべてのカンパニーに当てはまる普遍的かつ持続性が高いビジネスモデルであり、明確な財務的ロジックが埋め込まれています。

得意とする機能を発揮できる領域へ投資し、資源や原材料の確保や需要家と生産者とのマッチングを行います。

そこに消費者ニーズをとらえた付加価値やソリューションを提供してマーケットポジションを確立、そこを拠点に次のビジネスやマーケットへの展開を視野に入れ、ビジネスノウハウを蓄積するスタイルです。

同社はグローバルにこうしたポジショニングを行いながら、進出領域を起点に面的・連鎖的なビジネスを創造する機動力をモットーとしています。

また、供給源の拡充と分散という視点から、戦略的保有意義が薄れた資産は資金回収に回し、回収したキャッシュを新たな戦略領域に再投資することで面の創造を続けます。

強力なプレイヤーが存在する領域には進出せず、機能を最大限に発揮できる領域で戦うことでリスクを抑え、商機を拡大するのも同社独特のビジネスモデルと言えるでしょう。

他社との違い

伊藤忠商事は、他の総合商社と違い、非資源分野に強いです。

非財閥系というのも大きな違いですが、創業から繊維に絶大な強みを持ち、衣料品や服飾雑貨などの祖業は業界随一の規模を誇ります。

もちろん幅広い領域で事業展開をしていますが強みは非資源分野であり、食品や機械などでも増益を重ねているのが特徴です。

「非資源なら伊藤忠商事」「ブランドビジネスなら伊藤忠商事で学べ」と言われるほどの強みがあり、一般消費者の誰もがよく知る食品のブランディングにも深く携わっています。

また、アジアでのビジネスプレゼンスも大きな強みであり、とくに中国では高い評価を得ています。

伊藤忠商事の元会長は、中国政府に頼まれて中国大使に就任していますので、その信頼性の高さは疑いようがないでしょう。

資源やインフラと異なり、一般消費者の生活に密着した身近な非資源分野でグローバル展開していることが、同社の大きなアドバンテージと言えます。

伊藤忠商事の求める人物像

伊藤忠商事の新卒採用では、以下のような文章が掲載されています。

"泥臭くお客様のところへ足を運び、世界中でビジネスを創出していく人材です。それを私たちは「商人」と呼んでいます。「物事をやり遂げる力」を核に適応力、継続力、成長意欲、決断力など必要な要素はさまざまですが、お客様の信頼を勝ち取ることのできる人材を求めています。"

この中に同社の求めるものがすべて込められていますが、採用コンセプトは「誰かじゃない、自分だけの今を」です。

こうした言葉から主体性や自主性を求める気持ちが見て取れますが、以前から言われているように、同社が求め続けるのはタフに働ける人物です。

精神的にも肉体的にも健全でタフ、あきらめずにビジネスに立ち向かい続ける強さを持つ人材が求められていると言えるでしょう。

ただ総合商社の仕事は1人で成し得るものではありませんので、自分1人がいくら強くても限界があります。

周りの人間をできるだけ多く巻き込み、大きな協力を得られる力のある人が適性を持つと言えます。

伊藤忠商事の志望動機を書く際のポイント

熱くひたむきにビジネスに向き合う人を求める伊藤忠商事ですが、思いのまま熱く語っても志望動機は相手に伝わりません。

わかりやすく、伝えるべきことを簡潔に伝えるためには効果的な書き方をマスターしましょう。

そのポイントは3つあります。

結論を最初に伝える

相手に聞かれたこと、言いたいことは最初に伝えるのがセオリーです。

結論を出しておくと相手がその後の内容を理解しやすい環境がつくれるので、より印象に残りやすい文章になります。

ビジネスコミュニケーションの基本なので、結論ファーストには慣れておきましょう。

面接でも必ず必要となるテクニックです。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

結論に至ったきっかけや理由を述べることで、自分の主張を裏づけます。

説得力を得るためには自身の経験を盛り込み、それと志望動機とをマッチさせてください。

なぜ伊藤忠商事に入りたいと思ったのか、そこに至る経緯を経験からまとめます。

そして、他社ではなく伊藤忠商事でなければならない理由も盛り込むことがポイントです。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

自分が入社したあと、どのような活躍をしたいかで締めくくりましょう。

伊藤忠商事の総合職はかなり幅の広い窓口なので、入社できたとしても実際にはどこに配属されるかはわかりません。

それでも自分がどんな仕事に携わり、どのように伊藤忠商事や消費者に貢献したいか具体的に考えることは重要です。

読む相手にも同じように具体的なイメージを持たせるよう書きましょう。

伊藤忠商事の志望動機で何をアピールすればいい?

伊藤忠商事に対してアピールすることは、自分が同社にとって必要な人材であることです。

一緒に働く仲間としてふさわしいかどうかを相手は知りたいわけですから、人となりがわかるよう、自分らしい言葉で述べましょう。

グループ企業理念への共感

企業理念を誇りにしている社員はとても多いです。

共感をアピールするのはよいことですが、真意を外すとそれだけ大きなダメージになりますので、もろ刃の剣だということも肝に銘じておきましょう。

伊藤忠商事の企業理念は「豊かさを担う責任」です。

これはグループ全体の理念ですが、伊藤忠グループは個人と社会を大切にし、未来に向かって豊かさを担う責任を果たすとしています。

深い言葉ですが、考える点は多いでしょう。

個人や社会を大切にするとはどういうことか、豊かさとは何か、責任とは何か、自分なりにこの哲学に向き合い答えを持って臨む必要があります。

他の商社とのビジネス内容との違い

先にも触れたとおり、伊藤忠商事は他の商社とは違う点がいくつかあります。

そのビジネスに触れ、自分が魅力を感じた点を挙げるのは有効です。

ただ浅い意見では採用担当者も見飽きていますので、自分なりに深く考え、主体性のある答えを盛り込む必要があるでしょう。

とくに同社は数回の面接時に、「なぜ総合商社か」「なぜ伊藤忠か」という質問を何度も問うことで知られています。

なぜ総合商社かは当然の質問ですが、その中でも伊藤忠商事を選んだ理由に注目していることがわかります。

伊藤忠商事が他社と異なる点を企業研究することは、こうした質問に対する答えにもなりますし、自分自身の志望動機を固めるのにも役立ちます。

誰が聞いても説得力ある説明ができるように準備しておきましょう。

人・社風

伊藤忠商事にはエネルギッシュな人が集まっていると言われますが、1つのことにまっすぐ取り組んできた一本気な人には適した環境と言えるでしょう。

見るからに体育会系というわけではないのでそこは勘違いしてはいけませんが、ハートの面では確かに熱い闘志を燃やすアスリートのような人が向くかもしれません。

チャレンジ精神が強く、野心家もそろっていますが、もちろん全員が当事者意識を持って自立した仕事を担っています。

一般の大手企業よりも自分自身が会社の看板であるという自負がありますが、それを育てる文化も社内に根付いています。

また、オフのときには明るく盛り上がれる人が集まっているという声も多く、オンオフの切り替えがしっかりしているという点も社風の1つでしょう。

伊藤忠商事の志望動機の例文

それでは伊藤忠商事の志望動機の例文を紹介します。

ただもちろん本番は自分の意欲や熱意を込めて、自分だけの文章を組み立てる必要があります。

借り物の文章はすぐに見抜かれてしまいますので、あくまでも参考にするようにしてください。

例文①

私が御社を志望した理由は、泥臭く実直に働く人材が求められていたからです。

就職活動をはじめたとき、自分が最も重要視したことは「どのように働くか」ということでした。

大学では経済学を学びましたが、抜きん出た専門知識や優れた分野があるとは決して言えない自分にとって、社会人として責任を担うためには愚直に働くことが重要だと考えます。

そこであらゆる業界でOB訪問にお伺いした中で、自分が理想とする働き方ができるのは御社しかないという確信に至りました。

御社〇〇部署の〇〇さんは飾らず気さくな雰囲気でありながら、強い信念を持ってまっすぐ仕事に向き合っておられる姿に強く心を打たれました。

私もぜひ伊藤忠パーソンの一員に加わり、実直に仕事に向かいたいと考えております。

例文②

私は御社の海外拠点で自分の個性を存分に活かしたく、志望いたしました。

学生時代にバックパッカーとして東南アジアを旅したとき、観光エリアと現地の人々が住むエリアの経済格差に強いショックを受けました。

その後何度か現地を訪れた際、御社がその地域に数多くの雇用を創出していることを知り、日本人として誇りを感じるとともに熱く胸を打たれたことを覚えています。

私は現地でたくさんの人と出会い、コミュニケーションすることで信頼関係を築くのが得意です。

御社に入社し、こうした感性を磨きながら現地で視野を広め、地域と日本の発展に貢献したいと考えます。

例文③

私は御社の企業理念である「豊かさを担う責任」という言葉に強く惹かれ、志望いたしました。

大学で社会学を学ぶ中で、「社会を豊かにする仕事がしたい」「社会を広く発展させることで喜びを感じたい」と考えるようになり、いつしか世界で活躍する「商人」になりたいと考えるようになりました。

御社は「1人の商人、無数の使命」という言葉を掲げ、さまざまな分野でグローバルに事業を展開し、海外に確固たるマーケットポジションを確立されています。

総合商社の中で非資源No.1 の座を誇る御社に入社し、身近な商品で消費者の生活を豊かにする責任を担いながら、日本社会を大きく発展させる仕事に携わりたいと考えます。

まとめ

伊藤忠商事の志望動機作成にあたっては、伊藤忠商事グループの企業理念を理解し、幅広い事業の中で自分がどのように活躍したいかをよく考えて文章を練りましょう。

愚直かつタフで信頼できる人物が求められていますので、小手先ではなく直球で勝負するのがオススメです。

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