【例文付き】DeNAの内定者はどんな志望動機を書いた? アピールポイントから傾向を伝授

はじめに

DeNAはいまや日本のメガベンチャーの一角を占める企業です。

「永久ベンチャー」を掲げ、SHOWROOMの前田裕二氏やAkatsukiの塩田元規氏など日本を代表する若手起業家も数多く輩出しています。

成長が期待できる環境であり、さらに新卒の初年度年俸も500万円と魅力的な企業です。

DeNAはどのような人材を求めているのか、それを念頭に置いてどのようにアピールすればよいのでしょうか。

今回は志望動機の例文を踏まえて、説明していきます。

DeNAの仕事内容

DeNAは職種別採用を行っています。

ビジネス職/エンジニア職をベースとして、さらに、AIエンジニア職、ゲームプランナー/エンジニア/クリエイター(デザイナー)職という専門人材に間口が分かれています。

ビジネス職は、経営企画/渉外/サービス企画職/データアナリストなど、エンジニア職は、システムの共通基盤の構築、サービスのフロントエンド/サーバーサイド、などの役割に分かれているようです。

大きくいうと、この職種をもとにして、全社共通部門で仕事をするか、事業部門で仕事をするかのいずれかに当てはまる形になります。

また、仕事の振り方としては、新卒1年目であっても、作業を依頼されることは少なく、プロジェクト単位で渡されることが多いようです。

例えば、事業部門として、特定のウェブサービスにビジネス職の配属となった場合、ユーザーの継続率の向上をプロジェクトとして与えられます。

サービス内イベントの企画からほかの職種を巻き込んだ上での仕様設計/実装確認、結果を踏まえた上でのネクストアクションの設計まで俯瞰して見るという形になるそうです。

この「一気通貫で仕事ができる」というのが、DeNAの仕事内容としての特徴になります。

ビジネスモデル

DeNAの現在の収益源は、主にゲームと球団経営の収益に依存しています。

ヘルスケアやオートモーティブ、ソーシャルライブなどの新規事業もありますが、まだ投資フェーズであり収益貢献は限定的であるようです。

また、ゲームに関しては、自社開発ゲーム、協業開発ゲームに分かれます。

自社開発ゲームは、『オセロニア』などの他社のIP(版権)を使わずに開発しているゲームとなります。

協業開発ゲームは、任天堂や株式会社ポケモンなど、他社のIPを使って、DeNAが開発/サービス運用を行う形になっているようです。

近年では、『伝説対決Arena of Valor』など、中国のテンセントのゲームの日本向けパブリッシャーとなるビジネスも展開しています。

また、球団経営については、試合中のダンスイベントなどの導入、女性だけの観戦イベントを実施といった「野球観戦」だけでなく、「野球を片手間に人との会話を楽しむ空間」へと価値を拡大していったことで、主催ゲームの来場者数が急増しました。

近年では、座席数の増設も行っており、さらなる収益拡大が見込まれています。

また、近年では、Delight Venturesというコーポレートベンチャーキャピタルも創設しており、フェローにはDeNA会長の南場智子氏も加わっています。

この仕組みにより、新規事業を作っていく流れが、さらに加速していきそうです。

まとめると、ゲーム事業、野球事業で稼いだ収益と、モバゲー最盛期時代に築いた膨大なキャッシュを原資にして、新規事業に投資をし、新しい収益基盤を作っていくことが、DeNA全体のビジネスモデルとなります。

他社との違い

よく比較されるのが、同じメガベンチャーであるサイバーエージェントやグリーになりますが、ビジネスモデル、社風ともに異なっています。

DeNAは、ゲームと球団経営がベースにはなっていますが、創業者が戦略コンサルティングファームのマッキンゼー出身ということもあり、ロジカルにアプローチしていく会社です。

データドリブンで精度の高い意思決定していき、なおかつ永久ベンチャーを掲げていることもあり、泥くさく仕事をしていくスタイルです。

スマートさと泥臭さが入り混じった「知的体育会系」という表現をされることもあるそうです。

サイバーエージェントは、アメーバブログの流れをくみ、現在だとAbema TVがその役割を担おうとしているように、基本的にはメディア×広告事業です。

巨大メディアを作り、そこの広告枠を売っていくというビジネスモデルが主流です。

また、社風としても営業が強い会社で、明るくノリの良い性格の人が多いようです。

グリーとの違いは、モバゲー/グリー時代こそ競合関係であったものの、その原資を元にして投資した新規事業の領域が異なります。

DeNAがヘルスケアやオートモーティブに投資を行った一方で、グリーはメディア事業やVtuber事業に投資を進めました。

DeNAが「リアル産業」に切り込んでいったのに対し、グリーは「ネット産業」に切り込んでいった違いがあります。

DeNAの求める人物像

DeNAの求める人物像は、新卒採用ページに書いてあります。

「思考の独立性」「逃げずにやり抜く力」という2つの要素を重点的に見ているようです。

「思考の独立性」とは、一般論に流されずに、自分の頭で考え抜く力を指します。

「逃げずにやり抜く力」とは、困難な状況であっても粘り強く頑張り続ける力のことです。

なぜこの2つの要素を見ているかというと、「永久ベンチャー」を掲げる通り、答えのない世界の中で事業を切り開いていくことが求められるからでしょう。

特に新規事業はマーケットが存在しているかも不明瞭なもので、周りから正解を与えてもらわないと気が済まない、いわば自分の頭で考えられない人は価値を発揮できません。

また、新規事業は、予想外の困難・障壁が出てきて当たり前であるために、粘り強く取り組まなければ、自分が出した正解に辿り着く前に、心が折れてしまいます。

いわば、思考の独立性を元に自分で正解を描き、逃げずにやり抜く力を持ち、その正解まで組織を導いていく能力が求められていると考えられます。

また、特徴的なものが、DeNA Qualityというものです。

下記の5つをDeNAの行動規範として掲げています。

「こと」に向かう

本質的な価値を提供することに集中する

全力コミット

球の表面積を担うプロフェッショナルとしてチームの目標に向けて全力を尽くす

2ランクアップ

自身の二つ上の視座を意識して 仕事に取り組む

透明性

チームで成果を上げるために、正直でオープンなコミュニケーションを心がける

発言責任

役割に関わらず、しっかりと自分の考えを示す

発言責任は、思考の独立性に近いものがありますが、一番上に置き、社員のインタビュー記事を見ても繰り返し発言されているのが、「こと」に向かうという行動規範です。

このようなことはどの企業も言っていることですが、実は難しいことだと思います。

なぜなら、普通に考えると、その会社での高評価や出世を目指すなら、「こと」に向かわないほうが良いときがあるからです。

上司の顔色を窺う、周りに嫌われない安全な企画に落ち着いたほうが得策なことも少なくありません。

どうしてもそちらに流れてしまうことが一般的です。

しかし、「こと」に向かうのであれば、事業のためになること、ユーザーのためになることを最優先すべきであり、そこに人の顔色や衝突を気にしてはなりません。

DeNAは、こういった人間の習性、会社組織を考えた上で、あえて「こと」に向かうを掲げているのかもしれません。

DeNA Qualityも、社員の行動規範である以上、これに反した行動と姿勢が見えてしまえば、不採用になる確率が高くなると考えたほうがいいでしょう。

DeNAの志望動機を書くときのポイント

志望動機を書くときのポイントは2つです。

1.最初に、「すごい人材であること」を伝える

2.続いて「思考の独立性」、「逃げずにやり抜く力」があることを伝える

結論を最初に伝える

まず、作法として結論を最初に伝えるのが大事です。

なぜなら、面接官は大量のエントリーシートを読み込んでいるからです。

ここで引きの要素がない限り、見過ごされる可能性が高いと考えるべきです。

エントリーシートの結論とは何かといえば、ひと目見た段階で特別な存在感を感じさせることです。

・会社を立ち上げて1年で、月商200万円まで行きました。

・最初は初心者だったのですが、◯◯を始めてたった2年で全国1位になりました。

という要素になります。

ここで大事なのは、程度感×時間軸の要素です。

程度感は、月商200万円~などの縦軸の凄さになります。

時間軸は、1年で~などの横軸の凄さになります。

程度感は必要条件で、この部分が大したことなければ特別感は出せません。

そして、この程度感を際立たせるのは、時間軸であり、面接官に対し「この短期間で!?」という印象を与えることができます。

ただし、これは十分条件です。

自分の中でも、この特別感を最も伝えられる要素を最初に出すのが大事です。

また、別観点として、ほかの人が行っていないような枠外の努力を出すのも大事です。

例えば、上記2つのサンプルは枠外であり、希少性があるわけですが、東京大学合格など受験のエピソードを話したところで、受験勉強は全員頑張っていますし、希少性はありません。

受験合格エピソードを使うのであれば、「高校3年生の夏までインターハイに出た後に、偏差値50から勉強を開始し、全ての可処分時間を勉強に割いた結果、偏差値70の大学に合格した」程度のインパクトが必要になってきます。

今までの経験と志望動機をマッチさせる

どの面接でもいえることですが、あなたの過去を掘り下げていく形になります。

なぜ未来でないかというと、未来は事実ではなく、何とでもいえてしまうからです。

また、過去の経験はつじつまを合わせるのが難しいので、面接官に深堀りをされたときに、すぐに嘘が見破られます。

そのため、自己分析を徹底して行い、その中でDeNAの求める人物像/資質が身に着いた経験を抽出し、深堀りをして作ったほうが良いでしょう。

「思考の独立性」「逃げずにやり抜く力」が獲得、発揮した出来事を振り返ってみましょう。

逆に、「自分が人の意見に合わせるのが好き」「ほどほどに努力をしたい」という気持ちのほうが強いタイプであれば、受験しないほうが良さそうです。

面接官もプロなので、すぐに見破られますし、もし、そのまま無事入社したところで、結局は会社もご自身もお互い不幸になってしまいます。

入社後、どんな仕事をして何を企業に提供できるかを書く

企業が欲しい人材とは、それは人物像とフィットして、事業に対する成果貢献の見込みが高い人材です。

企業に対して、どのような仕事をして、どんな成果貢献ができるかを伝えましょう。

ただし、DeNAの場合、新卒採用は職種別、部門別の採用がざっくりしているので、ゼネラリストを求めていると考えたほうが良いでしょう。

このようなゼネラリスト採用である場合、「自分はどんな事業でも、仕事を選ばずに、事業やユーザーのために、圧倒的な努力ができる人間である」と伝えたほうがいいでしょう。

そうでなければ、仕事を選り好みする人間に見られてしまいます。

その上で、「特に自分が興味のある領域は◯◯であり、そこであれば、自分の才能をいかんなく発揮した上で、事業/ユーザーに喜びを与え、事業貢献をすることができる」と伝えるのが適切でしょう。

DeNAの志望動機で何をアピールすればいい?

上記のポイントを踏まえて、何をアピールすれば良いかを考えていきましょう。

人・社風

就活をしていると忘れがちですが、カルチャーフィットは何よりも大事です。

それは内定を出す、というよりも、その後の会社での幸福度合いにも関係していきます。

人・社風に関しては、・自分はこういう人物であるということ

・DeNAの人物像はこういうものであること

の2つを述べましょう。

エントリーシートの文量制限だと厳しいかもしれませんが、選考の途中、もしくはOB・OG訪問で会ったDeNAの社員から受けた印象をもとに、自分が感じたDeNAの人物像を伝えていくと、より説得力が増すことと思います。

経営理念への共感

DeNAの経営理念(Mission)は、「Delight and Impact the World」です。

「世界に喜びと驚きを与えたい」ということですが、自分の中に人の喜びを純粋に願う気持ちがあれば、それを実際のエピソードと共に伝えましょう。

それは日々のどんな些細なことでも良いと思います。

この精神を心の根っこから持っていることが重要です。

常に新しいことに挑戦し続ける環境

新規事業に限らず、どんどん新しい仕事を任せられる環境であるので、自分自身が好奇心旺盛で、挑戦し続けることが好きであることを伝えましょう。

ただし、「具体的には?」「直近の挑戦は?」「今仕込んでいる挑戦は?」と聞かれたときに、答えに窮するようではいけません。

用意するか、用意できないようであれば、採用は厳しいと考えたほうがいいでしょう。

DeNAの志望動機の例文

最後に、志望動機の例文をご紹介します。

ただし、志望動機は自分なりに考えるものであるために、くれぐれも型の理解だと思ってください。

私は大学2年生のときに会社を仲間と立ち上げ、1年で月商200万円まで成長させました。

ここに至るまで、ウェブサービスを5つリリースしましたが、どれも鳴かず飛ばずでした。

しかし、その失敗をもとに、ユーザーが最も喜ぶ場面を具体的に詰めていく、実際のユーザーの声を聞きながら開発していくといったプロセスを踏まえて開発したところ、ようやくウェブサービスが当たりました。

私自身、このまま会社を続けるか考えましたが、DeNAのようなメガベンチャーのリソースを使い、より多くの人々を喜ばせられるサービスを開発したいと思い、入社を志望しました。

私は大学1年生からダンスを始めました。

それはダンスパフォーマンスに感動し、同じ喜びを人々に届けたいと考えたからです。

未経験であったものの、やるからにはトップを目指そうと思い、スタジオを貸し切って、朝昼晩全てを練習時間に費やしました。

技術不足で苦しい時期もありましたが、尊敬するダンサーに直接アポイントを取り、熱意を伝え、レッスンを教えてもらうなど、努力で足りない技術を補っていきました。

その結果、初めて2年で全国大会に出場し、未経験から異例の成果を上げることができました。

私は国立大学の野球部のキャプテンを務めています。

スポーツ推薦がいる私立大学には、ずっと負けていたのですが、1年生の頃にその状況を悔しいと思い、どうしたら勝てるのかを分析しました。

データサイエンスを専攻している友人に協力を仰ぎ、マネージャーに引き入れ、相手チームの投球分析を共に行いました。

と同時に、「名門◯◯大学に勝つ」というスローガンをチームメンバーと共有し、練習量を2倍に上げました。

挫けそうにもなりましたが、チームメンバーと快挙を成し遂げる喜びを共有したかったので、その結果、実に10年ぶりに相手チームに勝つという異例の成果を上げることができました。

まとめ

DeNAの求める人物像、それを踏まえた志望動機を紹介しました。

ただし、結局は自分に合った会社を選ぶのが一番良いと思いますので、まずは自己分析を徹底しましょう。

その上で、「人々に喜びと驚きを与えたい」という思いを持ち、「思考の独立性」と「逃げずにやり抜く力」という資質を持っているのであれば、ぜひDeNAに挑戦してみてください。

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